古代ロマンノート07

2017年11月

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11/01/水
水曜日は2限の授業から。小説の歴史を語る。ベ平連の活動がピークだった時代の社会小説について語る。3限は大学院。ここでも社会主義について語る。中国人留学生が多い。彼らは社会主義についてどんな教育を受けているのだろう。4限は学部長会議。わりと早く終わった。人間ドックでは内視鏡検査ではわるいものはなかったが、血液検査の数字が少しわるくなっていたので、武蔵境まで歩くことにした。帰って万歩計を見ると7000歩。まあ、それくらいは歩かないといけない。

11/02/木
本日は1限。このコマは3学期だけなので、来週がこの1限の最終回になる。老人だから朝起きるのはそれほどつらくはないが、前の晩、やや早めに寝ることにしている。そこが少しつらい。ぎりぎりまで仕事をしてバッタリ倒れるといったことができなくなった。とにかく本日は、朝起きるのが仕事みたいなもので、起きてしまえば黙々とスケジュールに従うだけだ。1限は昨日の続きの文学史。少し時代を遡って、ジェームズ・ジョイス、プルースト、カフカについて話す。2限は2年生。今日から山田詠美の短篇を読み始める。セクシャルな描写が出てくる。M大学の女子学生はおっとりしている。こんなもの読ませて大丈夫かと思う。3限は3年生。この学年は出来る学生が多い。川上弘美の『蛇を踏む』のプレゼンテーション。みんなすごい深読みをする。元気がいい。文学の解釈に正解はない。時間が余ったので少しこちらも話した。オウム真理教のことなど。学生たちが生まれる前の話だ。ということは、彼らにとっては川上弘美も生まれる前からいた作家なのだ。4限は4年生。雑談。マンガの実写化について、話が盛り上がる。自宅に帰ると文春の手帖が届いていた。これには芥川賞のリストが載っている。6ページあるうち、自分の名前は3ページに出ている。つまり「前半」だ。遙かな過去の作家という感じだ。

11/03/金
文化の日。もともと金曜は講義のない日で休み。週末も仕事が入っていないので3連休。いつもそうであってほしい。まず車を動かすために荒川沿いの中央環状を走る。戻ってから電車でミッドタウンのサントリー美術館。狩野派の絵を見る。赤坂まで歩く。毎日、少しは歩かないといけない。小説の歴史も少し進む。

11/04/土
3連休の中日。司町のうどん屋でカレーうどんを食べる。少し並んだ。それから水天宮通りまで散歩。先日そこを右折できなかったので徒歩で確認しにいったのだ。5車線の一方通行だ。あとで地図で確認すると水天宮まで一方通行なので、車で水天宮方向へは行けないのだ。東京の街は不規則に一方通行があるので怖い。ついでに東京駅まで歩いて、来週日曜の大阪への切符をゲット。妻に頼んでネットで予約は入れてあったが、紙の切符にしておかないといけない。カードは妻しかもっていないから。妻は親の介護で頻繁に大阪に行くので慣れている。わたしはいつも御茶ノ水駅の自動販売機で買っていた。妻に買ってもらうと東京のJRに乗れないのだが、先日妻と大阪に行った時に、乗り降りの時にスイカをタッチすればいいことを教わった。わたしのカードはパスモだが、パスモでもOKだった。とにかく紙の切符をゲットしたので安心だ。大丸で買い物をして帰る。7000歩。

11/05/日
本日は大学で入試をやっているのだが、面接のメンバーから外してもらったので、自宅作業。いま書いている「小説の歴史」も、大学の授業の宣伝みたいなものだ。夕方、散歩に出る。6000歩ほど歩く。神田明神は七五三の子どもがいた。湯島天神は菊祭で人がたくさんいた。上野マツサカヤは新館がオープンしてすごい人だった。新館の「PARCO-YA」は入場制限で長い列ができていた。もちろん中には入らない。毎日5000歩以上歩いているので、脚が元気になってきた感じがする。

11/06/月
大学。一年生のキャリアデザインの授業で半生を語る。スケジュールには入れていたのだが、この催しのコンセプトがよくわかっていなかった。宮川先生の質問に答えるだけだったが、自分について語るのは少し恥ずかしい。忘れていることも多いし、語ることの少ないテーマなので少し疲れた。早めに研究室に行って学生のレポートを見る。必要な作業はすべて済ませた。

11/07/火
本日は休み。といっても大学は動いているのでメールが届く。自宅待機で的確に処理しないといけない。夕方、神保町あたりに散歩。それだけでも5000歩になる。小説の歴史。動き始めた。1日フルにパソコンを叩けば何とかなる。火曜日はアメリカの月曜日。マイデ―ナイトのFootballがある。9週目が終わって、すでに折り返し地点を越えた。今シーズンの行方が見えてきた。Aカンファは東のペイトリオッツ、北のスティーラーズ、西のチーフスが6勝、南地区はタイタンズとジャガーズが5勝、さらに東2位のビルズも5勝で、この6チームがプレーオフ圏内にいる。ここに割って入りそうなのは西2位のレイダーズか。QBカーの好不調があって4勝止まりだが、後半に調子が上がれば爆発力がある。すると南地区のタイタンズとジャガーズのどちらかが落ちるだろう。ペイトリオッツとスティーラーズの両名門は当確だ。チーフスは調子が落ちてきた。同地区のレイダーズに抜かれるかもしれない。Nカンファは東地区のイーグルスが8勝でダントツ。北のバイキングス、南のセインツ、西のラムズが6勝、南のパンサーズも6勝だが負けが1つ多い。フレーオフの残り1枠は5勝3敗のカウボーイズとシーホークスということになるが、両チームとも昨シーズンはプレーオフに出ているので、これから調子を上げるだろう。南地区のセインツとパンサーズのどちらかが落ちるのではないか。これ以外のチームでは、昨シーズンのスーパーボウル敗者のパンサーズが4勝4敗で苦戦している。しかしまだ折り返し地点だ。後半を6勝2敗で行けばチャンスはある。しかし現在6勝2敗の3チームが後半を5勝3敗で行くと追い越せない。今シーズンは各地区とも競り合ってはいるのだが、全敗の49ナーズ、1勝7敗のジャイアンツ、2勝のバッカニアーズと、全然ダメなチームがあるので、他チームの勝率が高くなっている。10勝6敗では難しいかもしれない。当確ラインを11勝と考えると、現在6勝のチームは5勝3敗、5勝のチームは6勝2敗でいけば当確ラインになる。4勝4敗のチームは全勝するくらいの気持で行かないと、プレーオフ出場は難しいだろう。そう考えると、現在3勝のテキサンズ、コルツ、チャージャーズ、ブロンコス、ベアーズも今季は絶望かもしれない。というふうに、折り返し地点に来ると、当落の可能性が見えてくる。ここから逆転で進出するチームがあるのかどうか。現在4勝5敗のレイダーズも全勝するのは難しいだろう。4勝4敗のレッドスキンズ、パッカーズ、ライオンズも、たぶんもうダメだ。ただし後半戦は同地区の対戦が組まれることが多いので、地区の1位チームに勝てば可能性があるかもしれない。

11/08/水
2限の大教室。3限は研究室で大学院の1年生。その後、研究室で作業をしていると、修論指導が学生2人が来る。まあ、何とかなりそうな感じ。武蔵境駅まで歩く。このところ帰りは歩くことにしている。脚が日に日に元気になってきた感じがする。

11/09/木
1限の日。この1限の授業は本日が最後。あと来週の2限で締めくくり。大教室の講義なのでひたすらしゃべり続ける。2限もひたすらしゃべる。3限と4限は学生がしゃべるだけなので楽。少し作業をして武蔵境駅まで歩く。毎日歩くので、時間が短く感じられるようになった。昔、三宿に住んでいた時、新宿から自宅に帰る時は、小田急の下北沢で降りていた。それと同じくらいの距離だが、下北沢は楽しい街だったし、商店街を抜けると北沢緑道という暗渠の上の公園を通るので楽しかった。武蔵境までは千川上水の脇の道は快適だが、途中からは直線のバス通りになるので退屈だ。しかし毎日歩いていると、信号で止まるタイミングなどを体が覚えるので、ずっと自分の内部のもの思いに耽ることができる。

11/10/金
大学の有明キャンパスで学院長と面談。話はすぐに終わった。それだけの一日。有明キャンパスにはいろいろな行き方がある。大学が推奨というか、それで交通費を計算するのは、大井町乗り換えでりんかい線で国際展示場というコースだが、東京駅で京葉線新木場からりんかい線というコースもある。これは東京駅を大横断しなければならず時間がかかる。最近、定番としているのが、千代田線日比谷から有楽町線の有楽町まで歩き、豊洲からゆりかもめ。2回乗り換えで交通費もかかるのだが、時間が安定している。ゆりかもめは車輌が小さいので、本数が多く、待ち時間が少ない。本日の帰途、ゆりかもめの駅に上がると新橋行きが先に来たので新橋まで行くことにした。そこからJRだと神田か秋葉原でまた乗り換えなのだが、地下鉄銀座線で神田まで行く。銀座線の北側の出口は、かなりの距離を地下通路で歩くのだが、とにかく須田町の交差点に出てくる。そこからはわずかな距離だ。あまり歩いたという実感はなかったのだが、それでも6000歩だった。毎日5000歩と決めているので本日は達成した。
11/11/土
本日は休み。妻と上野まで散歩。長男が芸大に通っていたので、懐かしいところだ。ものすごい量の人がいた。美術館の前に長蛇の列ができている。こちらは散歩に来ただけなので、マツサカヤで食べ物を買って帰る。10000歩。よく歩いた。明日は大阪だ。自分の体を大阪にもっていきさえすれば役目は果たせる。新大阪駅行きの新幹線に乗り込めば、8割方仕事を果たした気分になるだろう。ただ会場が知らないところなので、会場に到着するまでは安心できない。1時間の講演は、ふだん90分の授業に慣れているわたしには少し短い。むだなことを言わずに必要なことを話すようにしたい。

11/12/日
大阪での講演。羽田プロジェクトの企画。サイン本を売るというので研究室に積み上げたダンボール箱の中から『僕って何』の初版本を探し出して20冊ほど用意。宅急便で送るのもめんどうなので自分で持っていくことにした。研究室から自宅まで持って帰れたので大丈夫と思ったのだが、梅田から会場の梅田スカイビルまでかなり距離があったので疲れた。イーストタワー36階。高層ビルなので梅田の北口からは目の前に見えているのだが、操車場の下を地下道でくぐっていく。まあ、とにかく着いた。この荷物を運ぶのが本日の最大の仕事だ。講演というのはとにかく会場に自分の体を運べば何とかなる。顔を見せるだけでいい。1時間の講演はやはり少し時間が足りなかったが、最後を駆け足で話すというのはいつものことで、まあ、盛り上がったのではないか。話すことがなくなる恐怖で出だしに少し無駄話を入れるいつものクセで肝心なことが抜けた気もするが、聴衆の反応はよかった。二次会は近くのなかなかいい店だった。1時間くらいで中座して梅田に向かう。意外に遠くて少しあせった。ハイボールの缶を3つ買って乗り込む。二次会では控え目に飲んでいた。新幹線はすることがないので帰りはいつも飲み続けることになる。今年最後の講演かと思われる。

11/13/月
昨夜は自宅に帰ってからも少し飲んだので飲み過ぎたかもしれない。テレビをつけるとペイトリオッツ対ブロンコスというどうでもいい試合をやっていた。ペイトリオッツが勝つに決まっている。ネットで他の試合をチェック。スティーラーズは辛勝、タイタンズ、ジャガーズ、セインツ、バイキングス、ラムズというところが順当勝ち。イーグルス、シーホークス、チーフス、パンサーズは休み。番狂わせはカウボーイズがファルコンズに負けたことくらいか。昨年スーパーボウル出場のファルコンズはこれで5勝4敗だが、あとを5勝2敗で行けば10勝ラインに到達できる。しかし6勝以上のチームがすでに6チームあるので、それらのチームを倒さないとプレーオフ出場は難しい。負けたカウボーイズは5勝4敗となって、プレーオフ出場が難しくなってきた。しかもRBのエリオットが出場停止になる。代役のRBがどれだけがんばるか。これも注目したい。秋葉原に行って名刺用と宛名用のラベルを買う。妻のプリンターのインクも買っておく。4000歩しか歩けなかった。

11/14/火
文藝家協会理事会。帰りに岳真也さんらと軽く飲む。加賀さんからいい話をいろいろ聞けた。

11/15/水
大学。2限。小説の歴史の最終回。やっと終わった。これで3学期が終わる。午後は大学院の授業。それから学部長会議。一度研究室に戻っていろいろと作業。今日も武蔵境まで歩く。研究室から学部長会議の会場まで、キャンパスを歩いたのだが、その時にスマホを携帯するのを忘れた。スマホの万歩計を使っているので、その間の歩行がカウントされなかった。残念。

11/16/木
大学。大学院のシンポジウム。最後の挨拶だけ。懇親会は欠席させてもらって、新宿へ。岳真也さんの古稀の宴会。居酒屋なので近くの席の人としか話ができなかったが、まあ、出席することに意義のある集まりだ。

11/17/金
本日は休み。医者に行って薬をもらう。妻と千駄木まで散歩。コンビーフを買い、九州屋でランチ。帰りは千代田線。万歩計(スマホ)をもつのを忘れたので歩数が確認できなかったが、妻のスマホが1万歩を越えていた。わたしの方が歩幅が大きいので、自分は9000歩くらいだと思うが、最近は毎日5000歩以上歩いているのでさほどは疲れなかった。昨日はシンポジウムが長びいたので駅まで歩かず、学内始発のバスに乗ってしまったのだが、それでも6000歩は越えた。大学のある日は学内の移動でかなり歩く。火曜日、文藝家協会理事会だけの日は行きは市ヶ谷から麹町まで歩いた。帰りは半蔵門まで歩き、神保町から自宅まで歩いた。行き帰りに1駅分くらい歩くと、6000歩を越える。せっかく5分以内で5路線利用できる便利なところに住んでいるので無駄なようだが、健康のためには便利さを捨てないといけない。5分以内というのはJR御茶ノ水、千代田線新御茶ノ水、丸ノ内線淡路町、都営新宿線小川町、銀座線神田だが、半蔵門線の神保町と日比谷線秋葉原まで足を伸ばせば10分ほどかかる。さて、Footballはスティーラーズ対タイタンズ。散歩に出たので結果をネットで確認。スティーラーズ快勝。今週は他にもイーグルス対カウボーイズ、ファルコンズ対シーホークスの対決がある。カウボーイズもファルコンズも、ここで負けるとプレーオフが遠のく瀬戸際の戦いになる。

11/18/土
雨。妻が出かけたので一人で散歩。傘をさしたくないので、千代田線で大手町。そこから地下道を東銀座まで歩いた。4000歩くらいしか歩けなかった。まあ、雨だから仕方がない。

11/19/日
今日はいい天気。時々車を動かさないといけないというプレッシャーで、とりあえず高速に乗る。結局、いつも仕事場に行く時に乗る代官町からレインボーブリッジを渡り、湾岸道路に出てすぐに箱崎の方向へ。箱崎ジャンクションは通りたくないので手前の福住で降りる。ここから秋葉原方面は一本道。ただし水天宮から先は一方通行なので、往路には使えない。ここがなぜ一方通行になっているのか意味がわからない。東京の街は複雑だ。生まれ育った大阪は道路が碁盤の目になっているので、一方通行も交互に設定されているので迷うことはない。30分ほどのドライブだが、まあ、景色を楽しむことができた。宇都宮の専門学校とケーブルテレビがネット小説のコンテストをやっていて、その候補作を昨日から読んでいる。ネット小説などでツイッターみたいな短い文章を積み重ねたものが多い。つまりある人物になりきって短いモノローグを重ねていくという書き方だ。小説というよりも詩に近いのかもしれない。それにしては分量がある。だんだん疲れてくる。しかし中には、小説の文体で書いてある作品もあって、ほっとする。一等賞には賞金が出るので、厳正な審査をしたい。

11/20/月
雑用がたまっているので自宅で作業。外は寒いらしいが、集合住宅の地下にあるスーパーに買い物に行っただけ。月曜はFootballの日。Nカンファはプレーオフ進出のチームが固まってきた。イーグルスは本日も勝って9勝1敗。残り6戦を五分で行っても12勝だから当確。セインツ、バイキングも8勝2敗、ラムズとパンサーズが7勝3敗。シーホークスは明日の試合を残して6勝3敗。明日勝てば当確だろう。カウボーイズは相手がイーグルスでは惨敗も仕方がないが、これで5勝5敗になった。残り全勝すればまだ可能性はある。ファルコンズは明日の試合でシーホークスに勝てば、互いに6勝4敗となり、さらに6勝4敗のライオンズも加わって、6番目の出場枠争いが混戦になる。シーホークスが勝ってしまうと、6つの座席がほぼ決まってしまう。Aカンファレンスはビルズが連敗したために混戦になる。スティーラーズとペイトリオッツは8勝2敗で当確。ジャガーズも7勝に到達した。タイタンズの6勝4敗は微妙、前半絶好調だったチーフスがジャイアンツに負けて(こういうのを死に馬に蹴られるという)6勝止まり。先々週に5勝3敗だったビルズは、1つでも勝てば楽になっていたのだが、連敗で5勝5敗となった。不調だったレイブンズが5勝5敗に戻してきたので、最後の6枠目が混戦だが、6勝のチームもまだ当確とはいえない。Aカンファは今年はNカンファのチームに負けることが多い。9勝7敗でもプレーオフに出られるかもしれない。従って現在5勝5敗のチームでも残りを4勝2敗で行けば可能性はある。さらに6チームもある現在4勝6敗のチームも、残りを全勝か5勝1敗で行けば、充分に可能性がある。こういう星勘定をするのがFootballの楽しみだ。いまは大相撲をやっているが、白鵬が一人勝ちなので、序盤で優勝の行方が見えてしまっている。

11/21/火
本日は著作権情報センターの理事会。このセンターは以前はビデオ機器からの補償金で支えられていたのだが、地上波デジタル化によって、録画のダビングが有限回に制限されたことで、補償金が貰えなくなった。その結果センターの財政も厳しくなった。著作権に関する書籍の収拾など、公的な事業も継続しているので、以前オペラシティー内にあった事務所が、西新宿に移転したと思ったら、また引っ越しで、今度は中野坂上だ。ハーモーニータワーという高層ビルなので都落ちという感じはしないし、地下鉄の駅に接しているので、わたしは便利になった。淡路町から丸ノ内線に乗れば一本で行ける。理事会はあっという間に終わったが、打ち合わせすることがあって少し時間がかかった。さて、毎日5000歩という目標を立てているのでどうしたものかと考えたが、新宿まで歩くことにした。地下鉄で移動したのでは気が付かないが、このあたりは神田川の浸食でできた谷があって、けっこうな坂がある。以前、三宿に住んでいた時は、目黒川、北沢川、烏山川、蛇崩川などの川筋を散歩したものだ。渋谷に比べて新宿のあたりは平らだが、西新宿と呼ばれるあたりは段差がある。裏道を少し歩いてそのことを実感した。古い町筋に古そうな店があってなかなか楽しい。次回もこのあたりを散歩したい。新宿で京王線のホームに下りると急行が来た。地下鉄で唯一の急行が走っている新宿線だ。わたしが下車する小川町には止まらないが、神保町に止まるので問題ない。神保町から、思いついて崖を登り、山の上ホテルの前に出る。ここの別館は明治大学が買収したようだが、閉鎖されたままになっている。御茶ノ水から駿河台下、小川町にかけては、明大と日大の陣取り合戦みたいになっている。わたしが住んでいる集合住宅の目の前に新しいビルが立ち上がった。総ガラス貼りみたいなきれいな建物だ。先日、前を通って確認した。日大の理工学部の新校舎らしい。その屋上がまだ完成していないのだが、吹き抜けのホールか、体育館になるのか、あるいは屋上のままなのか。まだ巨大なクレーンが残っているのだが、そのクレーンを撤去したあとで、カマボコ型の屋根でもつけるのだろう。どうやってクレーンを解体するのか毎日見守りたいと思う。さて、1試合だけ残っていたファルコンズ対シーホークスという鳥対決はファルコンズが辛勝した。これで昨シーズンのスーパーボウル出場チームのファルコンズが生き残った。ファルコンズが属するNカンファレンスは東のイーグルスが9勝、北のバイキングスと南のセインツが8勝、西のラムズが7勝で、地区優勝に向かっている。他に南2位のパンサーズが7勝しているので、プレーオフに出場できるのはあと1チーム。シーホークスが勝てば7勝でラムズと並ぶところだったが、負けたので6勝4敗ということになった。勝ったファルコンズも6勝4敗。さらに北2位のライオンズも6勝4敗なので、この3チームで残り1議席を争うことになる。この3チームが伸び悩むようだと、5勝5敗のカウボーイズとパッカーズにも可能性がわずかながら残ることになるが、カウボーイズはRBのエリオットが最終戦の直前まで出場停止、パッカーズはQBロジャーズが今季絶望なのでもはや可能性は絶たれた。3チームの中では、シーホークスが有利だろう。西地区はカーディナルスと49ナーズが不振でプレーオフ出場は絶望だ。後半戦は同地区対決が多いので、シーホークスは楽勝が続く。ファルコンズのいる南地区は、セインツとパンサーズが調子を上げている。同地区対決は激戦となるだろう。Aカンファはもっと混戦になる。安全圏にいるのは8勝のスティーラーズとペイトリオッツだけで、7勝のジャガーズは6勝のタイタンズと同地区なので地区優勝が激戦となる。チーフスがジャイアンツに負けて6勝止まりとなった。残り1議席は5勝5敗のビルズとレイブンスで争うことになるが、ビルズはここに来て、調子のよかったQBテイラーの代わりに新人を起用して失速した。迷走といっていい。レイブンスも名門だが、この時点で五分の成績というのは本調子でない証拠だ。4勝6敗と負け越している6チームの中で、チャージャーズ、レイダーズなどが調子を出せば、ぎりぎりで最後の議席にすべりこむかもしれない。ドルフィンズ、ジェッツ、ベンガルズ、テキサンズにも可能性がある。テキサンズは調子のよかったQBワトソンが負傷して今期絶望となった。ワトソンがいれば、楽々とプレーオフに進出できただろう。かつての名門チーム、ベンガルズはどうなるのか。去年は大活躍だったレイダースの不振も信じがたいところだが、何かのきっかけで調子が出るということもある。今年のFootballは戦力が均衡している。どのチームにもチャンスがある。ぎりぎりでプレーオフに進出したチームが一気にスーパーボウルに到達するということもあるのではないか。いま最も有力なのは、ベテランQBが踏んばっているスティーラーズとペイトリオッツだろうが、2年目の新人QBにベテランのRBをトレードで獲得したイーグルスも最強メンバーになっている。ただどういうわけかイーグルスはキッカーがいなくなったようで、パントもゴールもなく、ひたすら攻め続けている。プレーオフの接戦になった時に信頼できるキッカーがいないというのはウィークポイントだ。あと1チーム、ダークホースを選ぶとすれば、シーホークスだと考えていたのだが、今日はファルコンズに負けたところを見ると難しいかもしれない。意外とファルコンズが調子を出してくるかもしれない。それと8勝2敗のバイキングズのキーナムというQBがケガでもするとおもしろくなる。ブリッジウォーターという新鋭QBがケガから復活して待機している。ここぞという時に出てくると、相手チームは虚をつかれることになる。大昔、ジャイアンツはシムズというQBがカンファレンスの決勝戦で負傷した。スーパーボウルはホステトラーという控えQBで臨んだのだが、この見知らぬQBが大活躍してスーパーボウルに勝利した。というようなことが思い出される。控えのQBが出てきて大活躍するというのは、Footballにおけるシンデレラ物語だ。さて来週は金曜日に3試合が組まれている。なぜだ。アメリカの休日なのかな。バイキングス対ライオンズ。ライオンズはここで負けるとフレーオフが遠ざかっていく。カウボーイズもあとがないところだが、チャージャーズ相手なら勝てるだろう。ファルコンズ、タイタンズ、チーフス、ペイトリオッツ、パンサーズイーグルス、シーホークススティーラーズは弱い相手なので楽勝が予想される。セインツと対戦するラムズは、ここでがんばらないといけない。新人QBゴフがかなり研究されてきたようなので、セインツに勝てるかどうかで真価が問われる。不振のレイダースはブロンコスには勝てるだろう。ここで調子を上げてほしい。火曜日はテキサンズ対レイブンスというどうでもいい試合が組まれている。Footballのことを書きすぎたが、いまはこれしか頭にない。

11/22/水
3学期が終わって2限の「小説の歴史」の授業がなくなった。明日の1限もない。これが終わるとほっとする。夕方から雨だというので、往路を歩く。大学院のゼミのあと、「小説の歴史」の受講者100人の成績打ち込み。これでこの授業に関する作業がすべて終わった。昨日に続いてFootballについて書く。現在11週が終わったところ。バイウィークと呼ばれる休みの週をすべてのチームが消化したので、全チームが10試合したことになる。9勝1敗とか、8勝2敗とか、勝敗がわかりやすい。残り6試合の対戦チームを見ると、すでにプレーオフ出場が絶望的な、従ってモチベーションを失ったチームとの対戦は楽勝が予想される。先週、死に馬のジャィアンツにチーフスが負けるというハプニングがあったが、よほどのことがなければ取りこぼしはないだろう。そこで楽勝できる勝ち星を想定して、プレーオフ出場チームを予想してみる。まずはNカンファ。合格ラインを11勝5敗とすると、ペイトリオッツとスティーラーズはすでに当確。この2チームの直接対決が15週にあるが、それ以外の5チームは楽勝。直接対決に勝った方が14勝2敗。負けた方が13勝3敗で、トーナメントの第1戦は不戦勝になる。ジャガーズも11勝は確実。チーフスとタイタンズも10勝は確実で、チーフスはビルズかレイダーズに勝てば11勝に到達する。さほど強いチームではないのでまず当確だろう。タイタンズも10勝は確実で最後のラムズとジャガーズのどちらかに勝てば当確。ただしどちらも地区優勝しそうなチームなので頑張らないといけない。ここまでで5チーム。残りの1議席は混戦。前半不調で5勝5敗のレイブンスが意外に弱いチームが残っていて、4勝は確実。スティーラーズには負けるとして、ライオンズに勝てば10勝に到達する。同じく5勝5敗のビルズが10勝に到達するのは難しいかもしれない。同地区のペイトリオッツとの対戦が2ゲームも残っているので、10勝するためには残りを全部勝つ必要があるが、来週チーフスに当たる。死に馬のジャイアンツに負けるくらいに調子を落としているチーフスだから勝てるかもしれないので、まだ可能性は残っている。4勝6敗のレイダーズはもはや絶望だが、全勝すれば10勝に到達する。ただしイーグルス戦があるので全勝は無理だ。次にNカンファ。現在9勝1敗のイーグルスと8勝2敗のバイキングスは楽勝。だが同じく8勝2敗のセインツは確実に勝てるのはジェッツとパッカーズだけで、残りの4戦は強敵ばかりだ。同地区のファルコンズ戦が2試合ある。これを1つでも勝てば当確だ。7勝3敗のラムズも調子を落としている。カージナルスと49ナーズには楽勝だがそれでは9勝どまり。残りの4戦は強敵ばかりだ。これを2勝2敗でいかないと11勝に到達しない。合格ラインが10勝に下がれば1勝3敗でいけばいいのだが、セインツ、イーグルス、シーホークス、タイタンズという対戦相手を見ると、全敗の可能性もある。同じ7勝3敗のパンサーズは楽勝できそうな試合が3つあるので10勝には到達する。セインツかバイキングスのどちらかに勝てば11勝で当確だが、10勝どまりで最終戦のファルコンズと対戦すると、激しい競り合いになるだろう。ここまでで5チーム。残り1議席を争うのは6勝3敗のシーホークス、ファルコンズ、ライオンズだが、中ではライオンズが楽勝の相手に恵まれていて、4勝は確実なので、それだけで10勝に到達する。来週のバイキングス、次のレイブンスも難敵ではないので、どちらかに勝てば当確といってもいい。名門シーホークスが苦しんでいる。計算できるのは来週の49ナーズと最終戦のカーディナルスだけで、残りの4戦は強敵が続く。ただ集中力のあるQBウィルソンがいるので、イーグルスに負けるだけで5勝1敗で乗り切って11勝に到達する可能性はある。昨シーズンスーパーボウルに出たファルコンズは調子を上げている。勝てそうにない強敵はいないので5勝1敗で行けるかもしれない。ということで、現在6勝4敗の3チームがすべて5勝1敗で11勝に到達する可能性はあると思える。いまは上位にいるラムズとパンサーズは安心できないし、8勝のセインツもファルコンズに2敗してしまうとピンチになる。さて、現在5勝5敗のカウボーイズとパッカーズに未来はあるか。QBロジャースのいないパッカーズはアウト。RBエリオットのいないカウボーイズは、これからの3戦が楽勝相手なので、8勝5敗のところには行くだろう。残りの3戦はレイダーズ、シーホークス、そして最後がイーグルスだ。レイダーズには勝てそうだが、シーホークスには勝てないだろう。9勝6敗で最終戦がイーグルスだ。最終戦にはエリオットが戻ってくる。すでに全体1位を決めたイーグルスがケガを恐れてQBウェンツを温存するといったことがあるだろうか。それでも10勝止まりでは、こちらのカンファはプレーオフ進出が難しいのではないか。よってカウボーイズが進出するのは奇蹟だといっていい。ずいぶん長く書いてしまったが、Footballの楽しみはこういうところにある。相撲の取り組みより複雑で、野球よりもはるかに対戦相手が豊富なので、予想は難しいのだが、連投のできない野球のピッチャーと違って、週に1度のFootballは、ケガがなければ全員が出場できるので、終盤になると強いチームは取りこぼしをしなくなる。だからある程度は予想できる。それでも最終戦までもつれれば、Aカンファではジャガーズ対タイタンズ、Nカンファではパンサーズ対ファルコンズがすごい試合になりそうだ。

11/23/木
雨。2限の2年ゼミ、3限の3限ゼミ、4限の4年ゼミを終えて、本日は大学の裏門から出てみる。大学の隣に何か研究所のようなものがあり、さらに公団住宅がある。その裏手は迷路のような無秩序な住宅地が続いている。畑を少しずつ無秩序に宅地化したのだろう。とにかく道をつければいいということで、すぐに行き止まりになったり、U字状に元に戻ったりする。なかなかおもしろい。何とかいつも通るバス通りに出た。身近なところにも知らない道がある。三鷹まで歩くともっとおもしろい道があるはずだが、もう少し時間のゆとりがある時に試みたい。従業が続く木曜日が終わるとほっとする。明日は文藝家協会で委員会がある。文藝家協会まで歩いてみるかな。

11/24/金
本日は文藝家協会でオーファン委員会。麹町の文春ビルまで徒歩で行くことにした。6000歩。帰りは半蔵門線で2000歩。合計8000。1万はいくかと思ったが、往復歩かないといけないようだ。やや足が疲れた。金曜日の朝はアメリカの木曜日の夜。本日は感謝祭ということでゲームが3つもあった。死に馬どうしのジャイアンツ対レッドスキンズはどうでもいいが、他の2試合はプレーオフ争いに直接響く。カウボーイズとライオンズが負けた。これでカウボーイズは絶望。名門チームだけに残念だ。去年新人QBとして大活躍だったプレスコットが極端な失速。オフェンスラインに問題があるのか、RBエリオット不在のせいか。とにかくカウボーイズの今期は終わった。ライオンズはまだ希望がある。負けてもまだ6勝5敗で、終盤にはQBロジャースのいないパッカーズと2試合あるし、バッカニアーズ、ベンガルズと、モチベーションを失った相手との対戦が続く。油断しなければ4勝できる。来週、土俵際にいるレイブンスとの対決がある。これに勝てばほぼ確定だ。レイブンスのQBフラッコはスーパーボウル優勝のキャリアをもつスターだが、現在5勝5敗というのは、QBとしての衰えが感じられる。これに勝てばレイブンスが脱落するので当確といっていい。

11/25/土
緊急に必要な原稿があって、閉じこもって仕事をしている。今日は散歩にも行かない。近くの散髪屋に行っただけ。

11/26/日
大手町まで歩く。中通りのイルミネーションを見て、東京駅の地下街で食事して帰る。8000歩。

11/27/月
月曜日はアメリカの日曜の夜。Footballの日だ。12週から17週までの綿密な勝敗予想を立てたので、わたしの頭の中ではプレーオフに進出するチームに当確マークが出ている。しかしFootballは複雑なゲームなのでまさかの事態も起こる。まずはAカンファ。本日の最大の番狂わせはジャガーズがカージナルスに負けたこと。同じ南地区のタイタンズが予想通り勝ったのでこれで7勝3敗に並んだ。しかしジャガーズは楽勝できそうな対戦相手があと3つあるので10勝はできるだろう。タイタンズも10勝はできる。最終戦、ジャガーズとタイタンズの直接対決がある。勝てば地区優勝なのでプレーオフ進出は確実。負けた方が10勝でプレーオフに出られるかは微妙。チーフスがビルズに負けたのは意外ともいえない。チーフスは明らかに調子を落としている。しかし楽勝の対戦相手があと4つあるので、10勝までは行く。勝ったビルズは6勝になったが、最強チームのペイトリオッツ戦が2つあるので、残りを勝って3勝2敗だとしても9勝止まり。チーフスがガタガタになってもっと負けることを期待するしかない。レイブンスは明日の試合だがテキサンズ相手なので勝つだろう。さらに楽勝の相手が3つある。それで9勝。スティーラーズには負けるとして、次週のライオンズ戦に勝って10勝に到達しないと危ない。もはや絶望と思われていた4勝のレイダーズが勝って5勝となった。しかし10勝に到達するためには残り5戦を全勝するしかない。イーグルス戦あるので9勝止まりか。チーフス、ビルズ、レイブンス、レイダーズが揃って9勝で並ぶかもしれない。地区優勝の4チームに、ジャガーズ対タイタンズの最終戦に負けた方でも10勝だと思われるので、残り議席は1つ。4チームが並んだ時にどの1チームが残るかは、とても複雑なルールが事前に設定されている。これがFootballの一番おもしろいところだが、そこまで考えるのは考えすぎなので、9勝止まりでは危ないと考えておくべきだろう。Nカンファはどうか。セインツがラムズに負けた。これでほぼ当確のイーグルスとバイキングに続く3チーム(セインツ・ラムズ・パンサーズ)が8勝で並んだ。残り1議席。Nカンファはレベルが高いので10勝では危ない。3チームとも残り5戦のうち2勝は計算できるので10勝には到達できるだろうが、残り1つを勝てるか。セインツは7勝のファルコンス戦を2つ残している。昨シーズンのカンファレンス覇者のファルコンズが7勝なので、2つ負ければ追い越される。ラムズもイーグルス、シーホークス、タイタンズに全敗しそうだ。勝つチャンスがあるのはタイタンズだが、相手は地区優勝争いをしているのでモチベーションが高い。シーホークスも7勝している強豪だ。わたしはファルコンズとシーホークスあと4勝して11勝に到達すると見ている。最終戦はこの2チームの直接対決だ。この2チームが11勝に到達すれば、10勝のチームが脱落する。次週、セインツ対パンサーズがある。これに勝ったチームは11勝できる。負けると10勝止まりになる。三田の予想はこれで決まった。イーグルス、バイキング、ファルコンズ、シーホークス、現在7勝の3チームの2チーム。おそらくはセインツが脱落する。さて、本日の最大の波乱は、実況中継で見ていたスティーラーズ対パッカーズだ。QBロジャーズのいないパッカーズは羽根をもがれたバッタみたいなものだと思っていたら、タイムアップ5秒前まで同点だった。スティーラーズの努力も虚しく53メートルのキックが残った。50メートル以上のフィールドゴールはめったに起こらない奇蹟だ。しかしその奇蹟が起こったスティーラーズが辛勝した。やれやれ。これだからFootballも何が起こるかわからない。ロジャースの代理のQBハンドリーという新人は、これまではまったく振るわなかったのだが、この試合でコツをつかんだみたいだ。そうなると、現在5勝6敗のパッカーズにもチャンスがないわけではない。残りを全勝すれば10勝に到達する。パンサーズ戦があるので、これに勝てば、11勝に到達できないチームが出てきて、10勝でもプレーオフに残る可能性が出てきた。現在6勝4敗のライオンズにもチャンスがある。最終戦にライオンズ対パッカーズというのがあるのだが、9勝6敗で両者が並んでいると、勝った方がプレーオフ出場といった黄金のカードになるかもしれない。さて、本日は夕方の教授会・学科会。会議は長びいた。疲れたが、結果は想定内だったので問題はない。

11/28/火
羽田プロジェクトの会議。しばらくこの会議には欠席していた。別に開かれる編集会議には出ていたし、今月の大阪の集会では講演もしたのだが、この会議は久し振り。羽田50周年のイベントも無事に終わったが、出版した記念文集をすべて売り切らないといけないし、来年には第二弾資料篇を出すので、そこまではプロジェクトが継続することを確認。その後をどうするかはこの一年、考えればいいと思う。軽く飲んで帰るつもりが今日は少し飲み過ぎたようだ。

11/29/水
大学は1限に会議が入った。来年度の予算のプレゼンテーションだが、今回は学科長が担当。こちらは隣にいて、少し発言しただけ。予算は必要だが、削られればそれなりに対応すればよいので、とにかく言いたいことを言ってしまえばあとは大学側にお任せするしかない。せっかく早起きして大学に行ったので、11時からの親鸞の命日の儀式にも参加。紀要の原稿を1つ仕上げる。3限の大学院の授業を終えて、徒歩で武蔵境駅へ。これで8000歩。妻がいないのでコンビニで食べ物を買って帰る。

11/30/木
大学。木曜日は3コマ授業があるので疲れる。武蔵境まであるいたのだけれど、今日は7000しか行かなかった。最近、万歩計のこととFootballのことしか書いていない気がする。大学の雑用が忙しすぎて、古代ロマンのことを考える時間がない。Footballが大詰めに近づいているせいもある。今シーズンほどこの競技をおもしろく感じたことはない。Aカンファはペイトリオッツとスティーラーズの2強の激突で決まりだろうが、Nカンファはイーグルスがこのまま独走するのか、シーホークスとファルコンズがぎりぎりとプレーオフに進出して、そのままの勢いでイーグルスを撃破するのか。プレーオフのトーナメント表を見るのが楽しみだ。レギュラーシーズンはこのままイーグルスが1位となって、トーナメント初戦は不戦勝になるだろう。シーホークスとファルコンズは初戦で、セインツ、ラムズ、パンサーズのどこかと対戦する。どちらかが地区優勝すると、この2チームが初戦で直接対決となる恐れがある。そうならないことを祈る。イーグルスがこの2チームの双方と戦うところが見たい。ところが、来週の月曜日に、イーグルス対ファルコンズ戦が組まれている。ファルコンズは現在2位のバイキング戦だ。この対戦カードはトーナメントの準決勝で実現するかもしれないので、その前哨戦なのだが、シーホークスもファルコンズも、負けるとプレーオフ進出も危うくなので、ここで踏んばらないといけない。しかしイーグルスはRBを補強して万全の体制なのに対し、シーホークスは怪我人が多い。どうもイーグルスが勝ちそうだ。シーホークスは負けてもまだ5敗だから残りを全勝すれば11勝までは行ける。ファルコンズは同地区のセインツと2戦残っているので、2つとも勝てば地区優勝の可能性もある。セインツは同じ8勝3敗のパンサーズとの対戦で、勝った方がプレーオフに一歩近づく。ところで、Footballは予測することに喜びのある競技で、すでに来週月曜日にイーグルスが地区優勝を決める条件が提示されている。イーグルスが勝って、カウボーイズが負けるというのが条件だ。カウボーイズの相手はモチベーションが下がっているレッドスキンズだが、カウボーイズも前週の敗戦で望みが消えている。むしろチーム内の不協和音がピークに達しているようだ。「不協和音」で思い出したが、レコード大賞の候補になっていたこの曲が候補から外された。センターの平手さんが「ぼくはいやだ」と叫ぶところが山場の曲だが、これを生で歌うと平手さんが憔悴するので、生演奏ができないらしい。確かに踊りながら反抗のポーズをとるのは難しい。全身全霊で「いやだ」と叫ばないともたないのだろう。こういう話は、わたしはわりと感動する。こんな曲を作って金儲けするプロデューサーには反発を感じるのだが、「ぼくはいやだ」と叫んでいる平手さんの姿を見ると、「ぼくはすきだ」と叫びたくなる。わたしのこれまでの人生は、心の中では「ぼくはいやだ」と思ながら、大声で叫ぶようなことはなかった。胸のうちにたまっているものがあるのかもしれない。70になったら、「ぼくはいやだ」と叫んでみたい。


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