10月06日(日) 15時34分 三ツ沢  観衆 12,236人
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横浜F・M__
0−0
0−1
 
__京都サンガ
得点_(京) 後半43分_0−1_中払 大介


前期は優勝争いをしながらも最後に磐田に競り負けた横浜、
若手の成長に、パクチソンという柱が加わり、躍進を続ける京都の対戦を、
久々に三ツ沢へ見に行ってきました。

チケットはほぼ完売。
ゴール裏で見ましたが、手にしていたのは4000円の指定席(笑)
狭い三ツ沢のゴール裏で、雰囲気はよかったのですが、
4000円に見合う試合内容ではなかったなぁ・・・(^^;

先発は、横浜が4−4−2で、
GK榎本、DF:ドゥトラ-松田-中澤-波戸、遠藤-上野-永山の3ボランチに、
トップ下:奥、清水&ウィルの2トップ。
対する京都は3−5−2で、
GK:平井、DF:鈴木-手島-辻本、ボランチ中村忠、左:鈴木慎吾、右:斉藤大介、
中央:石丸清隆、FWは黒部-パク-冨田晋矢の3トップ。

両軍ともに相手の出方を見るような、ゆったりとした立ち上がり。
4バックの3ボランチで望んだ横浜は中盤からの守備が堅く、
京都にまともなシュートを打たせない。
しかしながら攻撃のバリエーションが少なく、ウィルめがけてロングボールを送って
そのこぼれ玉を狙ってみようかな、という単調な攻撃に終始し、
こちらもゴール前でのプレーはあまり見られず。
一緒に見ていた横浜サポの方が自嘲気味に、『(今の横浜は)こんなもんだよ(笑)』
と言っておりましたが、う〜む、そうなのか(^^;;
単調な展開のまま、前半を終了。決定機少なし。

横浜の方は、右SBの波戸が攻撃参加を繰り返すものの、
左のドゥトラが全く前にでないために、左からの攻めが皆無。
遠藤あたりが左オープンに走るべきなんでしょうが、行く気まったくなし。
結果、左に広大なスペースが生まれてましたが、そこを有効利用できず。
皆がよりまくって過密した中央の狭いところを、一生懸命突破しようとしてましたが、
アレだけじゃぁ突破は難しいよなぁ・・・

京都の方はよくパスがまわっておりまして、なかなか良い感じ。
横浜がやりたいよーなパス回しを京都が実践していた格好ですが、
横浜3ボランチの好守の前に、ゴール前まで運ぶことはできず、
後ろで回しているだけなシーン多発。
パクチソンのドリブル突破など、個人技でわかせるシーンも少しはありましたが、
ゴールを割るまでには至らず。

後半、先に動いたのは京都・エンゲルス監督。
煮詰まった状況を打破するため、冨田に変えて中払投入。
冨田はなかなか良かったのですがねぇ。体力を優先したエンゲルス監督。
前線にフレッシュな選手を入れ、1点を取りに行きました。

すると今度は横浜・ラザロニ監督が動く。清水に変えて平瀬投入。
これがトップの位置に入らず、左サイドに張るようになる。
遊ばれている左サイドのスペースを有効活用すべく、平瀬に指示を持たせた模様。
ウィルのワントップのような状態になりましたが、平瀬を左サイドに張らせることで、
京都DFを連れ出し、ゴール前の人口密度を薄くすることに成功。
スペースが生まれた中央で、2列目の選手が飛び込んでこれるようになり、横浜ペースへ。
これはラザロニ監督の好手ではないでしょうか。

スタミナの切れたパクチソンを熱田に変え、横浜も遠藤→久永とスウィッチしましたが、
横浜攻勢な試合展開に変わりなし。
ゴール前でのチャンスも増えてはきましたが、得点に結びつくようなビックチャンスは作れずに、
延長がちらつき始めた後半43分、1発のカウンターから京都に決勝ゴールが生まれる。
カウンターから、●●が右からアーリークロスを放り込み、
そこに走り込んだ中払が流し込んで、土壇場で京都が1点をもぎ取る。

横浜の攻撃を耐え凌いで、カウンターから1点と、
まさにアウェーでの戦い方の手本のようなゲーム運びで、
京都が勝ち点3を手にしました。
いやぁ、強いですねぇ京都。

対する横浜の方は、なにかちぐはぐな印象がぬぐえないプレーぶり。
監督の考えが選手によく伝わってないんじゃないですかねぇ・・・
選手も監督も能力はあるのでしょうから、
横浜再浮上に必要なのは、話し合い、ですかねぇ。



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