SWEEP OSC をGET!!

7月某日 Yahooオークションを見ていて、「SG 2−18G 35K」というのを発見した。でも、「巨大」と書いてあり、金ないなぁ・・・と見送った。
7月某日 しばらくぶりにオークションを見たら、まだまだ例のSGはある模様。しかも、価格が25Kに下がっている。「うーん、これはどうだろうか」と悩む。で、北陸の達人にメールで「これ、どうでしょう」と尋ねてみた。すると、「こんな程度なら、この価格だけど、もっといいものが欲しくなりますよ、やめておいたら」との助言。確かにそうだな、と思って見送った。達人は賢い…。

8月10日 合宿から帰ってみたら、まだ例のSGがある。久しぶりで一杯やったら、ついつい気が大きくなって、フラフラと入札してしまった。気がついたらやっぱり落札…。うーん、後悔先に立たずですねぇ。

8月13日 ついに到着したのはダンボール三つの大きな箱。ラックからマック二台、J3300その他を追放したら、なんとか入りそうだ。で、テストしてみる。8−12Gのユニットが調子悪いらしいが、他は一応、発振するようだ。

  SWEEP OSC HP8690Bにプラグインを三つさせる8707Aというホルダー。そして2-4G/4-8G/8-12/12-18Gのユニット付。これをリモートできるユニット付なので三つまでは切り替えて使える。もっとも二つ分の大きさなので、8690Bだけでもユニットをさせば使えるらしい。ただ、8-12Gは不調らしい…。それにしても、でかいなぁ。

8月18日 HP8690Bを入手して、据え付けて数日。使い方がどうも??なままにあれこれといじってみた。

このSG、四つのモードがありまして、START/STOPの普通のモードの他にMARKER-SWEEP、△F、EXT FMというモードがある。

で、START/STOPで動かすと連続波でも、数十Mほどの帯域のある信号がスペアナに表示される。MARKERにしたらばそこそこきれいなキャリアが出た。連続でしか使えない
かな、と数日思っていたのだが、今日はいろいろやっていたら、なんとかMARKER-SWEEPでスキャンする方法がわかった。少々、周波数がコケているものの、カウンターで上と下をはかってからスペアナで眺めると左右に信号の山が移動して行く。試しに5G−6Gにセットして、6Gのアイソレーターを間にいれて、アンテナの反射をみてみた。

ホーンは小さな山はあるもののだいたい反射は少なくて、教科書通りの広帯域。これと比べるとシュペルトップ付のダイポールは5.7Gでストンと反射が落ちるのがわかる。バズーカ型のバランがついてるから当然かな。こういう特性をなんとかオシロで見る方法…という事で、英文マニュアルを眺めていたら、(読めないから眺める)パワー計をつないでその出力をオシロで見るという結線が出ていた。なるほど、その手も使えるんだなぁ。HP432にもレコーダー出力があるので、今度やってみよう。でも、ログ表示で無いとイマイチな気がするけども。

#でも、せっかく涼しいのに、これを使っていると暑い気がするなぁ。気のせいかな…。

8月19日 SWEEP OSCがうまく使えたと喜んでいたら、夕方、突如としてスイ―プも周波数可変もできなくなった。それぞれのバンドの低い周波数だけで、発振している。

「うっ、わずか一週間の命か…」と焦ったものの、ここは落ち着いて、SWEEP OUTをオシロにて確認すると出ている。のこぎり波がちゃんと。うーむ、これは三つをさして切り替えて使えるユニットが怪しい…という事で、肉体労働をしまて引出す。なにせ、大きい、重い、ゴツイ という三拍子 モータイヘン。で、ユニットを抜いて、直接に指すと、復活した。これで使うバンドごとに差し替えなくてはならなくなったが、とりあえず、最近一番使っている5Gあたりのものをさしておいた。そうしたら、今までおかしかったSTART/STOPの表示も使えるようになった。どうも制御ケーブルに、何かハムでも乗っていたのかも知れない。怪我の功名かな…

しかし、JUNK測定器、一瞬先は闇 という事を改めて思い知った数時間。しかし、この巨大な三つのプラグインをさすユニットをどうするかねぇ、巨大ゴミなのかなぁ。

ともあれ、これでアンテナやBPFの調整には楽な信号源が確保できたなぁ。これで10Gのプラグインを復活させれば、文句は無いんだが…。

9月8日 今日は日曜日。移動運用があるというのだが、台風接近による雨で中止となった。それで室内でゴソゴソしているしかないので、8−12Gのユニットを眺めてみた。
接点不良なのかな…じゃあ、掃除するか…と眺めていたら、なんと電源ユニット(?)らしき基板にささっている基板用コネクタが外れかかっているではないか。コジコジとこれをさしこんで、さっそく本体にさしてみた。さっそく、と言っても、これは重たいので、大変なんだ。

 さて、スイッチON!! おっ!! プラグインのランプがついたぞ!! 暖まってから発振ONにして検出計をつけてみると、バチッと振りきれる。これはいけるぞ!!さっそく、ラックに入れてカウンターで計ってみると、だいたい周波数もあっているようだ。HP432Aにつないで出力をはかると、85mWもある。これはすごいハイパワーだ。広帯域送信機という所かな。でも、これなら送信アンプの調整にも使えそうだなぁ。

 という事で、アイソレーターをつけて、アンテナをつないで反射をみたり、あれこれとやってみた。うーん、これは便利だなぁ。