長崎県・対馬 曇りのち雨 27℃ |
トラップ回収 |
最終日なので、飛行機の時間まで仕掛けたトラップを回収しながら、最後の採集を楽しむ。さすがにトラップは3日間風雨にさらされていたので、設置時の甘い香りは無く、風味も落ちている様である。それでもこのトラップにはコクワ♀が来ていた。 因みに地面に仕掛けたトラップも確認していくが、チョウセンヒラタの姿は無かった。せっかくの対馬だったのでチョウセンヒラタを確認したかったが、願いは叶わなかった・・・。 |
回収間際の収穫 |
昨晩、多くのツシマヒラタが集まっていたトラップに来てみると、ツシマヒラタ♂が来ていた。昨晩以降、別の個体が来ているとは思わなかったので嬉しかった。このトラップを設置した樹木は自分にとって“ご神木”と言えるだろう。 改めてツシマヒラタの大顎の長さに感動する。最終日に良い個体が確認できて良かった。 |
採集した個体をリリースする |
クワガタ採集に拘りが無いと思われるかもしれないが、この3日間で採集したクワガタ達を全てリリースする。現在の方向性としては、採集までの過程が楽しいので、採集した個体は基本的にリリースを心掛けている。 リリース直前、71_の個体を記念にもう一枚デジカメで画像を撮った。国産離れした大きさに対馬の奥深さを感じる。 |
天候は最後まで悪い |
それにしても、この対馬遠征では一度も太陽の日を浴びる事は無かった。梅雨時の遠征なので仕方がないが、せめて1日位は晴れて欲しかった・・・。 |
ツシマヒラタ♀ |
最後のトラップ回収となった場所では、ツシマヒラタ♀が付いていた。全体にツヤのある綺麗な個体であった。既にリリースモードに入っているので画像を得た後、感謝しリリースする。多くの子孫を残して欲しい。 全てのトラップ回収を終えた。いつも思うことなのだが、“他の採集者の未回収のトラップ”を良く見掛ける。自分の仕掛けたトラップは、マナーとして持ち帰って頂きたい。 |
ツシマヤマネコ |
飛行機の時間までまだ余裕があったので「対馬野生生物保護センター」に行ってみた。絶滅の危機に瀕している「ツシマヤマネコ」を観る事ができた(画像は、はく製)。独特の迫力がある。生態なども詳しく説明されており、非常に興味深いものがあった。 |
欠航している!! |
飛行機の時間が迫ってきたので、対馬空港に向かう。 しかし天候不良の為、帰りの便が欠航してしまった・・・。やはり梅雨時の離島遠征は、天候に細心の注意を払わないといけない。帰りの便を最終便にしていたのが失敗だった。携帯で飛行状況はチェックしていたのだが、直前の便までは通常飛行していたので「最終便のみ欠航」は、ショックだった・・・。 結局、宿とレンタカーをもう一晩延長する事になってしまった。 |
・・・翌日は何とか東京に戻る事ができたが、離島遠征は天候次第で簡単に船も飛行機も欠航してしまうので、出来る事なら遠征予定には余裕を持って行動した方が良いと思われる。 クワガタ採集として振り返ってみると、“へっぽこ”ながら自前のフルーツトラップにツシマヒラタが集まってくれた成果も出たので、個人的には有意義な遠征となった。欲を言えばチョウセンヒラタやキンオニなどの固有種も確認してみたかったが、次回遠征の機会があればチャレンジしてみたいと思う。 |
(最終日に、全てリリース) |
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