11月19日(日) 13時00分 三ツ沢  観衆 不明(一万人くらい?)
 
桐蔭学園  

1−1
1−0
 
  桐光学園
得点
(蔭) 前半 3分1−0大久保
 (光) 前半28分1−1前沢
(蔭) 後半23分2−1奈良


神奈川の決勝を見てきました。
カードは桐蔭×桐光という有名校同士のビックカード。
実はこの2校が選手権予選決勝で対戦するのはこれが初めての様で。
意外ですねぇ。
攻守の切り替えの非常に早い、スピーディーな面白いゲームでした。

今日は天気も良く風もなく、絶好のサッカー日より。
どーせ余裕だろうとタカをくくってギリギリ到着で行ったら・・・(^^;
三ツ沢についたのは12:45だったのですが、
チケット売場に長蛇の列(><)
やっと買えて、階段を上がった時にはキックオフ直前。
メインスタンドの席に座った時にはすでに始まってました。
目算で一万人くらいの大観衆の中、かなり盛り上がりました。

スタメンですが、

双方ともに、4-4-2のダイアモンド。

立ち上がり3分、イキナリ桐蔭が先制。
スローインを受けた奈良がダイレクトの右ヒール(?)キックで右サイドの船田へ。
船田がナイスとラップを見せ、トラップ1発でDFを抜き去り、ゴールへドリブル。
エリアちょい外から中央に走り込んだ大久保へグラウンダーのセンタリング。
DFと競りながらも大久保がこれを決めて、1−0。

双方ともチェックが激しいですねぇ。
ショートパスを繋ごうとがんばってたのですが、
チェックが早く、ちょっとしたミスでもすぐに詰められ、ボールを奪われる。
すばらしいハーフコートプレスを見せてくれた両チーム。
しかし、パスは桐光の方が繋がってましたね。
桐蔭の方は、パスの出しどころを探して困る場面がしばしば。
DFラインで回すのですが、そこから前にパスが出せず、
困ったあげくにトップの奈良めがけてロングボールを蹴り込む、
という場面が目立ちました。
イキナリ放り込んでもチャンスになる確率は低いぞよ(^^;
まだまだ時間もあるんだしさぁ。も少し動けよ>中盤の選手

互角の試合展開を続けていたのですが、桐蔭DF陣に一瞬のスキができる。
28分、桐蔭陣地に入ったあたりでなんでもない桐光のFKから。
すぐにリスタートして、左SBの権東へ。桐蔭も守備に帰っている遅攻。
しかしここから1発で前線のエリア内・ゴール左にいた前沢にロングパスが通る。
あわてたDF陣が寄って来るも、
マークしていたDFをかわした前沢がGKと1対1になり、右隅へ決めて同点。
うーん、ホントにあっという間というか、一瞬のスキでしたねぇ。
スピードにも慣れてきて、ちょっとゆるみがでたのでしょうか、桐蔭DF陣。
まだ来ないだろうと油断があった感じでしたね。

前半はこんな感じでしょうか。
一進一退の好ゲームでした。

注目の奈良クンは、今日も元気。
ワンタッチパスを駆使し、桐蔭の攻撃を支えてました。
前線に君臨し、抜群の存在感を発揮。
先制点も奈良が起点でした。
29分には、中盤からのパスを受けた奈良が、ドリブルで突進。
エリア外ちょい右まできて、DF4人をひきつける。
ここで逆サイドを走った大久保にスルーパスを出すも、合わずに逸機。
会場から大歓声。
すごいっすよねぇ。4人に囲まれながらもボールは奪われず、
おまけにスルーパスまで出してしまったりして・・・
いやぁすばらしい。

後は桐蔭キャプテンでボランチの上野君。
危機察知能力がすばらしいですね。
相手の攻撃の起点になりそうなところに常に顔を出し、
何度も攻撃を潰し//遅らせていました。

後半から、

前半よくがんばってた大久保に変えて(なんで?)
U-16代表の阿部祐太朗登場。
しかし、あまり良いところはなかったかな(^^;

後半も一進一退の攻防が続きましたが、
さすがに疲れてきたか。
突破を止める時、ファールでしか止められなくなってきました。
イエローカードが連発する試合。
ちょっと荒っぽくなってきましたが、
審判がちょっと判定に厳しい感じだったので、
プロレベルの「荒っぽい試合」とはちょっと違いますけど(笑)

そんな中で、後半23分、奈良が決勝ゴールを決めました。
中央、田尻からのスルーパスが、CBの佐々木と米田の間へ通る。
パスに反応した奈良が、これを受けて、GKと1対1。
左スミに決めて、桐蔭勝ち越し。
一瞬、ゴール前にスペースを作ってしまいましたね、桐光DF。
そこをうまくついた、田尻と奈良のナイスプレーでした。

1点を先行されて、苦しくなった桐光。1点を取りに、フレッシュな選手を投入。

共に同じポジションに入り、残り十数分、走りまくる。
で、交代で右ウイングに入った山浦くんですが・・・ちょっと気持ちが空回りか。
なんか自分が頑張らないと、って気持ちが強すぎたかな。
無理な突破を繰り返したりして、周りが見えてないプレーもしばしば。
3年生、選手権、予選決勝、残り10分、1点負けてる・・・
たしかに焦る要素はこれ以上ないってくらい揃ってますけどねぇ・・・
右から数回チャンスが作れそうな展開だっただけに、
もう少し冷静なプレーができれば、ビックチャンスにつなげられたかもしれません。

必死さの伝わってくるプレーが出てきて、残り5分は桐光の猛攻が続く。
桐光大応援団の前で、GKまで上げてのCKから、
桐蔭ゴール前での大混戦を数回に渡って作り出しましたが、
同点ゴールはついに奪えず、タイムアップ。
桐蔭学園が2年ぶりの全国切符を手にしました。

いやぁ、いい試合でした。
大熱戦。見に行ったかいがありましたね。
両チームとも、個々のテクニックもハイレベルで、
中盤からのチェックも早く、良いサッカーやってますね。
面白かったです。
全国でも良いところまでいきそうですね。
楽しみです。



戻る