ジャーナル2K3

いやしかし、この業界ほとほと腐ってますね、ほんの一部を除いて。
漸く規制が厳しくなったようで、本当にホッとしています。

※例年通り、評点は最高10点(のハズですが(汗;)、マイナスは際限ナシです。

※※“吸っとく”はAthlonPCKクンより拝借しました。(多謝)


NO.
機種名
メーカー?
寸評
評点
1
スーパービンゴ ベルコ リリース当初の“ミニゴッド”評はどこ吹く風。「アホ、アホ」じゃなかった、「ホァォ!ホァォ!」だけで、老若男女のハートをガッチリ掴んでしまったのは、打ち手の「底の浅さ」を見透かした知能犯的センスを感じさせもする。が、それは如何にも褒め過ぎというもの。つまるところ、打ち手側の程度の低さを露呈しているに過ぎない。7セグの「1・2・3」に従って、「ウッキ、ウッキ!」と打っている光景は、正にチンパンジーの知能テストみたいで、滑稽を通り越して、もはや情けなくもなる。否、そんな事を言ってしまっては、誠に以ってチンパンジーに失礼だ。メーカーも店もプレイヤーも、もうちょっと、というよりもっと知的になった方が良い。 −919億点
ダブルエックスU ネット? とにかく、BGMが素晴らしい!私の知る限り、この路線では恐らく過去最強。もう、ヘッドバンギングせずにはいられない。これなら、どんなに中身に魅力のカケラもなかろうと、満点を献上せざるを得ない。某ツバメ球団の監督ではないが、「ファンの皆様、おめでとう御座います」と言うべきか。REG入賞時の6連マイナー・スケールが、“インギー”世代にとっては、堪らない。BIG入賞時のアームアップも意表を突かれた。演奏中に聴こえるグリス音や、ハーモニクス・エフェクトからして、多分MIかどこかの講師を連れてきて実際にプレイさせたのでは?BLACK & BLUEを基調とした硬派なデザインも◎。控えめな演出もこのメーカーには珍しく、機種イメージに相応しい配慮を感じる。吸っとくでなければ、多分優勝してたよ。(w)いずれにせよ、この路線は完全にストライクなので、後継機を期待せずにはいられない。しかし、この機種だけ妙に設置が無かったのは一体何故?“XX”という機種名が原因か? +10点
ゼットU30 ネット ↑で褒めておいてアレだが、「やっぱりネット」的な機種。ドットの無いハウンドドッグ?まぁ、解放テーブルは、それなりにアレンジしていたのであろうが、だから何だ?とにもかくにも、「1ゲームに60円を払うだけの価値があるか」。先ずはコイツをクリアしてからリリースしなさい。 −9万点
ドリルギャング オリンピア やはり、カラードットは理屈抜きで面白い。もはや“お家芸”となりつつあるバカテイスト満載の演出は他メーカーの追随を許さないクオリティを有している。電撃ネットワーク(Tokyo Shock Boys)を連想されるBGMのイケイケ感も私好み。ただ、ゲームシステムにおける煮詰まり感が至る所に見受けられ、カラードットはともかく、中身の部分で“ネタ切れ”の感が否めないのは少々残念。 +5点
火の国30 アリストクラート “巨人の星”の30版といってしまえば、確かにそうなのかもしれないが、☆の生命線であるバカテイストと対極にある沖スロとでは流石にミスマッチ。精算ボタンを使って告知を前、後と選択できるようにしたのは、素直に評価するが・・・。 +1点
アントニオ猪木という名のパチスロ機 平和 先ずは、機種名に9点。“ゴルゴ”の亜種的なゲーム性なれど、バケの“勝負だ!”は、同じ6拓でも“バカレーサー”のソレとは比べ物にならないくらい楽しめたし、各演出は良く練られていると思う。実際、リリース当初はそこそこ打ったし、70年代後半の“燃える闘魂”を知っている人間にとっては堪らないカットも幾つかあって、熱いものが込み上げてきたのも事実。今ではさほど珍しくは無いが、当時は画期的だった伝説の“頂上決戦”ストロング小林戦や“新宿伊勢丹前襲撃事件”に代表される、宿敵タイガー・ジェット・シンとの因縁、今でも「猪木のベストファイト」と語るファンも多い“人間風車”ビル・ロビンソンとの死闘の記憶が鮮やかに蘇ってくる・・・。「やっぱり、猪木だよな・・・」と、自分の原点を再確認させてくれた本機の功績は大いに評価されるべきであろう。また、実戦でも、低確率バケから3回“注入”の大盤振る舞いに相性の良さも感じさせる。
だが、時を経ていくにつれ、「・・・コノヤロ〜!」、「やれるのか!オイ!」が一人歩きした段階で印象は急変。“リスペクト”という言葉知らないバカ・プレイヤーとバカ・メディアの頭の悪さ加減、レベルの低さにホトホト愛想が尽きる。“ULTIMATE CRUSH”と“闘魂”に何の関連がある?“ストロング・スタイル”に傾倒した“真猪木”の私としては、全く以って嘆かわしい限り。これ以上の我々の思い出に泥を塗る真似はいい加減止めて欲しいと思う今日この頃。メーカーに専ら非がある訳ではないので、機種自体なら、「+8点」。素晴らしい機種にも拘らず、一部の俄かファンによって蔑まされた今年のタイガーズのようで少々、否、かなり哀れである。
−95兆点
破壊王 ラスター 設置の少なさは、↑とほぼ同時期にぶつかったからでは決して無い。“ZERO-ONE”絵柄かチェリーを引かない限り、天井までのルーピング。幾度と無く同様のダメダメシステムを性懲りも無く使うメーカーもダメだが、タイアップを引き受ける方も相当にダメだ。新興団体にとっては、是が非でも欲しかった副収入だったのかもしれないが、“破壊王”から去っていったファンも少なからずいた筈だ。他業態とのコラボレーションやダブルネームは今やさほど珍しくはないが、“相応しい相手”かどうかを全く判断できなかった非常に情けない例である。 −94億点
ランダ30 イレブン 古のロックンロールを髣髴させるプラスティック筐体はそそるし、機種名とモチーフのバカさ加減も相当にストライクなんだが・・・如何せん、お金が無かった。 +1点
バンバンダッシュ 大都技研 新筐体第一弾。随所に丸みを帯びたそのシェイプは、まるでコックピットにいるような感覚で、なかなか良かった。操作性も悪くない。また、前身機のテイストの残し方加減も○。ハズレ目(タマゴ・チェリー・チェリー)もそれなりに意図を感じるし・・・。意外に短命に終わったのは、ゲーム性にさほどオリジナリティというか、目新しい部分がなかったからであろう。 +1点
ドリセブジュニア 高砂電産 だ・か・ら、過去の遺産を食い潰すのを止めろって。“老舗”の凋落もここまでくると、時代遅れのCIも「今更ながら・・・」の感もあり、滑稽にしか映らない。 −9点
10
ニューペガサスα エマ 導入初日のデータロボを見た瞬間に「ダメだコレ」と思ったのは、私だけではないはず。思わず「ヘタクソ!」と叫びたくなる作り込みの浅さ加減にかなり驚いた。吸っとくが登場してから久しいが、未だこの程度の仕上がりしかできないなんて、かなり驚愕。「いや、所詮エマだし・・・」と言われれば、それも納得、か? −9点
11
オアーゼ パイオニア 吸っとくでもないし、普通のAタイプとしては、可も無く不可も無くで意外に存在価値があったりして・・・ちょっと評価に困る。 +3点
12
ホットエリア 山佐 このメーカーに当てはめるのは気が引けるが、音楽CD(アルバム)には大抵、どんな“名盤”にも“捨て曲”と言うのが少なからず存在するが、正に“捨てマシン”。岡山の倉庫に回収したテトラ筐体が溢れてきたので、急遽売りさばいた、と言われても誰もが納得してしまうに違いない気合のカケラも感じさせない仕上がり。とはいうものの、BGMは音色(音源)に手抜きを感じさせるが、曲的には悪くない。旧筐体(音源再生ユニット)ではそれを望むのは酷か・・・。というより、やはりヤル気がなかったのであろう。まぁ、その分、このメーカー特有の“邪念”も希薄だったりするので、1点くれてやる。 +1点
13
レンキン サミー このメーカーのやっている事自体が十分“錬金”なんだが、今更宣言するまでもあるまい。アイデア、ゲームシステムは悪くないが、抽選契機の告知、演出方法にもう少し工夫が欲しかった。今更ドットは打ち手への訴求感が希薄で、ちとツライ、というか、余り作り込んでいる印象なし。このメーカーは本当に“気合の入れ具合”が極端で解かり易い。もっとも、その“ベクトル”自体がこっちの志向と180度反対なんで、この程度の方が、ある意味ホッとするし、打ち込めたりする。 −5点
14
ツインバディ マツヤ商会 「私たちも、こんな機種が作れます!」と聞こえてきそうな、その健気さがひしひしと伝わってくる仕上がりは涙を誘うが、“スピンラック”的な枚数基準のATは、やはり、選択ミス。台のイメージ自体は決して悪くなかったので、もう少し経験値が上がれば、ネットくらいにはなれるのでは?まぁ、“マツヤ・マニア”はそんな事期待していないのが一番の問題なのだが・・・。 +1点
15
アウトロー エレコ 「ファンキー・ダイナマイト」の方が面白かったんじゃないか?という愚問は止そう。百景の開発で人手が足りなかった・・・、と言われてしまえば妙に納得。「ボブ・サップと一体なんの関係がある?シールだけじゃないか!」、これまた愚問である。“モード”毎のメリハリも悪く、「即撤去で、新台に入替させよう」という魂胆が見え隠れするのも×だが、それも愚問だ。この、付け焼刃的でヤクザな立ち回り、営業展開こそが、このメーカーの真骨頂で常套手段。自ら“無法者”と名乗るあたりは、潔さすら感じてしまうではないか!それよりも、こんな機械でも“十分利益が上がってしまう”方が、遥かに構造的かつ根本的に問題だ。導入店のアタマの悪さの程が解かるシロモノ。 −2億点
16
サバンナパーク サミー “ツアー”なぞ、付けないで、それをBIG確率に振り分ければ、そこそこ打ったかもしれないが、チェリ、スイカの確率をもっと削りるべきだった。というか、やはりドットに“やる気”を感じさせない。“獣”シリーズの終焉を迎えるにはかなり手抜き感を憶えてしまうが、こと、このメーカーに関していうと、“手抜き台”の方が案外ワタクシ的には打てるんで・・・。(苦笑) +1点
17
旋風の用心棒R ロデオ 相当にコストを払って、オリジナルDVDを作成するなど、プロモーションに相当の力を入れただけあって、十分に“ヒット作”と言えるのではなかろうか?モチーフには何の思い入れも無いけど。システム的には「まぁ、良いんじゃないの」程度。抽選契機もそこそこ分かり易いし、ツボにはまった時の破壊力もそこそこある。馴染みの無い“キャラもの”であったが為、逆に余計な思い入れも無くゲームに集中できた。故に好評価。 +8点
18
島娘30 オリンピア このシリーズはいつも思うんだけど、何故、「BIGの生入り」が無いんだろう。何が何でも“取り敢えずバケ”では・・・ねぇ。幾ら何でも、一撃の破壊力とトレード・オフと言って納得できる範囲とは言い難い。とはいえ、南国系BGMはやっぱり心地良い。が、どうせならもっと高音質で作って欲しかった。パネルの地味さ加減も×。 +3点
19
関候 山佐 メーカーとしては完全に“捨て台”、海一の抱き○わせだったんだろうけど、皮肉にもコイツが、今年最も面白かった。“にゅる〜ん!”と左、中できた時の期待感がとってもテイスティ。とはいえ、やはり稼動が上がらなかった事が致命傷。“ほぼエセプラ”吸っとくなれど、それなりのプロモーションをすればもっと売れただろうし、延命したと思う。メーカーに“思い入れ”が無ければ、プレイヤーもついていけない、という例にするには惜しい台。 +5点
20
ジャグラーガール 北電子 マイナー・チェンジした筐体の操作性は恐らく最強の部類。前告知のバランスも○。だが、流石にこれだけ“ファミリー”が増えてくると食傷気味のキライは否定できない。ここに来て、自ら築き上げた“ファン層”が逆に足枷になってくるという袋小路に陥った感あり。プチマのリメイクなら歓迎するが、吸っとくはご勘弁を。いっその事、ビスカス系で勝負しても良いかもしれない。 +3点
21
花火百景E エレコ 15インチ液晶第一弾。結局(確率的に)中身は“ほぼ大花火”と言う事で、「今更」感が先に立ってしまった。実際、ホールでの稼動推移も、そのスパンこそ違えど、大花火とほぼ一緒。まぁ、技術力は確かに認めるけどね。来年には20インチ液晶機が出るみたいなので、その時は実写版で作ってみたら?カット数が膨大になるけど、それはそれで笑えると思うんだけど。 +1点
22
海一番R 山佐 他人の褌で相撲を取るという、8流メーカーにも及ばない愚行の産物。「パチでもやるんだから、ウチもやってしまえ」的な、イージーMAX全開さ加減は、既に手の施しようの無いレベル。勿論、顧客満足度を高める事こそ企業体の最優先事項ではあるが、“アミューズメント・クリエイター”を仮にも標榜するのなら、“オリジナリティ”、“クリエイティビティ”無くして将来は無い。というか、期待しても無いし、今更出来ないだろう。だが、コレだけは言っておこう。「今年最高の出荷台数です!」とのたまわる思考回路を抜本的に叩き直さなければ明日も無ければ明後日も無い・・・って、昨年も言ったっけ?もう、消えて良し! お逝きなさい!
(−42京点)
23
それ行け!マンボウ オリンピア “決闘ステージ”への移行パターン(バケorハズレのみ)やポイントの減点方法にもう少しバリエーションを持たせ方が良いのでは・・・と、改善すべき点は多々有れど、これはなかなか面白い。やはり“目前にボーナスが見える”というサンタが提唱した期待感、ドキドキ感は麻薬的なものがあり、1種のジャンルとして確立されたというべきか。“ほのぼの系”のキャラクターもこうしたゲーム性には妙にマッチしている点もポイント。弾丸の数や大きさ、カットインなどで期待感を高めるなど液晶を活かした“煽り方”に工夫の跡が見られ好感が持てるが、もう一味、システム的な面で革新的な部分が欲しかった。ただ、“バットタンゴ”は、「通常時の期待感が削られている」キライがして頂け無い。“樽”とチェリー、ベル自体の出現率も、もう少し煮詰めた方が良かった。とはいえ、後述の機種といい、この機種といい、“ウエスタン・モチーフに良台無し”のジンクスは払拭されつつある。だからそこそ、通常時の「何を期待すれば良いのか分からない」無機質な通常時が耐えなれない。作り込みの加減の差が致命傷か。また、失敗した時の敗北感も、思いの他大きく、×。 +5点
24
ミナミの帝王 バルテック 原作はその存在こそ知っているが、読んだ事は無い。とはいえ、随所に見受けられる“バル・テイスト”は“黒堕天使”の域には遠く及ばないものの、流石。意外に制御的な部分も良かっただけにストックの解放システムがいかにも普通過ぎたのは勿体無い気がする。 +5点
25
リニアフラッシュ30 オーイズミ “ベガスロ”というより“卓スロ”の方が訴求力があったかもしれない。(汗;コインの払い出しスピードなどハードウエア的な改善点はまだまだであるが、ATでこの出目演出は立派の一言。八角形の“リニア”絵柄に開発者の“意地”を感じさせる力作。しかしながら、ボーナス確率をもう少し上げて欲しかったというのが正直な所・・・。とはいえ、BIG中の重厚なメタルサウンドに加え、SG・・・そう、SGにおけるバロック調のBGMには、“様式系”の某WOLF氏も一徹よろしく“目の幅涙”で感涙に咽び泣いたとかしないとか・・・。上述のXXもヤバかったが、リニアのSGこそ、スロ・サウンドの最高峰に君臨するに相応しい。いいから、引け! +37億点
26
夕日のガントンA マーヤ やっぱり、“A”の付く台は何かある。メーカー名と共に機種名もナメた名前だが、どうしてどうして、“評価”に値する機種。“夕焼けモード”で1/240。つまり、通常モードではボーナスフラグが立つと強制RTが発動し、解放抽選。“夕焼けモード”はそれが無いという仕様。アイデアはなかなかだと思われるし、平成16年7月1日施行の改正風営法でST、ATがかなり規制されるらしく、この仕様がひょっとすると“主流”なるかもしれない。新参メーカーなれどアイデアだけは時代を一歩先取りしていた、と言っては褒め過ぎか?欲を言えば、A−450程度の仕様であれば、より私好みだった。通常時の淡白さ加減は“資本力”、“開発費”の限界なのかもしれないが、見かけのチープさ加減とは相反する発想の柔軟さとオリジナリティに今後も注目していきたいが、次作はあるのか!? +7点
27
シオマール30 パイオニア ゲーム数の吸っとく。内容(ゲーム性)的にはビッグシオとほぼ同一だったが、無理に“期待感”を持たせようとガセ演出を搭載してしまったのは、“ラ・ムー”結成当時の菊池桃子同様、このメーカーの迷走の始まりを感じさせる。速やかな軌道修正を期待したい。 +1点
28
ギガフィーバー DAIDO ↑同様、慣れない事はしないに越した事は無い。発表当時のインパクトはあっという間に消し去られ、設置後数日で完全に“エナ・マシン”と化してしまったのは、↑同様、“本田美奈子 with ワイルドキャッツ”のようで打っている方が小っ恥ずかしくなってしまう。今更ながら、“目指していたゲーム性”とは一体なんだったのか聞いてみたくなるのも、“本田美奈子・・・”同様だ。 −9点
29
スペックA オーイズミ もはや「好き嫌い」を超越した部分で評価しなければならない圧倒的な“パチスロ”感を誇る、近年稀に見る“回胴式遊技機”の最高峰。機種名からして挑発的であるばかりか、その上、“A”まで付いている。このリール制御の前には、どんなに上等な液晶を使っても、どんなに有名なキャラを採用しても、遠く及ばない。そもそも、“ステージ”が違い過ぎる。同じレベルで語っては、開発者に失礼だ。また、私が企画した“スペックA導入祈念全国推薦メールキャラバン”に多大なる賛同を得、実際に“老舗店”に導入を促し、実現した事は、半ば私事ながら“快挙”と言えよう。(勿論、スペックAが“本物”だったから、と言う理由が一番だったのだが・・・。)メディア関係者の皆さん、あなた方にできますか?こんな素晴らしい事をやってのけた事がありますか?俺達って、凄いよね、ホント・・・。また、本機種をして、「敷居が高い」と敬遠する向きは、その堕落した視点を猛省すべきである。とは言うものの、どんなに言葉で説明しても理解されない事もあるのも、今回痛いほど分かったの事実。「そもそも言葉で説明できない、感じるしかないものも存在する」と『バカの壁』を読んで、妙に納得しまった今日この頃。本機種の本当の凄さは、出目や技術介入などではない。頭の中で“モードの移行”なんて、結局解析してしまったら“終わってしまう”マヌケ・マシンでは到底及びもしない、リールの微妙な挙動によって、“期待感が無限に感じられる”所にあるのである。まぁ、イマジネーションのカケラもない輩には理解不能だろうが。 +7無量大数点
30
アクアマリン 大都技研 新筐体第2弾は、ブルーが基調で見た目にキレイで打ちたくなりはする。スペックも吸っとく&ATと“吸っとく消し対応”で好感が持てるが、抽選に至る過程の複雑さが故、「どうせ、“緑の5G”でしょ」的な“機械の恣意性”が常に付きまとい、期待感を闇雲に削いでいるような感覚に陥る。絵柄やドット演出の煮詰め方も今ひとつ。ただ、メーカーの“意欲”は伺えたので多少は評価するが、“頭でっかち”な仕上がりになってしまったのは、まだまだ“経験値”の低さを感じざるを得ない。 +3点
31
賞金首 ネット? かなり驚いた。本当に、ネット?液晶だけでなく、その中身もテクモがプロデュースしたのではないかと殆どのスロッターが思ったに違いない仕上がりと完成度の高さを誇っている。例えるなら、“鈴鹿8耐”に出場するプライベート・チームでもヴァレンチーノ・ロッシが乗れば優勝が狙える・・・といったところか。そう考えると、妙に納得。AT抽選の「高確率/低確率」の概念を取り外した時点で、十分、いやかなり画期的。ストックを消されても、プレイヤーにアドバンテージが生じる機能や、設定変更後の特性など、従来のスロ・メーカーでは考えられない“優しい機能”など“心の豊かさ”満載。とはいえ、小役ナビ演出に見受けられる若干の“甘さ”を考えると、多少はネットも参画していたようだ。体感機による攻略もさほど大きな問題ならなっかったのは、店側に十分な利益をもたらした後だったからに違いない。 +9点
32
野獣R ロデオ 「ロデオの液晶は秀逸・・・」と言われているらしいが、ことドットに限って言うと、かなり“手抜き”、というか気合のカケラも感じさせない機種が圧倒的に多い。機種名からして“ノケモノであーる”と書いているし。3種類のAT?ゲーム性(抽選契機とその確率)に目新しさが一切感じられない以上、期待の“質”自体も“獣”と変わらない・・・、いや、“間”の持たせ方に配慮が感じられない分、乱暴な印象だけが目立ってしまう。リリースした意図がサッパリ分からない愚台。 -9万点
33
みちのく一番星 平和 カラー・ドットの演出は相変わらずのバカ路線で◎。“男の確定”などの意味不明さ加減は、もはや芸術、芸能の域に達したと言ったら褒めすぎか?猪木の後だっただけに、ホールの期待もかなりのモノだったし、実際、相当の設置があったハズ。メーカーも気合の入ったプロモーションで売り出したと容易に察しがつくが、その“夢”は儚くも崩れ・・・。思うに、ATの抽選までのプロセスが馴染まなかった、“期待の仕方”が今ひとつ理解され難く、浸透しなかったからであろう。ド演歌チックなれど、ギターの音質にこだわりを感じさせるBGM、テイストもそこそこ良かっただけに、煮詰め方を誤った印象がかなり強く、非常に勿体無かった。 +5点
34
マジックモンスター オリンピア トックリのフレーバーをそのままに、吸っとくにリプレイスしたアイデアは開発者の意図した所かどうか判りかねるが、期待感の持たせ方、即ち、背景が赤くならないとBIGが期待できないというのはかなり大味だったかと。また、“中段単チェ”が引けないと、夢も希望も感じさせないのもかなり減点。“取り敢えずバケ”系オリンピーストックは、もう手垢が付いてきた頃であろう。そろそろ大きな変革が必要。とはいえ、そこそこ柔軟性のあるメーカーなので、トムやラスのような切れ味のある機種を出すには良い頃合かも知れませぬぞ。 +2点
35
トリコロールα IGT リバイバルといい、吸っとくといい完全に遅れを取った感じでメーカーのヤル気の無さを感じさせる。実際設置も大して伸びなかったし・・・。まぁ、今更革新的な吸っとくシステムも出てこないし・・・。“スペシャル4thリール”はバルのソレの方が遥かに完成度、バカっぽさ共に高かった。機種も手抜きなら、レビューも手抜きになってしまうのは必然。 -9点
36
モーモーパラダイス クリエイト21 何だかどこかの不動産屋みないなメーカー名だね。機種名も現金機デジパチみたいで、和めはするが、ゲーム性はコレと言ってオリジナリティは無かったと思う。というか、通常時は常に同じ所を狙わなければいけなかった(ハズ)のは・・・。もうちょっとパチスロを打ち込んでから作った方が良かったかと。開発者が皆女性との触れ込みだったと記憶しているが、“愛のエプロン”のように「愛さえあれば・・・OK」と言えるほど、私も人間できていないので・・・。 −9点
37
ガンダム ラスター “蘇る〜!蘇る〜!蘇る〜!ガンダム〜♪”別に、こういう形で蘇ってもらっても困りモノである。「ガンダムさえ出ていれば満足」と言う貴兄はともかく、“何か”が起こらないと期待できない、というか期待できないと予想させてしまう時点で私の“ゾーン”から大きく逸れてしまう。システムだけを不二子似せても、メーカーの作り込みの丁寧さに雲泥の差があるため「マネ」という言葉だけが先に立つ。前身機と今回で、“脱ガンダム宣言”は大いに広がったことだろう。 −75点
38
マリンカーニバル アリストクラート 「みちのく」同様、大ヒット作☆の次機種と言う事で、ホール、プレイヤーならずともかなり期待した向きは多かったが、☆には有った“バカ・テイスト”は影を潜め、スペック面の辛さ、ゲーム性の粗さだけが目に付いた機種。これなら、トリシューを作っていた頃のアリストの方が断然「ワクワク」できた。 −19点
39
パイジマ(30) メーシー ゲーム性がエグ過ぎたのか何なのか解からないが、その爆発力の割にはソレ系のプレイヤーになかなか支持を得られなかった。やはり、「“ソレ”は“ソレ”でなければいけない、吸っとくは所詮“ニセモノ”」。“ソレ”にも“本物志向”というものがあるようである。 +1点
40
ギャルズマジック サミー システム的には複雑であったものの、その全てが過去の転用で有った為、目新しさに欠けたというのが正直な感想。「JAC INを全て外せば必ずAT」などという仕様のどこが面白い?理解に苦しむ。別に今に始まった事ではないが、“志向”にこれだけセンスを感じさせないのも困りモノである。 −92点
41
龍宮物語X エレコ フラッシュ判別はそれなりに有効だったし、各モードへの移行確率もゲーム性を出そうと腐心した跡が垣間見れて、そこそこ心象は良い。にも関わらず、さほど支持を集めなかったのは感情移入しにくい液晶キャラとBIG消化が面倒臭かったからであろう。吸っとく機において、☆のようなBIG消化の“サクサク”感は重要だ。個人的には前兆RTのみにすれば、意外に打ったかもしれない。 +3点
42
スロッター金太郎RX ロデオ 設定看破のし易さから、それなりに“支持”を集めたみたいだが、それを帳消しにして余りある、ゲーム性のクソ加減。“RX”やら“XR”が付く機種には、ホント、ロクなものが無い。デストロ同様、意識的に作ったって、ここまでツマらなくは作れない。「金太郎を使えば、儲かるだろう、“中身”なんて作り込まなくてイイから、とにかく出せ!」という、メーカー上層部の安易さに、いい加減キレた開発側の“良心”と受け取って良いのか?この機種に相反して判断に迷う所ではある。“期待”を込めて、→の点数。 +2点
43 メフィスト 山佐 ダメフィスト。吸っとくにする意図がサッパリ解からない。「ツインBB」はそのままに、パクーのような前兆RTのみした方が遥かに稼動が上がったに違いない。どうにもこうにも吸っとくの呪縛から抜け出せないその有様は、ドーピングの後遺症に悩まされる旧東側諸国のスポーツ選手のようで哀れではあるが、手を差し伸べるほどオレは人間出来ていない。 −666億点
44 バイキングセブン 高砂電産 パチスロのモチーフには、エジプシャンは別格としても、ウェスタン同様、海賊系も“不遇・不作”のイメージが付きまとうが、コイツも多分に漏れず・・・。オリンピーの“カラードット・テイスト”を狙ったであろう事が容易に察しがつく、その演出は涙ぐましくもあるが、今ひとつ“バカ”になりきれないのは“老舗”としてのプライドが足枷になっているのか?取り敢えず“猪木”の詩「馬鹿になれ」をじっくり味わって欲しい。 −8点
45 オートマティック ベルコ 超ビンゴの大ヒットに慢心したのかどうか解からないが、“(大量獲得が)期待できるパターン”が“一本道”になってしまった事が“敗因”。とはいえ、まだ、アルゼ、サミー、山佐のような骨の髄まで“悪の枢軸”になり切れていないので、かつての“デジスロ路線”への回帰を今一度期待したい。 -9万点
46 ビッグショータイム エイペック BIGオンリーにA600&ATというインフレ・スペックは、数年前の“激低確率時代”を彷彿させ、ある種微笑ましくもあるが、この“時代錯誤”な感覚は今一歩、いや今50歩位の技術力と相まって、このメーカーの“作り手”としての限界を感じさせる。とはいえ、個人的にはまだまだ応援したい部分もある。“Z級テイスト”に磨きをかけ、“孤高の存在”を目指して欲しい。 +1点
47 ゴールドX(R) ミズホ 今回の顛末とその問題点、核心に一切触れようとしないスロ雑誌。「対策」機を躊躇無く導入するホール。それをサルの○○○ーよろしく擦りまくるプレイヤー。まぁ、そろいも揃って脳足りんだ。こんな輩どもが業界を支えていると思うとゲロが出そう。「一粒で3度オイシイ」という“限りなく詐欺に近い行為”が威風堂々とまかり通る現状にツバを吐く人材がいない、というか皆“だんまり”を決め込む現状に辟易。依然8流業界から脱却できていないその様は、幼稚過ぎて、凡そ相応しい言葉が見つからない。お願いだから、一刻も早く、皆消えて下さい。 お逝きなさい!
(−666京点)
48 ビリー・ザ・ビッグ ネット? 賞金首とリリース順が逆だったら、もっと設置も伸びただろうし、評価も変わっていたかもしれない。振り分けBIGは確かに“枯れた”スペックではあるが、多少なりとも支持層はいる訳で、液晶キャラに変な色気やクセがないだけにマーケティングの不器用さは流石ネットといったところか? +4点
49 ダービーボーイ 三洋物産
(サミー)
“マリン&サム”が余りにも売れ過ぎてしまって、税金対策にスロ領域へ進出。持ち前の販売力で、ある程度というか、あのゲーム性で売れたのは導入店に“貸し借り”の意識があったに違いない事は容易に察しがつく。どの導入店も速攻で撤去している所をみると「義理は果たした」からであろう。三洋物産も本気でスロに進出するつもりがあるのなら、テクモのように、一刻も早く委託先を変えた方が良い。 −3兆点
50 ワンダーレオンX タイヨー サンタの後継機だっただけにかなり期待はしたが、「ワンダー・ゾーン」は余計だった。サンタのキモであった、VFD演出の曖昧さは“サンタ”という“強い”キャラだったからこそ打ち手に期待感を抱かせたのか?キャラ選定におけるミスキャストの感は否めない。とはいえ、このゲーム性はまだまだ面白くなる余地が十分あるので、今後の“熟成”に期待したい。 +5点
51 オースティンパワーズ IGT IGTお得意のキャラモノ。文字通りバカ路線だっただけにあのスペック、ゲーム性は完全ミスマッチ。「当たりがポコポコ引けて、液晶演出が満喫できる」スペックにしたら、こんな低導入にはならなかったであろう。もっとも、使用許諾を受けたカット数に制限があって、大して作り込む事が出来なかったのかもしれないが・・・。とは言え、、“オースティンパワーズ”とスロッター(ホール導入責任者)との嗜好にはさほど相関が有るとも思えないので、この程度の導入が妥当だったのであろう。 -1億点
52 吉宗(S) 大都技研 「暴れん坊」だか何だか知らないが、 “高確率”がどうだの、1G連がどうだの、液晶演出がどうの・・・詰まる所、出てくるコインにしか興味を持っていない輩の為だけの機械。コイツがA400で、天井が1000G位だったら、2点くらいはくれてやったよ。中毒になる気持ちは解からないでもないが、断じて「面白い」機械ではない。およそ、“最高”とは程遠い。“最高”と言う言葉を安易に使ってはイケナイ。キミらが思っている「面白さ」に知的要素は皆無・・・。サル・マシンとしての完成度は激高だけどね。“711枚出るから面白い”、“711枚出るからアツい”、は、コイツの限界、安易さ加減を如実に表していると思わないのだろうか。メーカーも売れ過ぎで大変みたいだけど、今のうち、“将来”を考えた方が良い。恐らくどこかで“優勝”すると思われるので、先に申し上げておこう。何れにせよ、こんなモンを持て囃し、誉めそやし、礼賛するから規制がキビシくなるんだよ!ざまぁ見ろ!自分で自分の首を絞めてバ○丸出しだ!規制万歳!規制最高!!規制大好き!!!
・・・と言われて、頭に血が上る前に、「規制があるからこそ、我々はパチスロを打てる、楽しめる」と言う極めて根本的な“世の中の仕組み”を理解しよう。無理かな?「規制、規制ってウルサいんだよ!」、「別に誰も困って無いだろ!」、「『改正』ではなくて『改悪』だ」と垂れる輩は多分、“公序良俗”という言葉を知らないに違いない。イイ年して恥ずかしくないのかねぇ。そんなに規制が嫌なら・・・。
お逝きなさい!
(−711京点)
53 爆風 オリンピア 「俺がパチスロを誰からも愛されるエンターテイメントに変える!」
⇒「俺がパチスロをハイエナからも愛されるエナマシーンに変える!」
これが現実。安易なタイアップは、鈴木宗雄を頑なに支持し続けた松山千春同様、時として(不本意かもしれないが)ミュージシャンシップをも問われ兼ねないので、事務所側も十分な配慮が必要だ。
−334万点
54 覇王信長 ラスター 歴史上の人物は肖像権が無いので、使い易いのは容易に察しがつくが、ゲーム性まで安易だとチト困る。ドットのチープさ加減もガンダムに銭を取られ過ぎて制作費を削られたからであろう。“脱ガンダム宣言”はメーカーこそすべきでは?とこっちの方がちょっと心配してしまう。 -6億点
55 ドロンジョにおまかせ 平和 パネルの出来は、キャラクタの魅力が良く出ていて素晴らしい。抽選方法も、従来のAT系のそれと違って工夫の跡を感じるし、その“期待の度合い”も微妙に違っている気もする。ボーナス確定時の“爆発”は、素直に脱帽。“お約束”を越えた爽快感すら感じてしまう。そう意味で「はたまには任せるのもいいかな」、と思えてくる。ただ、もう任せられるキャラが弾切れになりつつあるのも事実。今後の意表を突く展開に期待したい。 +7点
56 ファイヤードリフト サミー ドリフ最高。(汗;まさか、ネットだけでなくサミーまで満点を付けるとは思ってもみなかった。(汗;前述したように“ボーナスが目前に見える”スペックはよっぽど大きなヘマをしない限り面白くなるのは必然だが・・・。全ては「プププ」がもたらす刹那の緊張感。設定毎の“格差”や、通常時の期待感の薄さは過ぎるキライはあるものの、それを補って余りある。メーカーも大仰なギミックを駆使するよりも、クリスのバストの揺れ具合に執心するよりも、“この程度”で十分プレイヤーを熱くさせられる事を認識して欲しいが、その後のリリースを見ると、大して期待できないのは明らか。やっぱりサミー。ドリフだけ残して消えて欲しい。個人的にも相性が良く、今年の勝ち頭かも。しかしながら、その割りにハイパー・リミックス同様、プロモーションに“気合”が入っていなかったように思われるのは、きっと駱駝王が直後に控えていたからに違いない。というか、「掲載規制」が、サミーから入ったのではなかろうか?そんな邪推(?)さえしてしまうほど、中毒性は高かった。 +10点
57 ネオマジックパルサーXX 山佐 まるで、スロに新規参入してきたパチメーカーのように「満員御礼」の販促用のぼりにメーカーの自信の無さが如実に表れているように、山佐の凋落も落ちる所まで落ちた感がある。日本経済ですら漸く好転しつつあるというのに、底を打つ気配が全く無いのはもはや絶望的。もう、言葉無し。 −25兆点
58 チャーリーズエンジェルFT ロデオ 「今更、キャメロン・ディアスの尻を拝まんでも・・・」というのが正直な所。本体に豊富な資金量を擁するIGTはともかく、案の定、メインパネルを除けば“チャーリーズエンジェル”を全く想像させない、というか稀代の愚台、ロデオTを髣髴させる手抜き加減は、スロ金同様、「こんなモノの版権に銭かけるくらいなら俺達に回せ!」という開発陣の意図が見え隠れしてちょっと期待してしまう。 +1点
59 やじきた道中記X ミズホ このメーカー(というより、アルゼ)も漸く“バカ・テイスト”の重要さに気付いたのかも知れないが、何れにせよリリースに至る経緯が気に食わないので、その時点で×。その上、そのバカさ加減にも余計な洗練さ、計算高さを感じてしまうのもマイナス要素。妙に設定判別要素があるのも、メーカーがメーカーだけに素直に喜べない。私的には後継機は不要。 -1兆点
60 バンカーナイン バルテック “プレミア”ATを引かない限り、気だるさだけに支配される台。はぁ?「こういうゲーム性の機種を作ろう」という意図だけが先走って、そもそも「長期間設置され、プレイヤーに楽しんでもらいたい」という極当たり前かつ基本的な思想がおざなりになってしまったのは、このメーカーらしい。と、言ってしまえば簡単だが、「枯れ木も山の賑わい」という言葉もあるように、どうせ散るなら、それらしく「パッ!」とやって、散って欲しい。 −25点
61 ラッキーチェリー 岡崎産業 最近まで同じ“市場”で競り合っていたベルコの、思いがけない躍進で焦ったのか、止せばいいのに「インフレ・マシン」に手を出してしまったのは、例えるならば、マギー四郎がプリンセス天巧のネタに手を出すような違和感を禁じ得ない。意外に根深さを感じさせ、末期的と感じるのは邪推か? −8万点
62 マッハゴーゴーゴー アリストクラート キャラの選定は悪くないが、☆ほどの人気を博さなかったはキャラのポピュラリティというよりも、やはり“バカ・テイスト”と“キャラとゲーム性の融合”に相当の差が有ったからに他ならない。いくら1/2とは言え、“自力3連カップ”の次のゲームくらい何かやって欲しかった。うんともすんとも言わないのは“手抜き”感すら覚えてしまう。草原ステージは◎。“カップ高確”が結構拾えた事から鑑みるに、“真のゲーム性”が理解されていないんじゃないか? +5点
63 ドンドンキング2 DAIDO そのシステムはユニークなのかもしれないが、表面に出てくる“ゲーム感”に取り立てて目新しさが無いのはもはや“お約束”ですらある。一言で言ってしまえば、「センスが無い」。 −17点
64 ニューパルサーRX 山佐 数年前の“R”は評価したが、今となっては、「取り敢えず、出せばいいんだろう」的なおざなり感、手抜き感しか感じられず、挑発的ですらある。パネル同様、腹黒さすら覚えてしまうのは、過敏過ぎか?まぁいい、12番の機種同様1点くれてやる。 +1点
65 カイゾクガッポ エイペック スペックもST-Bならば、パネルデザインもB級を極めた感じ。その上、実際にプレーしてみると、そのゲーム性はB級はおろか、F級以下。“Z級”の方が、芸術性は高い分、まだマシだ。告知が入るか、7の一直線が出るまで、延々角チェ狙い・・・って、かなりの拷問。マツヤ同様、「頑張って作りました!」感はしなくもないが、“リール制御”という言葉知らずして作るのは、若葉マークをつけてフェラーリを転がすようで、プレーする側が冷や冷やする。まぁ、今まで“リール制御”と無縁な世界で活動していただけに、弁解の余地もあろうが、我慢の限界にも程がある。 -94点
66 キングキャメル サミー パチスロの「パ」の字も解からない経営者の子弟が0パンショックの時と同様、「こんなの作ってみろ!」と頭ごなしに開発させたとしか思えない。随所に垣間見れる“おざなり”な仕上がりに絶句。仕様がダメでも、多少なりとも“本気”で作ったのなら、現在の低稼働は有り得ない。どんなに愚台でも必ずと言って良いほど備わっていたこのメーカーの商品特有の“毒々しい躍動感”が感じられない。ここまで完成度が低いとそれはそれでちょっと心配になってしまう。 -87点
67 (ねぇ〜ねぇ〜)島娘 オリンピア “ときめき”だっけ?まぁ、それだけ。この手の機種のウリである“シンプルさ”は“限界”も近いので、ビスカスやGOGOの魔力に陰りが見えてきた昨今、次なる展開と言われると、今ひとつときめかない。まぁ、パトライトを4つとか、5つとか付けるしかないんじゃないかな?(爆!) +2点
68 タイヨーボウリング タイヨー マッパチ同様、当方も“公認”したい所ではあるが、リール制御(というか配列)的に作り込みが足りなかった・・・う〜ん、惜しい!ただ、各小役確率は相当に試行錯誤したようで、かなり良い線行ってると思いますよ!スペック英を打って、勉強して「配列とは何か」学んだ上で次機を作成される事を強く望みます。期待しましょう! +7点
69 ビーストサップ エレコ 吸っとく出なければ、満点を献上したかもしれない。制御、出目自体は“あの頃”を髣髴させ、かなりビックリ!とは言え、出球のメリハリが前身の“無法者”同様、バランスが悪過ぎる。“ヨロコビィ〜♪”、“スイマッセーン!”は聞く価値はあるが、2匹目のボブ・サップ、もといドジョウは多分居ない。個人的には、“レ・バンナ”の方が好き。 +1点
70 ジェットセットラジオ ロデオ このゲームの世界観は非常に好きで、実際、Xboxで買った「future」は結構プレーした。そういう意味では旋風よりも遥かにノリノリ感があって、気持ち良くプレー出来た。が、そんな“プレイヤー層”はそうそう居なかった訳で、セガとタイアップどうせやるなら、ソニックとか、VFとかバーチャロンとか・・・ひょっとして版権元が違うのか?いずれにせよ、タイアップは銭を惜しんではイケナイ。でも、良く出来てたよ。出目の判り易さを除けば・・・って、致命的じゃん! +5点
71 メガマックスR 山佐 “DEATHトロ”の後継機となれば、期待する方が間抜けだし、実際、予想通りだったし。しかし、設置の少なさ(といっても、300店以上あるのだが・・・。)はかなり予想外。巷のホールをちょっと見直してしまった。(爆!)まさか、後述の“W・ウルフ”は売れ残り筐体のリプレイスなのかも知れない・・・。きっと、そうに違いない。 −21兆点
72 信長の野望 IGT 一言で言ってしまえば、“それゆけ荒野のサイバー・マンボウ”。ラジオ同様、「ゲームファン≒パチスロファン」と考えてタイアップした所までは理解できるが、こと、このゲームのコア・プレイヤーは、スロなんか打っている時間なんて殆ど無い訳で・・・。このメーカーにおける、最近のマーケティングのダメさ加減はかなり深刻だ。野望なんか抱く前に目先の“手の届く目標”を掲げる事を強くお勧めする。 −3億点
73 ハイエナ バルテック やっちまったZE!孤高のZ級メーカーの真骨頂がここにある。明らかに「狙った」と分かる機種名は“MAX90km”の8流ピッチャーがバリー・ボンズにストレート勝負を挑むようで、潔さを通り越して高校野球の地方予選ような清々しさすら感じてしまう。また、サミーやアルゼでは絶対にしないであろう、天井移行のシステムそのものをアップライトで詳細に説明している姿勢は素晴らしい。ただ、天井そのもののゲーム数が述べられていないのは、如何なものか。まぁ、「そんなに大した事ではなかった」のであろう。(爆!)とは言え、デザイン等はもう少し洗練すべきだったか。 +2点
74 ワイルド・ウルフ 山佐 ゴッド、サラ金、“A”の撤去の後釜に入れるべく急遽リリースしたと思われる営業スタンスはウルフというよりむしろハイエナを思わせて、このメーカーらしいといえば、らしい。と言う訳で、台の批評以前にメーカーというか企業体のアティテュードの方が遥かに問題。規制後に“マイルド・ウルフ”とか純A−400でリバイバルさせたら、ちっとは評価してやるが・・・。 -8兆点
75 スーパーブラックジャックS777 ネット 流石にこの機種はテクモの入る余地が少なかったようだ。ぱっと見た瞬間は「Rioタンに萌え〜♪」って感じで期待はしたが、結局はBJがスーパーになっただけで、“777G”を引いてしまえば前身機以上に猛爆・・・良く検定通ったな、と感心してはイケナイ。台単価がべらぼうに安い上に、賞金首の高評価も手伝って凄まじい設置を獲得しているが、通常時の“漫然”とした重い時間がことの他耐えられないのは、その通常時に“Rioタン”が全く顔を出さないからであろう。もっとも、高設定ならそこそこ“ストック”に入るらしいが・・・。尻を眺めるなら、ゲームで十分。 −11点
76 荒野のマンボウ オリンピア こういう形での“マイナー・チェンジ”は、「アリ」だとは思うが、“敗戦”をドリフのように気楽に受け入れられない部分は一向に改善されていないように思われる。応援したい“雰囲気”のある機種だけに、もう一度、マイナー・チェンジを期待したい。 +3点
77 キングパルサーA 山佐 何でもかんでも、“A”がつけば褒めると思ったら大間違いだ。新ドットによる演出など、良くは出来ている。パクーのような前兆RT&プチストックなら多分満点つけたよ。リプレイ解除をチェリー&オレンジに振り分けただけで、基本的な仕様が殆ど前身機と一緒ではそれも叶わない。チェリーorオレンジが出現すれば、その後数ゲームは楽しめるかもしれないが、一歩下がって確率的に考えればリプレイ解除を振り替えただけで、“ボーナス出現率”が全く変わっていない以上、放出期待値は全く変わらない。中学生でもちょっと勉強していれば理解できる“まやかし”は通用しないのである。多分、プレイヤーの知的水準のナメているのだろう。とはいうものの、129〜192Gをちょっと“濃く”なっている。意外にイケるのか?まぁ、何はともあれ、キンパルなので、→は妥当な線。 +7点
78 二代目五右衛門参上 ミズホ “無法者”、“サップ”同様、「できる限り長期間設置されないように」仕込んだモード移行システムは、「モチーフ云々」語る以前の問題。高確率モードへの移行率が1/2という事は“素”の開放率は“出現率”の倍って事?打つか!ボケ! −9兆点
79 黄金神G ゴールド
(オリンピア)
機種名最高。BGMは素直にかっこいい。とはいうものの、つまるところ、“男の闘魂”的ゲーム性に目新しさは感じられない。が、前兆RT〜ボーナス告知までアレだけかっちり固まっていると、無駄な“リーチ演出”の出現率を抑えている分、そこそこ期待してしまう。実際、全く“ド・ノーマル”でも当たる事はあるし・・・。販社にフィールズを迎えただけあって、猛烈な勢いで設置を伸ばし、“エジプシャン・モチーフ”のジンクスをとうとう克服したようにも感じられるが・・・。スターシステムは、○。 +5点
80 ホクトノケン サミー とうとう“禁じ手”を出してきた。「もうキャラでしか“売り”が有りません」。既に述べているように、“回胴遊技機”ではなく、“ケンシロウ”をスロのシマに導入する時点で笑止。“評価する”輩は未だに事の重大さ、深刻さを認識していないアンポンタンだ。ここまでくると、そう安易に「勝手にやって下さい」とは言えない。我々はスロを打ちにホールへ行くのであって、“北斗の拳”なら、近場の漫喫へ行いったり、DVDを入手して鑑賞すれば良いのである。メーカーにこそ、「おまえは長く生き過ぎた」が相応しい。で、実際打ってみると、モード移行の“双六”。ゲーム性もクソも無い。レバーを叩いて、液晶を見て、モード移行を察知して・・・。しかも、中チェを引かなければ殆ど期待しようにも出来ない、永遠に続く“一本道”をトレースするだけのサル・マシン。アホか、お前ら?“ひでぶ”して良し!取り敢えず、“評価”する向きには、「貴様には死すら生温い」とでも言っておきましょう。“クリキン”を持ち出すのは卑怯だ。(汗; 死兆星
81 大ヤマト DAIDO ストックなれど、その挙動は結構マイルド。(とは言いながら、“1Gフリーズ”を2度も引いてしまったが・・・。)しかも、200〜400G位でも、結構開放されるし・・・。普通に打てる所が、このメーカーにしては、十分快挙と言えよう。やれば出来るじゃん!リール制御が非常に正直な為に、“連続演出”など左リールで“瞬殺”されてしまうが、スロ雑誌の表紙にスペック英が載るのと同様、これ以上期待する方が無理というもの。しかしながら、“ZONE外”では、スーパーが期待できないのは×。 +5点
82 サンダーバード3 藤商事 シマの傍らに“アンケート用紙”があったとしたら、全員が「二度と打たない」と書くであろう機種を具現化した台。パチンコのノリで、許諾カット数を見積ったとしか思えない液晶演出のチープさ加減。その上、リール制御もパチスロを打ったことが無い人間が作ったとしか思えない貧弱極まりないデキ。というか、通常時に“期待すべきモノ”の皆無さ加減は、正直驚いた。トリシューは「まぁ、海外メーカーだから」のエクスキューズも効いたが・・・。パチスロ舐めているだろ? −85兆点
      さて、最終結果は・・・  

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