怪しい二号機、一応、起動!!


4月某日 どうも霞ヶ関リピーターへのアクセスがジャージャーというノイズで消されるのに嫌気がさした。そこで考えたら、手として、QROかアンテナ改良、
直下トランスバーターとする の三つが浮かんできた。。もう3dBくらいあがったらノイズに勝てるのではないか…。
 でも、最初のはヤバイ話だし今でも「大声なのに耳が悪い」と言われそうなのでパス。ローテーターの負荷過重になっているのでアンテナもだめ。残るは直下にすることしかない。しかし、考えたら今のトランスバーターは430Mからあげている。これだとシャックから12mほど引く間の不要輻射がたとえ0.1Wでも心配だ。山の上では前に親機からの漏れで文句を言われた。特に430Mのバンド内だけならともかく、リピーターのUP付近は業務用で使っているだろう。やはり親機1.2Gでないと安心して直下にできない気がする・・・。そこで、YAMA−MLでの梅津氏のキット製作記に刺激され、2.4Gの二台目として1.2Gからあげるのを作ってみようと思い立った。直下にあげることを目標としての2.4Gのトランスバーター。


 で、ゴソゴソやったら、作りかけで放置された物にていたいのパーツはそろってしまう。(恐ろしい無駄!!)MMICのTX/RX-MIXERもとりあえず、こちらに流用すれば間に合うし、8セクションも流用すれば、とりあえず足りる。RXはMGF1302orFSC11LGとMIXER基板、TXはMIXER基板のあとに1302 二段、で2SC2367パラ と考えた。(まるで猿真似ですね。)で、以下は目下の疑問点。
1)とりあえず、ゴソゴソといじっていますが、1302のバイアスはソースに抵抗を入れて使うとして、一段20mA程度だろうか??50Ω二本で5V程度で20mAに
なるようだが。−0.5Vのゲート電圧だ。この程度で多分いいんだと思うが、二段目はもう少し流すのかな。だとすると−0.3V程度になるようにするのかな
2)局発に目下、いくつかの候補がある。 
元発振その1 114.0403の発振ユニット KSK製JUNK 少しずれるけど、5Vくらいから発振して12V程度で出力飽和するみたい。(正規電圧不明)JUNK箱出身。
元発振その2 57Mの裸水晶から逓倍する。500円の廉価な奴が手持ちでなぜかある。
 さて、どちらがいいかなぁ??とりあえず、228Mにあげてから、2SC2367のTR逓倍にてあげようと思うのだが…。
 300mWでも出れば、今のアンプをつけて2W程度にして直下 またはせめて屋根上のルーフタワー下にでもおこうと思うのだが。さてちゃんと動くかしらん・・・。

4月12日 スペアナがトラブルで(1stMIXERが飛んだ!!)我流修理を決行!! それで一応使える状態に戻ったので、2.4Gの直下型設置用トランスバーターの製作に舞い戻った。
 キャビティは一応組んであるのだが、局発の実験が途中で止まっていた。今回はドレークではなく、発振に114.0403MのJUNKモジュールを使うことにした。これをTRでニ逓倍して228M、さらにTRにて5逓倍して1140Mとする構成で考えた。5逓倍は、1.2Gでも使った2SC2367によるもので、前にHJ誌にJA1DWO鈴木さんが書かれていたもの。
 が、意外にも(?)ニ逓倍で苦戦した。 
1)2SC2026でやろうとしたらどうも妙。あららこの石は壊れてる…。捨てなくちゃ… 今度ストックしておこう、家に在庫がないなぁ。 
2)2SC2053(正体不明)をつけたら…あらら減衰しちゃうよ。この石は230Mではダメかな。(#この石はになんだろなぁ??いつ買ったのか覚えないんだけどなぁ???JUNKとはそんなものですね。) 
3)2SC1906がJUNK箱にあったのでテスターでhfeはかると100近い。ftも高いはず。→ これでOK と思ったらなんだか変なことして飛ばした。 (#どうもカウンターをあてた時にどこかショートしたらしい。) で、2SC1906をもう一本探し出して、なんとかなるような感じになった。現在、MIXER端子で-10dB+程度。これで大丈夫かなぁ??
 でも、スペアナで分解能をあげてみたら、原発振の出口から、どうもモヤモヤと下の変に変なノイズがはいってしまう。三端子の発振かいな ??

…というところでシンデレラタイムとなったのでやめて寝た。一応、他の回路はだいたい組んであるので、局発がしあがったら、一気に調整してしまいたいと思っているのだが…。とりあえず目標100mW以上。最大限で500mW。これにアンプをつけるので、公称2Wが目標です。直下にするには、電源やコントロールコードも問題。さて、この週末でしあがるかなぁ。

4月13日 今日は局発のモヤモヤの原因をさぐるべくいろいろやってみた。わかってみたらもっとも単純なこと。
 このOSCユニットはマイナス電源で動くので、前はアースをうかせていた。でも、これだとどうも不安定になりやすいと思って、DC-DC電源で-12Vを作って動かした。なんと、これのDC-DCが原因だった。電界コンデンサくらいではだめでして、モヤモヤどころか逓倍したのでははっきりした櫛状が並んでしまった。目下、パソコン用のDC電源で動かしてテストしたら、綺麗になる。「電源あなどるべからず」って事なんですなぁ。

 その後、晩飯を食べてから、受信部を調整してみた。ビーコンが一応認識できる程度に聞こえているのだが、どうもノイズが多い。どうしてかなぁ、と考えつつ眺める。
#とはいえ、ドレークのコンバーターよりちょっと悪い程度。
 一つはゲイン過剰か?? MMICのMIXER基板のAMPを生かしたまま、MGF1302のアンプを頭につけたので名目的にはゲインが多いのですが、実際はノイズ発生器になっているのかなぁ。空SでTH−55みたいな古いハンディだとメーターが振りきってしまうので、20dBほどのATTを入れて聞いてみた。  #やっぱりあのアンプは外さないとダメかなぁ。
 次は局発のC/Nの問題かなぁ。水晶の電圧が高いのかな??それともまだ電源ラインのノイズ除去が足りないかのな。
もう一つはRF−AMPの発振気味かなぁ??キャビティの同調をかえていくと、ブーンとうなる信号がすると時がある???。MGF1302は、3V弱で動かし、20mA程度流している。DATAではこのあたりが一番NFは良かった気がしたのだが。    #すべてだったりしてねぇ・・・
 でも、一応、ビーコンは確認できるので、送信部のテストもこれからしてみることにしよう。
 と送信部のテストもしてみた。すると、1140Mの二倍にあたる2280Mが強く出てきてしまう。信号を入れると抑圧されるが、無信号時にはLOの二倍がパワー計をふらすほど強い。#なんでだろう、そんなにLOは強くないはず、なんだけどねぇ。信号を入れたら200mW弱程度でる。二段の1302が実質4V程度で動いているので、もう少し抵抗を加減してやれば出力は増えるかな。でも、この2280Mあたりの奴を消さないとダメだなぁ。さて、どうやったものか…。とりあえず、明日も仕事なので寝ることにしよう。

4月14日 いやーっ、やっと2.4G二号機の送信信号が、ほぼまともになった。2280Mはマイナス40dB程度に落ちた。あとは最後にBPFを入れたら
大丈夫そうだ。仕事から帰ってやってみた事は以下の通り。
1)まずMIXERの後のBPF部分にあたるキャビティ二段分の真中にしきりを立ててM結合にする。 →思ったよりもよくならないのでガッカリ。
2)次にMGF1302のゲートへの接続をいじって見る。ついでにMGF1302のドレイン抵抗を交換する。→これでも数dBは改善されたのでびっくり。
3)MIXERからBPFへの出力も共振棒へのM結合にしてみた。 →けっこう効いている感じ・・・でも、これでは-20dBいくかどうか???
 ここで、そう言えば、槇岡さんがMIXER基板について、「MMICがサチッたら前から出力をとった方がよい」と話されていたのを思い出す。
 「よーし、ミクサーからMMICへ向かう所から、出力をとってしまえ!!」と、0.5Pで取り出してM結合でBPF部分に入れた。
→やってたみたらピンポーン!!これで、ずいぶん落ちるようになり、LOからの入力部の同調をわざとはずしてやると、あるところまでは出力はあまり減らずにスプリアスがグーンと減った。
 要するにMIXERのICから出る出力レベルが大きくて、MMICは飽和してしまい、目的信号は頭打ちなのに、無信号時にはスプリアスはがんばってしまう・・・
という構図だったのだろう
 また、送信MIXER基板のLO入力は、あまり大きくなく、出力が必要な分だけ確保できたら、小さい方がよいようだ。-10dBでは多すぎるみたいな気がする。(ってレベルはよくわからないのですが)むしろ、受信部のMIXERの方がレベルが大きくいるようだ。(まあ信号の絶対レベルが違うから、あたり前かな)
 で、目下、基板部の出力は200mW。これ以上はでるはずだ、その先にアンプをつけるので、あまり出すと逆にパワが出過ぎてイカンことになるかな。
 さーて、次は受信部の問題をどうするか・・・でも、あたり前のことなんでしょうが、「信号レベルの配分」って大切なんだな、と思い知った午後であった。

4月15日 さて、2.4G二号機 送信部に手持ちのアンプをつけてみた。(前からいじっているものばかり・・・)前に基板で入手した物でFLL351/120という奴だが、調整が不完全であまり出ない。これをつないで送信しながら調整してみたら、一応、4−5W程度は出る。これならロスの多いBPFとか、リレーでもなんとか使えそ
うで、アンテナアウト2Wは確保できそうだ。#出力が伸びないのは電源が足らないからという話もあり、まあ、こんなものかとも思す。(10V電源)これで一応、送信部は「動いた」という事にしておこう。(ああ、アバウト過ぎるか)
 が、問題は受信部。MMICがゲイン過多かと思って、これをバイパスしてFETアンプだけにしたら、ゲインが全然なくなってしまった。こりゃあ、FETがサボッているなぁ。ボリボリ…。MMICを入れると一応、ビーコンも受信できるのだが、どうも、感度が悪い…。「動かない」「スプリアスの方が強い」というよりもこちらの方がずっと難しいなぁ。さーて。どうやったものか、少し頭を冷やしてじっくりやらないとだめそうだ。

4月19日 今週はなんだか半田ごてよりQSOな毎日。でも、今日は、2.4Gの2号機の受信部をいじってみた。
 梅津さんより、HJ誌No98の大日方OMの記事をみよ、との話なので、まず読みなおした。が、1302のSパラとか、どうも頭がついていかないので、とりあえ
ず、アンテナから共振棒への接合部分に問題があると考えて、接続をかえてみた。
 今まではここがM結合だったのだが、直接に同軸をつないでしまった。Qが下がるような気もするし、正しくはコンデンサで結合させるのかな、とも思うのだが、「とりあえずやってみよう」と。そうしたら、ビーコンが今までよりもくっきりと聞こえるようになった。今のドレーク改造(改悪?)受信部よりも明瞭。ノイズで空Sふるので、ATTで全体レベルを落としてみたら、信号時のみS8かS9程度まで振るようになった。(29EL)
 アンテナからの接続をトリマーにして、調整すれば、一番いいのかなぁとも思うのだが、ギガトリマーはちょっと物理的に入らない。安物トリマーでは、ロスが多いかなぁ…。まあ、安物でやってみようか。ただ、どうしたことか、今日は送信部がちょいと不調のようで、出力が30mWになってしまった。どこかを飛ばしたかも知れない。ヤレヤレ。BPFも作ってみたのだが、ロスがまだ多く、リレーと合わせて3dBもロスしている。もう少しあれこれといじらないと「完成」とはなりそうもない。
 また、今ごろになって、「やっぱり直下にはアンプだけの方がいいかなぁ」などと浮気しているので、さーて、どう仕上がることになるか・・・。。

4月30日 うーむ、「もう少しでできるな」と思ったのがいけなかった。2.4Gの二号機は、メビウスの輪みたいな泥沼化をしてしまった。

快調に3Wくらいでていたので、ケースにいれたら、どうも変。スペアナで見たら、あらら、発振している。それも信号を入れた時だけその周辺に発振が出る、というご丁寧なこと。スプリアスを見るためにレンジを広くしていたので気がつかなかったのかな。で、ガサガサやっていたらキャビティ部の抱き合わせの石が飛び、それを取り替えて調整して、120mW程度になったので、復旧。と思って、またパワー段をいじっていたら飛んでしまった

あーあ、この数日で天国に送ったトランジスタ多数。10本位??もはや、3603の手持ちはなく、2367も数本のみ。#FWD-NETでは某局に、「あの世に送った半導体が、成仏できずにいて引っ張っているんでしょ」といわれたけど、どうもこれでは冗談ではないなぁ。

抱きあわせだから被害も大きく、いっそFETでやってみよう、と手持ちの最後の1302でキャビティに三本並べたらどう考えてもオーバーゲインだなぁ…。でも、同じことをやっても意味ないものねぇ。何か違うことをやってみるしかない。それにしても、どうして飛んだのか??半固定VRの不良かな、とか考えてみてもわからず、今日は一杯ひっかけて寝ることにした。かくして、飛んで飛んで飛んで飛んで…目も廻っているかなぁ?? ・・・なんだ飲み過ぎかなぁ。

5月1日 MLに書いたら、槇岡さんより、次のようなアドバイスをいただいた。

「2SC3603時代からパラ運転はやっていますが、 結論は・・・・A、AB級は使えません・・・・・送信中にベース電圧を変化させる調整は必ず過電流を招きますから、半固定でベース電圧を変化させるのはすぐ止めてちょうだーい!B級動作・・・・がお勧めです・・・私の場合は・・ベース電圧は・・・・・0.7V(シリコンダイオード2本パラ)固定Ic=0.3mA・・・・・と少なくしてますが、SSB時の直線性は問題ないようです・・」とな。なるほど、どうりで飛ばしたはずだ・・・。

5月2日 「キャビティの石が次々と飛ぶのは、バイアス回路に問題があるから」とのご指摘をいただきまして、早速ダイオード二本を入れた回路にしてみた。
 いやー、おとなしくなりました。でも、出力もおとなしくなってしまい、30-60mWという具合。MIXER基板(AMP付)からの出力をFET二段アンプしたのにずいぶんおとなしいなぁ??と今度は思案。
 さらに不可解なことを発見。なんと入力部の結線が一箇所はずれていた。で、ここをつなぐと出力がでなくなる。気をつけてテストしてみると、MIXER基板への入力がどこかで飽和して出なくなるみたい。が、これはもっと妙なことになった。親機100mWに抵抗で20-30dBのATTを入れてからMIXRE基板にむかっている。が、それでも飽和してしまい、結線をはずして、Cで結合するくらいが出力最大になる。MIXER基板のAMPを生かしてみたからこうなったのかな??それともあるいは、MIXER基板のMIXER-ICそのものが飛んだなんてことは???  #まあ、こうなると何でもありそうですが…。

 で、頭を冷やすために二号機は、しばし凍結して他のことをしよう…と部屋の片づけをしてから、2.4GのPAを実験をした。FLL351-120というラインナップのアンプ二つ。一つはセブロンの基板のもので一応、調整したつもりのもの。実験用2.4G信号を30mW入れると2Wほどでるが、ちと動作が不安定。もう一つは西新潟クラブに御願いして配布していただいた物で、800Mのユニットをそのまま改造するもの。今日の所は、30mW入れて1.4W程度が出てきました。もう二声くらい出るといいのだが、スタブをゴネゴネしたり、なでたりしましたが、今日はそこま。200mWも入れると10W出るのかな、二段で。30mWで2W強出れば、ATV発生器として使うつもりなんだが…。でも、こちらはとっても安定してい.る。2.4G用のBPFを作り直したりしもしましたが、さてさて明日は山の準備もしなくちゃ。

5月某日 どうもトランスバーターのご機嫌がナゾなので、直下にはアンプだけをあげることにする。従って、「当面、二号機は現行命令のまま凍結!!」となった。

6月18日 SHFD技術アドバイス講習会。ナゾのトランスバーターボードを見ていただくと、どうも局発が弱い。ミクサーが飛んだのではなく、局発不足だったのだ。あららどうしんだ・・・???

6月20日 ・・・という事で、もう一度局発まわりを確認したら、なんとLOを引っ張ってい同軸1.5Dが芯線と外皮がショートしているではないか。いやはや、これでは局発が足らないからパワーも出るはずがないわな。送信ミクサー基板のMMICアンプはやっぱり飽和してしまうみたいなので、その入力部から信号を取り出してみて1302二段、3603(一本)で120mW出てきた。
 ただ、1280Mの二倍波が信号に対して-30dBほど、1140Mの二倍波が-40dB〜-50dBほど、で出るのが問題。三段のBPFで切れるといいのだが。あとはPAをなんとかして、2W程度にしようと思う。3603はもう飛ばしたくないので、コレクタ抵抗を高目にしたので大丈夫かな。hi
 それにしても、またまたお粗末な原因でした。トホホホホ。

6月21日 「二倍波はおさえておかないと・・・」、という事で、ゴソゴソ深夜帰宅からいじってみた。
 1)MIXERユニットのMMICを完全に切り離す。…効果なし。
 2)1.2Gの信号にATTを入れてみる。  →これがまたびっくり。抵抗で30dBほどのATT作って入れて、100mWにてドライブしていたのだが、さらに6dB入れても出力電力は変化なし。10dBでわずかに下がる感じです。実用にするにはさらに20dB近くを入れないとだめかな。
 で、これを6dBほど入れたら、数dBほど二倍波は減った。これでなんとか-40dB程度です。あとはBPFの中にトラップをいれるのが手っ取り早い気がする。BPF三段では、2.4Gでの140M程度では切れないだろうなぁ・・。
 さて、明日も仕事だからそろそろ寝よう。本日のCQは・・・空振り。

6月29日 今日の帰り、いつものように池田電子をのぞくと・・・(なにせ毎朝・毎晩、自転車で前を通るのでついつい)なんだか見たことのあるくりぬきケースがある。  ・・・ん??? と見ると、FLL190パラの800M帯のユニット。その下にはFLL430という化け物が4つもついたユニット。まあ手が出ないだろうと思って、FLL190パラの奴の値段を聞くと、「二千円でいいよ」と。「特価だね」。耳を疑いました。一つだけだとしょうがないのかなぁ。
 でも、喜び勇んで買って帰った。で、そのまま改造する方法を見て、バラックのままのトランスバーターにつないで2.4Gで100mWで動かそうと10G AMPをおいたまま、いじってしまった。ああ、明日も仕事だったんだなぁ… hi
 まだ100mWドライブで4.5Wあたりです。ちょっと電圧が低いのかな。11Vでは・・・。

6月30日 今日は、さきほど帰ってきて(電車内で睡眠をとり休養してから)再度スタブを付けなおし、また、ドレイン電圧を13.8V30Aの定電圧電源からとってみた。それでも電流計やらコードのロスで13Vと少しになってしまう。この状態でトリマを再度調整すると、9W+ ほぼ10Wまで出た。うーん、恐るべしFLL190。15Vで動かすのが定格らしいが、それだといったい???
 まだ、蓋をしめるとまだ大幅にパワーが減るので穴でもあけて、外からトリマを調整できるようにしないとダメだが、パワー計と組んでいる10W−ATTの限界値を初めてみた。でも、こいつは直下アンプを壊すか、オーバーロードするだけなのでとりあえずは使えない。欲しいのは、100mWで2W出すアンプなのだが、でかすぎる。FLL351 の一石でまにあわないかなぁ??ゲインが足らないかな??

7月7日 この間、10Gアンプで苦闘していたが、FETが死んで今日は休戦・・・。精神衛生に悪いので 「飛ばしても大丈夫」な奴をちょっといじることにした。
 物は、10個2000円なりで入手した4G用FET FLS09ME。出荷時のテスト表付でそれによると4Gで20dBmでドライブすると、30dBm出るそうな。ちょうどよい基板がないので、手持ちの僅かなテフロン基板でテスト用の基板をエッチングして作って、5G/2.4Gでテストしてみた。
 最初、5Gでつかえないかと思ったのだが、残念ながらダメ。ATTにしかならない。考えたら高調波対策上もそういう仕様になっているのかもしれない。そこで入力を2.4Gにしたら、何もなしに、900mWは出た。スタブを入力・出力部につけてほぼ、950mW程度です。5Gで使えないのが残念だが、2.4Gだったらガラエポ基板でも、できるかなぁ。ほぼ、10V-0.22Aでしたので、まあまあの効率で動くようだ。なんとかスプリアスを落としてから使えば、2.4G/1W程度のためには使えそうだ。FETの大きさはFLL351と同じみたいなので、351と取り替えたらどうかなぁ…。
# 351と交換してみたら、ちょっとだけ出力が増えたものの、あまり変化無く、元に戻してしまった。

7月20日 今日はサトーさんでケースを買ってきた。これで二度目の正直として、中にいれてみた。でも、なんだか変だなぁ…。

8月 日 しばらく山に行ったりしていたので、久しぶりにTRVをいじってみた。どうも入力を入れると発振する。ケースを閉じると発振する…という具合で、どうもうまくない。いろいろやってみたがどうも???である。特にBPFをいじると発振したりしなかったりする。

8月25日 やっぱりケースがダメかなぁという事で、平面的なケースにとりかえてみた。でも、これでも蓋をすると発振する。なんでだ???
 ふと思いついて、入力部をいじってみた。入力の切り替え部分には、BNCコネクタにG5Yリレーを直接につけて、銅板でかこっていた。でも、ここがどうも怪しいので、G5Yリレー基板の手持ちを使ってみた。すると…オーオー!!これならOK という感じに発振が止まった。やっぱりイーカゲンでは1.2G親機には対応できないんだなぁ。(144M/430Mではこれで大丈夫だったんだが…)

 出力は300mW強。どう考えてもBPFとリレーの損失が大きいようだ。まあ、移動用だからいいかな。また、12Vだといいのだが、13.8Vで動かすと、局発が強くなり過ぎてスプリアスが増える。移動は12V程度なので、そのあたりならいいのだが…。逓倍段にレギュレターをいれるべきだった。まあ、仕様は12V以下で使用のこと、と書いておこう。(?)また、  リピーター周波数で動かすとどうもスプリアスが増える。どうも、まだ、どこかがおかしいのかも知れない。でも、とりあえず使える水準にはなったようだ。