累代飼育ミヤマクワガタに於ける歯型変化の一例
by 爆発栄螺
筆者は「クワガタ狂の大馬鹿者達3月号 ミヤマクワガタ飼育マニュアル」の中で、飼育下では採集個体には無い歯型が発生る事を書いたが、さらに明確な歯型を持つ2年1化の個体(Figure1) が羽化したので報告しておく。
(Figure1)
2年1化飼育個体と採集個体の比較をしてみた。
(Figure2a)
2年1化飼育個体(Figure2a) 画面向かって左側に6本の歯、右側に7本の歯が見られる。左右非対称の歯型の採集個体を見る事はあるが、この個体の特徴は小さな連続する歯である。
(Figure2b)
福島県産採集個体(Figure2b)
左右に5本の歯が並ぶ標準的なWild個体。少ないが小さな1本の歯を伴う6本の歯型の個体も存在する。
尚、参考のため下記に飼育デ−タを記す。
親 :宮城県産採集
採卵:1996年9月
羽化:1998年7月 温室による加温無し。最低室温15度程度。小麦粉10パ−セント添加のクヌギ朽木マットにて飼育。
個体変化の多いミヤマクワガタの飼育はこれだから楽しい。貴兄にもミヤマクワガタ飼育を是非お勧めする。
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