舌の仕組み
舌の仕組み
舌の仕組み
舌といっても、なかなか、自分の口の中をじっくりみる機会はありません。
ですから、調子の悪いときに、口の中をみて、非常にびっくりされる方が多いのです。
舌は、発生の段階で、いくつかの突起が癒合してできています。
舌には、舌乳頭という大事な組織があります。
・糸状乳頭 …… 白く毛のように見えるもの
・茸状乳頭 …… じじょうと読みます。糸状乳頭の間の赤い点々です。
味蕾もあります。
・有郭乳頭 …… ゆうかくと読みます。舌根部にあります。
・葉状乳頭 …… 舌の側縁の奥にあります。
扁桃腺と同じ免疫組織で、腫れたりすることも
ありますので、歯がこすれたりして、気になる方も
多いです。
全ての人にはありません。
舌の裏側にも色々なものがあります。
やはり見慣れませんので、びっくりされる方も多いです。
・舌小帯 …… 舌の真ん中の筋です。
・舌下ひだ …… 舌の付けの左右の盛り上がりです。
下には舌下腺という唾液腺があ留、大事な部分です。
・舌下小丘 …… 舌下ひだのちょうど尖端、舌小帯の付け根にあり、
半球形の盛り上がりです。
よく見ると、針の穴程の小さいくぼみがあります。
これは、唾液腺の出口で、顎下腺と舌下腺の導管
(ワルトン管)が開口しています。
2008年12月30日火曜日