相田みつを |
道
長い人生にはなあ
そんなときはその道を
黙って歩くんだよ
そしてなあ その時なんだよ | ||
『のに』
あんなにして | ||
しあわせはいつも
しあわせは | ||
ただいるだけで
あなたがそこに
あなたがそこに
そんな | ||
めぐりあい
あなたにめぐり | ||
自分の花
名もない草も | ||
うつくしいものを
うつくしいものを | ||
子供へ一首
どのような | ||
だれにだって
だれにだって | ||
独楽
よく廻っている | ||
うばい合えば
うばい合えば | ||
一生燃焼
一生燃焼 | ||
夢はでっかく
夢はでっかく | ||
七転八倒
つまづいたり | ||
具体的に
アノネ | ||
具体的に
ともかく
かんがえて | ||
本気
なんでもいいからさ | ||
自分
自分が自分に | ||
うそ
なるべくなら | ||
いつでもどこでも
かんのんさまが | ||
自分の番(いのちのバトン)
父と母で二人
十代前で、千二十四人
過去無量の | ||
このページに寄せられたお便り
今までいろんな詩に出逢ってきましたが、相田みつをさんの詩は、とにかく涙 が出てしかたありませんでした。相田さんの詩に出逢ったのは、今から2〜3年前になります。
詩を読むまで、ピンッと張りつめていた心が、ゆっくり癒されていきました。 生きていたって・・・とか子供なんて・・・とか自分の人生を否定するばかり で、お先真っ暗の人生でしたが、相田さんの詩を読んだ時から そうだよね、 人間なんだもの・・・いろんなことがあるよね。子供だって、親の言うとおり にはならず するとおりになるんだよね。そう思うと、見つめるところが違って きました。今、中学3年生の息子に、相田さんの「道」を贈りたいと思います。
自分が信じた道を、今一歩踏み出したばかりです。彼の行く手にはどれだけの 山や谷があるのでしょう。そんな時、「道」を思い出してほしい。命の根を しっかり張ってほしいから・・・。
2001年7月18日