12月3日(日) 16時03分 日本平  観衆 8,027人
 
清水エスパルス  

0−2
1−0
 
  アル・ヒラル
得点
(ア) 前半35分0−1リカルド・ペレス・タマヨ
 (ア) 前半44分0−2リカルド・ペレス・タマヨ
(清) 後半 3分1−2サントス

当初、12月3日は、サポーター感謝デーが予定されており、
日本平スタジアムでいろいろとイベントがある予定でした。
しかし、AFCからの通達で、この日にスーパーカップが組まれました。
日程が決まってから今日まではふた月もなかったですが、
株式会社清水エスパルスは、
後援会員には専用のチラシを配送し、
スタジアム&オフィシャルショップでもチラシを配り、
電車の中吊り広告もつくり、
と、この日に試合が開催される事と、
この試合が世界クラブ選手権につながる重要な試合であることを、
必死に宣伝してきました。
実際の観客数は8027人でしたが、
あのパラパラと雨の降っている天気の中、よく入った方だと思います。
宣伝効果は確実にあっただろうと私は考えます。
地元の人間にも十分情報は行き渡っていたことでしょう。
しかし、しかし・・・
灯台もと暗し。
この試合の重要性がわかってない連中がいました。
清水エスパルスの 選手たち です。
いやぁさすがに球団広報の人も、
自分とこの選手にまでは気が回らなかったのでしょうねぇ。
市民にアピールすることに必死で、
選手たちにまでは情報が提供されなかったと考えられます。

ここでおさらいしておきましょう。
アジアスーパーカップとはどういう試合なのかを。
まぁこの試合自体がどーとかっていうのはあまり意味がありません。
アジアクラブ選手権者とアジアカップウィナーズカップ覇者が、
ホーム&アウェーで戦う試合にすぎません。
しかし昨年から、この試合に勝つと、
世界クラブ選手権に出場できるようになったのです。

重要なのはこの件が加わった、ということです。

では、世界クラブ選手権とはどういう大会なのか。
各地域のクラブ選手権者が集まって、
クラブレベルでの世界一を決めようという大会なのです。
次回は2001年8月に、スペインでの開催が予定されています。
ここに出場することができれば、どんなに極東の島国の田舎といえども、
先日のTOYOTA CUPで来日した様な世界の超一流クラブと対戦できるのです。
そして特筆すべきはその賞金。
第1回大会は参加8クラブでしたが、
   優勝=6億円、
   2位=5億円、
   3位=4億円、
   4位=3億円
   5〜8位=2億5千万円
という破格の金額が設定されました。
参加するだけで2億5千万ももらえるのです。
来年の大会では参加が12or16クラブに増えることもあり、
参加するだけ(予選リーグ敗退)ではたいしてもらえないと予想されますが、
それでも1億円以上はもらえるんじゃないでしょうか。
わかりますか?実質、これは
賞金1億円をかけたゲーム
なのですよ。
球団広報の方、清水市民によびかけるのも大切ですが、
この試合の重要性がまったくわかっていない選手たちにも
もっと宣伝してやって下さい。

わたくしの言いたいことは、以上です。


しかしまぁこれだけじゃぁ後で見返したとき、なんだかサッパリわからないので(爆)
一応試合経過も書いておきます(^^;
先発は、真田、左から戸田・森岡・斉藤、ボランチに伊東・サントス、
左に吉田、右に市川、中央に澤登、前に安永・アレックス。
立ち上がりは攻勢。しかし、パスを回そうという気持ちはある様ですが、
で、DFラインでボールをもらっても、パスコースを探して困ってる。
サントスはミスを連発、DFラインは処理にもたつく。
今日の敗因は、ハッキリ、
判断(玉離れ)が遅い。フォローがない。
の2点でしょう。
DFラインや中盤でボールを回していても、
前の選手がボールをもらおうという動きがないため、
ボール保持者が出し所がなくて困ってしまう。
しばらくドリブルしていると、当然相手のFWが詰めてくる。
そこでまぁ後ろに返そうそするのですが、
シンプルにとっとと返せば良いものを、
何考えてるのか時間をとってしまい、相手に詰められ、結果ボールを奪われる。
バックパスってのは別に恥ずかしい事でもなんでもないぞな。
詰められる前に後ろに戻しちゃえよ。

まったく、この試合をなんだと思っているのでしょうか。
賞金1億ですよ?1億!
格も賞金もチャンピオンシップより上なんですよ?
こんな重要な試合だってのに、
なんであんなに気の抜けたプレーしかできないのでしょうか。
ホントにこの試合の重要性が分かってない選手ばかりでした。
『ふぅ・・・バカばっか。』

失点の場面も、そんな感じで森岡が右サイドでボールを奪われ、
後ろにはGKしかいないから、当然相手FWが真田と1対1。
これを戸田が追いかけてってエリア内で相手を倒し、PK&レッド・・・
まぁ「あれはダイブだ」という見方もありますが、
エリア内で微妙なプレーにつながることをしたのは事実。
たしかに昔なら、あそこでファールすれば、PK+イエローで、
まだ「そっちの方が良い」という考えはありましたが、
今のルールでは一発レッドなのですよ。
どーせ1点取られるんだったら残りを11人で戦った方が良いじゃん。
なんであそこで行くかなぁ・・・
だいたいまだ前半の35分ですよ?しかもまだH&Aの第1戦ですよ?
2戦目の終盤で「ここで1点取られたら終わり」ってんならまだしも、
まだまだこれからじゃないですか。
なぜあそこでファールする必要があるかなぁ。
もっと真田を信用しろよ。1対1でも(たまには(笑))止めてくれるよ彼は。
まったく・・・

この横浜戦と同じ愚行を繰り返した戸田君のせいで、
残りを10人で戦わなければならなくなった清水。
吉田・森岡・斉藤・市川の4バックにして、4-2-1-2へ移行。
しかしパニックは収まらず。
ロスタイムにも失点を許し、0−2で前半を終了。
前半終了間際のゴール裏サポーターも、
イスに座ってる人も多く見られ、呆然・・・
気候ともども、寒い前半でした。

知り合いの清水サポの方と電話しながら、ため息ばっかついていましたら、
すぐに時間はすぎて、選手が出てきました。
清水の選手がやけにはやく出てきましたねぇ。気合いの現れか。

で、後半。
さすがに監督にカミナリでも落とされたか、気合い十分。
全体の運動量も上がり、不用意な「もちすぎ」もなくなる。
で、3分。
右CKをゴール前ではなく中央にグラウンダーでマイナスに戻し、
走り込んだ伊東がノーマークでミドルシュート!・・・が理想でしたが(笑)
伊東がこれを予想してなかったかな?
走り込むのが遅れ、相手に詰められ、シュートは打てず。
で、右に展開してからセンタリング。
コレが奏功したか、ファーで待っていたサントスにぴったりあい、
サントスがボレーでたたき込んで1点差。
後半開始早々、高らかに反撃開始の声を上げる様なゴールで、
会場中が「さぁこれからだ!」という雰囲気になる。
そしてその後は清水の一方的展開。
しかし相手が早々に守りに入ったため、なかなか崩せず。
右からの展開でゴール前どフリーで丁寧に打ったはずの
澤登の右足インサイドキックもなぜか左に外れ、
終了間際の伊東(?)がGKと1対1になったのも、デアイエに止められ、
結局そのまま1−2で終了。
ロスタイムを5分も取ってくれたのに、試合結果につなげられませんでした。

うーむ、残念。
後半なんかひとり少ないのに、圧倒してたんですけどねぇ・・・
かさねがさね、森岡と戸田のミスが残念でなりません。
前半だって、最初はなかなか良いペースだったのに。
まぁアレがなかったら後半の気合いもなかったかも知れませんけど(苦笑)

向こうはサウジ代表を多数含むサウジアラビア有数のビッククラブ。
しかし、うけた印象は「たいしたことない」でした。
まぁアウェーだから慎重にきたってのもあるんでしょうが、
アレなら十分勝てますよ。今のエスパルスでも。

次はアウェーでの第2戦。
アウェーゴール2倍ルールなので、1−0では不可。
2点以上取っての勝利が、1億円への絶対条件となります。
戸田は出場できません。代役はおそらく池田でしょう。
ACWC同様、今度も頼むぞ!>池田
ペリマン監督のラストゲームだ、頼むから気合い入れてくれ(><)



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