相田みつを

このページに寄せられたお便り


長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道−
てものがあるんだな

そんなときはその道を
黙って歩くことだな
愚痴や弱音を吐かないでな

黙って歩くんだよ
ただ黙って−
涙なんか見せちゃダメだぜ!!

そしてなあ その時なんだよ
人間としての いのちの根が
ふかくなるのは・・・・・

『のに』

あんなにして
やったのに
『のに』がつくと
ぐちが出る

しあわせはいつも

しあわせは
いつも
じぶんの
こころが
きめる

ただいるだけで

あなたがそこに
ただいるだけで
その場の空気が
あかるくなる

あなたがそこに
ただいるだけで
みんなのこころが
やすらぐ

そんな
あなたにわたしも
なりたい

めぐりあい

あなたにめぐり
あえてほんとうに
よかった
ひとりでもいい
こころから
そういってくれる
ひとがあれば

自分の花

名もない草も
実をつける
いのちいっぱいに
自分の花を
咲かせて

うつくしいものを

うつくしいものを
美しいと思える
あなたの
こころが
うつくしい

子供へ一首

どのような
道を
どのように
歩くとも
いのちいっぱい
に生きれば
いいぞ

だれにだって

だれにだって
あるんだよ
ひとにはいえない
くるしみが
だれにだってあるんだよ
ひとにはいえない
かなしみが
ただだまっている
だけなんだよ
いえばぐちに
なるから

独楽

よく廻っている
ほど独楽は
静かです

うばい合えば

うばい合えば
足らぬ
わけ合えば
あまる

一生燃焼

一生燃焼
一生感動
一生不悟

夢はでっかく

夢はでっかく
根はふかく

七転八倒

つまづいたり
ころんだり
するほうが
自然なんだな
にんげんだ
もの

具体的に

アノネ
がんばんなく
てもいいからさ
具体的に
動くことだね

具体的に

ともかく
具体的に
動いてごらん
具体的に動けば
具体的な
答えが出る
から

かんがえて
ばかりいると
日がくれちゃうよ

本気

なんでもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやれば
たのしいから
本気でやれば
つかれないから
つかれても
つかれが
さわやかだから

自分

自分が自分に
ならないで だれが
自分になる

うそ

なるべくなら
うそのないほう
がいい

いつでもどこでも

かんのんさまが
みている
ほとけさまが
みている
みんなみている
ちゃんと
みている

自分の番(いのちのバトン)

父と母で二人
父と母の両親で四人
そのまた両親で八人
こうして数えていくとゆくと

十代前で、千二十四人
二十代前では―?

過去無量の
いのちのバトンを
受けついで
いま、ここに
自分の番を生きている
それがあなたのいのちです
それがわたしのいのちです

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今までいろんな詩に出逢ってきましたが、相田みつをさんの詩は、とにかく涙 が出てしかたありませんでした。

相田さんの詩に出逢ったのは、今から2〜3年前になります。
詩を読むまで、ピンッと張りつめていた心が、ゆっくり癒されていきました。 生きていたって・・・とか子供なんて・・・とか自分の人生を否定するばかり で、お先真っ暗の人生でしたが、相田さんの詩を読んだ時から そうだよね、 人間なんだもの・・・いろんなことがあるよね。子供だって、親の言うとおり にはならず するとおりになるんだよね。そう思うと、見つめるところが違って きました。

今、中学3年生の息子に、相田さんの「道」を贈りたいと思います。
自分が信じた道を、今一歩踏み出したばかりです。彼の行く手にはどれだけの 山や谷があるのでしょう。そんな時、「道」を思い出してほしい。命の根を しっかり張ってほしいから・・・。

2001年7月18日

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