6月3日(日) 11時00分 日本平  観衆 不明(3000人くらい?)
_
静岡学園__

0−0
1−0
 
__浜  名
得点(静) 後半34分1−0渡井


前日、遅くまで起きていたために、超寝不足(笑)
1.5時間睡眠で、しかも新幹線利用(^^;
11時に日本平ってのは、東京都民にとってはツライっすねぇ。
しかし、やってきましたよ日本平。
電車内は睡眠時間の確保に当ててましたが、
清水駅から日本平へのバスの中では、徐々に緊張感が。
ひさしぶりの高校サッカー観戦への期待で、徐々に興奮度も高まる。

到着は10時50分頃。
メインスタンドまで回ろうと思ったのですが、
門をくぐった時にはすでにスタメン発表が始まっていたので、
バックの屋根の下で、スタメンのメモ。
そのまま第一試合は静学応援団の後ろで観戦してました。

スタメンは以下。

なんと3−4−3なんてシステムを始めた静学と、3−5−2な浜名。
注目は、矢野vs永田のU−18代表対決でしょうか。
立ち上がりから静学が攻勢。
静学の中盤・渡井と安藤がゲームを支配、
左ウィング:牧野の突破から、浜名ゴールに襲いかかる。
10分には右CKからヘッドで狙うが(誰だ?)、ポストに阻まれる。
この開始早々からの猛攻に防戦一方な浜名、
キレまくりな牧野の突破が止められずに右サイドを破られまくっていたため、
ここで池谷監督は大胆にもシステム変更を選択。
左ウィングだった宮地を右SBに入れ、頼母木を左へ。

4−4−2へと移行。
右SBへ入った宮地君、攻め上がりは控えて牧野へマンマーク的に
ピッタリとマーク。
このシステム変更が効いたか、この後浜名DFに安定感が戻る。
しっかし、試合中のシステム変更ってのはプロでも大変だと聞きますが、
高校レベルであっさりやってのける浜名、
さすがに「今年は期待の年」と言われるだけの事はあるなぁ。

前半は0−0で終了。
相対的には65-35ってな感じのキープ率で静学がボールを支配。
静学の方は、3-4-3というシステムから、左ウイング牧野を使って、
再三浜名ゴールへ迫るが、決定力に欠ける。
浜名が4バックに移行してからは牧野が押さえられ、
中盤で手詰まりになってしまった状況もしばしば。
しかし渡井&安藤という真ん中の2人が攻守に奮闘。
昨年の安藤&桜田も良かったが、今年の真ん中も高レベルだ。

浜名の方は攻められながらも、4バック移行後は守備も安定。
28分には浜名の速攻、水谷が左サイドからドリブルで仕掛け、
エリア内に進入してトリッキーなフェイントからゴールを狙うが、
ファー側のポストをかすめて外れるという決定機も作った。
攻守の要の主将・伊藤圭佑から、頼母木を使ってのカウンターが狙いであったが、
静学の3バックも固く、エース・矢野貴章へなかなか良いボールが供給できず。

後半も同じ様な状況で進む。
12分浜名、伊藤からのくさびのボールをポストが落として、
水谷が正面20mの距離からシュート、GKがナイスセーブで上へはじく。
13分静学、右サイドに振ったボールを受けた谷澤がドリブルで持ち込み、
3人を交わして最後はループ気味に狙うも、GKがおいついてセーブ。
と、両10番の競演もありました。

終盤は、前半からのハイスピードな展開に疲れてきたか、
双方ともにファールが多くなる。
しかし展開は互角の様相で、共に決定機を作り出し、
ゴールの臭いがしはじめるものの、決定力を欠き、延長突入かと思われた、
後半34分。
静学の左CK、ファーで待っていた渡井がヘッドで決めて、決勝点。
ロスタイムもほとんどなく、このまま静学が決勝進出を決めました。

中盤を支配し、決定機の数は上であったのは静学。
ある意味「決められない展開」ではあったが、
最後の最後に結果をさしましたねぇ。
決定力を補うための3トップなのかなぁ?(笑)
反面、今年もやはり中盤は強そーだ。

浜名の方は、試合中にシステムを変える等の高い戦術理解度を見せる。
4バックにしてからの守備は安定感が見られ、
伊藤、頼母木らが中心となったカウンターも迫力はあった。
しかし最前線の矢野に、良いボールが供給できなかったのが敗因か。
永田を中心に据えた静学DF陣の勝利ですね。
チーム力は高いだけに、3年生が残れば、選手権も優勝候補の1角でしょう。

攻守の切り替えの早い、面白い試合でした。
静学は6度目(?)の決勝進出。
今年こそ、初の総体行きなるか。



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