クワ部屋訪問記

松本


 9月某日、近畿支部のみならず全国的に有名なJ氏のお宅を訪問するという機会に恵まれました。J氏のクワ部屋は、以前クワ馬鹿でも紹介されているのでご存じの方も多いと思いますが、私もあの記事を見たとき「凄すぎる〜」と叫んだものです。「あの部屋がこの目で見れるんだ」と、前日からわくわくして眠れない、まるで遠足か運動会の前日の小学生のような気分でした。

 いざ出陣とばかり、いさんでJ氏のお宅におじゃましましたが、期待とは裏腹にとてもクワガタを数百匹も飼育して、この夏過労で倒れたとは思えないほどすっきりとして綺麗なお部屋でありました。「いったいどこであんな数のクワを飼っているのだろう」と目を凝らすと、「お〜こんなところに、ここにも!あそこにも!」と、次々に発見することができました。「なるほど、このようにすれば良いのか」と、つくづく教えられた次第であります。「いや〜流石」と、1人感心しておりました。

 

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 上のように、一見するとなにもないように見えますが、実のところ、そこにはミニぷらけの山が・・・

 

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 こちらは、パソコンデスクの下とサイドでございます。おびただしい数のワンカップの瓶が!
聞くところによると深夜1時頃、近所の酒屋さんへワンカップ瓶をあさりに行くそうです。そのうち職質にあうことでしょう。いっそのこと、訳を話して酒屋さんにワンカップ瓶を取っておいてもらった方が確実じゃないんですか。
ワンカップの横に見えている、大きな段ボールの中身はゼリー(900個入り)今シーズン3箱目!!この種類のゼリー以外にも、数種類のゼリーを使用しているとか・・・
いったい何個のゼリーを今シーズン使ったんや?

 

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 洗面所横と玄関でございます。あまりにも整然と置かれているので、後で案内されるまで、洗面所のところは初めは気がつきませんでした。どのケースも、データーがラベリングしてあります、いつも感心させられますがまめです。私には、これだけの数をこれほどまでに管理する自信はありません。
いや〜流石J氏、この夏過労で倒れたのがわかる気がしました。

 J氏との話の最中、菌糸瓶の話をしている時には菌糸瓶から菌糸ブロックが、またキノコや木の話をしているときには図鑑が、もちろん、クワに関しては各種図鑑から各メーカーさんのパンフレットまで、次から次へといろんなものが出てきました。「やはりこの人はただ者ではない」と、改めて思い知らされました。

 しかし、一番感心させられたのは、今までにも何度かお会いしたことがあるのですが、J氏の奥様です。
ある時は、ショップにクワをリストラしに来たときに、新しい種類のクワを買うJ氏を温かい目で見守り、奈良オオクワの即売会では、「後悔しないようにしなさい」と叱咤激励し、私のような馬鹿者がお宅にお邪魔しても、いやな顔ひとつせず、細かいところまで行き届いたもてなしをしていただき、ありがとうございました。
聞くところによりますと、私を含め4週間続けて、週末には近畿地区のクワ馬鹿が氏のお宅をお邪魔したそうで、中には夜中の3時までお邪魔していて強者もいたそうです。J氏がこれほどまでクワガタにのめり込めたのも、奥様の理解がなければ成しえなかったでしょう。

Jさん、これからも体に気をつけて、ますますクワ馬鹿に磨きをかけて近畿支部いや、日本のクワ馬鹿をリードしていってください。


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