11月9日(土) 13時35分 清水市営  観衆 不明 (2,000人くらい?)
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清水市立商業__
 
0−0
1−1
0−0
0−0
6PK5
 
__東海大翔洋
P (東) ○○○○× ○×‖ 5
K (清) ×○○○○ ○○‖ 6

得点_(清) 後半20分_1−0_菊地直哉

(東) 後半32分1−1大橋友貴


第二試合は特別シードの清商が登場。東海大翔洋との南清水ダービー?(笑)
第一試合の終盤から、お客さんも続々とつめかけ、スタンドは満員。立ち見も出ました。
私は放送席横の一番上のイスに座っておりました。
風もよけられ、太陽も背にあたり、一番高いから試合も見やすいと、すばらしい席であったのですが、
立ち見の皆様が増えるにつれ、太陽光がさえぎられる(爆)
日照権の侵害だ〜!(爆)
しかし他に席もなく、しかたないから寒さに震えながらの観戦でした(^^;

先発は以下。

ともに4-4-2。菊地は右ボランチ、秋葉は左ウィング。
左から右に、風上に立つ清商、風下の東海が、右から左に攻める。
あいかわらずの強風、清商応援席のビッグフラッグが、風にあおられてかなりつらそうです(笑)

前半、風上に立つ清商が、菊池&筑城の両ボランチが李&水野の両ウィングを走らせる。
対する東海は風の影響から、クリアが前に飛ばず、また、パスをつなごうにも
清商の鋭い出足の前に、中盤で劣勢を強いられ、思うような攻撃ができない。

東海の方はボランチ・杉山の攻守が目立ち、清商の中盤をチェック。
菊地が杉山を避けるかのように、左右のオープンスペースに長いボールを展開している。
15分、エリア付近でパス3本つないで最後は清商・井上がエリア外から狙うが、
わずかに右にそれる。

東海の秋葉には良いボールが供給されず、孤立する場面が多い。
20分頃から、それまで高いポジションを保っていた秋葉であったが、
業を煮やした(?)か、下がってきてボールを受けるようになる。
トップへ、逆サイドへと、長短織り交ぜたパスで、司令塔的な役割をはたしはじめる。
27分、右60度35mの東海のFK。秋葉が入れたボールは清商DFの頭上を越え、
GKの目の前に落とす絶妙のボールであったが、FWがつめることができず。

清商優勢も、鋭いカウンターを見せる東海。こうして前半は終了。
秋葉がボールを触る回数の増加とともに東海も良い形が生まれはじめてきている。
ゴール前のシーンも多く、面白いゲーム。満員のスタンドも沸いています、清水総合。

後半、東海は両ウィングのポジションを入れ替える。
後半も秋葉がスタンド側。ファンサービス旺盛な東海・内藤直樹監督(笑)
中盤でポジションチェンジを繰り返し、清商のマークを混乱させ、
さらに風の助けもあり、東海の時間帯が続く。
後半11分、左CK崩れを再度、左から古本がクロス。
ファーでフリーだった秋葉がダイビングヘッドを試みるも、サイドネット外。

完全に東海がペースを握った状態であったが、先制したのは清商でした。
後半20分、東海ゴール前で混戦。
櫻田のシュートがこぼれたところ、エリア外にいて狙っていた菊地がミドルシュートを決める。
高校選手権では清商2年ぶりのゴールとなり(笑)沸き返る清商応援団。

1点をとられはしたが、東海の攻勢な試合展開は変わらず。
30分には古元に変えて石嵜投入。

こんな感じ。(後半7分に遠藤→鷲巣)
これが実ったか、東海が同点に追いつく。
後半32分、右サイドで秋葉が粘り、センタリング。
ニア側では2−2だったが、ファーまで流れたボールをフリーでいた大橋が決め、同点。

勢いにのる東海が、秋葉をトップに上げて猛攻。
80分以内、風上であるうちに、勝ち越しゴールを奪いたいところであったが、
清商がなんとかしのぎ、10分ハーフの延長戦へ。(非Vゴール)

ここまで交代のカードを切らなかった清商・大滝監督であったが、
延長から左ウィングの李に変えて栗田投入。東海は交代ナシ。
80分終了間際では足を気にする選手がたくさんいたが、交代ナシで、はたしてもつのか。

風がやんだ清水総合。延長戦は双方ともに縦に早い展開となり、体力的にみなつらそう。
しかしながら、負けたら終わりの選手権。気合が違います。
フリーランニングは少なくても、ボール際では走る走る・・・

しかしながら延長戦でも決着つかず、勝負はPK戦へ。
東海の先行で始まったPKは、1人目の秋葉がキッチリ決めたのに対し、
清商・井上の右に蹴ったシュートは山田優がセーブ。
2人目の菊地以後はキッチリ決めたものの、東海もはずさない。
4人終わって4−3。
しかし、決めれば勝ちの東海5人目・早房(?)のシュートはゴール上方へ・・・
清商は大道が左へキッチリ決めて、同点。PK戦も延長へ。

サドンデス、中村と前田が共に決めた後の7人目、
東海はGK前田が自ら蹴ったものの、河野がセーブ。
清商は櫻田が左へ決めて、熱戦に終止符を打った。

寒い中での試合でしたが、面白かったです。
PK戦は決められれば終わりという場面まで追い込まれた清商でしたが、
そこから見事にひっくり返しました。
100分間の死闘にPK戦まで戦った清商、明日の藤枝東戦までに回復させることができるかどうか。




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