SHFの固定運用はおもしろい毎日!!

 「マイクロ波ねぇ??やっぱり移動で高いところにいかないとダメなんじゃない」というの方が多いようだ。確かに移動は楽しい。でも、固定からの運用も、また別の味わいがある。「レインスキャッター」「山岳回折」「ビル反射」などなど、「どうして聞こえるんだ」という相手が思いがけない方向から聞こえたり、異常伝播も経験できる。雨の日でないと「レインスキャッター」はでないが、「雨の日の移動が素敵」なんて方はまずいないだろう。てな事で、固定用設備をあげて数ヶ月。いよいよ楽しいマイクロ波の世界にのめりこむのである。・・・

お品書き
1.おーっ、聞こえるぞ
2.交信局数を増やす究極の作戦!!
3.すごいなぁ、巨大なアンテナ!!
4.修理はコワイなぁ・・・。
5.長距離通信はまた楽し・・・
6.RS(レインスキャッター)って面白い!!
7.これはミニタグトかなぁ???
8.またまた修理コワイけど良いこともあるなぁ・・






おーっ、聞こえるぞ!!

2月8日 念願のタワーに5G/10Gの設備があがった。さっそく、霞ヶ関の5Gリピーターで声を出すと、JR1LQE宮沢さんが応答してくれた。夜になって金曜日なので10Gのロールコールに出てみる。JA1CUY 菱木さんの信号はやっぱり強くてFS。さらに、驚くべきことに、ビームをまわしたら、文京区のJA1ENB局が53くらいで聞こえた。都心から千葉向きとすると、バックサイドのような気がするが、ビルの反射なのだろうか。

コバンザメ作戦!!〜交信局数をどうやって増やすか??

2月17日 2月だというのに暖かく、丹沢・伊勢原の林道にJS1UVH・大矢さんが移動して、CQを出している。こういう日には、最高な作戦が…。名づけて「コバンザメ作戦」。・・・つまり強力な移動局が丹沢にいると、みなのビームが丹沢に集まる。そこで、移動局と交信してから、待機していると、移動局を呼んでくる局が聞こえる。(聞こえなかったら割り込んでもよいが・・・)で、終わったら、ブレークして呼んでしまう・・・ という作戦だ。 
 まず呼んで5/10Gで交信した。でも、その後なかなか呼ぶ人がいないので、YAMA−MLに「大矢さん移動中」と題して、投げてみた。すると・・・おー、ぞろぞろと呼ぶ人が集まってきたぞ。で、おこぼれにありついて、6局と交信してしまった。hi
 
3月1日 いやーっ、今晩は10GでたくさんQSOできた!!。10Gのロールコールの後、小田原のJA1FS和田さん/横浜のJA1CYC・下村さんとJH1IGC・小泉さん/静岡加茂郡移動のJA1ELV/1・太田さんと、立て続けにできた。10Gはまだ交信局数が少ないのだが、MLにて知っているとか、5Gで何度かやっていると、やっていると錯覚されてしまうらしい。hi うしし、これで固定から10G の局数が倍化(?!)できたぞぅ・・・やはり、ロールコールはありがたいものだ。その後に交信したりできるし、結構、意外な場所が聞こえたりする。これを活用しない手は無いだろう。

3月10日 今日は移動日和の日曜日。(花粉で移動なんて死にそうだが…)各地に移動局が出没したおかげで、5G/10Gも花盛りとなる。従って、またまた「コバンザメ作戦」の発動だ!!
 7K3OHU富沢さんが移動していたのをまず呼んで交信する。そして、待ち受けて、5GでJG1UKV 千葉・市川、10GでJI1CBS 埼玉・戸田と交信できた。戸田の小林さんとは、前回はダメだったので、ニコニコ。さらに午後にも移動局を探して5Gで7N3NRB・郡司さん(千葉・君津)と  長生郡移動で2局。10Gで7N3NRB郡司さんの君津で1局と交信。これでおしまいかな、と思っていたら、夕方にJL1WBZ 渡辺さん・川崎と5Gのリピーターで挨拶してから、5G/10Gともにシンプレックスでも交信。10Gもダイレクトでスカン!!と来ると、アンテナの横で出しているみたいで、お互いにびっくりした。
 夜はロールコールの後、長野とのスケジュールをワッチしたが、これは空振りに終わった。横浜のJA1CYC 下村さんがSSBでやっている時も長野は聞こえずに終り、うーん・・・残念。11時をまわって、「ボチボチ寝るかなぁ」と思っていたらば、1.2Gで埼玉・上尾の7N4NWW釘宮さんを見つけて、またまた5Gに挑戦。最初は入らなくて焦ったが、仰角を間違っていたからで、あわせたら59−59で交信できてお互いにビックリ。1.2Gよりも強いみたい…。(うちの1.2Gが弱いだけですねん!!) でも・・・というわけで、なんだかとっても「大漁」な一日でした。

すごいなぁ、巨大なアンテナ!!

3月17日 5Gのロールコールにチェック・インすると、「JA1KVN武藤さんが、鹿島に移動している」とのQSP。鹿島じゃ無理だろう…と思いつつ、5Gのメインにあわせて都心に向けたら、59+で入ってきた。交信が終ったところだったので呼ぶと応答があり、「10Gもやりましょう」とのこと。届くのかなぁと思って、やってみたら、なんとFSではいる。ギョギョッ!! 「どんな場所で、どんなアンテナをお使いなんですか」と聞いたら、「北浦を見下ろす高台で、2.1mのDISH」との事で、ギョッとした。に、にぃてんいちめーとる だって??!!すごいなぁ、まるでNTTの中継局じゃん!!??

 *でも、上には上がいるもので、横浜某所には6mの無垢のお皿というのもあるそうです。うーん、すごい。EMEでもできそうだなぁ。宇宙電波も測定できそうだ・・・。

修理はコワイなぁ・・・。

3月21日 快調、快調!!…と喜んで使っていた5G。なんと送信部が壊れた模様。送信していると出力がストンと落ちるらしい。
 1)一日休ませておいた後、送信出力モニターにテスターをつないで送信すると、10秒ほどは快調に出ている。が、すぐにバタンと出力がおちてはあがり・・・を繰り返すようになる。
 2)試しにSSBモードにして送信するとどうも発振しているみたいな感じになる。
 3)バタバタ言うのにあわせ、定電圧電源の電流計を見ているとバタバタと電流が増減する。ただ、正常値よりも多めな感じがする。
 以上から推測される故障原因は、PAアンプ部のバイアス電源回路の故障、または配線ハズレ。これだとゼロバイアスになるので、過電流が流れ、電源の三端子のリミッターが効いてきて電流ダウンをくりかえすのではないかと推察。また、バイアスがかかっていないのでSSBモードだと発振したりもすめるのでは??

#さて、見たては正しいでしょうか??

 ついでに仰角がずれているのも修正したいし、できたら作業がしやすいようにパラボラをもう少しセンターに寄せたい…。でないと作業台からTRVごと落ちそうで怖いです。(まあ、本人はロープで確保をとるからいいですけど。)幸い明日が、休みがとれるので、明日が無風・快晴であることを祈願することにしますかねぇ。岩登りをこの数年、まじめにやっていないので、タワーの上が怖くて怖くて…。

3月22日 今日も風が強くて・・・と言っていたのだが、移動用機材のテストのついでに、故障個所のテストをしに、若鳥さんに声をかけたら「風もやんできたから、さっとおろしてしまえば…」と言われる。
 うーん、確かに少し風はやんだか…と、思い立ったが吉日で昼前におろしてしまった。でも、風は上にあがるとけっこう吹き出してしまい、タワーごとでフラフラと船酔い気分。hi  また、なかなか防水が頑丈ではずせず、セミリジッドを一本破損してしまい、アンテナの接続用がを取り替えなくてはいけなくなった。
 で、故障個所は、全然違っていた。なんと、送信アンプ部(ローレベル)の電圧降下用に使っていた発光ダイオードが飛んでいた。どうもバイアスが低目で電流が流れすぎて、くりかえしていたら飛んだようだ。出力の減らない範囲でバイアスを調整してから、念のためにもう一つパラにしておいた。
 これでとりあえずは復活できそうですが、さて、どうやってとり付けてくるかなぁ。ズダ袋につめて持ち上げるとしても、作業がなかなかコワイ。
 でも、今日のうちにできるかなぁ・・・???なんて言っていても、終らないので、ポツポツと霧雨が振り出す中をもう一度タワーにあがって、なんとかつけてきた。
 さっそく、若鳥さんにブレークして、動作確認。こんな時、常駐局がいるととっても助かるなぁ。で、ついでに仰角も少し直したが、まだ数度ずれているかもしれない。また、防水加工がちと心もとないので、また、近々、登って点検・整備しなくては…。
  今日の収穫・・・
1)タワーって、人が登るとやっぱりゆれるものなんだ。
2)何度も上り下りすると、だんだん身体はなれるものなんだなぁ。

さーて、でも、ビールでも飲んで、一眠りしようかな。

長距離通信はまた楽し・・・

4月14日 5Gのロールコールを聞いていた。どうも今日はコンディションがよいようだ。都内の局も強く入っている。久しぶりに冷え込んだのがよいのだろうか。で、丹沢ビームでチェックインした後、聞いていたら、なんと堂平山の方向で高崎のJH1GYE局が 53程度で入感した。おー!!聞こえたぞ!!と興奮。その後、翌日にメールをして、週末に実験してみることにしていただいた。カシミール3Dで見ると、どうみても見とおし外だぞぅ!!

4月19日 わーい、今日は5Gで高崎・固定と交信できた!!ビームはダイレクトに近く、山岳反射か回折と思われる。53−53 QSBだけどもピークで55程度まではあがった。10Gも試したが、こちらは敗退。でも、固定同士で高崎とできたので、今日はホクホクニコニコ。距離で約100kmで、まだ近いのだろうが、何といっても群馬ですからねぇ!!

 また、今回は連絡用周波数のかわりに、「YAHOOメッセンジャー」を使ってみた。昨晩は、文字のチャットでやったが、音声で通話することも、可能。YAHOOのIDを持っていれば使えて、もちろん無料。音声でのチャットルーム(会議室)を設定すると、複数人にてのラウンドQSO(?)をすることもできる。同様なソフトにはMSのネットミーティングもあるが、ルーター越えでの設定がやっかいな場合も多く、メッセンジャーの方が楽なようだ。特にADSL/ISDNなどで常時接続環境のある固定局でしたら、無線回線での連絡が困難な通信実験の場合、連絡用に使うことができるのではないか。YAMAのチャットルームでも作ると、「誰かいない??」「じゃあ、5Gで出ようか」てな具合での「SHF出会い系ルーム」としてつかえるように思う。
 
 
 

RS(レインスキャッター)って面白い!!

4月21日 日曜日なのに朝から雨だ。ユーウツな気分。
 でも、チャットルームをのぞいたら、「レインスキャッターが出るでしょう」という話で、一気に気分がかわったから現金なものである。チャットでうちあわせて高崎のJH1GYE局と10Gのテストをすると、最高で56程度であっさりとつながった。金曜日はだめだったのだが、うーん、高崎と固定で10Gができるんだぁ!!
 さらに高崎と清瀬が5GRSをテストされていたのをワッチ。途中でブレイクして3局でQSOした。ブツブツブツというRSの音を聞くのは初めてだ。町田からだとRSの位置が遠いようで、仰角はほぼ水平で最良。ただ清瀬からあちらに向いていたら聞こえないのが普通なのに30度くらいにわたって、ブロードに聞こえるのがおもしろい。Sは、高崎が56程度 清瀬が53程度なので強力なRSではないのかも知れない。でも、面白い。時刻と共に、強い方角がかわっていく、ちょうどWEBで「雨量・雷雲情報」を見たら、秩父から東と高崎にかけて雨のようだ。この強い雨の領域が動くと、ビームもかわるのだ。
 この他に南関東も雨が強いようなのだが、海の上ではご利益がないかなぁ??2エリア、3エリアに固定運用局がいたら、できないだろうか??

4月26日 RSでなくても、どうも今日は晴れて水蒸気が少なく、コンディションがよさそうだ。ロールコール終了後、高崎のJH1GYE局とチャットで打ち合わせしながら5G/10Gをテストする。コンディションは大変によく、5GでQSBをともないながらピークで56程度まで聞こえた。10Gもテストしたら、5Gのダイレクト方向とは10度ほど西方向(330度あたり)でピーク53にて高崎が入感。ピーク55程度にていったようで、ちゃんと交信が出来た。5Gと10Gで10度ほど違うのが不思議だが、あるいは我が家のビームの芯がずれているのかな??それとも5Gが回折、10Gでは反射なのか??などと思案していたら寝てしまった。hi
 でも、RS以外でも10Gで町田−高崎がつながることがわかったので、大変に充実した夜だった。 TNX JH1GYE!
  しかし、いっそ、温度計・湿度計センサーがあったらいいかなぁ??温度センサーはよく見るけど、湿度センサーってどこにあるのかなぁ??

4月30日 今晩もRSが出た模様で、チャットで打ち合わせてから高崎のGYE局と今日はいきなり10Gで交信を試みた。
 だめかなぁ??と思いつつ、やったのだが、いやはや、こちらでピークS4まで振った。SSBもやってみたのだが、S8程度まで行く。前回のRSよりも安定した感じだが、緩やかなQSBがあった。雨量情報では、八王子・町田から東京側が雨で、高崎あたりは雨は無い。つまりどちらか一方で雨だったり、真中に雨の場所があればできるらしい。そんな強い雨ではないのだが、この程度でRSがでるのだから、かなり頻繁に楽しめそうだ。
 とても安定して強かったので、「他に聞いている人はいないかな」と言っていたのだが、残念ながらいなかった模様。みなさん、雨の日、晴れて冷えた日は、ワッチするとか、CQ出すとかしてみてほしいものだ??

5月10日 今晩は割と強い雨が降っているで、高崎のGYE局とRSで10Gをテストした。面白いことに、今日は、5Gよりも10Gの方が強く入感した。ガツンという
感じだ。
 その後、チャットで「長野が出ているよ」と伝えていただき、トライさせていただいた。5G/10Gとやっていただいたのだが、こちらでうっすらとビートが聞こ
え、声らしきものがビートの中に聞こえるところまでだった。これも10Gの方がよかったようだ。妙義山あたりの方向でビートが一番入った。雨量情報を見ると、沼田の南あたりにも雨の強い場所があり、これだったかな??
 10Gの方がよい、というのは高崎―長野間でも同様だったようで、高崎には長野の信号が59++で入感していたとの事だ。念願の長野との交信にあと一歩(?)で終ったのだが、ともあれ信号を聞けたので、とても興奮した夜だった。次の強い雨を期待しておこう。

これはミニダクト ???

5月24日 今日は金曜日なので、10Gロールコールの夜だ。が、センター局のローテーターがトラブルとの事で、急遽中止となった。そこでチャットで打ち合わせて、高崎のGYE局とまたまた10Gをいきなりテストしてみた。暖かいし、湿り気が多いからダメかなぁ??

が、なんと、強いのだ。あちらにもピークで59+で行っているという。それもゆっくりと深いQSBがある。RSとは違うようでノイズはほとんどない。どうやら小さなダクトが出たのか、あるいは雨雲が山の上を通過して反射したのか??? だと思われる。5Gに移ると、こちらの方が安定しているのだが、Sは10Gのピークの方が強い。うーん、不思議だなぁ。

 その後、本屋で気象の本を何冊か立ち読みでながめてみた。すると・・・なんと「大気の流れ」も電波を反射する という事だ。レーダーでこれを使う,ドップラーシフトも起きる という事だ。うーん、強い風が山の上を吹いて、湿り気があったら反射しそうな気もするなぁ。(イーカゲンな想像・・・)それでなくても、雨雲が山の上を通過するとそこに反射帯ができそうだなぁ・・・。うーん、いよいよ気象レーダーの勉強でもしないとわからんかなぁ??

6月1日 今日は土曜日。2.4Gロールコールにチェックインしてから、神奈川コンテストまでの間に、5Gを聞いたら、強い局がちょっろっと聞こえた。そこで、CQを短く出したら応答があり、町田市内のJE1LZB局。なんと成瀬台との事で、谷をはさんだあちら側の山の上だ。アンテナは1.2mオフセットだとのこと。すごいなぁ。あれこれとラグチューして話していたら、10Gも出られるとの事で、テストしていただいた。すると、FSなのだが、こちらの周波数がどうもスタンバイの時に飛ぶようだ。参ったな。最近は調子がよかったのだが・・・。続きは5Gに戻って、二時間も話しこんでしまった。
 で、終ってからチャットルームも見ていたら、高崎のJH1GYE局が出ていた。明日は山に行くそうだが、寝る前にテストしよう・・・という事で、10Gをテストした。するとびっくり!! なんとQSBをともないながらピークで59にて高崎の信号が聞こえるのだ。雨量・雷雲情報では、どこにも雨も雲もない。今日は晴れて暑かったし、湿度も    高い。ただ、夜になってやや気温が下がったので,寒気でも入ったのだろうか??? 続いて5Gもテストしたが、こちらはいつもよりやや悪い。よくてS3という感じだった。

6月2日 今日は暑い一日だった。気温も28度をこえて、30度近くだったし、湿度も高くて、不愉快だった。こりゃあ、電波も飛ばないだろう・・・と思いつつ、夜になった。
 5Gロールコールの後、再び、高崎とテストする。10Gの周波数が飛ぶようなので親機をとりかえてみた。が、どうも出力が一番おとしても多いかもしれない。多いと逆に飽和して10Gの出力が減るのだが・・・。で、今晩も高崎の信号はバサバサといいながらも聞こえてきた。ピークでS2−3までだ。が、こちらの信号は全くいかないといわれた。SSBでも検出できないという。うーん、イカンナァ。やはり親機かな??それとも周波数が飛んでいるのか??
 5Gもテストしたが、こちらも今日はピークでS2−3までだが,ノイズレまで落ちてしまってSSBでも安定した会話はダメだった。そうすると昨晩のあのコンディションはなんだったのかなぁ??

 それにしてもLOをなんとかせんといかんなぁ・・・。

またまた修理コワイけど、良いこともあるなぁ・・

6月4日 1.2Gのロールコールをのぞいて、7K4NWW釘宮さんに声をかける。・・・と言うか,なんとかとってもらった。hi その後、ゴソゴソとしていたらば、JR1LQE 宮沢さんが5Gのリピーターで応答してくれたので、10Gをテストした。どうも受けもおかしい。でも、受け以上に送りが全然届いていないようだ。うーん、やはり修理かぁ・・・。

6月5日 昼で仕事を放り出して帰宅。タワーに上ってTRVをおろして来た。なかなか取外しが大変で、四苦八苦…。それにタワーの上は暑かった。まあ、夕立の前に終ってよかったのだが。

 で、開けてみると、スタンバイがやはり妙です。カチッと音はするのだが、同軸リレーなどは動いていない。実はこのリレー回路はキャリコン回路で小さなRyを駆動して、それで大きなリレーを切り替えている。で・・・見たらなんと大きな奴は5Vリレー。ここに電圧を高めにしてみた結果、15Vくらいはかかったわけで、リレーが「サヨナラ」してしまったというのが「真相」だったようだ。手持ちの12Vの奴と交換してテストしたら、10V以上あれば動くのでこれにした。

 次に受信アンプの再調整です。どうも発振しているようなので、蓋をあけて再調整。マーカーで調整してからスペアナでIFを見ると・・・゜あらら、発振のお山があちこちに見えるジャン!!蓋をあけたままだと大丈夫なのだが、ケースに入れると発振するので蓋をしない という選択肢はない。もともとの基板上のスタブを削らないままで、足して調整していたのを思い出し、余計そうなスタブを削って調整しなおしましたが同じ。
 ちょうど水曜日だったので、夜、SHFオンエアミーティングにてJH1UGF槇岡さんをつかまえて質問した。すると、「ゲートの1/4λのラインをパスコンで短くするとよい」との事で、82PFで1/2程度にしたらとまった
 最後はスタンバイすると周波数が飛ぶ という奴だが、どうやらネジがあちこち緩んでいた模様。またケースにクッションとなるものをいれておいた。

 さて、これで回復??かな。今日も逃げて帰って上にのせられるといいんだけども。夕方でも夕立がなければいいんだけどねぇ。

6月6日 10Gの修理ができると俄然、あげたくなる。hi  今週は仕事の帳尻さえあえば帰れるので、今日も帰ってきてしまった。(その分は多分、週末に仕事が…)
で、暑いのを覚悟してタワーにあがったが、上は風もあってそんなでもない。昨日で調子がわかってなれているので、とりつけは楽で割と早く終った。さて、それで下でハンディで1280Mを送信して受信をテストすると一応、聞こえる。さらに下で移動用設備で送受信して動作を確認した。

 そこで、凝りもせず、サンノイズが検出できないかなぁ・・・とやってみた。IC1271を親機にして、USBモード、音声出力をFETボルで計る。SunMoonでだいたいあたりをつけてやってみると・・・
 おっ、なんだか針が少しだけどあがるぞ!!dB目盛りで0.8-1dB程度だが…。5回ほどやってみた後で、今度は水平に向けてみた。ちと角度が5Gと仰角がずれたかという気がするが、水平にするとやはりノイズがはっきりと増えた。
  おーっ!!多分、こりゃあ、サンノイズと大地雑音だぞぅ!!
G/Tは推定で2.5程度ですからBSのLNBにはかなわないが、とりあえず、地上用としてはOKなものになったはず・・・??? それとも全部勘違いだったりしてねぇ??修理は怖いけど、いいこともあるねぇ!!

 で、晩飯を作って一息入れてから、1.2をワッチしていたらJG1UKV局が聞こえた。で、FM−SSTVでのQSOを1297.72Mhzでやってから、10Gのテストにおつきあいいただいた。最初入らず焦ったが、仰角が違っていた。つける時にまたまた5G/10Gでずれたようだ。また直さなくては・・・。57程度で来て59+で届いたとの事であった。しめしめ、ちゃんと動いているぞ。
 さらに22時頃に高崎のJH1GYE局にチャットで声を(?)かけていただき、10Gをテスト。なんと不思議!!高崎の信号が59QSBで聞こる。こちらのも59+。この時、5Gはいつものように53程度でむしろあまり冴えない。その後、5Gをやってから10Gに戻ると、また戻り57-59.でも、10時45分すぎくらいに消えていった。
 「23時を過ぎるとCONDXは落ちる」と以前、JI1CBS小林さんに伺ったことがある。それにしてもこの59+という伝播はなんだろうか??雨雲レーダーには何も無く、もちろん雷雲もない。気温と気流の関係とか大気の動きが関係するのでは??と思うのだが、どんなものだろうか???
 このQSBがすごいがバカ強いという伝播は、冬にはなかったと思うのだが・・・。一年間を通じてテストできると面白そうだ。地形と気象条件で大気の動きを時刻と共にシュミレーションでもできたら、何かがわかるのだと思うが、そんなのは気象庁のスーパーコンピューターでもないと無理だろうなぁ??
 
 ともあれ、以前あった発振もとまって、それなりに快適にQSOできることがわかった。  TNX JG1UKV JH1GYE !!