新蔵(20代半ば) |
3千両の金子を江戸に運ぶため須河が雇い入れた若者。背丈6尺近くある頑健そのものという男。木刀を操る。 |
須河幾一カ(すごう) |
酒匂藩国元の大目付のひとり。前触れもなく新蔵を連れ上京。 |
志保姫(10歳) |
殿がお国入りをしているとき、手を付けた侍女に生ませたもの。
・侍女は在郷の大地主、小此木唯義(おこのぎ・ただよし)の娘佐江。
|
羽村隆之(たかゆき)
(23歳)
|
勘定奉行の配下。須河の引きで取り立てられ、恩人であり、剣の師。生まれは三笠郡の沢渡村。
|
酒匂近江守忠純
(さかわ・ただすみ)
|
越後岩船の城主。 |
高木幸衛門 |
国元の城代家老、58歳。国元で支える裏方。 |
網淵春彦(つなぶち) |
江戸上屋敷の留守居、49歳。江戸生育ちで外交面を受け持つ。
高木とは犬猿の仲。留守居は酒匂家の中で一番高禄の家臣。
|
|
|
小此木唯義
(おこのぎ・ただよし)
|
春日莊の主ともいえる存在。地元では領主より遙かに有名。 |
佐江 |
春日莊小此木唯義の娘。唯義は隠居後当主を佐江に譲る。
佐江は須河の江戸行き時、新蔵を供にするよう勧める。
|
武井半兵衛 |
物頭の番方。しお姫を連れ戻すための追っ手方の責任者。
追手:10名
・羽村隆之(23歳)
・宮本乙次郎(27歳)
・小谷国重
・清之助(腕を見込んで、武井の小者)
・紋吉 町方、上屋敷に出入りの飯田町の御用聞き。他
別の追手
・臼井銑十郎
・柴田平内
・浪人 藤堂兵馬(六尺の大男)と藤堂逸馬(いつま)小男兄弟
|
政治と銀次 |
駕籠屋。志保姫が足をくじいて歩けなくなったために雇われた籠かき。道中随伴する。
|
ふさ |
旅の途中で現れた謎の女、イノシシの仔(うり坊)を連れる。金子を胴巻きに仕込んでいる。 |
|
|
忠治郎
妻 おかじ
長吉、ゆう
父親 徳兵衛
母親
|
普賢村の東の端に住む。ニンジン作りを本業。江戸者で故あって新潟に逃げてきた。いつまでたっても村の寄り合いに入れてもらえない。
・妻のおかじは子供の頃患った疱瘡の痕のあばたが顔にあり、かわいそうなくらい。忠治郎に出会い幸せに。
・おかじの父徳兵衛は忠治郎を信用していない。
|
普賢村の住人 |
・敬真 普賢村の長老、満寿寺の住職、81歳。
・繁作 猟師。新蔵と親しい友。猟犬の宍丸を伴う。
|