物語の概要:(本の裏表紙の紹介記事より。)
海浜公園のゴミ箱から,切断された女性の腕が発見される。その指にカレッジリングがあったことから、母校の大学に向かう一之瀬。警視庁捜査一課異動後の初めての特捜本部の仕事。若手刑事の働きぶりは失敗と不安が入り交じり・・・。一方で相方は所轄の若い刑事。
読後感:
本庁捜査一課に異動になって半年、初めての捜査本部に招集されて役目を果たそうと日々忙しさに埋没。大学時代からの付き合いの深雪とは恋人以上には進展させていない。
捜査本部では変にライバルの若杉は持ち前のツキを取り込んで活躍する中、先輩刑事の宮村刑事の支援を受けたり、叱責されたりしながらなんとか手柄を立てようと。
刑事は自分が取ってきた情報は自分が積極的に担当することに岩下係長や、水越捜査一課課長の考え方で出張や取り調べにチャレンジ出来る様計らってくれるけれど、失敗も失敗として評価されることに挽回を期して奮起する一之瀬。
今回の被害者や被疑者たちはくしくも自分の出身大学の人間が多く、活躍の場も多くあるが、なかなか思う様な結果を出せないでいる。
捜査本部は思う様な進展がない状態で、第二のバラバラ殺人事件が発生してますます混沌としてくる。
ラストで行方不明になっていた被疑者と思われていた人物から一之瀬が呼び出され、人質を取っての交渉相手に知り合いと言うことで一之瀬が水越の指示で当たることに。
どういう結末になるか・・・。
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