<家守娘> |
母親を一人で介護する羽目に、妹からはなじられても一緒に住んでみなければ分からないと。自分の幸せな時はほんの少し訪れても大変なことに・・。 |
島村直美(42歳) |
結婚歴有りの今は独身。母親と父親の残してくれた古い大きな家と庭付きの屋敷に暮らす。教育関連会社勤務で今やそれ相当のポストに。 |
妹 真由子(37歳) |
頭の悪かった妹は両親に可愛がられ早々と結婚して家を出て千葉で夫の両親と同居。夫の父親は市長、夫は政治家の秘書、高校生を頭に三人の男の子を抱え、様々な人間が出入りの家に嫁いでいる。 |
母親 松子 |
若い頃は評判の母娘の親子だったが、今や骨粗鬆症、認知症が見受けられ直美の介護が必要な状態。幻覚も現れてきて・・・。 |
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<ミッション> |
園田の後釜としてヒマラヤの麓“マトゥ”村に医療活動のため乗り込んだ頼子を待ち受けていたものは・・。人間の生き様が問われる。 |
秋本頼子 |
母親が50代で死後、素材メーカーの研究所を辞め、26歳で南端の国立大学医学部に入学、卒業後地元大学の指定病院で数年勤務、離島の診療所を掛け持ち。それも園田の励ましと尊敬の念から。46歳の誕生日に日本を発ちマトゥ村に。 |
園田和宏 |
高校時代の先輩。革新政党系の病院勤務、ヒマラヤの麓の村に医療活動のため7年間従事、姿を消す。 |
パルデン |
現地のドライバー兼通訳。 |
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<ファーストレディ> |
母の世話でいがみあったりその後の反省を繰り返す中、腎臓移植が必要なときになって家族の対応は、自身の行動は・・・。 |
松浦慧子(けいこ) |
スポーツ医学研究所の就職をあきらめ、母の生活管理を引き受けるも、母とはいがみ合いばかり。母の代わりに松浦家のファーストレディ役を。 |
母 |
玉の輿と揶揄され松浦家に入る。祖母の介護を完璧にこなすも、死後タガが外れたように乱れ始めた。糖尿病なるも食事制限など拒否、隠れてでも甘い物を食しやがて症状悪化・・。 |
父 |
階下でクリニックの院長。地域の名士として慈善活動や啓蒙活動に。 |
弟 泰水(やすみ)
妻 アミーラ
娘 沙羅
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母が溺愛した弟。外国留学でソマリア出身の妻と3歳の娘を連れて戻り、大学病院で整形外科医。
母は日本人の孫を望むも。
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