わーい、スペアナじゃあ・・・



2月某日 マキ電機で行われたSHF技術講習会に参加。うーむ、スペアナっていいなぁ・・・。でも、絶対、手が出ないな・・。が、帰りの電車で思い出した。「あっ、そう言えば、パソコンにつないで使うスペアナのキットの配布があるはずだぞぅ」・・・・。で、帰ったらやっぱり見てしまう。GigaStだ。スペアナだけでは21k、簡易トラジェネ付で31kである。ここはやっぱりトラジェネは欲しいなぁ。

3月4日 迷ったものの、申し込みのメールを送ってしまった。さて、送金しなくちゃ・・・。

3月9日 スペアナキットが到着する。でも、今日は帰宅が深夜でながめただけ。悲しいなぁ。   (+_+)

3月11日 土曜日にパネルの加工からはじめる。ケースは顔だから・・とか言いながら、穴あけが下手で、やっぱり少しずつずれてしまう。ま、ついたからいいかぁ。

3月12日 さぁ、できたぞぅ・・・。わーい。わーい。

  で、「PICへの書きこみ」をやるのだが、どうも書きこみに失敗する。Verify Failed 0: 43 4 と何度やっても出てしまうのだ。
 そこで青山さんに問い合わせると、「それはデーター領域の書きこみエラーだが、PICが不良なのかも知れない」との返事をいただいた。
 うーむ、それじゃあ・・・と町田までチャリを飛ばして、サトーさんでPICを買ってきた。取り返ると・・・おっ、書きこみに成功した。ふふふ、では動かそう・・・。

 でも、今度はノイズしか出ない。中心周波数には何も表示されない。ノイズが-60〜-70dbの間に見えるだけとなっている。ためしにLOGアンプ出力のところにテスターの針をあてると、-40db程度までのノイズが画面いっぱいに出る。????

 再びメールしたら、「足の接触はどうですか」とのこと。ユニットをつけるソケットの一部が変なのでとりかえてみる。次に「次はUVの動作確認です。正常なとき480MHzのUHF受信モ−ドですからUVの入力に480MHzの信号を入力できると動作確認できますが 何か信号がありませんか ?」との事だった。でも、480Mの周波数の発振器はみあたらない(*_*)
 ただ、逆に動作させておいて、受信改造したハンディ機で480Mをワッチしたところ、S9++のノイズとポツポツポツポツという定期的な音(多分、スキャンしていくときの基準発振のの音)がする。中心を0Mhz スキャン幅0Mとするとほとんど連続のキャリアに変調がかかった感じとなる。この状態で、1Gユニットと2Gユニットをつないでいる線をはずすとこの信号は消える。ちなみにこの2Gユニットの出力を秋月の電界強度計につないでみた。だから、480Mの信号出力は出ているのだが、UHF部あたりでうまく処理されないという事のように思われる。

ここで、ひょっとしたらこれは一部をのぞくと動いているのではないか」と思い立ち、1.2GのVCOと430のハンディ機を持ち出して動かしてみる。
すると・・・
1)中心周波数を430Mにして25Mでスキャンする。これにリード線でハンディ機の出力を近づけると-60db前後の検出がされる。
2)以前改造して1.2GあたりにしてあるVCOをつないでみると、添付した感じの画像が出る。10mw程度は出ているはずなのだが-65db程度の表示・・。
いずれもにレベルが低く、ノイズ多いのだが、動いていないのではないという事になるだろう。
 
 

うーむ・・・・。ま、飯でも食べて考えよう・・・。と電源を切って席を立った。

で、戻ってくると・・・


晩飯を食べて一服する間、電源を切っておいたところ、突然、ちゃんと動作したのだ。どうやらどこかに帯電でもしていたのだろうか。(+_+)
とりあえず、0M-25M、500M-1000M 1500M-1000Mと画像をキャプチャしてみるが、これをとっている間は正常に動く。ところが数分間、ながめていると中心0M-25Mスキャンとして中心をあわせたばかりなのに、見る見る中心の信号が減っていってしまう。ついにはノイズの山みたいな中にかくれてしまう。しばらく放置しておくと、どうやら回復するみたいなのだが、・・・なんだこりゃあ????
 
 
 
 
 

3月13日 夜中に帰ったのだが、やっぱり気になる。SAGAMI-NET-MLとFW-NET-MLにて、「暖まると駄目な部品があるというが問題ならば、ドライヤーで暖めるとどこが悪いかわかるよ」と教えていただいた。なーるほど、ドライヤーか、それなら家にもあるぜぇ、でも、今日は遅いので、とりあえずコールド状態でONして、風呂に入って一息・・・。やっぱり45分ほどで例の症状がでる事を確認した。よーし、明日はドライヤーでテストするぞぅ。

3月14日 今日、早目に帰ってきて、起動するとやはり、正常に見える。そこで、「ドライヤーで暖める」という方法でチェックしてみた。熱風にして、UVユニットの側にあてて、UVユニットのコネクタ側が「おっ、暖かいな」という感じになると、ピンポーン、また例の症状が現れた。見る見る山が落ちていくのである。
 この時に他のユニットはどうだろうか、と考えて中心0M幅0Mとしてみると、IFへの強力な信号が480Mで検出できる。だから、1G/2Gユニットは大丈夫。
 今度はしばらく冷風にして、さまして見ると、しばらくして電源を入れると動作が復活。

以上のテストを三度ほど繰り返して、IFである480Mの信号強度はかわっていないことを確認。IFが480Mなので、受信改造したハンディ機が測定機かわりに大活躍!!

恐らくUVユニットのATT部分か最初のアンプ部分が熱特性の著しくわるい部品が混入していて、動作確認テストくらいの時間ではわからないものだったのではないかと推察する。・・・という事でIF部分の問題みたいだ。原因がわかると少し落ち着く。

青山さんに連絡したら、かわりを準備してユニットを送ってくださるという事で、いやはやホッと一息。 こんなのまあ無いトラブルですね。でも、トラプルを解決する時って、「なんでだろ」と考えるから楽しいけど。(あ、マゾっぽいかな・・・  (*_*)  )

3月20日 既にずいぶん前に青山さんからはユニットを送っていただいたのだが、私は山に入っていたので取りかえる時間がなかった。(-_-;)
 やっぱり山スキーとか雪山はやめられないんだな。

 

で、山から帰ったので、さっそく取り替えてみた。するといやー、動いた動いた・。一日動かしておいても大丈夫。「こんな事は無かった」というお話で、多分、ICの熱特性の悪いのが混ざっていたんでしょう。青山さん、本当に丁寧な対応、ありがとうございました。

#でも、これで局発を見たら、真っ青になった。だって、スプリアスだらけなんだもの・・・。いやはや、知らぬとは恐いものだ。