ペットボトル飼育容器の作製方法(3) 

できあがった蓋を本体にかぶせてみました。

これが完成品です!!

あとはマットまたは菌糸をいれて、最後にムシを入れるだけです。
マットと幼虫を入れたら、蓋をかぶせます。
そのあと、蓋をビニールテープでまいてしまいます。このとき蓋と本体の間の隙間を完全にふさぐようにぴったりと貼りつけます。隙間があるとコバエが出入りします。
安物ビニールテープを使うとすぐにはがれますのでご注意。

あとはラベルでも貼っておきましょう。

 ペットボトル飼育容器の利用 

HIKAKAは、この飼育容器でマット飼育、菌糸飼育とも行ってます。菌糸といえばやっぱり丸い菌糸ビンを思い浮かべるので、最初は抵抗がありました。しかし使ってみたら丸ビンより良い感じです。蛹室の位置や酸欠防止といった理由で、菌糸ビンを横向きにする話をしばしば聞くのですが、この容器だと横置きは楽勝です。

もちろん国産カブトもこの飼育容器で大丈夫です。国産カブトの場合は、蛹室が縦ですので縦置きです。ということは、横に置けば、同程度の大きさの蛹室を横向きにつくるカブトクワガタもいけるはずです。実際、中型外産カブトと大型のクワガタを飼育してみたところ、問題なく羽化しました。大型のカルコソマやギラファノコギリクワガタなどはムリと判断してさすがに試してません。

HIKAKAは、主に国産カブトムシ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ幼虫に使ってます。今後はオオクワガタにも使う予定です。また、プリンカップより管理が楽なので、もっと小型のクワガタ(アカアシクワガタ、キンオニクワガタ、対馬産コクワガタなど)にも使ってます。やったことないけど、小型種まとめ飼いにも使えるかもしれませんね。


また、この容器は、耐コバエ性に優れています。以前はかなりコバエの発生に悩まされてきましたが、幼虫飼育をペットボトルに変えてからは激減しました。おかげでかな〜り快適になりました。

わが家のクワガタ棚です。縦や横に置かれたペットボトルが積み重なっています。中には幼虫、蛹、羽化したて新成虫が入ってます。

ちなみに左にぶらさがってるのは地震対策用ゴム帯。
では最後。

ペットボトル飼育容器で羽化したアンタエウスオオクワガタ。78mmです。


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