イイカゲン・アンテナの実験あれこれ

8月11日 久しぶりの川崎詣をする。と言っても、自分の買い物よりも、5Gのトランスバーターを注文した二人を、ご案内するのが一番の目的だ。ついで5Gバラック計画のためのアンプ基板を買ってきた。

8月14日 涼しくなったら屋根の上でアンテナをいじろうと思っていたのだが、再び暑くなったので、見送る。今日は室内でできる事を、冷房を効かせてしてすることにした。5Gを入手した面々で、アンテナをどうするかねぇ、という話になり、テキトーなホーンとオワンを使えるように…と「予備実験」(?)をしてみた。
 まず、百円ショップで買ってきたステンレスのカップで一つ作ってみた。ただ、これは底の部分が細くなっていて、その段のあたりに給電ポイントがあるので、反射がなかなか下がらない。それでも、-18dB程度になったので、よしとした。−10dBの角度は90度くらいで狭目の感じだ。
 

次にこれを45cmのディッシュにつけようと、同軸管をつくってみた。外径10mmと4mmのパイプで作って両端に、苦労してSMAをつけたのだが、作り方がタコなのか15cmで1dBもロスする。(5G)これならセミリジットの長いのを12mmくらいのパイプに通しただけの方がよさそうだ。でも、とりあえず、テープでグルグル巻いて、お皿に固定した。

 でも、どうも納得できないので、銅板を使って直径40mm位のパイプを作ってホーンを作った。銅板が0.3mm程度なので薄いのだが、結構、はんだ付けで丸めるのは大変。でも、これの反射をアイソレーターで見たら、安物ダミーより少なくてびっくり。長さ70mmほどなのだが、輻射角度ももっと広くとれそうだ。(分度器を探して、明日計ろう…)汚い工作だが、こんなんでも使えそうだなぁ。
 

8月15日 今日はJS1FVG蕪木氏が、トランスバーターをかかえて来た。それでTRVキットのリレーの配線やら、アンテナの実験やらをやった。同軸リレーは想像以上に電流を食うので、TRV基板のTXBで直接は無理そうなので、リレーで切りかえるようにした。

で、出力を見たらなんだか少ないので焦ったが、なんのことはない、マキ電機出荷状態では1Wでドライブするようにしてあるようだ。そこで、ATTのチップコンを交換して、C601でちゃんとTRVより120mW出ることを確認した。

さて、最後はアンテナの実験。ネットアナなんてないので、スペアナと5760M実験用発信器・アイソレーターで反射を見ることと、輻射してみてスペアナで輻射角を見る程度しかできない。
 まず、シュペルトップだけを同軸の外側につけたホイップ。これはさすがに定在波が立ち、ケーブルを手でさすっていくと、反射も波うってかわる。でも、GPもどきに一本だけラジアルをつけたら、変化はほとんどなくなった。偉大だ!!

 でも、これではちと使えないなぁ…という事で、ヘンテナを作る事になった。こちらは蕪木氏の作として、チョイチョイと作ってしまい、反射もまあまあ。輻射はパラボラの前においたらホーンより強いくらい。これは小さくていいですねぇ。蕪木氏はそのまま帰ったのだが、すっかり刺激されて、北陸マイクロのwebにあるシュペルトップダイポールを作ってみた。でも、ネジを切ったり、タップしたり、精密さを求められることが多く、「生まれついての不器用」を自認する私としては、泣きが入り
そうだった。HI

一応組んだのですが、N型コネクタがちょうどないので、まだ実測していない。果たして動くものに仕上がったかどうか。さて、アンテナいじって二日過ぎたので、明日は何をしようかなぁ。