11月8日(土) 13時30分 草薙球技場  観衆 不明(2,000人くらい?)
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清水商業__
 
1−0
1−0
 
__静岡学園
得点_(清) 前半 5分_1−0_松島寛季

(清) 後半32分2−0中村卓樹



続いて注目の第二試合。
過去12年で実に11度、そしてここ5年間は連続で、静岡の代表は両校のどちらかです。
静岡清水合併により、今年から『静岡ダービー』となったこの試合。
しかしこの成績を見れば、『静岡』の意味は『市』ではなく『県』でも良いですね(^^;
先発は以下。

4-4-2な清商と、3-5-2な静学。
立ち上がりの5分、イキナリ試合が動く。
清商は右サイドの突破からチャンスをつくり、エリア内でDFを背負いながらパスを受けた松島が、
右側へ素早い反転、即シュートというすばらしいプレーをみせた。
この左足のシュートがゴールに突き刺さり、清商が先制点をあげる。
清商のエースナンバー『8』を背負う松島、あれはうまかったぁ。
イキナリの先制パンチであったが、静学も焦ることなく対応。
徐々にペースがあがり、中盤でボールがもてるようになり、
18分には濱田が放ったミドルシュートがポストを叩くなど、静学が押し気味にゲームを進める。

前半も30分をすぎると、完全に静学ペースとなり、タレントの揃う中盤は完全に制圧した。
しかし、フィニッシュが決まらない。
これが気に食わなかったのか?(^^; 前半36分には濱田を下げる。
加藤を前線に上げ、ボランチに清水を投入した井田采配。中盤の活性化を図ったか。
しかし前半はこのまま1−0で終了。
開始早々に先制した清商であったが、徐々に静学ペースとなってきた。後半、怒涛の反撃があるか?

選手交代無しで始まった後半だが、後半10分には木戸を投入した静学、松下をDFへ下げる。

木戸を投入し、いき上がる静学応援席。
  ♪おーまえーのたーめに〜うーたうーから  さーきーめてーくれ〜きーどごーろお!
の大合唱。
ストライカーの投入で雰囲気が変わり、攻撃の勢いを増す静学。
防戦一方となった清商だったが、堅い4バックは健在で、なかなか崩れない。
ボールを保持して優勢に進めている静学だが、清商のカウンターは脅威。
なにより、質の高い水野のキックに高さが加わるセットプレーには恐さがあり、一発の可能性十分。
戦術うんぬんよりも、気持ちの勝負となった後半残り20分。
こじ開けるか、それともカウンターか。

決まったのは、カウンターでした。
静学が後半28分、清水に代えて板倉を投入。3トップとし、さらにたたみかけようとした矢先でした。
後半32分、まさしく『カウンター一発』。
耐えに耐えたDF陣から出たカウンターのボールに、左サイドの中村が追いつき、
そのまま打ったシュートがゴールに吸い込まれ、2−0。
終了間際には静学のゴール?(ラインギリギリでクリア)をめぐって微妙な判定があったが、認められず、試合終了。
静岡学園、10年連続決勝進出ならず。

勝った清商、守備は堅かったですねぇ〜。
中盤でボールを持たれ(持たせていたのか?(^^;)、何度か危ない場面もありましたが、
フィニッシュだけはフリーにさせなかった。
結果、静学に対して完封勝利。この堅い4バックはもはや伝統なのか。
最後は有力校同士の対決にふさわしい、激しいゲームとなった準々決勝第二試合。
観客が沸くシーンも多かった、面白いゲームでした。



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