4月17日(土) 18時00分 横浜国際  観衆 20,360人
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横浜F・マリノス__
1−1
1−0
 
__ガンバ大阪
 
得点_(横) 前半16分_1−0_坂田 大輔

(横) 前半23分2−0久保 竜彦
(大) 前半34分2−1遠藤 保仁


夕闇せまる横国。
とっても暖かくなった今週末は、最高気温は25度にも達しようかという勢い。
初夏を思わせる土曜日の夕暮れ、ちょっと早い18時キックオフということで、
家族連れがみんなで来ないかなぁ?と思いましたが、2万人をわずかに超えた程度。
もうちょっと入ってほしかったなぁ・・・残念。

横浜の先発は4-4-2で、
GK榎本達、ドゥトラ-松田-中澤-田中隼麿、ボランチに那須&柳想鐵、
左:奥、右:佐藤由紀彦、2トップは久保と坂田。
ベンチには安貞桓、中西永輔が控える豪華メンバーである。
G大阪の先発も4-4-2で、
GK:松代直樹、児玉新-實好礼忠-シジクレイ-渡辺光輝、ボランチに遠藤保仁&山口智、
攻撃的MFにフェルナンジーニョ&二川孝広、2トップがマグロンと大黒将志。
宮本は怪我のため出場回避。

立ち上がりから、ガンバ大阪が積極的。
中盤のパス回しから、両翼を使ったかと思えば、シジクレイの攻撃参加からのロングシュートも。
サイドアタックにミドル、ロングシュートも織り交ぜる多彩な攻撃を披露。
守っては、中盤からのプレスが有効に機能し、横浜につけ入る隙を与えない。
ほぼ完璧と言ってよい立ち上がりで、一方的に横浜陣内へ攻め込んでいたのだが、
カウンター2発をまともに喰らった感じで沈んでしまった。
16分、横浜のカウンターから、右のエリアちょい外くらいの久保にパスが通る。
DFは2人戻ってきていたのだが、久保が粘ってキープ。
DFが体を寄せて久保の体勢を崩したのだが、
後ろから上がってきた坂田がコレを拾い、そのまま左足で豪快なミドルシュートを決める。
横浜のこの試合初のチャンスをキッチリ決めた坂田。ファインゴールでした。
続く23分、またもカウンターから、左を上がっていた佐藤へ。
ドリブルで抜け出し、GKが出てきたところを中央にフォローに走った久保へラストパス。
受けた久保が無人のゴールへと流し込んだ。
かーなーりオフサイドっぽい怪しいプレーだったが、副審はゴールを認め、横浜2点目。
てか、ゴールが認められたからよかったものの、
余裕があったんだから、もっとオフサイドラインを気にしろよな(笑)>久保さんよぉ

2点を取られたものの、攻勢なのはあいかわらずG大阪。
この攻撃が実ったのは34分でした。
大黒(?)の突破がつぶされ、エリアちょい外のゴール左45度、
右足での絶好の位置でFKを得る。
山口かな?とも思ったが、遠藤が蹴ったシュートはファー側の上いっぱいに吸い込まれ、
G大阪が1点を返す。

圧倒的に攻め込みながらも、なかなかゴールに結びつかないG大阪、
対してカウンターから少ないチャンスをキッチリ決めた横浜。
横浜の堅守と試合巧者ぶりが目立った前半でした。

後半。最初はメンバー交代なし。
1点リードし、引き気味の展開に拍車のかかる横浜。
1点リードされ、攻撃にさらに拍車がかかるG大阪。
ま、結局展開としては最初からあまりかわらず(笑)、G大阪の攻撃が続きます。
53分、佐藤に変えてDFの河合竜二を投入、松田・中澤と3バックを組む。
しかし60分、中澤が右肩を負傷し、山崎雅人と交代。
再び4バックに戻すという器用なことをやってのけていた(笑)
  #オフィシャルには那須を下げて3バック継続、柳&奥のボランチに山崎がトップ下
  #って書いてあったが、スタンドから見てるとそーは見えなかったんだけど(^^;
ちゃんと危機管理ができている模様。しっかり練習しているのかな。

G大阪の方は、60分、児玉に変えて吉原宏太を、
71分、渡辺に変えて橋本英郎を、86分、フェルナンジーニョに変えて中山悟志を投入。
どんどん前がかりになり、最後は大黒、マグロン、吉原、中山と4トップ体勢で攻めたが、
横浜の堅固なDFラインが慌てず騒がずキッチリ対処。
攻められはしましたが、硬い守備でG大阪に得点を許さない。

結局、「1点差を追われ、ひたすら攻め続けられる」という内容ではあったのだが、
それほど危ないという感じを与えることなく試合を終了させた。(すげぇ〜(^^;)
この辺には、堅固な守備ラインに支えられた王者の風格が感じられる。
2−1で、横浜の勝利となったゲームであった。

前半はG大阪にペースを握られ、ほぼ一方的に攻め込まれ、受身に立っていたのだが、
逆にカウンターから2点を先取し、リードを奪った。
岡田監督があまり好きじゃないリアクションサッカーというやつであるが、
試合後のコメントからは、「前向きに」という発言が目立っていた。
相手は3位と好調のG大阪、しかもACL等もあり疲労が目立つチーム事情。
内容は問わないで結果重視、というところか。



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