テルミン・リソース集
SFマガジンに、”参考文献はホームページで”と書いたので、
あわてて作り始めたこのリソース集。
僕が実際に参考にした資料のリストなんですが、それにしても
まだ全然足りてません。
これから少しずつ充実させる予定なので、長い目で見てください。
見たことのない資料とかも網羅するべきなのかも(RE:Search誌とか)、って、
それはまだまだ先の話。
(2001.11.03改訂版)
基本文献
- 「テルミン:エーテル音楽と20世紀ロシアを生きた男」(竹内正実著、岳陽舎、2000年)
日本の第一人者による研究書。読物としても楽しい。ロシア語訳される予定?
- "Theremin : Ether Music and Espionage" (Albert Glinsky, University of Illinois Press, 2000)
英語で書かれた詳細な研究書。大学出版局の本だけに、竹内本とはかなり趣きが異なる。
- "Theremin : An Electronic Odyssey" (Garden cinema express vol.78, 2001)
映画のパンフレットと"Little Theremin Book"(竹内正実監修)の二冊からなる素敵なボックスセット。後者はテルミン使用アルバム84枚のジャケット写真を掲載(後述の通り、明らかな誤りもいくつかあり)
また、おまけとして、Etherwave thereminの回路図ポスター付き。
雑誌のテルミン特集
- "relax" 2001/08号
インタビュー:竹内正実・藤原ヒロシ・高野寛・高木完・関口和之・チチ松村
テルミン使用アルバム34枚のジャケット写真と解説を掲載。
- 「キーボードマガジン」2001/9号
インタビュー:スティーヴ・マーティン、クララ・ロックモア
テルミン演奏法の写真もあるけど、あまり普通の演奏法ではないので真似することは勧めない
ジミー・ペイジのテルミンはSonic Waveという機種だと書いてある。そうなのか。
ちなみに、この号は難波弘之や菅野よう子インタビューもあってお得。
- 「SFマガジン」2001/12号
音楽SF特集の中にテルミン小特集
基本Web Sites
- フレンズ オブ テルミン
日本のテルミン同好会のウェブサイト(僕も会員)
- 竹内正実公式ホームページ
日本の第一人者のウェブサイト(僕の師匠)
- Theremin World
テルミンに関する総合サイトのひとつ。
テルミン使用バンドのリスト(2001/11/2現在226バンドがリストアップされている)は壮観。ただし、怪しいネタも混じっている。"Little Theremin Book"掲載の84枚もいくつかはここを参考にした模様(怪しいネタが共通している)。特に、ユーライア・ヒープ Uriah Heep の「スイート・ロレイン」(「魔の饗宴 Magician's Birthday」収録)とピンク・フロイド Pink Floyd の「エコーズ Echoes」(「おせっかい Meddle 」収録)については、かなり怪しいと思っているが、どうだろうか。
また、現存するRCAテルミンをリストアップするプロジェクトも進行中らしい。
- Theremin Info
同じくテルミン総合サイト
レオン・テルミンの特許についてや、クララ・ロックモア、作曲家パーシー・グレインジャーについてなど。
- Maxies Pages
これも総合サイトだが、さまざまなテルミンの回路図を収集しているのがツボ。
- Dave's Theremin Home Page
総合サイトだが、特にエレクトロ・テルミンについて詳しいのが特徴。発明/演奏者であるポール・タナー Paul Tanner のインタビューや音のサンプルがあり、とても参考になる。また、新楽器タナリン Tannerin についてもこのサイトに。
- Big Briar
ボブ・モーグ Bob Moog 率いるビッグブライアー社のページ。EtherwaveやEthervox thereminを買うことができる。また、ついにMini Moogの新作Mini Moog Voyagerも発売された。
- Wavefront Technologies
1995年設立の新しいテルミン製造会社。Classicというコンサートモデルとアタッシュケース型のTravel case modelの二機種を作っている。BeckやFishboneが使っているとか。やの雪もRCAやBig Briar Series 91などとともにWavefrontを使っているようだ。
- PAiA
Theremaxというテルミン・キットを製造している会社。ほかにもアナログ・シンセのキットやギター用チューブ・プリアンプのキットなど、プレイヤーのための楽しいキットをいろいろと作っている。Theremaxはちゃんとアンテナ二本のテルミンで、しかもアナログ・シンセ用のCV出力も出せるというすぐれもの。
その他の参考文献
- 「電子音楽イン・ジャパン」(田中雄二著、アスキー出版局、1998年)
電子音楽全般に関する大変な労作で、貴重な証言満載。NHKの電子音楽スタジオにテルミンがあったという和田則彦らの証言を含む。テルミンの解説も少しあるが、書中に掲載されているテルミンはなぜかマエストロ。また、テルミン使用バンドとして知られるローザー&ハンド・ピープルのプロフィール紹介も結構めずらしいかもしれない。両手でテルミンのアンテナを挟みこむように演奏するライブ写真が掲載されている。
これを読むと、テルミンがなぜ”電子音楽”に使えないかがよくわかる。電子音楽の立場から見れば、テルミンは限りなく”生楽器”に近いのだ
- "Mondo Music" (アスペクト、1999年。ただし、これは復刻版。オリジナルはたぶん1994年)
この本でいうところのモンド・ミュージックとかスペース・エイジ・バチェラー・パッド・ミュージックとかのジャンルでは、モーグ登場以前にテルミンが活躍していた。というわけで、テルミンについての解説もあり。この解説にはウィルヘルム・ライヒやらアカシック・レコードへの言及があったりして、勘違いぶりが笑える。
- "Mondo Music 2" (アスペクト、1999年。これも復刻版。オリジナルはたぶん1996年)
サミュエル・ホフマンが参加したことで有名な"Music Out of the Moon"と"Perfume Set to Music"。その作曲者であるレス・バクスターの貴重なインタビューが読める。また、細野晴臣がテルミンを演奏する写真も。
ジミー・ペイジ関連
文献
- 「ギター・レジェンド ジミー・ペイジ大特集」(シンコー・ミュージック、1998年)
ペイジの機材についての詳しい考察を含む。ライブでは「幻惑されて Dazed and Confused」や「ハウ・メニー・モア・タイムス How many more times」でもテルミンを使用した、との記述がある。本当かなあ。
- 「レッド・ツェッペリン 幻惑されて」(シンコー・ミュージック、1999年)
ツェッペリンの全曲解説を含む
レコード・CD
- Led Zeppelin 2
ジミーはこのアルバム録音中にテルミンを手にいれて、「胸いっぱいの愛を Whole Lotta Love」の中間部で使用した。ただし、このスタジオ版ではテルミンよりエフェクトをかけたスライド・ギターの音のほうが目立つ。Little Theremin Bookがツェッペリンのファースト・アルバムを掲載しているのは明らかな誤り
- BBC Sessions
2バージョン収録された「胸いっぱいの愛を」両方にテルミンのパートがある
- 「永遠の詩 The Song Remains the Same」
「ノー・クォーター No Quarter」と「胸いっぱいの愛を」でテルミンを使用。映画のサントラということになっているが、微妙にバージョンが違う
ビデオ・LD・DVD
- レッド・ツェッペリン狂熱のライブ The Song Remains the Same
「ノー・クォーター」と「胸いっぱいの愛を」でテルミンを使用。特に後者は恐らく世界一有名なテルミン演奏シーン
その他
カヴァーデイル・ペイジやペイジ・プラントの来日時にもテルミンを使用。
以下、まだまだ続く予定(^^;)
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