WEBWEB捏造日記

 「捏造日記」の「捏造」とはなにかとのご質問をいただきました。「捏造」というのは「でっちあげ」のことでしょう。ありもしない旧石器時代の遺跡を見つけたりする、あんなのを「捏造」というのだと思います。

12/06

 生物系の学生は必ず読むとかいう「細胞の分子生物学 第四版」の訳書が生協にあったので、買ってきた。二万円もするんだあ(といっても研究費で買ったのであるっす)。 開けてびっくり。CD-ROMがついてないじゃん。原書には動画やらなんやらを収録したCD-ROMがついてるのだ。まあ、ついてないこと自体はしょうがないとしよう。その件について、どこにもひと言も書いてないのはどうよ。値段も原書の倍なのにな。 ちなみに、原書裏表紙はSgt. Peppersのジャケットのパロディなのだけど、それも省略されてるとです。CD-ROMとともに著作権の問題なのでしょうなあ 。 研究室には原書もあるので、うちは困らんけど、翻訳版だけ買った学生はすごく損なんちゃう?

 さらに、原書と訳書を並べて読んでたら、びっくり。 なんと本文のページ構成がまったく同じで、図版の配置も一緒。 どういうことかというと、授業でこの本を使う場合、原書を持ってる学生と訳書を持ってる学生が混在してても、「何ページの何番目の段落」と言えば同じ段落を指定できてしまうわけです。もちろん、図も同じで、「何ページの右下の図」とか指示できてしまう。うーむ。フランスに行っていた友人によれば、どうやらフランス版もそうなっているようで、翻訳の条件なのかもしれん。というと、ちょっとでも翻訳をしたことがある人なら、不思議に思うかもしれない。そう、一般的には英語を訳すと長くなってしまうのだ。しかし、長くなってはページを合わせられない。ところが、詳細に調べてみると、この訳書では訳文のほうが短いのである。ポイントは専門用語にある。分子生物学の専門用語は英語だとむちゃ長く、漢字の熟語で書いたほうが圧倒的に短くなるんである。要するに、専門用語を「てにをは」でつないだだけの文章だってことね(いや、決して読みにくい訳ではないっす)


12/02

 論文が検索できてしまうgoogle scholar(http://scholar.google.com)が登場。って、ちょっと前から使えたんだけど、初めて試したのだ。 これは世界を変えてしまうかもしれん。 論文検索だけあって、検索キーワードにauthor: で著者名を入力できるのだ。 たとえば、"author:einstein"で今トップに出るのはEinstein, Podolsky and RosenのいわゆるEPRの論文なのだ。 もちろん、電子化されてないと検索にかかりまへん


11/29

「スイング・ガールズ」

 これは楽しくていい映画だね。 演奏も出演者が自分でやってるそうで、立派。ビッグバンドは楽しそうだなあ。上野樹里も本仮屋ユイカもいいぞ。おいらは眼鏡っこ萌えぢゃないんですけど、この本仮屋ユイカはよい。山形弁(モデルになった学校は関西にあるはずだけど、舞台は山形)は自然に聞こえましたが、専門家が聞くとどうなんでしょ。おいらは北東北(ていうか、青森)の方言しか判定できないので、南東北については評価が甘いかも。
 音楽祭の申し込み締め切りに遅れるエピソードがあまり生きてないので、大雪で足止めされるだけにしたほうがよかったと思う。ま、最後の演奏シーンで全部オッケーだけどね。スクール・オブ・ロックよりいいと思う。


11/28

 たぶんテルミンのレッスンに行ったはずだ。


11/27

 誕生日だが、それはそれとして、夜はフレンズ・オブ・テルミンのサロン。Etherwave Pro試奏会Pt.2。今回はおまけについてくるDVDなども見てみた。パメリア・カースティンはものすごくうまい。唯一の難点は、音の感じが弦楽器に似すぎていることか。


11/26

 京都女子大の帰りに四条河原町近辺のいろんなところに寄って、驚異のギター教則DVD「森園勝敏直伝"一触即発"ギタープレイ」とか、驚異の映像がちょこっと見られるCD+DVDによる完全版「Free Spirit」JL&Cとか、U2の新譜とか、ボーナストラックのことを全然知らんかったためになんとなく買いそびれていたThe Bandのリマスター2枚(ビッグピンクとRock of Ages)とか、700円でおつりのくるモッズのコンピとか、まとめて京都のTowerにて。Rock of AgesのラストにはいってるLike a rolling stoneでのディランは絶好調に聴こえる。こんなんがはいってると知ってりゃ、とっくに買ってたのに。

DVD「森園勝敏直伝"一触即発"ギタープレイ」

 森園DVDは素晴らしいでっす。"一触即発"のギターをコピーしたことのある人には絶対のおすすめ。それ以外のかたにはほぼ役に立たんでしょうが。

「Free Spirit」(JL&C)

 これはあらゆるロックファン必聴でしょう。で、これ聴いて、LPにSmokeyが収録されなかった理由がようやくわかりった。チューニングがめためただったのね。かっこいいぞ。長年の謎が解けて、ある意味すっきり。ただ、DVDのほうのライブ映像が切れ切れなのが残念。めためたな画質でいいから、あるだけ全部収録してほしかった。それともこれで全部?


11/24

 毎年恒例、年に一度の「ニセ科学」の授業の日。今回は時間配分を間違えてしまい(いつものことか?)、実例を話すだけでほぼ終わってしまった。笑ってもらっただけというか。血液型・マイナスイオン・波動・水からの伝言とあとは・・・ドーマン法はしゃべったんだったかな。レジュメ等は仕事のホームページにあるので、興味のある人は見てけさい。googleに"ニセ科学入門"と突っ込んでも出てくるはず


11/22

 梅田で飲む。スウィンギング・バッパーズがカバーしたクリムゾンというとんでもないものを聴かせてもらい、大受け。


11/20-21

 京都SFフェスティバル。今年は京大の学祭に組み込まれてるらしい。自分とこの学祭はひやかすだけで、よその学祭には二つも出演するちゅうのはどうか。

 林譲二・池井寧(東京都立科学技術大学)両氏を迎えてのウェアラブル・コンピュータ企画は、なかなかの盛り上がりだったのではないか(と、とりあえず自分で言っておく)。しかし、HMDってのはウェアラブルのイコンとしての意味くらいしかないのかもね。実用的じゃないもんな。日本は携帯電話によってすでに実質的なウェアラブル・コンピュータ社会を実現してしまっているのだが、さて今後どうなるのやら。

 合宿は古沢部屋でワインをいただき、「万物理論」企画で仰天する。どうしても理解できずにもやもやしていた部分が一挙に晴れてしまった。「万物理論」を真に理解できていたのは日本中で志村弘之ただひとりだったのだ。これまでもバクスターやらイーガンやらで想定読者数名としか思えない作品に出会ってはいたものの、ついに「想定読者一名」の作品が現れたのだ。断言しておく。おそらく「万物理論」は「SFが読みたい」でトップになるだろうが、投票者のほぼすべては作品の意味を理解せずに「傑作」と言っているのだ。おお、なんと恐ろしい。企画開始直後にその理解に達してしまい、あとは燃えかすのようになっていた私であるよ。

 息子は大人とのカタンで二位になったらしい。そして翌日は燃えかすだったので記憶がない・・・。例によって河原町御池まで歩いて「キャラバンサライ」で朝食ののち、The Study roomやらBook firstやらを覗いて帰ったのではなかったか。きっとそうだったにちがいない。


11/19

 今年も京都女子大での授業が始まるので、午後から京都へ。都合により、来年はお休みの予定なんである。例によって血液型の話から始めて、遺伝と遺伝子の一般的な話をする。次回が進化でその次がミトコンドリア・イブと、去年同様のメニューでいく予定。

 夜は明日の京都SFフェスティバルのためにPowerpointの準備をする。なぜかウェアラブル・コンピュータの企画に呼ばれたのだが、といっても僕はイントロと司会なので、まあ気楽だ。ネットでSteve Man a.k.a World's first real cyborgとかサイバーファーマーズ@芽室とか「チームつかもとレース・クイーンズfeaturingレース・クイーンかと思ったらぢつはNTT研究員のおねいさん」とかの写真を集めて、ぺたぺた貼るだけ。


11/16-17

 まあ動けなくもないので、朝から出張。といっても、近いといえば近いところ。学研都市の国際高等研である。うちからだと、最寄駅まで乗り換え一回なんだよね。といっても、学研都市線を川西池田から祝園まで延々と乗るのだ。大阪の中心を経由するので、途中で乗客は総入れ替えになる。

 体調不良ながら、おもろい研究会だった。勉強は大変だったけど。テッド・チャンやイーガンの話題が乱れ飛んでいた。


11/15

 実はここ二週間ばかり、すんごく大変な思いをして生物進化の非常に特別な場合について勉強を続けている。んで、その成果を明日しゃべらなあかんのだったが、たちの悪い風邪が移っちゃったよ。とりあえず、この日の宿はキャンセル


11/14

 家族が風邪で倒れているのでテルミンは休み

「小笠原のカタツムリ」が陸生プラナリアに食われて絶滅の危機、という新聞記事を読んだ。挿絵を見ると、これはコウガイビルではないか。そうか、陸生プラナリアとはコウガイビルだったのか。というか、コウガイビルはプラナリアだったのか。 ナメクジを食うのはいいけど、カタツムリやミミズを食うのはいやだなあ(人間の勝手な言い草) うちのコウガイビルは久しく見ないので、もういないのかもしれない。


11/13

 子供というのは休日に病気になるものなんである。休日診療所にGO

 ニュースによると、新潟中越地震で形成された「天然ダム」の呼び名を変更するらしい。「天然」という言葉はいい印象を与えちゃうからということなのだが、それって妙でしょう・・・「天然痘」が撲滅されて久しいと、そうなってしまうのか。


11/09

 ニュースによると、ピレネー山脈固有のヒグマの亜種を猟師が誤って射殺しちゃったらしい。それが最後のメスだとかで、あとはオス二頭を残すのみ。これでその亜種は絶滅確定だそうだ。熊のほうが犬に襲いかかったみたいだから、しょうがない。最後のメスなら、もっとおとなしくしてればいいのに。 その猟師のせいで絶滅という話ではなくて、すでに事実上絶滅していたのだから、猟師を責めるのはかわいそうでしょう。


11/06

 フレンズ・オブ・テルミンが大阪市大の学祭に呼ばれたので、行ってきた。午後いっぱい、外でテルミンのデモと体験会だったんだけど、隣でやってたパーカッション・アンサンブルのデモがでかい音で困ったのだった。しかも体験会が長い長い。でも、練習会に行きたいという人もいたので、デモの効果はあったか。その後、日も暮れてから30分だけステージで演奏。おいらは前座として無伴奏で二曲弾いた。いつもの「グリーン・スリーブス」と「すべての人の心に花を」。後者はワウペダル使用。その後、五曲をギターで伴奏。実は選曲も打ち合わせもさっきのデモの最中にやったんである。一度も合わせてない曲もやったりしたのだが、まあまあだったんとちゃうかいな。時間も遅かったし、ROVOのステージから轟音が漏れてくるしで、お客さんは少なかったのだった。んー、条件悪かったね。


11/04-05

 んー、このあたり、学祭なんだよね。昼飯を模擬店で調達したり、ちょっとだけ企画を覗いたりしたけど、どうですかねえ。SF研は相変わらず何かをやってる気配なし。だめなんちゃうん


11/03

 iBook 14インチ 1GHzの環境構築に数日費やしたが、まあなんとか使えるようになった。Macはフリーソフトが少ないのだな。VAIOのデータを移そうとしたら、HDDがうまくマウントできなかったりして、ちょっとはまってしまった。データのほとんどは移せたのかな。開発環境とX-WindowとUnix環境(fink)をインストールしたので、マニアな作業も可。


10/31

 リビングから庭に目をやるとイタチがいた。おお。すぐにどっかにいってしまった。同じ町内では以前猿も目撃されている。


10/30

 フレンズ・オブ・テルミンのサロンでEtherwave Proの試奏会。


10/29

 とりあえず液晶ディスプレイを買ってInspironを外付けディスプレイで使いつつ、その間にVAIOを修理しようという壮大な計画を立てて、ヨドバシに行ってみた。んー、液晶ディスプレイって、意外に高いなあ。といって、今のノートPCは昨日豊富なだけに高価だから、買い換えもなあ・・・。PCでテレビなんか見ないのにね。

 と思ったら、あらら、型落ちのiBook G4が10万円そこそこであるではないですか。マックは高いと思い込んでいたけど、実はノート型ならiBookが安いのね。この値段でWindowsノートは買えまへんがな。んー、考えることしばし。iBookの箱を手にヨドバシを出たおいらです。メモリー増設したりして、それなりの値段にはなりましたけど。

 そのまま、すぺちゅーの打ち上げで飲んで帰る


10/28

 VAIOノートがヒューンと音を立て、そして切れた。電源関係の故障のような気がするが、とにかくハード的に壊れていて、うんともすんとも言わない。実は数日前に妻のDELL Inspironがほぼだめになったので、妻の環境もVAIOに移したばかりなのだった。こちらはディスプレイのインバータがいかれたらしく、ディスプレイが暗いだけなのだけど、使い続けるには辛い。というわけで、うちのPCは全滅である。正確にいうと初代Mebiusノートがあるのだけど、Windows 95のままだし、ブロードバンド以前の機種なのでネット接続は辛かろう。なんせPentium 50MHzにHDD500MByteだ。さて、どうするか

 ホームレスに雑誌販売という仕事を提供する雑誌"Big Issue"というのがある。売っている現場を通りかかったときは、極力買うようにしている。つまらない雑誌なら買わないところだが、200円の雑誌としてはなかなかよいと思う。
 先日買った号に「副島隆彦氏に聞く」という記事が出ていた。もちろん『人類の月面着陸はなかったろう論』関連で、案の定肯定的に扱っている。
 あー、なんでそんな単純な陰謀論を信じるかな。 ちょっとでも常識があれば大笑いするのが当然でしょ。 まあ、ブッシュのやってきたことを見れば、過去にアメリカのやったこと全てを否定したいという気持ちはわからんでもないけど、ことは好き嫌いの問題じゃないからね。アメリカを好きだろうが嫌いだろうが、人類が月に足跡を残したことは歴史的事実なのだから。
 この記事でもとりあげられているテレビ番組Operation Luneがエイプリルフール番組だってことくらい、ちょっと調べればわかるんだけどなあ。 だいたい、現役で政権中枢にいるラムズフェルドが、「おいらはアポロのヤラセに係った」なんてテレビで言うわけないじゃん。言うとしたら、引退後だよ。というわけで、げんなりだよ。

 後日、Big Issueにその旨メールを送ったけど、返事は来ていない


10/25

 十日町あたりの人は、そのあたりは地震の心配がない土地だと思っていたらしい。 阪神大震災が起きるまで、このへんの人は関西には地震がないと思っていた。実は僕もそう思っていた。 どちらも違っていて、四半世紀も前から注意は喚起されていたのだそうだ。 伝えられていなかったというよりは、耳にはしても気にしなかったのだと思う。 仙台に住んでいた頃は地震が日常茶飯事だったので、こちらに来て、やっぱり関西は地震がないなあと実感していた。その後、猪名川町に引っ越して猪名川群発地震に遭うわけだが、それでも関西に大地震は起きないと思っていた。しかし、京都は歴史上何度かの直下型大地震を経験していたのだった。思い込みはこわい。


10/23

 新潟で大地震。


10/21

 台風一過。豊岡のあたりはひどいことになっていた。うちもそれなりに被害が出た。庭に落ちていたトタン製品は屋根のスレートを押さえてるやつだ。裏では物置の上にかかっていた波板の屋根が壊れていた。ご近所もいろいろ被害があったようだ。屋根の様子がわからないので、とりあえず見てもらうことにする。あとはいろいろ片付けなど。


10/20

 台風接近というのに佐川急便から荷物を届けるという電話。というわけで、半年も前に注文してあったMoogの新テルミンEtherwave Proが届いた。楽器なのに箱を濡らしちゃうのはどうかと思うが。あー、とりあえず組み立てて、音が出るくらいは確認しておく。台風でえらい騒ぎになりつつあるので、本格的な音出しはまた後日。

 夜、台風が直撃。今年一番の嵐となった。外の音がすごいのよ。裏でなにかが壊れるような嫌な音が・・・。


10/18

「環境危機をあおってはいけない」

 掲題の問題の書 (ビョルン・ロンボルグ著、山形浩生訳、文芸春秋)を読んだ。環境危機と言えば、その恐さだけをひたすらアピールする「市民派」なんだか「脅迫派」なんだかわかんない人たちの困った本が多い中、これは注目すべき本。環境問題ってほんとはどうなってるの、という疑問から出発して、公開されているデータを調べに調べて解析したもの。「脅迫派」の人たちがいかにデータを歪めて伝えたかを徹底的に明らかにしている。といっても、著者は「反環境」の人ではない。なにしろグリーンピース支持からスタートしているくらいなので。環境をほったらかしにしていい、と主張しているわけでももちろんない。そういう誤解が一番困る。ただ、公開されているデータ(環境論者が使うものと同じデータ)を徹底的に調べてみると、これまで危険だ危険だと声高に叫ばれてきた問題が、どうも違うらしいことがわかってきたというわけ。僕が日ごろから疑問に思っていたことのいくつかは、この本でかなり明らかになった。注釈と文献参照が合わせて2930箇所あるという労作なので、読むのは大変だけど、でもそのくらい調べないとほんとのことはわからんというわけやね。すべてのデータの出典は明らかにされているので、不審な点は読者が自分で確認できる。「環境派」の人もタイトルで毛嫌いせずに読んでおくように。個々の問題では著者の意見に賛同できない部分があるとしても、データに真剣に向き合う姿勢には共感するはず。「気分vs.気分」じゃなくて「データvs.データ」で議論するのが大事だ。
 Nature, Scienceといった有名どころの科学雑誌が本書を批判していて、"科学界"への受けは悪い。SCICOPもトンデモ本扱いしている。データの恣意的な引用がやり玉に挙げられてもいるのだけど、それは「恣意的な引用vs.恣意的な引用、地上最大の決戦」みたいな感じで、なんだかなあと思うし、みんな自分の専門部分についてだけ重箱の隅をつつくような批判をしている。NatureでのPimmとHarveyの書評は本文を通読していないことが明らか。Scienceの書評も碌に読まずに書いていると思われるのだが、その中に「レスター・ブラウンの言ってることが誇張だってことくらい、専門家はとっくに知っている」というくだりがあって笑わせられた。レスター・ブラウンは本書で手ひどく批判されているのだが、この評者もそれには同意しているわけだ。つまり、レスター・ブラウンの言ってることはどの立場から見ても誇張なのだ。しかし、「専門家はとっくに知っている」という言い方が批判として有効とは思えない。それを一般人向けに言ってこなかったのがいけないんじゃないか? この書評を読んで、金森修の「サイエンス・ウォーズ」の一節を思い出した。彼は「知の欺瞞」をその主張が「新しくない」と批判したのだった。じゃあそれを一般の人向けにきちんと言ってきたのか、そこが問われるはずだが、少なくとも「サイエンス・ウォーズ」は科学哲学業界内部しか相手にしていない。
 さて、本書の訳は労作だし、うまいけど、この文体は敵を作ると思う。「環境派」の人たちが絶対に毛嫌いする文体だろう。文体の選択については疑問が残る。邦題は例の「買ってはいけない」を意識したものか。「買ってはいけない」は正に市民派を騙る最低の脅迫本だったわけで、これは皮肉。


10/17

 一庫ダムにレガッタ大会とか見に行く。本当は水陸両用バスが来るっていうから行ったのだけど、展示だけで動かないのだった。ちらしの写真見たら、普通は水陸両用バスに乗れると思うよな。あれはいかんよ。小型の水陸両用者に試乗できたからいいとしよう。レガッタはなんだかほのぼのした大会だった。横の仮説舞台ではサンバ大会やらデカレンジャーショウやらが繰り広げられていたが、別にイエロー本人が来たわけでもないのでどうでもよい。悪役のお兄さんは巧みな話術で子供たちを笑い怖がらせていた。こういうのは悪役が主役なのですな。


10/16

 昨年に引き続き、神戸元町ミュージックウィークの街頭コンサートにザ・スペースチューナーズが出演。五丁目みなせ画廊前にて16:50スタート。昨年同様、午前中にスタジオ入りして、最後のリハで悪あがき。
 本番はモニターがうまくとれず、バランスがいまいちよくわからなかった。もしかしたらギターが轟音で鳴ってたりしたのか? 今回はピアニカを導入してみたり、構成はそれなりに工夫したんである。選曲や演奏のできは去年より断然よかったと思う。演奏したのは、メロディフェア、スイートジェーン(ただし元ちとせバージョン)、君の友達、Teo Toriatte、アメイジング・グレース、ピーターガンのテーマ。ピーターガンが新機軸やね。これは楽しい。ちなみにギターは入手早々のEG450T改でした。

 実はこの日の演奏はBフレッツでストリーミング配信されたらしいのだけど、見た人は・・・いないんだろうな。

 後片付けののち、見に来てくれた馬場君たちとその辺で飲んで帰宅。


10/15

 すぺちゅー本番前最後の練習。ここへきて、編成を変えたり、いろいろする。


10/14

 矢野さんの葬儀に「仙台SFクラブ」名で花と弔電を送る。この名前もこういうときだけ復活する。


10/13

 矢野徹さんの訃報を聞く。僕らが仙台で「みちのくSFまつり」をやっていた頃、頻繁にゲストとして参加してくださったのだった。謹んでご冥福をお祈りします


10/12

Candies final carnivalのDVD

 なぜか山下の古本屋で捕獲。今見ると厳しいですけど、曲の質は高い。昔のMCは敬語だね。Three Dog Night"Going in circles"の間奏に無理矢理クリムゾンを突っ込むところがプログレ的にはツボ。バック担当のMMPの誰かが趣味でやってるのでしょう。残念ながらその長い間奏部分でもMMPは映らないので(舞台転換のための時間稼ぎだったことがDVDで判明)、ほんまもんのメロトロンが使われてるかどうかなどの謎は解けずじまいでしたとさ


10/11

 JBOOKに頼んでおいた新訳版「ソラリス」が到着。なかなかよい装丁。中身は丸一章分増えているとかで、読むのが楽しみだね

「Deep Blue」

 伊丹TOHOプレックスで。海の生物の生態をとらえた記録映画です。すごいなあ。驚きに満ちた映像。海鳥って、魚を獲るためにあんなに深く潜るのね。てっきり海面付近で魚を獲るのかと思っていたのに、魚群の奥深くまで潜っていくではありませんか。知らなかった。こりゃ、ペンギンが泳げても当然だわ。 深海の発光生物も美しいです。しかし、なんであんな電光掲示板みたいに光るやつが進化したかね。
 一緒に見にいった息子は小1なのですが、たしか僕がクストーの「太陽の届かぬ世界」を見たのも小1だったはず。「太陽の届かぬ世界」は面白かったなあ。


10/9-10

 またしても台風直撃の中、今日は湯河原でGATACON29なんである。久しぶりのGATACONだし、締め切り間際に半分無理言って参加させてもらうことにしたんだし、テルミン持って行くっていう約束もしちゃったし、雨も小降りだし頑張ってでかけたのだ。

 新幹線は静岡付近で徐行運転になった以外は特に問題もなく、無事に到着。東海道線に乗り換えて、予定より少々の遅れで湯河原に到着したのだが、それが単に幸運なだけだったとは知る由もなかったのである。おいらが乗った東海道線の次くらいが無事に動いた最後らしく、あと一時間遅ければ湯河原着は翌日になるところだった・・・って、まさにその目に会ってしまったのが巽・小谷夫妻なのだった。

 湯河原は既に豪雨。だって、台風はほんとにこの辺に再上陸したんだもの。宿に着くと、とにかく到着しただけでみんなに褒められる。実は最終的に参加予定者のほとんどが揃うことになったわけで、うーむ、台風直撃のさなかにそんなことでいいのかという気もするが、なんせ久しぶりのGATACONだからね。久しぶりの顔あり、SF大会で会ったばかりの顔あり、初めての顔あり。台風直撃だというのに獏さんや高千穂さんなど、ゲストもほぼ揃っていたのだった(実はおいらもなぜかゲストである。といってもGATACONのゲストは一般参加者と同じ待遇)。柴野さんご夫妻はさすがにキャンセルされたが、しょうがないでしょう。

 宿の前の川は濁流と化してごうごうと音を立てて流れている。とても温泉街の真ん中を流れる川とは思えんのである。せっかくなので、この日記にしては珍しく、写真を貼っておく。infobarで撮ったもの。実は動画も撮ったんだけどね

 GATACONはなんだか普通のGATACONのように始まり、暴風と濁流の音をバックになんだか普通のGATACONのように進む。オープニングのあと、大広間で「テルミンで拷問する会」(というタイトルではなかったかもしれない)を開催。あんな曲やこんな曲を披露する。やっぱり「真っ赤なスカーフ」と「残酷な天使のテーゼ(ときめきバージョン)」だね。ほかに何やったんだったかな。その後、テルミン初体験のみなさんによる拷問会が繰り広げられた。

 あとは風呂はいって宴会して雑談して宴会して雑談。温泉卓球とかクイズとかビデオ上映とか企画はいくつかあったはずだけど、宴会して雑談して雑談していただけだったような記憶が。夜中に巽・小谷夫妻到着。品川から湯河原まで11時間かかったらしい。ご苦労様です。雑談して雑談して雑談して寝る。

 台風一過。翌朝一番の企画は朝食コンテスト(という名前ではなかった)。今回のGATACOは宿の朝食が用意されていない。代わりに参加費から500円を返金してもらい、それを元手に自力で朝食を調達するんである。僕は近所の朝市でパンとリンゴ、コンビニで飲み物を調達してぴったり500円。でも、ぴったり賞があるわけではなかったのだった。

 クロージングの後、湯河原駅前で昼食を摂り、適宜解散。東京へ向かうみなさんと別れて、熱海から新幹線で帰途についたのだった。

 台風のおかげで怒濤のGATACONだったけど、なんか楽しかったよ。こういうアットホームなローカルコンはいいよね。


10/8

 EG450TU1000をESPに持っていって、ピックアップを交換してもらった。ついでにコンデンサーをいいやつに交換。実はピックアップよりコンデンサーのほうが高かったりするのだ。最近はトーンを絞って使うことが多いので、コンデンサーは重要。昔は「トーンつまみなんか邪魔なだけだぜ」と思ってたんですがねえ。っていうか、昔はボリュームつまみすら、いじらなかったんだけどね。今はボリュームは割と細かくいじるな。

 U1000はどうやら79年後半エスカッションをとりつけるネジ穴がいくつかバカになっていて、きちんとはつかなかったのだけど(そこがセミホロウの悲しさ。ソリッドボディなら埋めて開け直せる)、まあ支障ないんでよしとする。音はですね、や、これはよいです。Sans Amp Classicをフェンダー風にセットして、軽く歪み気味で弾くとなんともよい音です。UDよりねばりのある音だな。で、余ったUDはどうするか・・・


10/4

 PHSの解約に行ったのだが、10月にはいっていたため、一ヶ月分の基本料金を取られてしまった。ありゃりゃ


10/2

 すぺちゅーの練習。あと二週間なのだ。


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