4月3日(日) 15時00分 味スタ  観衆 11,001人
_
東京ヴェルディ__
 
2−2
0−0
 
__ジェフ千葉
得点_(千) 前半 1分_0−1_巻 誠一郎

(千) 前半15分0−2阿部 勇樹
(東) 前半23分1−2小林 大悟
(東) 前半27分2−2ワシントン(PK)


4月になり、多少花粉も落ち着いてきましたが、
まだまだ薬やミント系キャンディを手放せない日々(笑)

雨の予報がはずれ、暖かくなった味の素スタジアム。
昨日からのハシゴでJ第3節に行ってまいりました。

東京Vは442で、
GK:高木義成、DF相馬崇人−李康珍−林健太郎−米山篤志、MFは左に平野孝、
右に山田卓也、中央に小林大悟と小林慶行、2トップはワシントンと平本一樹。
・・・だと思ったのですが、どーも相馬が左ウィングの352だったらしい。
対峙する千葉の右ウィング水野のケアで相馬が下がり気味に見えただけか。

千葉の方は不動の352で、
GK櫛野亮、DF斎藤大輔−ストヤノフ−水本裕貴 、ボランチに阿部勇樹&佐藤勇人、
左に坂本將貴、右に水野晃樹、トップ下:羽生直剛、2トップに巻誠一郎とマリオ・ハース。

立ち上がり1分、千葉がイキナリ先制。
左サイドをハース−坂本で崩し、坂本からのグラウンダーのセンタリングが、
ファー側にフリーで走りこんだ巻の足元の届き、難なくゴール。

これで動揺した?東京Vに対し、千葉が一気に畳み掛ける。
惜しみなくプレスをかけ続ける2トップ以下千葉の攻撃陣。
再三奪ってはシュートシーンまで持っていく。
その真骨頂が2点目。
15分、千葉から見て左オープンスペースで米山(李かも)が持っていたボールに
ハースが猛然とプレス。これをワンドリブル後、中へセンタリング。
プレスのために前線にいた阿部があわせ、2点目GET。

ここまでは圧倒的に千葉のペース。
東京Vは中盤での千葉のプレスの前にまともに前線までボールを運べない状況。
千葉としては狙い通りのサッカーができていたのだが・・・

ここでアルディレス監督が動く。
体調不良だったらしい米山に変えて、戸田和幸を投入。
4バック気味だった今日の東京Vの守備ライン、戸田−林−李の3バックへと変更、
前線で動き回る千葉の2トップ、さらにはゴール前に顔を出す阿部&佐藤のケアも兼ねてか、
中央のDFを固めてきたアルディレス監督。

戸田という後ろ盾をもらった相馬がここから躍動、より攻撃に専念できるようになった。
23分、左サイドからの相馬のセンタリング。
これがファーに流れ、櫛野も手を上げてタッチラインにそのまま出すようにアピール。
  #もしかしたらオフサイドのアピールかもしれないが
しかしこのボールに小林大悟が走りこみ、ゴールラインギリギリのところでジャンピングボレー。
角度のほとんどないこのシュートが、逆側のポストに当たって、ゴール。
虚を疲れた櫛野も手にかすらせるのがせいいっぱいで、はじき出すことができず。

さらに27分、左からの相馬のクロスがゴール前で混戦となり、こぼれだまを拾ったワシントンを
櫛野が倒してしまい、PKの判定。
これをワシントンに決められ、同点に追いつかれてしまう。

2点を取って安心したわけではないだろうが、
開始直後から続けていた強烈なプレス、試合中盤に差し掛かり、ちょっと緩みが出たか。
どちらも完全に崩されたわけではないとは言え、
やはり、「リスクを犯して攻める」水野が上がった裏のスペースに対し、
誰がカバーに行くのかということは徹底させておいてほしい。

前半から点の取り合いとなったこのゲーム、後半にもその勢いは引き継がれる。
結果的にゴールシーンは生まれなかったが、両軍ともに攻めあい、
ゴール前でのシーンがたくさん生まれた、スペクタクルなゲームであった。

ハッキリ言って、面白かった。

34分には水野に変えて林を投入、羽生が右により、3-4-3の3トップへ移行。
40分には巻に変えて滝沢投入。3-5-2ながらも滝沢はトップに近い位置でプレー。
最後まで攻め立てた千葉だったが、時間切れ引き分け。
これでリーグ戦3試合連続の「2−2」という結果に終わった。

後半、より多くの決定機を創出したのは千葉の方であったが、
すべてとめられた東京VのGK高木、
OPTAポイントはすごいことになってるんじゃないかなぁ(^^;
ファインセーブの連続でした。

千葉新外国人のハースとストヤノフ。これは大当たりですね。
非常〜に使える。
ミリノビッチほどの高さはないものの、十分強く、カバーリング能力も高そうなストヤノフ。
試合を重ねてコンビネーションがさらに高まれば、強固な3バックを形成できそうです。
最前線のマリオ・ハース。さすがはオシムの教え子、オシムサッカーをよくわかっている。
周囲ともフィットしてきて、かなりの存在感を見せていた。なによりも、よく走るわ。

3試合連続引き分けで結果はでていないが、悲観することはないと思います。
これだけの内容ならば、黙っていても結果はついてきそうです。
主力が軒並み抜けて、心配された今シーズンでしたが、
かなりの期待がもてそうな感じを受けた、そんな内容の好ゲームでした。






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