47G 簡易型マーカーの製作
まず原発振部
4月8日 47G調整用に、やはりマーカーが必要だなぁ・・・と思っていた。ドレークコンバーターのPLL改造で、小型に持ち歩けるのがいいなぁ、なんて思っていたのだが、手持ちの10.210Mhzだと・・・
10.210M ×256 ×18 = 47047.68Mhz
いくらドレークコンバーターの発振回路だと1Kか2K高く発振すると言っても、10M高くなったとしても、47100Mと比べるとちと周波数が低いようだ。
が、昨日、久しぶりに池田電子をのぞくと、半端残り物水晶がまとめておいてあった。中をのぞくと、10.220Mhzがある。これならいけそうだ・・・と一つだけあったのを買って帰った。でも、一昨日は疲れていて、一杯やったら、そのままドロンと寝てしまったので進歩なし。
昨日、十時近くに帰ってから、「こんな自堕落なことではアカン」と、ゴソゴソいじり出した。ドレークコンバーターで、一時AO40用に使っていたものを選ぶ。これは水晶が不良になってはずしてあったもの。で、基板を百円ハサミでバッサリと切断してから(ノコで切断より、どうもこの方が早くて問題もないように思う)水晶を交換した。あわせて、同調回路のチップンの位置を目一杯、バリキャップよりにした。
が、これではさすがに400Mも上にはロックしない。バリキャップの電圧をはかると、8V以上を示す。スペアナで見ると、なんだかATVの電波を見た時みたいに、ずーっと幅が広く広がって山がたくさんある。さらに指を近づけると周波数はふらふら。アンロックもいい所だ。なるほど、これがロックさせようとしてもだめ という時のスペクトラムなのかぁ、としばし見とれた。(が、写真をとらなかったのが残念・・・)
でも、これでは仕方なく、同調回路のパターンを短くしたが、同じ。それで同調回路と思われるチップコンを0.3Pと交換したのだが、今度は2.8Gあたりになってしまった。この回路
2.9G近くまでは使えるようだ。ふむふむ・・・(単なる読み間違い・・・)
チップコンは見ただけでは容量がわからないので、次は1Pにしてみた。すると、バリキッヤプの電圧が5V程度に落ち着いた。スペアナを見てみると、ちゃんとした中心が1本あるものになった。C/Nが45dBくらいの感じか。2.6172Gあたりだ、これで18倍すると47.1096となる。もう少し下がいいかな。でも、なんとかバンド内で受信できそうだ。
次はこの2.6Gを100mW程度にする必要がある。それをダイオード逓倍器に放り込んだら、47Gのかけら くらいは出てくると思うのだが。さて、次はパターンをつくらないとだめかなぁ。100mWとるには、やっぱりMGF1302を使わないと足らないかな。次の一歩が大変そうだ。hi
次はアンプ部
4月9日 今日は、久しぶりで明るいうちに帰宅できた(してしまった・・)ので、まず、夕日の沈む中を24G−TRVを固定にあげなおした。まあ、こちらは晩のロールコールでは聞こえなかったので、まだ心配なのだが、上げないと作業場所が無くて・・・。
で、夜は47Gのマーカー製作 二日目にしました。ドレークの発振部から出てくる信号をアンプする部分が問題だが、基板を作るのも大変かな、と思い、イージーゴーイングでドレークの受信アンプ部分の基板を改造して使おう と思い立った。
パターンを一部だけ残して削り、1302をもともとのFETとは逆につけて、まわりに部品を配置。電源は、1μHのチップインダクタ経由で5Vをかけ、セルフバイアスで51オームをソースそれぞれへと配線。これで、ほぼ、バイアスが−0.7V程度。
トリマーをドレインとソースの二箇所につけて、調整したのだが、目標100mWには遠くいたらない。40mW行かない程度でガクリ。どうもやっぱりイージーゴーイングはダメだなぁ。これではマーカーには厳しいかなぁ。100mWないと辛いかな・・。18倍を取り出そうというのだからねぇ。
とりあえず、週末に逓倍器を作ってみて、試してみよう・・・。さて、スペアナで見える程度に出てくるとよいのだが、厳しいかなぁ。
一応、完成!!
4月10日 シャンソンじゃないけれども・・「土曜日だけれど、仕事に行くのよ、すっかり暮れて夕方に仕事からかえったわ・・・」 (ろくでなし の節で・・ HI)という生活である。
さて、帰ってからさっそく、47Gマーカー用の逓倍器を作ってみた。
内径4mmのパイプを万力で加えて1.5mmで穴を貫通してやり、片側を4mmのドリルで広げ、反対側は2.5mmで広げる。小さな穴の方にそこにNJX3501を取り付け、逆側にSMAコネクタを半田付けした。
これで2.6G 30mWを入れて、信号を47G一号機で探したのですが、なかなかみつからない。でも、よく計算したら1Mほど間違って探していた。hi
で、一応、スペアナと外部ミクサーでも見えるのですが、推定で-50dBm程度。もう少し出ないかなと、アンプ部をいじっていたら、1302がお亡くなりになり、手持ちがあまりないので、アンプを思い切って2SK406-FJ451
という構成にしてみた。
このFJ451は、2367程度のトランジスタという事でたくさん持っている。が、これを組んで
やってみても、40mWになかなか届かない。 まあ、このあたりが限界なのかな、とも思って、とりあえず、これで再度つないでみた。
今度は、出力につけた2KのVRをスペアナで出力を見ながら調整してみた。すると、VRを2K近くにした方がぐっと出力が増えることを発見した。今まではもっと低い値でやっていたのだが、ダイオードのバイアスは3KとかのVRが妥当なのだろうか。
これで、-40dbm程度になったので、受信の調整に使ってみた。近くないと聞こえないが、これで受信している信号のSを見ながら、局発アンプの電源を調整してみまた。すると、これもまた意外に、今までよりも少ない所で、受信・送信ともによくなる場所があった。
さて、これだとちとやっぱり出力が弱いのだが、直前で受信の調整をする程度ならば使えそうではある。あとは基板を作ってアンプをちゃんと作ればよいのかな・・・。でも、このままでもまあまあ使えそうではあるのだが。
ちなみに周波数は、47108.10Mあたりになった。変動はあるが、調整中に急に消えるほどではない。