11月7日(日) 11時00分 草薙球技場  観衆 不明(1万くらい?)
 
藤 枝 東  

2−1
0−1
  東海大翔洋
P (藤) ○○○○× ‖ 4         
K (東) ○○○×× ‖ 3         

得点(東) 前半 6分0−1鈴木孝
 (藤) 前半 8分1−1北川
(藤) 前半19分2−1北川
(東) 後半39分2−2鈴木孝


高校選手権も準決勝。今年のベスト8は藤枝東、東海大翔洋、清商、静学です。
これだけのメンツが\800で見られるとあっては行くしかないですねぇ(笑)
ってことで、昨日のサル&観戦で疲れているというのに
睡眠時間を削って5時起き(つまり鈍行(爆))で行って来ました草薙へ。

第一試合からドラマチックな試合でかなり感動。
うしろに座っていたお爺さん連中が言っていましたが、
「両方とも8番がポイントになってるよぉ」 と言う展開。
藤枝東は左ウイングの8番:平。
東海は右ウイングの8番:芹沢。
両校ともこの「8番」を使った攻めを展開しました。

立ち上がりから鈴木啓太を中心とした中盤の組立で勝る東海がボールを支配。
6分、中央からの縦パスに反応し、DFの裏に飛び出した鈴木孝明。
これを追った藤枝東のDFが芝に足をとられて痛恨の転倒。
全くのフリーでGKと1対1になった鈴木孝明は
GKをかわして無人のゴールへ蹴り込み東海先制。
しかしこれで目を覚ましたか、藤枝東もすぐに同点においつく。
8分、左から平(?)が崩してセンタリング。
東海ゴール前で混戦に持ち込んで、最後は北川が押し込んで同点。

いやぁ、藤枝東の10番:北川君、うまいですねぇ・・・
ボールコントロールも冴えていまして、ドリブルもできる。
エリア付近でボールを持たせたら怖かったです。

この後東海のボール回しに慣れてきてついていけるようになったか藤枝東。
パスカットやこぼれ玉を拾えるようになり、攻勢に転じる。
そして19分、左サイドでショートパスの交換から完全に崩し、
最後はやはり北川が決め、2−1逆転。
その後も中盤の要、2年前の新人王小菅を中心に、
栗田、高井らがからんで中盤を圧倒。
東海は中盤を全く構成できずに、縦パス1本に頼る様になっていきます。

後半もそんな展開で、藤枝東攻勢に進みましたが、追加点が取れず。
時間の経過とともに東海にも焦りが出てきましたが、その焦りが良い方に転ぶ(笑)
負けたら終わりの高校選手権。必死にボールを追いかけては前線の鈴木孝明へ。
コレが奏功したか、終了間際になってペースをとりもどす。
そしてロスタイム付近、右サイドを抜け出た芹沢にパスが通り、そのままセンタリング。
途中交代で入っていた長谷の頭を経由して、最後は鈴木孝明の元へ。
コレを押し込んで、ロスタイムでの東海の劇的な同点ゴールが生まれ、
試合は延長へともつれ込みました。

延長戦、勢いを取り戻した東海が攻めまくる。
中盤を支配し返し(笑) ルーズボールに対する執念も増し、
何度か藤枝東ゴールを脅かすも、決勝点は奪えず、PK戦へ。
全国大会でも優秀な成績を収めることの多い東海大翔洋ブラスバンド部。
この試合も迫力ある演奏を聞かせてくれましたが、
延長戦に入ってからは「振り向くな君は美しい」一本に絞って演奏。
高校サッカーの延長戦という悲壮な雰囲気をさらに盛り上げてくれました。

PK戦は藤枝東が先行で始まる。
両チーム3人ずつが決めた後の4人目、藤枝東は栗田が決めるも
東海は主将の鈴木啓太が止められる(><)
しかし5人目藤枝東:内藤も止められ、東海応援団から大歓声があがるも、
東海5人目加藤も失敗におわり、結局PK戦4−3で、
藤枝東が2年ぶりの決勝に駒を進めました。

私が個人的に好きだった、東海大一中学全国優勝メンバーから東海大一に進んだ、
鈴木啓太、鈴木孝明、鈴木良和の鈴木トリオ。
3年の啓太、孝明にとっての高校サッカーは今日で幕を閉じてしまいました。
浦和レッズ入りが内定している鈴木啓太、プロに行っても頑張れ!
良和はこのくやしさを来年にぶつけろ!(><)






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