エルレボリューションの世界(3)
SPIRIT OF LITTLE ROCK RETURNS


7.出目ついて(1):

エルレボを実際にプレイされた方々は、「スペックAみたいなアツイ目が曖昧だ」というご感想を抱かれたと思います。私も当初はそういうイメージを抱いていたのですが、最近は少々考え方を改めかけているところです。
スペックAには、各々のリールにかなりはっきりした「役割」を持たせた絵柄がありましたが、エルレボにも同様の事が言えます。
しかしながら、エルレボには、メイン小役が2種類(プラム・オレンジ)があります。(スペックAは、プラム1種類のみ。)
その為、中・右リールでは成立した小役を取りこぼさない事を優先した配列となっており、中・右リールのみ、単独の停止形では「アツい」配列を作り難い結果、スペックAとは随分違った印象を受けるのではないかと思います。
とはいうものの、同一フラグでありながら、左リールの停止形と中リールストップボタンを押した時のリールの位置によって、プラム・オレンジいずれを優先させるか、「法則」と申しますか、テーブル制御上の「ルール」というか傾向があり、そのルール(傾向)を極めていけば、自ずと「アツイ目」が見えてくる気がします。
ここでは、左リールを中心として、エルレボの出目について述べたいと思います。
開発陣曰く、「基本的に100%はない」と豪語しているので(笑)、いつガセるか戦々恐々ですが、それもエルレボの「魅力」ということで、広い心で読み進んで頂けると幸甚です。

出目を語る前に、スベリの話をちょっとします。スペックAでは、「2コマ以上のスベリを伴っていれば、何らかのフラグが成立している」という制御上の特性がありましたが、エルレボにも継承されているようです。しかしながら、ノーフラグで1コマスベリを起こすポイントが、スペックAより多いと言うか、殆どの停止位置で1コマスベリの制御テーブルを用意しているようで、色々楽しませてくれます。

《左リール》
左リールの停止形は全ての出目の基本になりますので、ひとつづつ検証していきたいと思います。
@プオプ (a)   (b)
いきなりエラそうな「サンド配列」ですが、基本的には(a)・(b)のようなハズレ目でリーチ目となります。
ただ、配列上スベリを伴う理由が見当たりませんので、大きくスベってきたら激アツかと。ただ、スベる時は、絶妙な趣きで滑ってきます。また、(b)の形からの「バー落ち」は、実に美しいので、是非ご堪能頂きたいですね。
(a)の発展型として、中下段オレンジ・プラムのWテンパイがありますが、ごく稀にダブルで揃う事がありますが、それは成立後。しかしながら、ちゃんと15枚払い出しされます。
 
 
 
   
Aオプリ (a)   (b)
ここからは、(a)・(b)共にハズレ目になります。((b)には中リールに条件があります。)
リプレイは、基本的に法則性らしきものはないと思われますが、検証する価値はあるかと思います。
「@プオプ」同様、ここからオレンジ・プラムのWテンパイが揃う事があります。
 
 
 
 
Bプリナ (a)   (b)
ここは、1コマ下の「Cリナオ」が1リール確定目であるため良く止まるところです。代表的なチャンス目は、(a)の形でしょうか。(小役ハズレ目)
一方、(b)の形はノーフラグでもバンバン出ますが、15枚役成立時は上段受けテンパイを選択しやすいようです。
また、中リールによっては、リプレイハズレ目があるかもしれません。探してみて下さい。
 

 

 
 
Cリナオ (a)   (b)
←枠上 ←枠上   ←枠上
左リールに「リナオ」は2ヶ所ありますが、枠上リ・・・もといプラムの方は問答無用の1リール確定目です。リプレイやオレンジが揃ったら、それは成立後です。(b)良く揃います。(笑)
ただ、毎回枠上を覗くのは格好良くないので、枠下にアン・・・もといリプレイがあるか、さり気なく確認されるのが宜しいかと。
 

 

 

 
Dナオリ (a)    

ここも、ひとつ上が1リール確定目ということもあり、比較的よく止まるところだと思います。
ここからは、オレンジが揃いません。
また、(a)のダブル・テンパイが非常に良く見られます。勿論、ハズレ目。でも、Wテンパイ形の中では、頻出する形であるのに相反し、滅多にハズれてくれません。

 

 

 
  
Eオリバ (a)   (b)

個人的には、1番好きな配列。スペックAでいうところの「プリベ」。
この配列からは、リプレイが揃いません。「2フラ」や「青バックライト」で悶絶。「青/紫バックライト」や「1消灯」では・・・中リール止められません。揃ったら、やっぱり成立後です。
ただ、(a)・(b)の単独テンパイ型は、2リール確定目でしょう。

 

 

 

 
Fリバス (a)   (b)

下の「バスバ」が、いかにもインパクトが強いので見落とされがちですが、ここからの上段リプレイ・テンパイは、条件付きでリプレイハズレ目です。(「条件」は、是非、探してみて下さい。また、スイカのこぼしで出たら、それはサンプル不足によるものです、ご容赦下さい。)
但し、中リール最強目「リスプ」絡み(b)は、例外。スイカの可能性がアリアリなので、スイカを慎重に狙って下さい。リプレイが揃ったら、成立後でしょう。この辺りに「職人技」を感じさせます。

 

 

 

  
Gバスバ (a)   (b)

見た目のインパクトの割りに、メチャクチャ弱いです。「赤バックライト」で出たら、それはチェリーです、きっと。(笑)
但し、スペックA同様、中段スイカ・テンパイは全てハズレ目ですので、慎重に狙って下さい。
中リールとの組み合わせをもう少し検証すべき所と思っています。(というか、中リールの配列を見れば・・・。(笑))
また、(b)のような形は、いかにも「スイカこぼし」のように思えます。

 

 

 

  
Hスバプ (a)   (b)

こちらは、「Fリバス」とは、逆の法則。即ち、下段プラム・テンパイは全てハズレ目になります。配列上、15枚成立時にプラム・テンパイするかどうかは、サンプルが少な過ぎて断言できません。一応、狙って下さい。
また、(b)の形は、2リール確定目になります。(「A・B・C/C・B・A」の法則)
バーを直接狙わないで、スイカVでも出してみては如何でしょか?

 

 

 

  
Iバプリ (a)   (b)

ここは、「Aオプリ」同様、(a)の通り条件つき(是非、「条件」を探してみて下さい)プラム(15枚役)ハズレ目となります。
また、(b)のリプ・バーのWテンパイ型も、ハズレ目となります。REGの可能性アリアリですが。

 

 

 

  
Jリチェリ (a)    
スペックA同様、通常時のチェリーは必ず角チェになります。通常時に万が一、この形が止まったら、それは成立後。写メを撮って、仲間に自慢しましょう。  
 
 
  
Kリナオ (a)   (b)
←枠上 ←枠上

基本的にスペックA同様、チェリー付近(所謂DDT憎汚音)には、アツい目はないと思われます。
また、ここからの「リプV」は普通に出ます。(a)
「だから、狙わないで下さい」、という開発者のメッセージでしょう。(笑)
(本当は、怪しいハズレ目(b)があるんですけどね。(笑))

 

 

 

  
Lナオプ (a)   (b)

オレンジ・プラム共に揃います。ただ、(a)のダブテン形、(b)中リール「リスプ」絡みの形は、15枚役の可能性もあるので、しっかりバーを狙いましょう。

 

 

 

  
Mオプオ (a)   (b)

見た目にはインパクトがありますが、弱いです、弱過ぎます。
(a)のいかにも強そうな中段プラムテンパイ・ハズレも、(b)の「オレンジ・ロケット」も普通に出ます。
しかしながら、きっと別の法則が隠されていると思われますが、まだまだ検証が足りません。

 

 

 

  
Nプオリ (a)   (b)

ここは、1リール小役ハズレ目。
チェリーでは当然出ないでしょう。基本的には、リプレイ・プラムです。
スベリを伴えば、ほぼ15枚確定。

オレンジは、稀にですが中下段オレンジ・リプレイのWテンパイ時((b)の形を除く)に揃う事を確認しています。
ただ、(a)の単独テンパイは、やっぱり2リール確定目でしょう。(b)は、もはや「お約束」的な揃わないトリテン。成立後であれば、オレンジとか揃いそうですが。

 

 

 

  
Oオリナ (a)   (b)
ここはですね、スペックAと似た様な法則(a)が通用すると思われます。順押しで出した方が格好良いと思うので、ハサミ打ちは控えましょう。(笑)
また、(b)のようにオレンジ・ハズレ目となるポイントもあります。

 

 

 

《中リール》 
中リール(右リール)は、2種類あるメイン小役をフォローする必要があるため、どうしても単独で「強い絵柄」を仕込めないところがあります。 
@リスプ (a)   (b)

スペックAでいうところの「リベチェ」に当たる配列。15枚役(スイカ・親)は、同一フラグですから、左リールにスイカが無いケースでは、プラム・テンパイ時を除いて2リール確定目となると思われます。(a)
また、プラム・テンパイ時は基本的に親(15枚)ハズレ目になるはずですが、(b)の形など、「止まるのかな?」と思われる形もあったりします。
尚、リプレイが揃ったら、成立後です。

 

 

 

  
Aリオプ (a)   (b)
←枠上           

個人的に注目していて、現在、検証中の配列。両枠外にバーがあるので、きっと何か仕込んでいると思うのですが、ことごとく否定されているので、困っています。(a)の形などは、非常にエラそうですし。
(b)などは、プラム・テンパイを避ける為に良く出る形です。一見ただのハズレ目に見えますが、ハズレ目にもちゃんと意味があるので、色々考えてみて下さい。折角の「60円」です。前頭前野の活性化にも役立ちますし。

 

 

 

←枠下          
 
Bバリオ (a)   (b)
この絵柄単独では、アツくはないのですが、(a)のように2リール確定目、(b)のようにリプレイ・ハズレ目になったり、左リールの組み合わせでそこそこ展開を見せてくれます。(もっとも、(b)はハズレないんですよね。ハズれた方、是非、ご報告下さい。)

 

 

 

  
《右リール》 
中リール同様、やはり「強い目」を作り難いようです。もっとも、「右バーの落ち具合」に、全労力の95パーセントを賭けてますので(スマソ)、致し方ないところかと。
また、スペックA同様、左リールの停止絵柄によって「ワン・スリー」となる組み合わせも存在します。 
@バー落ち (a)   (b)
まぁ、配列ではないんですが、バーのテイスティな落ち方に、もうメロメロです。(笑)
最も美しいのは、やっぱり、(a)(b)でしょう。その他の、パターンもあるので(というか、そもそも配列ではないので)、色々満喫して下さい。

 

 

 

スベリ→

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