5月6日(日) 16時04分 国立  観衆 19,740人
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鹿島アントラーズ__

2−1
1−2
0−0
0-v1
 
__清水エスパルス
得点(鹿) 前半 6分1−0柳沢
 (鹿) 前半17分2−0金古
(清) 前半27分2−1アレックス
(清) 後半27分2−2安永
(清) 後半29分2−3アレックス
(鹿) 後半38分3−3ビスマルク(PK)
(清) 延後 4分3−4バロン


主審・モットラムさんの出した本日のカードは…

合計7枚。荒れた試合でございました…


今日のひとこと。
アレックス年俸をもっと上げてやろう!
今日も大活躍でございました。
いやいや、アレックスがいなくなったら・・・かなり大変な事になりそうですよねぇ(^^;
そのためにも、みんなで日本平へ通いましょう。

ファビアーノも相馬も中田浩もいないし、勝てるだろうとは思って行きましたが、
XEROXから2ヶ月。あの完勝試合から、鹿島はどんな感じに修正してくるのか?
いろいろと興味深い一戦でした。

スタメンは、真田、古賀-森岡-斉藤、戸田、左:アレックス、右・市川、
前目に伊東・平松、トップにバロン&安永。
ま、いつものメンツっすね。
鹿島の方は、高桑、根本-金古-秋田-名良橋、熊谷・本田、ビスマルク・小笠原、
2トップには平瀬と柳沢。

前半、リベンジとばかりに積極的に攻めてくる鹿島。
熊谷&本田で組むボランチが有効に機能し、清水に自由にボールを回させない。
で、6分、カウンターからビスマルクのロングボールに抜け出した柳沢が、
頭でウマイトラップを見せて、森岡(?)に競り勝ち、左足で先制ゴール。
うーむ、イキナリやられてしまった・・・

先制されるととたんに落ち込む清水エスパルス・・・
中盤でのチェックがおろそかになり、5人をかけていて有利はなずの中盤で、
4人の鹿島と互角の争いを演じる。
さらに17分、鹿島右のショートコーナーから、名良橋のクロスを、
ファーで待っていた金古が3メートルの距離から頭で決めて、2点目。
っつーか出ろよ(怒)>真田
あんなゴール目の前までセンタリングを放り込まれて、
出ないで待ってんじゃねーよ(怒)
ってゆーか「出る」っていう単語を使うほどの距離でもないだろー(怒)
真田のミスから0−2・・・
いくら前節5ゴールしたからって、2節続けて大量得点なんて期待できるはずもなく(爆)
早くも絶望感が漂いましたが・・・参りましたm(_ _)m>攻撃陣さま

2点取られて少しは目が覚めたか、それともやっとアップが終わったのか(爆)
だんだんと前線の運動量が増え、フォアチェックが効いてくる。
結果、中盤を支配仕返す事に成功、徐々に清水ペースに。
右サイド、センターラインちょいすぎくらいのFKから、
早いリスタートを市川が縦にけり出す。伊東がもらって、アーリークロス。
ゴール前で安永とバロンがそれぞれDFと競りながらボールに走るが、いずれも届かず。
そしてファーまで流れてきたボールをフリーのアレックスが決めて、1点を返す。
さらに31分、アレックスの突破を学習能力のない名良橋が足を引っかけて倒し、
2度目のイエローカードをGETして、退場処分。
6分前に同じ事したばっかりのくせに・・・何をやっているのか(笑)

4バックを保つために熊谷を右SBに入れ、本田1人に中盤をまかせる。
しかし相手は中盤のパス回しには定評があり、しかも1点を取って活気づいている。
押さえられるはずもなく(^^;
このあと、一方的に清水が押し込む試合が後半30分まで続きました。
37分には、平瀬を外して内田を投入して右SBへ。
熊谷を元に戻し、中盤のテコ入れをはかりましたが、清水の攻勢は止められず。
両サイドを広く使ったワイドな攻撃が、これでもかというほど続きました。

鹿島の方は、ワントップとなった柳沢が前線で孤立。
1点目のような長いパスからチャンスをうかがいますが、
プレッシャーの効いた中盤から、質の高いパスが出てくるはずもなく、
また、出たとしても1人ではどーしよーもなく、清水3バックが余裕を持って押さえる。
迫力のない鹿島の攻撃に安心しながら、あとは清水の同点ゴールを待つばかり、
だったんですが・・・(^^;

中盤で回す圧倒的なパスの成功数に対して、
異様に少ないシュート数(><)
やりたい放題にパスを回し、サイドチェンジもし放題、と、
完全に中盤は制圧してるんですが、シュートが打てず。
これは・・・たとえ負けても、
今節の OPTAポイントだけは、
きっと ものすげー んだろうなぁーと思いながら観戦(^^;
数的有利を活かし、また鹿島が守備にせいいっぱいという事もあり、
こぼれだまを全部拾った清水は、ものすごい数のパスを回しますが、
シュートを打たなければ何も起こるはずもなく・・・
ったく、中田を見習え!(^^;

後半から、戸田に代えて吉田投入。
前半にもましてワンサイドゲームを展開。
清水サポの近い方で試合がよく見えるのは良いのですが、
シュートの少ない展開はあいかわらず。

後半26分、平松に代えて澤登投入。
前線での運動量は勝っていると見て、今度はそこに"精度"を加えたか。
その直後、待ちに待った歓喜の瞬間が訪れる。

左サイドからアレックスがドリブルでエリア内へ進入。
そこからふわっと浮かせたセンタリングがゴール正面のバロンへ。
バロンがあたまでファーへ流し、フリーで走り込んだ安永が、
右足アウトサイドでうまく合わせてゴール。

さらに、鹿島DF陣に同点のショックが残る2分後、
右からの市川が、GKとDFのちょうどまんなかに落とす絶妙のクロス。
飛び出した高桑がキャッチできず、ファーまで流れる。
これに、走り込んできたアレックスが、がら空きのゴールへ打ち込み、
ついに逆転!
0−2 からの逆転劇 に、狂喜乱舞のゴール裏。
しかし、同時に時計を見る。
・・・残り15分もあるのかぁ・・・うーむ。

あいかわらず、行動がわかりやすい 清水エスパルスイレブン。
勝ち越したと思ったら、途端に守りに入りやがる(苦笑)
まったく攻める元気をなくした清水を見てか、
鹿島監督・トニーニョセレーゾ、本田に代えて鈴木隆行投入。
これが大正解となる。

気持ちが守りに入った清水、前線〜中盤での積極的なチェックが、全くなくなる。
うーむ…なんで君たちはそー 極端 なの?(爆)
1点リードされて、攻めるしかない鹿島の攻めに、
いきなり あたふた し始め、途端に不安定なDFライン(^^;
鈴木を加えて一気に攻勢に出た鹿島を結局止められず、
37分、斉藤が鈴木を倒して一発レッド&PK献上・・・
しかしですねぇ、主審のモットラムさん、
ビデオで見る限り、あれはエリアだと思うのですが、どーでしょうかねぇ?

とにかく、これで同点においつかれ、
圧倒的に試合を支配しながらも、結局延長にもつれ込む失態。

延長に入り、私は「バロンに代えて横山を投入すべきだ」と思いました。
終了間際にはバロンがあまり機能していなかったと見えたからです。
そして期待通り横山は入ったのですが、
交代したのは、がんばっていた安永・・・
うーむ・・・
鹿島のDFラインはこの時点ですでにボロボロで、もうバロンの高さよりも、
後ろに抜けるスピードを持った選手を入れる方が有効ではないかと
考えたのですが・・・バロンは残った。
「え〜〜〜〜なんでぇ?」と叫びましたが、
試合を決めたのは、そのバロンの高さとパワーでした。
・・・大変失礼いたしました m(_ _ )m >バロンさま

延長前半6分には柳沢が不必要なファールで退場してくれて、
再び1人多い状況となった清水。
延長戦も、常に主導権を握る。

10分にはアレックスの左からのクロスにバロンが合わせてゴールネットを揺らすも、
ファーで待っていた横山がオフサイドという判定で、ノーゴール。
うーむ、おしい・・・

しかし後半4分、アレックスのクロスをバロンが落としてゴール前で大混戦。
こぼれたボールを横山が打つも、DFの足に当たってゴール前にフワッとあがる。
これをバロンが頭で押し込み、Vゴール。
やぁ〜っと決まったぁ〜って感じですが、なんとか勝利をもぎ取りました。

名良橋を葬って得た数的有利を最大限に生かした、清水の勝利ですね。
人数の差がハッキリ現れた試合でした。

この試合で見直したのが、鈴木隆行。
今までは、ゴール前でダイビングを繰り返すだけの『ただの荒っぽい選手』としか
思ってませんでしたが、ドリブルやらせても結構ウマイじゃん。
何より、相手サポに恐怖を与えられる存在ですねぇ。
これでもちっと「倒れないで頑張る」事を覚えれば、
もっと活躍できると思うんですけどねぇ(苦笑)

圧倒的に試合を支配しながらも勝ち点2しか取れなかった清水ですが、
なんとか形だけは次節の首位決戦@エコパこけら落とし につなげられました。
ま、最低限、これでよしとすべきでしょうか。

しかしまぁ『多彩な攻撃』と言われながらも、
アレックス頼みな部分が大きい事は事実・・・
マジでアレックスの年俸あげてやらないろ、
どこか他に行かれたら大変なことになりますよ(^^;



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