三浦しをん:(本書より) 1976年、東京生まれ。2000年、書き下ろし長編小説「格闘する者に◯」でデビュー。「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞を受賞。小説に「風が強く吹いている」「仏果を得ず」「きみはポラリス」「天国旅行」「木暮荘物語」など、エッセイに「あやつられ文楽鑑賞」「悶絶スパイラル」「ピロウな話で恐縮です日記」「お友だちからお願いします」「本屋さんで待ちあわせ」など、多数の著書がある。2012年、「舟を編む」で本屋大賞を受賞。
主な登場人物:
平野勇気(20歳) <俺>
去年から三重県中西部の山奥神去村(かむさりむら)に住む。今年の春から中村林業株式会社の正社員に。 俺は村の言い伝えとか、住人たちのこととか、見聞きした話をパソコンに記録している。
飯田与喜(30代前半) <ヨキ> 妻 みきさん 祖母 繁ばあちゃん
中村清一さんの幼なじみで仲がいい。ヨキの家に俺は居候をしている。 性格に問題がある。性格に問題がある。 ・みきさん ヨキにべた惚れ。そしてヨキとの間は絶妙。 ・繁ばあちゃん 神去村に言い伝えられる昔話を聞く。俺が記録する文章の唯一の読者。 ・他にヨキの相棒、白い犬の”ノコ”と繁ばあちゃんのペットの金魚二匹。
中村清一 妻 祐子 息子 山太(さんた)
中村林業株式会社を経営。両親を小さいときに亡くし、小さいときから親方としての経験を積んでいる。 ・祐子さん ・山太 今春から小学校に通う。
・中村清一 親方であり、斑のリーダー(30代)。 ・飯田与喜 山仕事の天才。 ・田辺巌(50代) あれこれ教えてくれる。 ・小山三郎(70代半ば超え)山の知恵袋。 ・俺 平野勇気
祐子さんの妹。神去小学校で先生。神去村の中(ナカ)地区に住む。 俺が惚れている人。清一さんに恋心
物語の概要:(図書館の紹介記事より。) 神去村へようこそ。三重県の山奥で、林業に取り組む平野勇気、20歳。神去村の起源、住人の暮らし、もちろん恋にも、ぐいぐい迫る…。お仕事小説の旗手・三浦しをんが贈る、林業エンタテインメント小説の傑作。