<牧田家に住む人物> |
東京の杉並区、庭付きの古い洋館。台所と風呂場だけは数年前にリフォームして1年が経つ。 |
牧田鶴代 |
「箱入り娘」のまま70近くに。嫁いだこともない。気まぐれで、菜園の世話を住人に手伝わせて。 |
牧田佐知(37歳) |
刺繍に夢中、自宅に生徒を取って教えている。野心や向上心の欠如、もっと言えば気概の欠如した女性。 |
牧田幸夫
(旧姓 神田)
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牧田鶴代の夫、佐知の父親。牧田家に婿入り、佐知が生まれてすぐに出て行った。 |
谷山雪乃(37歳) |
保険会社勤務、5年前佐知と知り合い友だちづきあいが始まる。大学進学時牧田家に転がり込んできた。独身。物静かなくせに、毒舌。たおやかな外見に反し、極度に不器用。 |
多恵美(27歳) |
雪乃の会社の後輩。小柄で仕事も出来る人気者。手芸好きで佐知の刺繍教室話見学に来て生徒に。ストーカー被害で牧田家に非難。 |
山田一郎(80歳) |
納屋兼書斎の守衛小屋に住み始め二人のお守りの使命感に燃えている律儀者の独り者。 |
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本条宗一 |
多恵美の元彼。多恵美から別れを告げられた後もストーカー行為を繰り返している。 |
梶 |
雪乃の部屋が水浸しになり、リフォームを手がける内装業者の男性。刺繍が好きな人物と言うことで佐知が、話し相手と好意を持つ。 |
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カラスの善福丸 |
善福寺川大ケヤキをねぐらのカラス。鶴代にまつわる生い立ちを語る。また、宙をさまよう神田幸夫の牧田家を見守りたいとの願いをかなえる役。
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