おまけ1 採集道具にまつわる思い出
捕虫網(タモ網)
昔から単に「タモ」って呼んでましたが、正式名称は補虫網あるいは昆虫採集網でいいんでしょうか?
今のように伸縮自在な物なんて勿論なくて竹の延べ棒に網がついているだけでしたが、自分にとっては昆虫採集のシンボル的な存在でした。
トンボ(特にヤンマ)、アゲハ、セミ、トノサマバッタの採集には必須アイテムでした。
沼地を周回しているギンヤンマをネットインできた時のあの高揚感は、今でも思い出せます(^^)
ただヤンマやバッタを捕った場合、勢いよく地面にかぶせるせいかすぐ網(リング)がゆがんで緩んでしまい、1シーズンが終わる頃にはすっかりボロボロに壊れてたっけ(^^;
手に持ったときに自転車がやたらこぎにくいんですがそんな事も良い思い出です♪

野球帽
実は子供の頃の一番身近な採集道具は野球帽でした。
タモ網が手元に無い時(学校や野球、サッカーの帰りなどシチュエーションは多い)野球帽が一番身近な採集道具でした。
チョウ、バッタ、トンボ、ハンミョウなど手づかみが難しい虫たちは勿論、林縁の辺りを低空飛行するミヤマ♀や学校帰りに舞い飛ぶマグソコガネなどもゲットたものです♪
また、キリギリス系やカンタンなど草花にとまる虫達を捕るにも便利でした。いま思い出すと花粉やら泥やら何やらでどろどろの帽子でしたねー(^^;
ちなみに、一番のお気に入りは「南海ホークス」の野球帽でした!
なぜならグリーンが昔から“フェイバリットカラー“だった自分としては、ミドレンジャーやレインボーマンのダッシュ4(草木の化身)が好きだったのと同じ理由で、あの明るい南海グリーンが単純にカッコ良かった♪

竹竿
子供の頃、田舎に行くとどこ家でもかならず竹の延べ竿があったように思います。(というかまだ振り出し竿なんてなかった時代でした・・・)
灯下採集で高所のクワガタを落とすのに威力を発揮してくれました。

必殺!竹竿2本つなぎ
その名の通り、竹竿を2本ビニールテープでつないだだけの代物です(^^;
今でも覚えている思いでとして、子供の頃田舎での採集で、早朝の見回りで団地の最上部の壁に帰りそこねたノコ♂を発見!!遠目からもハッキリとその湾曲したアゴが確認できました。(いわゆる「ベゴ」ってやつです)
「よし竿だっ!」あわてて家にダッシュで戻るや、とるもとりあえず竹竿2本をテープでつなぎ、兄と二人でやたらと長〜い竿を抱え現場に戻るまで往復30分あまり。あの頃の自分達にとってノコ♂なんて何年に1度採れるかわからないし、逃げてたらどうしようと、ドキドキ走りながら戻ると・・・同じ場所で待っててくれてました(ほっ)
竹竿はバッチリ届いて、サッとはらうとあっさりとまるでスローモーションのように落ちてきました。
2本つなぎ竿の出番は後にも先にもこれきりでしたが、あの時の緊張感と達成感は今でも懐かしいです(^^)
必殺!!竹竿+強力クモの巣セット
まあ鳥モチの代わりがクモの巣だと思ってもらえれとわかりやすでしょうか。
竹ざおの先端(多少折れててある程度の硬さがある)にひたすらくもの巣を巻きつけるだけ。
特にオニグモの巣が粘着力、強さ、量共にGOOD!で巣を見つけるたび巻き取り補強を重ねたものです。
友達がこれでミンミンゼミを捕った時は、初めて見た実物に感動しました♪
(北海道ではミンミンゼミが少なくて、後年上京した時に”ミーンミンミンミンミンミィィィーン”っとそのセミの多さにビックリしたものでした)
おそらくクワガタだって十分キャッチできる粘着力がありそうです。
ただオニグモにとってはいい迷惑ですが(^^;



おまけ2 新採集車
スバル フォレスター(SG5 L.L.BeanEdition)

北海道での感動的採集以来、林原さんのフォレスター@採集車のオン&ラフロードを問わないその走りの良さにすっかりぞっこん!!
デザイン&ファミリーユースにも十分と言うわけで、家族会議を通過しめでたく我が家へやって来ました(^^)v
新車なのに購入−納車時にはすでに旧モデルになってしまったのがやや寂しいけれど(^^;このモデル(SG5)がお気に入りだったので全然OK!
汚れても平気な荷台と下収納に磯タモ網がちょうど収まるのもGood!
これでちょっとした林道もへいちゃらだし、この車で行けばクワカブが採れそうな気がするから不思議です。・・・→おいおい(^^;;
あとは採集に行ける時間をつくるだけだっ!(うぅっ心の声です)
そして後はブッシュをも恐れず突き進む勇気だけ、かな・・・・(^^;;



採集が大好きな自分としては、「くわ馬鹿」をはじめネットで色々なサイトで採集記を拝見したり、クワ友さんとご一緒したりする中で、皆さんが使われている道具の一つ一つがとても参考になります。
また、独自の工夫やこだわりが感じられて楽しです(^^)
思い返せばこの少年時代が昆虫採集だけでなく採集道具への興味の原点ですね♪
ここに書いたやり方も一つの例ですし、自分だけのお気に入りの道具があると採集が更に楽しくなりますよ♪
では、お気に入りの道具を持ってよい採集シーズンを!!
ishimail