2001/04/07
ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園の,「スイセンファンタジー」を見る。
約10,000uの松林の林床に、都市公園では日本最大規模といわれる、195種100万本のスイセン。
黄色い絨毯のような景色とほのかな香り漂わせていた。
マスコット・キャラクターの海くんと花ちゃん

フェブラリーゴールド 6Y-Y

市民ボランティアの方のガイドさんにスイセンガーデン説明していただく。
約30分間で、スイセンの品種、歴史、文化等の説明を聞きながらスイセンガーデンを散策。
ひたち海浜公園のスイセンガーデンは、1992年の春に約10万球を初めて開花させた。
その後年を追うごとに、球根数を増やしてきた。球根は、分球作業などのために3〜4年間隔で掘りあげる。
今年新たに植栽した球根と過去に植えた球根とを合算すると、2001年現在100万本以上のスイセン。
今年は,少し開花が遅れた。スイセンの原産地は地中海沿岸,スペイン,ポルトガル,モロッコ。
砂地を好むようで,海に近いひたち海浜公園は,適している。余り寒いのはだめ。
原種のスイセンは,小さく寒さに強く,早く開花する。
フェブラリーゴールド 6Y-Y いちばん左のエンジ色のマントをまとった人が,市民ボランティアのガイドさんです。

スイセンの配色記号  スイセンの分類記号
花弁(花びら)の外側から順に最大3色まで、その後副花冠(ラッパ部分)のもとから順に最大3色までを表記。


分類記号の例

単色であったり同じ記号が連続する場合は、一部を省略することもある。(例:1Y―PPW→1Y‐PW)
スイセン豆知識 スイセン(水仙) ヒガンバナ科の多年草 フェブラリーゴールド 6Y-Y

関東〜九州の海岸にはえるが,真の自生ではない。古く中国から渡ってきた。
スイセン属の野生種は約30種,おもに地中海沿岸に分布。観賞用に栽培され,19世紀中頃からヨーロッパで改良された。
園芸品種は豊富で,多くの野生種から交雑された,ラッパ・大杯・小杯・八重咲・ジョンキル・房咲・口紅等に大別。
品種により花被,副冠の形や色が異なる。  テタテート 12Y-Y

名前の由来
スイセンという名前は中国名の「水仙(水の精の意味)」。日本スイセンは、1月〜2月の雪の季節に花を咲かせる。
別名「雪中花」。英名のナルシス(Narcissus)は、ギリシャ神話 伝説の美少年ナルシスの物語に由来。

「麻酔」「昏睡」を意味するギリシャ語のナルケが語源という説。
スイセンの球根の部分に含まれるナルキッシネという物質が昏睡状態を引き起こす。 デュエット 4W-YO

ギリシャ神話〜ナルシスの物語
美少年のナルシスは、泉の水面に映った自分の姿を見て、美しい水の精だと思いむ。
抱きしめようと腕を水に入れると逃げてしまう。しばらくすると笑いかけてきます。
ナルシスは泉から離れられなくなり、食べることも飲むことも忘れて水面に映る自分の姿を見つめ続けた。
ついには衰弱して死んでしまう。その跡に一輪の花が咲いた。その花がスイセン。
シャネル5番はスイセンの香り
口紅スイセン、ジョンキラスイセン、房咲きスイセンの香りは、香水の原料。
「シャネル5番」や映画のタイトルにもなった「ナルシスソワール(黒スイセン)」などの香水。
鎮静作用があり、心臓病の人にぴったり
スイセンの清らかな姿と独特の甘い香りには鎮静作用がある。興奮してはいけない心臓病の人によい。
スイセンを身近におくとゆったりした気持ちになる。脈や呼吸が安定。発作を遠ざけ心身を安静に保ってくれる。
(出典:片桐義子著「身近に活かす花療法」ほか) シャンデレラ 11Y-Y

スイセンの育て方 
球根植物は栽培が比較的楽、特に買ってきた場合は、ほぼ確実に咲かせることができる  テタテート 12Y-Y

植える場所
日当たりのよい場所、あるいは半日陰が適している。落葉樹などの樹林の下がよい。
よく耕された 水はけのよい土壌。 一度植えつければ数年間は植えっ放しでも毎年咲く。
鉢植えの場合
深めの鉢がよい。プラスチックのポットやプランターでもよい。
植え付け時期、方法
植え付け適期は9〜11月頃。土は20cmくらいまで耕し、堆肥や腐葉土などを入れる。
植え付ける深さは10cmくらい。大きな球根は深めに、小さな球根は浅めに植える。植え付け間隔は10〜15cmくらい。
植えの場合
鉢底には砂利などを敷き、球根は培養土などに浅めに植える。 
ジョンキル 13

植え付け後の管理
植えたとき土が乾いていたら、水をやる。雨が降らなければ月に2〜3回程度。
露地植えの場合はあまり気にしない。鉢植えの場合は土が乾燥しすぎないように、時々水。 開花後は水は不要。
追肥は冬季に。緩効性化成肥料を年内から2月くらいまで。
掘り上げ、分球
花後に残った葉は3分の2以上が枯れるまではそのまま残す。花が終わったら花がらをつみ取る。
球根の掘り上げは 葉が枯れてからていねいに掘り上げて水洗いし、通風の良い涼しい場所におく。
分球は小球が親球くらいに大きく成長し、簡単に分かれるようになっているものだけ。
(国営ひたち海浜公園パンフレットを参照に作成)