5Gを固定に仮設・運用中・・・

11月17日 土曜日だけど仕事だ。(まったく、困ったものだ) でも、今日は定時でとっとと帰る。今まで実験してきた5GのTRV。机の上でマーカーばかり聞いたり、ベランダであれこれとやってはみたが、実際に固定であげたらどの程度聞こえるのだろうか??タワーだ、コン柱だ、と騒いでも実際には使えないのでは、どうにもならないではない・… じゃあ、無理は承知であげてしまえ!! と今日を待っていたのだ。

 オフセットにつけた防水ボックスの加工は先週やっておいた。あとは電源ケーブルを接続して防水をほどこし、それから上にあげるだけ(?)のはずである。防水ボックスは、いつもの未来工業のWB2JBを使った。穴をあけられる余計な部分は、接着剤を流してからテープをはっておいた。同軸と電源を一つの穴からいれて、あいている部分には自己融着テープをまいて埋めた。5Gの出ていくSMAの部分には穴をあけたが、これもテープをまいて隙間をうめた。この状態で電源をつないで最終テストをする。問題がない事を確認してから、この状態で持って、屋根にのぼろうとした。
 が、これを持つとなかなか重たい。片手でこれを持ちながら、二階のベランダからはしごを上るのに一苦労した。さらに、これをどうやってル―フタワーの上にかついであがるのか??考えたのは、針金でアンテナの取り付け部分から自分の身体にステーをはり、ケーブルとこの針金でもって肩にかけてぶら下げた状態でルーフタワーを登る、という方法だった。また、既に接続してある同軸と電源ケーブルが重さでたれて自分を引っ張らないないように、ルーフタワーの真中あたりで一度仮どめした。こんなことは、二人いれば簡単なんだけどね…。
 
 こうしてから、久しぶりに腰には安全ベルトを装着して、ルーフタワーのトップまであがる。ちゃんと自己確保をとってから、次の作業だ。針金ステーをマストに巻きつけて、落下しないようにしてから、Uボルトのネジをはずして、スタックブームに固定するのだが、なかなか大変だ。片手でアンテナとTRVを持ち、片手でUボルトのネジをつけて、指でひょいひょいと締める。これをある程度やってから、逆側のUボルトをつけて、落下の心配はなくなった。こう書くと簡単だが、ネジの一つがフッと見えなくなり焦った。落下の音はなかったのだが…。よく見たら幸いにもお皿の縁にひっかかってとまっていた。
 ここから徐々にプライヤーでネジを交互にしめた。ある所までは、アンテナを天に向けてしめたが、最後はそうはいかない。上のアームがほぼ水平で仰角があうはずなので、注意しながらあわせてみた。ここまでできたら、あとはケーブルの固定なので、ホッと一息。気をつけてルーフタワーをおりてきたら、あたりは真っ暗になっていた。

  かくて、なんとかアンテナはあがった。ローテーターには無理なのはわかっているので、テストだけにしないと壊れてしまうだろうなぁ。あとは風が吹かないことを祈るしかないなぁ。
 でもまわしてあれこれとやってみてビックリした。

1)霞ヶ関のリピーターはガンガンと入ってくる。360度のうち約半分では聞こえるし、アクセスできる角度も多い。反射だらけなのに違いない。不思議なのは、2.4Gで最もよい方角が5Gでは全然だめなことだ。高さが60cmくらい違うからだろうか??電波は気まぐれである。
2)今までは丹沢反射でしか入らなかったロールコールも、都心ビームで聞こえ出した。どうやら奥多摩反射も使えそうだ。さーて、今後のコンテストでテストしてみよう。