4月19日(土) 15時00分 エコパ  観衆 32,528人
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清水エスパルス__
0−0
0−2
 
__ジュビロ磐田
 
得点_(磐) 後半20分_0−1_藤田俊哉

(磐) 後半24分_0−2_グラウ


2003年第一回静岡祭!
今年の第一戦は、清水エスパルスのホームで、
暖かくなってきた4月、32528人の観衆を集めて、
2年ぶりにエコパでの開催となりました。
静岡ダービーは両親連れて行こうと思っているのですが、
今日は父親が仕事で来られず。母と二人でメインスタンドから観戦しておりました。

清水の方のスタメンは、黒河に、村松-池田-森岡-市川、ボランチが杉山&吉田、
攻撃的に、三都主-安-伊東、1トップにトゥット。
対するジュビロ磐田の方は、
ヴァンズワムに、山西-鈴木-田中、服部-福西+名波+藤田-西のN-BOX、
2トップは中山&グラウ。

未来の10番、杉山浩太がリーグ戦初出場。しかも初先発で、静岡ダービー。
杉山が日本代表のベテランにまでなった時には、
「リーグ戦初出場は静岡ダービーだったなぁ〜」って昔話が出てくるんでしょうね(笑)
後半25分に澤登と交代するまで、ボランチの位置でがんばっておりました。
緊張?からか、ちょっと球離れ(判断)が遅いシーンもありましたが、
及第点でしょうか。

序盤、清水の攻勢で始まりました。
言い換えれば、磐田が感触を探っている状態とも言えますが(笑)
静岡ダービーではよくある傾向でしょうか(^^;
それほど積極的ではない磐田に対し、中盤を制圧している吉田から、
両サイドを使った攻撃が目立つ。
磐田の方は、ボランチ以降がじっくりと引いて、清水の攻撃に冷静に対処。
少し下がり目の服部&福西の守備に加えて、後ろには鉄壁の3バックが健在。
気迫で攻める清水、冷静に対応する磐田、こんな感じでしょうか。

と、まぁまぁ無難な立ち上がりでしたが、15分、トゥットが足を故障。で、北嶋登場。
そのまま1トップに入る。ターゲットのタイプは変わったが、役割はあんまり変わりませんかな。
スムースに溶け込めました。
直後の16分、安のシュート(ブロックにあう)のこぼれ玉を拾った三都主が、
左サイドエリア外25mから強烈なグラウンダーのシュートを放つ。
ファーポストギリギリに飛んだ弾道は、GKがかろうじてさわり、ポストを弾いて外へ。
いやぁおしかった・・・
ココまでは清水ペースできた本日のダービーマッチでしたが、
20分を過ぎたあたりから、ジュビロのウォーミングアップが終わったようで(笑)
形成が逆転します。
立ち上がりから積極的に攻めてくるチームに対しては、最初はじっとがまんして、
その攻撃が一段落したあと、怒濤の攻勢をかける。
王者の方にはこんな指示でも出てるんでしょうかねぇ?(^^;

徐々に運動量の増した磐田の中盤がボールをキープする時間が長くなり、
清水は完全に自陣に貼り付けられた状態。
時折、カウンターから「お!」っと思わせるシーンを造るものの、
シュートまでもっていけない。打っても苦し紛れで、枠をとらえられない。
決定的なを創造することはできず。
逆に磐田は右サイドの西の突破が冴え、何度か良い形を作りだす。
22分には、ゴール前へのクロスから、グラウがヘッドで狙った決定的な場面もあったが、
おしくもゴールならず。

前半はなんとか0−0で持ちこたえたという感じの清水。
動きにキレのない主将・三都主はとっとと下げて、
平松や澤登を出すべきではないかと思っておりましたが、交代ナシ。
前半と同じペースの試合が後半も展開されました。
そして後半15分、それまで耐えに耐えていたDFラインがついに決壊。
エリア手前で藤田。前には清水DFが3人。
その状況で、左前方にいた西との華麗なワンツーで、相手DFを一瞬にして抜き去り、
GKと1対1。これを冷静に決めて、ついに均衡が破れる。
藤田、渾身のガッツポーズ。
森岡&池田の清水が誇る「代表コンビ」が固める中央から、堂々と崩してのゴール!!!
スバラシイ。恐れ入りました。

ガックリきた清水DFに対し、磐田攻撃陣がここぞとばかりにたたみかける。
24分にはCK崩れから、藤田の右からのセンタリングが、
ゴール前でフリーとなったグラウの頭にピタリと合い、ジュビロ2点目。
押せ押せムードの磐田を前に、ガックリきている清水。
そこに魂を注入すべく、大木監督が(やっと)動く。
杉山に変え、ここで澤登を投入。
ボランチをひとり削って、攻撃的なMFの位置に入った澤登が、
磐田DFが回すボールに対して積極的にプレスをかけ続ける。
あの献身的な姿を見て、他の選手が何かを感じなければいけないのですがねぇ・・・
そりゃ入ってきたばかりってのはあるが、動いてるのは澤登だけじゃねーか。

澤登効果で、磐田のイケイケムードをとりあえずは押さえることに成功。
2点とって、少し余裕が出てきた磐田は、再び冷静な試合運びに徹しはじめる。
ゲームが少し落ち着いてきたところで、清水は、今度はこちらにペースをもってこなければ
ならないのですが、大木監督は吉田を下げて平松を投入。
伊東をボランチに下げ、右サイドへ配置。
積極的なドリブル突破を試みるが、これは山西がシャットアウト。

結局、平松を投入するも流れを引き寄せるには至らず、そのまま試合終了。
2−0で、磐田の貫禄勝ちとあいなりました。
今日は力負けですねぇ。何もかもが磐田の方が上でしたねぇ。
次、静岡祭第2戦は、後期第2節の8月23日。
それまでには、少しは立ち直っていることを願います。



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