9月28日　うーん。ダイエーが優勝したのが敗因だった。・・・実はメディアバレーに「優勝セールがあるだろう」と出かけてしまったんです。で、ＶＡＩＯの目玉付きの８月までの現行機種PCG-C1Sが189000円−３万で「店頭品」でしたがあったんですね。PCG-C1Sという奴。MMX266でHDD6.4G/RAM64M もちろんモデム付。画面は例の横長1024×480ですが、重さ1.1Kg。持ち運びにはいいし、目玉(カメラ)でちょろっと写真をとれる。これならSSTVも一台でできそうだぞ・・・。

が、日曜日にフラフラと聞いたら、「いえ、これは１０％オフでして３万円引きじゃない」というのでやめました。
でも、そこに３万円引きと書いてあるんじゃない・・という事で今日の夜によったらまだあったのです。
「うーん・・・これ買ってもＵＳＢなんてなぁ・・。SPG-NEWSで使いにくいなぁ・・・。でも、目玉いいなぁ。おっ、３％で５年保証がつくんだ。うーん。いいなぁ。でも、１０％引きじゃ嫌だなぁ・・・。えーい聞いてしまえ・・・」でもって店員に聞いたら、「これは３万円引きです」ときっぱり。　　　　　＃おいおいこの前の奴はなんなんだ。

で嬉しくなって、つい「じゃ、これ下さい」って言ってしまったのであります。ひぇ〜・・・・。先日、春闘の差額が出たんですが、もちろん定昇込みでＶＡＩＯが買えるほども出るはずはない。それでも買っちゃった・・・。ついでに「大容量バッテリー」も。やっぱり王監督の差し金にはまってしまったのだろうか。ふふふ、でも、SSTVにも使えるぞ・・。
 

ところがである。使ってみると・・・、このVAIOというパソコン。アイディアと着想、デザイン・大きさはすばらしいと思うのだが、はっきり言って「不完全商品」としか思えない。特に本来の用途であるはずの「モバイルには問題が多すぎる」のである。以下に問題点を列記しておこう。

その1 とにかくよく落ちる　

　本来、買ったままの初期状態でのパソコンというのは一番安定しているはずである。ところが、買ったままだとVAIOはよく落ちるのである。しかも、複数のアプリを起動しようとしたら、「メモリーが足りません」とか「リソースが足りません」といわれる。WINDOWS3.1ならともかく、WINDOWS98になって、いくつかのソフトを起動しただけで駄目とは、ありえない。WIN3.1の時だって、もう少しいろいろ動かせた。で、いろいろ調べてみると、プリ・インストールされているウィルスガードのソフトがリソースはやたらに食うし、システムを不安定にしていることがわかった。そこで、これをアンインストールするとまだまともになったが、特にレジュームから抜けた時にはよく落ちるのである。 バナナのたたき売りじゃあるまいし、何でもいいからソフトを添付して売ればいい、ってもんじゃないぜ!!
　もっとも、おかげでこまめに保存する、とていういい癖をつけてもらった、とも言えなくはないが。(-_-;)

その2 サスペンドから抜けるのに時間がかかりすぎる

  今まで使っていたIBMのTP530/535では、朝、町田から小田急線に乗ってすわり、20秒以内には文を読み書きできていた。save to disk ではなくて、サスペンドした時には、蓋をあけるとほとんど待ったことはない。ところが、このVAIOときたら、町田を出た電車が相模大野についた頃になってやっと、読み書きできる。VAIOではだいたい1分はかかっているのである。これはもちろん、CPUパワーを最高にしてある時であって、これをセーブすると、もっと遅くなる。さらに、ここで不安定になっていると最悪の場合、ハングしてしまう。もちろん、SAVE TO DISKだともっとかかるのは仕方がないとしても・・・。
　これくらいｲイライラすることはない。パッと思いついたことをメモしようと思って動かすと、内容を忘れた頃に動き出したり、ハングするのである。モバイルの利点が非常に活用しにくいのである。　だから、VAIOのカメラで「あっ、ちっょととっておこう」なんてことはできない。だって起動に2分近く待って、やっとカメラが使えるのだから。

　以上のように、買ってしまったから仕方なく毎日がまんして使っているが、私はこうした問題が解決しない限り、絶対にモバイル用にはVAIOはすすめない。やっぱりIBMか東芝だろう・・というのが私の現在の結論である。はっきり言って、がっかりした。

#その後、使いこんで、多少は安定したが、やっぱり問題点は基本的に同じ。最近の機種はもっと早くサスペンドから抜けるらしいが、なんとも割り切れない気分である。