11月14日（日）　13時00分　市原臨海　　観衆　不明（５千くらい？）
	市立船橋			７		２−２ ５−０			２		八千代
得点		（八）　前半14分					０−１			上芝
		（船）　前半16分					１−１			本橋
		（八）　前半19分					１−２			上芝
		（船）　前半35分					２−２			原
		（船）　後半 7分					３−２			秋田
		（船）　後半11分					４−２			原
		（船）　後半13分					５−２			永井（ＰＫ）
		（船）　後半21分					６−２			長沼
		（船）　後半29分					７−２			原

総体では八千代優勝、市船ベスト４。国体では少年の部で優勝。
全国トップレベルにある千葉大会、その決勝を見に入ってきました。
決勝に残ったのは今年の総体で共に全国ベスト４以上に残った、市立船橋と八千代。
今年の総体千葉予選決勝では２−１で市船でしたが、はたして？

私的に注目は市船の中盤を支える２年生、14・本橋と15・永井。
特に永井俊太は私が尊敬し、生まれて初めて好きになったサッカー選手である
元日本代表FW、永井良和氏の息子。
８月に全日本ユースでは交代出場であんまり見せ場は無かったので、
今日は期待して見ました。

立ちあがりから両チームともやはり緊張からか？とってもぎこちない動き。
　『これがホントに国体を征した主力かぁ？
　　これがホントに総体全国優勝した学校かぁ？？
　　これがホントに全日本ユースで静学に6-1で勝った高校かぁ？？？』
得点は入るものの、ホントにつまらない試合でした（爆）
両チームともＤＦの連携がマズイ。
特に怪我で主将・羽田を欠く市船は、左から駒形,中澤,藤沼,千坂の４バック。
両サイドを千葉選抜の駒形＆千坂で固めるも、センターがぎこちない・・・
清水入りが内定しているＧＫ黒河君もなんだかなぁ・・・という感じ。
キーパーとセンターバックで声をかけあっていないのか、
ルーズボールをどっちが処理するのかでとまどいを見せていた場面もありました。
８月の全日本ユースで見せ付けた安定感のある守備が見られず。
羽田がいないと全然ダメなのか？市船。

まずは14分、左サイドを突破した鈴木のセンタリングを、
中央で待っていた上芝が頭で合わせて八千代先制。
しかしその２分後、右斜め45度付近でスローインのボールを受けた本橋が、
振り向きざまに左足で35(?)ｍのロングシュート。
これがちょっと出ていたＧＫの頭上を超えてGOAL！
なかなかすごいシュートでしたよ。
しかしその３分後、またまた左サイドを鈴木が突破し、センタリング。
市船ＤＦ、中に２人いたんですがクリアできず、
さらにファーで待っていた上芝のマークをおろそかにしてしまう。
ここでフリーになった上芝の豪快なボレーが決まり、再び八千代リード。

ここまで市船FWの原君、ドリブルしてもシュートしてもキレが無く、
８月に見たあの強〜烈な「コイツうめぇ〜」ってな印象は皆無でした。
32分、ＤＦラインを突破してＧＫと１対１になるも、
シュートのタイミングを見誤り、ＧＫにつぶされる。
う〜ん、不調なのかなぁ？と思っていたんですが・・・
35分、右からのクロスを長沼がヘッドで折り返し、上がったボールを
原が頭で押しこみ、同点。
この１発で吹っ切れたか？この後、ヘッドでハットトリックという
スクフラビーのような快挙を演じました（笑）

ハーフタイムで布監督に雷でも落とされたか？市船（笑）
後半に入り、前半とは見違えるような動きの良さで八千代を圧倒。
まず後半7分、中央からのスルーパス（謎）がころころと秋田の前に転がり、
フリーで受け取った秋田がこれを冷静に決めて３−２．
さらに4分後、左サイドでボールをもらった小林が１人抜いてセンタリング。
ＧＫに競り勝った原がヘッドで押しこんで４−２。
止まらない市船はその２分後、縦パスに反応した原がＧＫと１対１になり、
エリア内で接触して転倒。ＧＫが原を倒したという判定で、
２年生ＧＫ森本に一発レッドで退場の判定。
これで得たＰＫを永井が決めて５−２。

10人となった八千代にはもはや反撃の力は残っていませんでした。
トップ下の14:本橋、ボランチの15:永井、右ウイングの13:秋田。
この市船中盤２年生トリオが完全に中盤を支配。も〜やりたい放題（笑）

21分、中央でカットした本橋がドリブルで上がって、スルーパス。
一度相手の足に当てて失敗するも、すぐに拾って再度スルー。
抜け出した長沼がフリーでドリブルシュートを決め、６−２。
駄目押しは29分、千坂＆永井のパス交換から右サイドを崩し、
永井が突破してセンタリング。
中央で待っていた原が三度頭で合わせハットトリック完成。
33分には原と永井をおろし、５点差の余裕も見せた市船が、
11回目の全国切符を手にしました。

う〜ん、前半ボロボロだったのに後半の立てなおしはスゴイ。
終わってみればこの大差。
相手が１人少ないこともありますが、さすがですね。
優勝候補であることは間違いないでしょう。
・・・前半のようなことがなければ（笑）