LinFBB移設計画

なんで今頃、移設するのか
C3マシンをゲット
C3でlinuxをインストールするとハマる点は・・・
カーネルコンパイルでハマる
AX25とFBBのインストール
設定ファイルでやっぱりハマる




なんで今頃移設か・・・

 LINUXは本当に安定したOSだ。何と言っても我が家の場合、linuxでXFBBを動かし始めて早くも四年が経過したが、その間にトラブルをおこしたのは、電源のファンの軸がガタガタになってファンだけ交換した、5インチのHDDが死んだとか、10BASE-2のケーブルが接触不良だったという以外には皆無だ。要するにOSのトラブルで落ちたことがない、ということで、これはWINDOWS系では考えがたいと思う。
 が、これがまた困った面もあり、『落ちないのでメンテしない』のである。従って『そのまま何年も使っている』→『カーネルは古いままになる』『設定もすっかり忘れてしまう』『さらには、LINUXのコマンドすら大半を忘れてしまった』・・・・という具合である。ちなみに動かしているディストリビューションは、VineLinux1.1カーネルは何と2.0.36である。(まあ、2.0.36は2.0系では『完成型』だとは思うが・・・)ちなみに今のVineは2.6、カーネルは2.4系統がメインとナっている。
 だいたいこれを動かしているP-133のミニタワーマシンはどうもうるさいし、部屋が暑い原因になっているような気がする。(暑いのは無線機の問題もあるのだが・・・)さらに、100BASEを導入しようかと思って考えたら、何とこのマシンのLANには10BASE-2専用の当時『千円の特価品』が使ってあったのだ。こりゃ、あかんな・・・。
 で、最後の極めつけは『パソコンリサイクル法』である。これで捨てるのが大変になると聞いては、今のうちに処分しなくてはならない。だってジャンクに『販売店による引取り』なんてありえないではないか。
・・・でな事で、思いついたのはなんと2003年の早春の頃だった。

静穏PCを入手
 きっかけは、静穏型のPCである。ある日、久しぶりにパルテックをのぞいてびっくりした。なんと、小型でC3を使った準FANレスPCが売られているではないか。印象は、なんと「I/Fの化け物」である。当時書いたMLの記事では・・・
 「LEXという『きーたことねー』というメーカーの物で、型番LX8601。電源は外付けの12V5A の DCアダプタ。CPUはC3 533内蔵。まあ、EDENのケース付き版と思ってください。ただ、RS232CとかLPTがちゃんとフルについています。またLANも10/100BASEがついてUSB4つのうち2つは前にあって、18K円を切る!!・・・で、買って帰って良く見たら、なんとRS232Cは4つありました。LPTも2つ。 おー!!これは理想のRBBSマシンじゃん!! と時代おくれながら感嘆しました。(実際、IOポートのお化けマシンですね)しかし、こんなにたくさんのポート 何に使うのかねぇ??やっぱりBBS?」
 という事で、これはお買い得マシンであった。問題は、CD-ROMのベイが薄型専用で、しかもFDDをつける場所がないことくらいだろう。(まあ、FDDなんてもう何年もほとんど使っていないからいいんだけど・・・)

LIINUXのインストールでハマる
2月26日 で、さっそく買ってきて、LINUXのインストールをすることにした。HDDは使い古しの8Gを入れた。ちと古くて小さいかな。入れるのはVine2.6R1。サイトからCDイメージで落として焼いてみた。これだと雑誌を買う必要もない。ブートできることは確認済みだが、さて、LANとか、Xとか大丈夫かな…と起動。めでたくインストーラーが起動して、言語で日本語を選ぶと、その後はまあ、親切なこと。 HDDのパーティーション設定も自動で考えてくれる。で、Xの設定もちゃんとビデオを認識してくれて、OKな雰囲気。なんと液晶CRTもちゃんと認識する。不思議な気分。LANもなんだか認識した…。てな事で、とりあえず入れおわって、リブート・・・ 
 ところが、起動しようとするとリセットしてしまう。うーん、なんでだ??LILOのメニューでLINUX2.2UP(カーネル2.2)を選んだら起動しましたけども、せっかく2.4で入っているのだからこれでやりたいのだが…。

3月1日 昨日、ViNE−MLで聞いたら、「WEBにあるよ」の一言。あららら・・・FAQ?? と見たら、見ていた下の段に・・「VIA C3で2.4が動かない」というのが出ていた。なんでもC3はi586互換のくせに i686として認識されて
しまうのだそうで、i686用のカーネルを入れてしまうので起動途中でリセットしてしまう
そうだ。RPMでi586用カーネルを入れたら、起動した。

3月2日 町田のDIOS/VパラダイスでPC133のメモリーを買ってきた。例のLPX6801にPC100だと背が高くてCDROMがつけられない。で、買ってきたら、しっかりと「相性」かツートトとエラーが出て使えなかったので、交換してもらってきた。「相性交換 一週間」だそうで、バルクのメモリー としてはこれはいいねぇ。ソフマップよりは店員に知識はありそうですしね。ポイントカードもありました。

カーネル・コンパイルで四苦八苦・・・・
4月10日 ずいぶんと時間が経過してしまったが、この間、カーネルのコンパイルで苦しんでいたのだ。
 RBBSなのだから、なにはともあれ、AX25を組み込んだカーネルをコンパイルしなくてはいかん。これは前に作ったメモもあるし、何度もやっているから大丈夫・・・なはずだった。が、どうしてなかなか悪戦苦闘。Vine-mlにも何度もたずねてみたのだが、どうもうまくいかないのだ。

さて、そこで・・・
1)kernel-2.4.19-0vl19.src.rpmではなく、kernel-2.4.19-0vl26.src.rpmにしてみた。
 これでうまくできたという人もいたのだが・・・やっぱり途中でエラーで止まってしまう。場所はfile-systemでパティーションタイプだと思われるefi.hがどうたら という場所でとまる そこでこれをmenuconfigでonしてからoffにしてやると、今度は、どこだかのname.oでとまってしまう。

で、こりゃあ、次の手を考えよう・・・と河岸をかえた。
2)mkkpkg を使ってみよう・・・とrootで /rootにソースのrpmをおいて、mkkpkg kernel-2.4.19-0vl26.src.rpm   てなことでやってみた。が、${HOME}なるディレクトリができたものの、ファイルがないと言われ、最初でとまってしまった。ln -s で${HOME}と/rootをリンクしたら、一応、起動しだすかに見えたが、やはり同様に最初の方で存在するファイルがないと言われてとまってしまった。

で、これもまた、だめだなぁ わからん と河岸をかえた。
3)Vine2.5だとうまくいくよ と聞いたので、この際、2.5を入れなおしてみた。2.5だとカーネルsrcがSRPMではないCDにあった。(いや、2.6でもはいっているらしい・・・)kernel-2.4.18のようだが、これをいれた。さて make menuconfig してやってみたら、今度はカーネルコンパイルが無事にできた。万歳・・・・。
 同様にして、2.4.20も動かしてみたらOKだった。しかし、よいことは続かないもので、 sndconfig したら、サウンド のモジュール対応のカーネルではない と言われた。このあたりはいじってないんだけど・・・。はて???まあ、サウンドは使わなくてもいいかな、サーバーだから・・・。でも、気になるなぁ。

てな事で、実は表題に対しては、全然解決になっていないのだが、とりあえず、「解決」としてしまおうか。それにしても、カーネル2.0.35の頃に比べると、ずいぶんコンパイルに時間がかかるようになった。まあ、機能が拡充したからかな。

次はXFBBとAX25のコンパイル
4月11日 これでやっとAX25とXFBBのコンパイルにとりかかることができる。さて、そこでやった事は、JR6PUE局のWEBにあることをそのままやっただけ・・・であった。なので、そのままこれはOKとなった。

が、どうやって今の環境を移設しようか・・・・と考えるうちに、調べたらAX25TOOLのコマンド構成やXFBBののディレクトリー構成がまったく違うことを発見した。うひゃーっ、まいった・・・。という事で、しばしの長い中断となった。

AX25の設定との闘い
9月6日 昨日から再びXFBBの設定をいじっているのだが、どうにもAX25がうまく動いていないようだ。で、今のRBBSからユーザー定義のファイルをFTPしてもってきたらば、まあ一応、TELNETで外部からはつながるようになった。うーん、でも、まだ中身は空っぽだから、交換するのはいつにしようかな。TNCをつないでみないとテストできないしなぁ。

 確かFBBに接続した時に出るオープニングメッセージがあったと思うのだが、さて、あれはなんというファイルだったかなぁ。 なんたらENT だったかな?? あれで予告を出してから、ある日、突然、ばっさりやるかな??さらに、「何分おきにFWDする」というのをどこに書くのかも忘れてしまいました。確かFOWARD.SYSだったと思うので、ながめて考えているのだが・・・。すべてをすっかり忘れているからこまったものだ。(正解は、port.sysの最後の方であった・・・)

9月7日 XFBBの移設を・・・と昨晩からいじってきた結果、いよいよ混迷して、TELNET接続ではいると切れてしまうようになった。hi (ちなみにこれは、ユーザー定義ファイルが壊れていただけだった・・・)

で、気になる定義ファイルの場所は
  /etc/ax25/fbb にあるport.sys /language.sys bbs.sys などがまず大切だ。そこで気をつけるのか、以前あったinit.srvは名前がかわっていた。fbb.confとなっているので、要注意である。ちなみにこのファイルは/etc/ax25にあった。 
  /var/ax25/fbb 以下にその他のファイルはあった。また、fbbなどの実行ファイルは/etc/sin/fbbとなっている。うーん、これだけ変わったらわかんないはずだ。hi
 また、ユーザー定義は、「inf.sys」なので、これを/etc/ax25/fbbにコピーしてやればよい。その他、langueなどは、今までと書式はかわっていない。

ま、それはともかく、なぞが AX25の設定にあるらしいことがわかってきた。
以前はKPC-4とかの場合、
mkiss /dev/ttyS1 /dev/ptq0 /dev/ptq1
kissattach /dev/ptq0 ax1 192.168.0.101
とかとすれば、割り振られていたと思うのだが・・・mkissはできるようになったものの、kissattachがエラーになってしまう。なんでかなぁ??

 まいったなぁと思いつつ、WEBを検索したら原因が見つかった。http://member.nifty.ne.jp/maaberu/kisscex.htmに書いてあった。「mkissは/dev/ptyq?,kissattachは/dev/ttyq?なので注意してください。」とな。あらら、mkissで定義したのと違う名前で使うんだ!!とびっくり。前もそうだったかなぁ???(みなおはしたら、ちゃんとそうなっていた。トホホホホ。)

 で、これでax25はエラーが出なくなったのだが、さて、動いているか、これからTNCにつなぎかえて、新pcでRBBSを使ってみることにした。RFポートが動くかよくわからないので・・・。で、目下の次の問題は「G でゲートウェイしようとすると、使えないと言われる」というもの。port.sysでは、TUWYとか XUWYLにして定義してあるはずだが・・・ これはfbbの側の設定の問題だからねぇ。いやはや、トラブル続きでこの週末はおしまいだ。HI

・・・と書いたらJA2DHC 大橋さんからお答えがあった。「sysopコールサインでfbbにログオンして、eoコマンドを発行します。 そこで、gコマンドを打つとゲートウエイできるようになります。このあたりは、xfbbの新しいバージョンで、ほぼ全員がはまるところですので、packetMLで聞いたら、すぐに教えてもらえますよ。」とな。うひゃーっ、FAQだったらしい。

今、やってみたら、できた。ゲートで入るとポートも一応、動いている。144Mの機械がどうも信号レベルが過大なようだが、これは別の問題・・・。うーん、f6fbbのwebに新しいコマンドやファイルの説明があるのかな、古いままのものが多いようだが・・・。

さて、これで一応、移設ができた。しばらく動かしてみるとしよう。