7月1日(土) 19時00分 国立  観衆 20,354人
 
横浜F・マリノス  

0−0
0−1
 
  清水エスパルス
得点
(清) 後半40分0−1ファビーニョ



昼間用事があって、後期開幕である市原臨海までは間に合わず。
  #電車で2時間半もかかるんですよぉ(><)
代わりに国立へ行って来ました。
18時すぎに出発しまして、電車の中。iモードで先発を見てみると・・・
GK:黒河貴矢(爆)(爆)(爆)
オイオイオイ、真田はどーした???
市川共々ベンチにも入っていない・・・
先発は黒河、戸田森岡斉藤、右に古賀、左にアレックス、伊東吉田の2ボランチに
澤登、安永、久保山。
しっかし清水のアウェーユニって背番号見難いですね(><)

試合後の情報によると、真田は直前でぎっくり腰を起こしたため、急遽欠場。
そのため、「そろそろ経験を積ませたい」(監督・談)ために、
たまたま控えとして連れてこられた黒河しかGKがいない状態に・・・
などというイレギュラーな事件が発生したために、イキナリ初先発。
非常事態でGKのいなくなった清水、急遽羽田を清水から呼びだしたそうですが、
ベンチについたのはキックオフ後だったそーで(爆)
この結果、1995年11月18日以来真田が続けていた連続フルタイム出場記録は、
リーグ戦で145試合13,451分、カップ戦を含めた公式戦では203試合18,818分にも
なるそーな。いやいや、とてつもない大記録も、終わるときはこんなもんなんですなぁ・・・

ってなわけで、非常に大きな不安を抱えての観戦スタート。
ここしばらく降っていた雨もあがり、良い天気♪
・・・ではあったのですが、その代償として湿度が非常に高い・・・
19時のくせに超蒸し暑い中でのゲーム、選手も大変だろうなぁ〜
って感じのゲーム展開(苦笑)で、両軍とも運動量が少ない。
横浜はボールはキープできてはいるも、中盤〜前線がまったく動こうとせず、
ただただDFライン〜ボランチあたりで左右に回しているだけ。
とにかくDFの触る回数が多かったですな。
ボール欲しけりゃもっと動けよ>横浜攻撃陣
右ウィングの遠藤が対峙するアレックスを怖れてか、
ぴったりマークについたまま、横浜ボールの時にさえ上がろうとしなかったため、
清水左サイドはガラ空き(笑)
業を煮やしたか、なんと松田(爆)がそこのスペースを使うように走ってましたが、
松田にあの位置でボールを持たせても何もできませんよね(^^;
ココまで走ってがんばってるんだぞ!っていう気合いを
他の選手が感じ取って欲しかった所ですが、うまく伝わらなかった様です(苦笑)

てなわけで、恐怖も迫力も皆無な横浜の攻撃だったので、
清水の堅守を持ってすれば安心して見ていられるはずだったのですが・・・
なにせベンチにすら入ったことのない男
守っているとあってはひやひやもの・・・
クリアも小さく中途半端なのが多いし、動きもぎこちない・・・
しかしなんとか前半を0点で押さえる。
この「前半をゼロで押さえた」ってのが大きかったですね。
攻撃陣はといえば、あまり積極的にはいかず、耐える時間が多い。
横浜にボールを持たせて、奪ってカウンターってのを数回試みました。
アレックスのドリブルから横浜サポに悲鳴をあげさせるシーンを数回創りましたが、
結局前半0−0。

後半に入り、前半押さえていた(?)横浜が攻勢に。
やっと前が動くようになって、やっとDFラインから前にパスが出るようになって、
黒河の出番も多くなってきましたが、
エジミウソンがことごとく外してくれたおかげで助かりました (^^;
セーブ自体は普通に見え、そんなにスゴイとは思わなかった黒河ですが、
後半のエジミウソンによる再三に渡る決定機を全て止めたことが、
自信に繋がったか。
1点リードしてから試合終了まで、初出場の19歳とは思えない落ち着きぶりを披露。
なにげにDFラインへもしっかり指示を出してる模様。
良いデビュー戦になりましたね。

攻撃陣の方は、後半からは横浜に主導権を握られたため、
前半にもましてボールキープできず。状況を打開するために、
澤登に代えてサントス、安永に代えてファビーニョを入れ、
アレックスをトップ下に持ってくる。これが効いたか。
ドリブルができるアレックスが真ん中にきたため、混乱したか横浜DF。
プラスして安永→ファビーニョによる対応の変更もしっかりできていなかった様子。
決定機の数は横浜よりも少なかったですが、その質は確実に上がりました。
しかしアレックスの鋭いスルーパスにファビーニョがイマイチ合わせきれずにいたのですが・・・
後半40分、ついにそのパスが通り、受けたファビーニョが川口を冷静にかわし、
清水サポーターの目の前の横浜ゴールへ突き刺す。
清水が1−0で横浜を下しました。

まぁ勝因は『3-5-2の完成度の違い』とでも言いますかね。
中盤を厚くしてのワイドな展開が魅力の3-5-2を敷きながら、
アレックスを怖がるあまりに右ウイングの遠藤が攻撃参加できず。
それ自体はまぁ良いのですが、その穴を埋めるべく、
右オープンスペースに上がって行くのがセンターバックの松田ではねぇ・・・
マンマークを付けるのであれば、それによって生じるひずみをカバーするために
もっと役割分担をしっかり確認した方がよいと思いますよ。
DFラインでボールを持ちながら左ウイングに出す。そこで攻め手がなくなって、
逆サイドに展開と行きたいところでも右には誰もいない、ってシーンが目に付きました。
バランスが良くなかったですね。
オジー就任以来5年目となる今期の清水の方は、この辺はしっかりしてますね。
組織的なプレス・マークがしっかりできてまして、
横浜の攻撃を中盤で手詰まり or もたつかせる事ができてました。

あちこちでは黒河がいろいろと持ち上げられていますが、
まぁ確かにそれなりの活躍はしましたが、一番の要因は、黒河が出た事により
他のメンバーの危機感が煽られたって事でしょう。
ベテラン選手の「もり立ててやらなきゃ!」っていう気持ちが大きかったと思います。
しばらく固定メンバーで戦ってきた清水ですが、それもそろそろ脱却しそうな予感。
どちらが良いのかはわかりませんが、良い方向に行ってくれることを願います。



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