これは月刊くわがた狂の大馬鹿者達!1998年7月号へ掲載されたものの再掲です。(編集委員会)
特大サイズを目指して!!
今年は、オオクワの70mm♂〜74mm♂が、沢山生まれました。実は少し工夫を
してたのであります。(ぜんぜん、大した事ないですが、参考ついでに読んでください)
♪これから、紹介する「飼育方法」は、私と私の友人(ローニー氏)による共同飼育です♪
★まずは、『F1の幼虫』 あるいは『F1の成虫』を、用意します。←贅沢
【注意】・・幼虫ですと、2令以下(菌糸ビン)に、入っている物です。3令はお高い・・(^^;
評判の良い業者さんから、購入をします。成虫の場合は、必ずその飼育を
訪ねておきます。
★私が購入したのは、67♂mm&43♀mm(山梨産のF1)友人は、3令の幼虫ペアでした。
話がややこしくなるので、ここでは、F1成虫の飼育を例に進めます。
最初の年は(新成虫)なにもしないで、ただの鑑賞で冬眠を迎えます。そして年明けの
2月末からだんだん温度を上げて3月には、完全に目を覚めさせます。
(えっ・・・メチャクチャ早いじゃないかと・・・思われる方はきっと多いはず・・・(^^; )
これには理由があり私の考えで『幼虫期間が長〜いと大きく育つ』を、もとに出来るだけ
「菌床飼育」で長〜くと言うと早目の産卵しか、思いつかなかった。
(他の方法があったら教えて下さい。)
★特にメスには、十分エサを与えて下さい!
一ヶ月は、食べさせましょう。そして「交尾」です。私の場合は特大ケースで行いました。
産卵木6本を、2セットで温度は25度くらいでやりました。
★そして、5月に産卵木の割り出しをしました。卵とか1令幼虫が出てきました。
卵は孵化するまで、プリンカップにマットを入れた物を使用した。1令の方は、いきなり
「菌糸ビン」に投入しました。(大丈夫かな・・?とても心配でした。)そして時が立つと
あらっ・・・も〜ぉ「2令」に成長して・・・3令へと(7月には、ほとんど3令でした)
★ビン交換は、9割食べたら交換しました。
◎「菌糸ビン」は、親が育った物と同じ品を使用します。「バクテリア」の問題でやはり
同じバクテリアでないと、上手く育たないかも?(これは、結構大事な事だと私は勝手
に思います。)そして11月頃に大きな幼虫を確認したのです。ビン交換時に体重測定
しましたら、20グラム以上(オス)が結構いました。中でも11月15日に計った幼虫は
26グラムありました。・・・(26グラム以上は、今までは、ほとんど材でしか見た事なかっ
たですから、嬉しかったです。)だれど、1月に計ったら同じグラムでした。ジョボン(^^;;
★年が明け3月には、サナギに成りました。やはりメスの方が先になりますね。
それから、26グラムもサナギでした。見た目では70ミリオーバーは確実でした。
4月には、どんどんサナギになった。(今年はこの時期とても暖かかったので良かった)
★そして、羽化です。
1/15…26グラム……74♂mm 12/28…20グラム……70♂mm
1/20…23グラム……73♂mm 1/10…19グラム……70♂mm
1/20…21グラム……71♂mm 12/30…22グラム……68♂mm
1/10…23グラム……72♂mm 1/15…23グラム……72♂mm
1/5…24グラム……73♂mm 1/20…20グラム……67♂mm
1/30…18グラム……66♂mm
☆上記がオスの全成績です。 ☆メスは、47ミリがギネスでした。
○今回は、こんなに大型が出るとは思いませんでした。オドロキ!!
感激であります。それと型が凄くいいです。
私の今までの考えでは、単に大きな親から大きな子供が生まれると思ってました。
ので、親が70ミリ&44ミリオーバーなくても、大きく育つ事を改めて分かりました。
F1は、凄〜い!
ちなみに、買ったところで聞いたらF1の親は(ワイルド)57ミリ&37ミリでした。
私が買ったのは67ミリですが、同じ子で77ミリがいたそうです。(売れたそうです)
それで、今回の飼育で分かったのはF1の子供達は、大型が出やすいと・・・・???
と、ま〜ぁ私なりに思いました。
そして、気になる友人の幼虫は、な・な・・・・なんと75ミリ♂と46ミリmm♀でした。
すごいわ〜ぁ! 来年が楽しみですね。 ↑(美品でした〕
【注意】
ここで、紹介した飼育方法は、本当の事例であります。(絶対に大型に大きくなるとは、
言い切れません、申しわけないです。)・・・・(^^;;
飼育環境などで、違いは出てくると思います。
菌糸ビンの交換は、同種の物を使って下さい。
これをしないと、幼虫が、拒絶反応を起こして大きく育ちません。
『戦いは、冬季開けから始まってる』
それでは、「とんでもないコンビ」の報告を終わります。
JEFF
目次へ