外産展示を求めて
coelacanth

なんでも法律がようやくほんの少しだけ改善されて、学術的、教育的目的で公的機関や博物館、その他で外産の虫の生体展示が可能になり、あちこちで行われているようである。

そこでこの夏は私も3個所程訪れて見たので報告を行う。ただ、長野ではちゃんと撮影したものの、他2個所は報告するつもりじゃなかったので撮影してなかったり、訪れた時にはまだロクにいなかったりで画像はしょぼい。でもまぁ画像なんかどれも一緒みたいなもんなので、長野の例を参考にしてもらいたい(といってもこれも大した画像じゃないが)。

というわけでまず長野だ!

siro kanban 実はここは最後(8月16日)に訪れたので、時系列的には逆さまになってしまうがまぁメインの写真があるのでどうでもいいわな。大峰城蝶と自然の博物館と言い、基本的に日本や世界の蝶の標本を展示しているのだがこの夏は生きた外産のカブトやクワガタを許可を得て展示というのを売りにしているという。写真の通り全体が城になっていて、1、2階が虫(主に蝶)の展示、3階は郷土の歴史、4階は展望台だ。現地ガイドのカビるんるんについて行ったからいいようなものの、これってすんげー山の中に突然これだけあるような施設で、単独自力じゃなかなかたどり着けないぞ!

zenbu cauca とりあえず、外産カブトの展示だ。コーカサス2匹、ネプチューン1、ヘラクレス1のいずれも大きな雄だった。更に大王ヒラタ雄1もあった。いずれもちょっとした水槽に展示してあるのだが、どうも元気がない。一応餌の所にいて(乗っけたのか?)じっとしているが、どれもこれも数分見ていてようやくヒゲが動いて生きているのがわかった、という感じでネプチューンは完全に死んでいるような気がした。

nep herc ちゃんと農林省の大臣の許可を得て輸入、展示した旨の表示があった。展示期間がいつまでだったか忘れたが、まちかね掲示板で「大峰」で見つければ詳しく出て、、、いるかな?まぁいいやどうせそろそろ死んで終わりだろうから。

zeph chou その他の標本展示は、看板通り蝶が多く、日本のシジミを詳しく集めてあったり、展示も結構凝っているセクションもあった。モルフォの羽を集めてNAGANOなんて文字にしてでっかく飾ってあるあんまり趣味は良くないようなのもあったが、人によってはああいうお土産みたいなのが「きれー!」ってのもあるんだしまぁ何でもいいが。

kabiru1 kabiru2 ついでの事にカビるんるん邸も訪問。うちなんかと違って大変きれいにしている。水生昆虫もやってるとかで見せてもらう。庭先のカブト小屋やクワガタ小屋からうちの餓鬼共がノコギリ等を漁り、頂いてしまう。近所の餓鬼によく採らせているそうだ。これと前後して長野のポイントでカブトやノコをちょろっと採集した。いろいろとお世話になりました。



さてこの前に行ったのが読売ランドだ。

撮影はしても良かったらしいのだが、なんとなく遠慮したというかめんどくさがってしなかった。プール券があったのでついでに本園にも入る事ができ、乗り物に乗らなければタダで、この昆虫展示は水族館の一部でやっていたので見に行ったのだ。あちこちで報告されている通り、ここは外産標本200位と生体展示15点程があってなかなか充実していた。しかし、ここでもやっぱりなぜかものすごく元気が無く、数分眺めていないと生死も分からない程のものが多かった。半分位は既に死んでいたのでは?とも思えた。確か9月頭までの期間だったので、クワ馬鹿9月号が出る頃にはもう終わっているだろう。



で、もっと前の6月に行ったのが箱根小涌園こどもの村内、世界の昆虫王国だ。

ここは去年も外産を展示していた事を一部でお伝えした。今年はもっとびしばし展示すると言う話だったが、6月では早くてまだほんの少しだった。ここの兄ちゃんと仲良くなったのだが、夏はなんせ忙しいらしくて連絡が取れなかったのでどうなったかよくわからん。いずれにしてもここは基本的に通年展示なので、これからも生きているのが展示されているのではないかと思われる。写真は6月に撮影したもので、標本展示も豊富、昆虫のビデオが流れていたり、お土産もすごい。というか展示している標本は基本的に買いたいなら何でも売るみたいな事も言っていた。

iriguchi tenji1 zoukabu chounado kouchu tenji2 dekaino caucasus dynastes






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