第二次MUGEN改造計画、発動!!

10月某日 KUMA−1の改造が終わると、そこにはマウス炎上事件を起こしたあげくに、PS/2マウスポートが死んだらしいHOT−553が残った。これを見ながら心の中でささやいた・・・。

「うーむ、こいつはUSER−SIDEで9800円でゲットした奴で、CPUもP−133ながらSY022だったので、166Mで楽勝に動いてきた奴なんだよね・・・。まだまだ捨てるのはもったいない!!」

で、考えた「そうだ!!MUGENの第二次改造だ!!これしかない!!」

MUGEN と聞いて知っている人はもう多くはないだろう。AT以前のXT互換機として、ミニタワー程度の筐体に「CGAの高解像度」「グリーンディスプレイCRT一体型」のパソコンとして、「豪華8088CPUでデビューした歴史的な国産マシンなのだ。

私はこれを以前、ニフティの会議室でJUNKとしてもらいうけた。もらってみて驚いたのは、なんとくれた相手は、どこかで聞いた名前だと思ったら、高校時代の無線部の先輩!! いやはや、世界は狭い!!という感じであった。

で、もらったのが1996年だったが、ここに486CPUのMBを、JUNK3K円で買ってきて、組み込むことにした。ただ、ATとMUGENではケースの穴があわない。さらに、電源にマイナス12Vが出ていない。そこで、もう一つのDC電源を組み込んだ。また、ATの電源コネクタが当時はどこでも手に入らなかったので、適当にコネクタを改造してつないだ。ケースの前にあるキーボードコネクタまでの延長ケーブルは改造して、前からキーボードがさせるようにした。もちろん、5インチベイに3.5インチのFDDをつけ、もう一つのベイにはHDDを入れてある。あくまでも基本はグリーンディスプレイなので、CGAカードはそのまま使うことにした。

 これの使い道はRBBSマシン。フリーで見つけたCGA用の日本語ドライバを入れて、PC−DOS6.1/Vを使って、日本語入力もできるようにした。そして、SAGAMI−NET推奨ソフトであるMSYSを入れて、完成である。シリアル4ポート、うちTNC3ポート、シリアルリンク1ポートで二年ほど実用に使った。止まることもコケることもなく、実に安定していたのだが、OS/2上での「MSYSでFWD−IX(インターネット接続)」をはじめてから、「引退」して、LINUXを入れた500M−HDDで遊んではいたが、実質は遊休化している。

 そこで、これにHOT−553を入れて、大き目のHDDをつなげば、LINUXのサーバーとして使える水準になるのではないか・・・というのが「第二次改造計画」の概要である。

 で、さっそくやってみる。まず、上蓋をはずしてMBを取り出す。30PIN−SIMMが8本も載っている。なかなか当時としては奮発したMSYSマシンだったのだ。そして、ここにHOT553をつけてみる。ちなみにネジでの固定はなかなか難しく、あわないので、カードを使ったり、スペサーでうかしたりしているのが実態だ。一応、AT仕様にしてあったので、取替えは実に簡単に終わった。

ふふふ、これでいいだろう・・・とスイッチON!!

が、起動して途中で止まってしまった。fscKの途中でひっかかったようだ。うーむ、どうしてだろう、とリセットすると、今度は起動しない・・・しばらくおいてからスイッチを入れるとやはり途中まではいく。

???どうもこりゃあ、電源が足らないんとちゃうかなぁ???・・・というのが目下の状況である。まあ、焦らずいろいろやってみるべぇ。