主な登場人物:
冴木裕也(30歳) 妹 真奈美(25歳) 父親 真也 母親 優子
純正会医科大学付属病院の外科医。父親の手術の助手を務め、父親の死にショックを受ける。 ・妹 真奈美父親に反発、法学部に進み、今は岡崎法律事務所勤務し、司法書士試験にチャレンジ中。妊娠が発覚。 ・父親の真也は同大学の准教授で、。次期教授候補の内の一人。子供に対しては厳しく医師になるよう口うるさい。腹腔鏡下胆嚢摘出手術中出血多量で死亡。医療ミスも疑われる。 ・母親の優子は半年前まで同病院の内科医、今は卵巣がんの為入院中。
岡崎浩一 母親 登喜子
冴木真奈美の婚約者。 ・母親の登喜子は冴木真奈美との結婚を疎ましく思っている。
川奈淳(じゅん)(47歳) 妻 茜(旧姓 梅本)
帝都大学腹部外科准教授。 ・妻の茜は 阿波野病院での看護婦。
物語の概要:(図書館の紹介記事より。) 純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く医療ミステリー。