NO GIMMICK

1st GIMMICK〜10th GIMMICK


 

《1st GIMMICK:獣王再考》
“獣王が好きか?”と言われれば、答えに困ってしまう今日この頃。
バカドソやらバカレーサーなど出ても、今だに元気モリモリ。何でも10万台突破とか...いやはや、参りました。確かに“刺さる”し、“夢がある”のかもしれないけど、この世の中、本来刺さるべき“ツボ”も、見たい“夢”も千差万別な訳であります。そう有るべきです。しかしながら、最近リリースされる新台って、獣王でディスクアップでキャッツ・アイみたいな台ばかりだよね。この業界に限らず、“雨後の筍”は世の常だけれども、この業界ってかなりヒドイよね。“タケノコ”雑誌も多いし。要するにオリジナリティが無いって事。打ち手の方も似たり寄ったりで、やれ機械割が厳しいだの、攻略効果がどうだの...“他に楽しみ方”は無いの?と思いたくなります。
閑話休題
で、獣王です。ハッキリ言っちゃうと、コレって“裏”だよね。本物の“裏”とは、メーカーの意図せざる“改ざん”(と言えない事も多々有るが...) を施されずに、お上のお墨付きを貰った、と言う部分を除いて。即ち、現在“獣王、最高!”、“キゾゾ、アチイ!” とのたまわっているのは、ヴィガーのチェリ連やミコトのリプ連と同種の“ツボ”に侵されているんですよね。それを良しとするか、悪しとするかは皆さんに判断をお任せする部分かと思うけど、“裏”って一度入れちゃうと、店側にとってもなかなかハズせないんですよね。“殆どの場合”、“駄目な店”になる。こういう“強過ぎる”機種を入れちゃうと。相対的に“弱い台”が更に弱くなっちゃうんですよ。で、もって似たような台ばかりしか入れられなくなる。●Tとか、ゾーンとか激低確率とか...メーカーもそんな機種しか作れなくなる。売らなくなる。世の中には、“ギャンブルマシーン”だけではなく、“パチスロ”が打ちたい人も沢山居る訳です。“獣王の出玉をオヤジ台で埋め合わせる”光景はどう見ても、“フェア”じゃないよね。そもそも、スロに公平さを期待するのが間違っているんでしょうか?死ぬまでに、ジャグラーで万枚とはいかないまでも、10万点勝ちたいです。そうすれば、ちょっとは“変わる”のかな?

《2nd GIMMICK:スロ雑誌》
“〜眠気眼でコンビニへ解析掲載攻略誌購入...”じゃないが、コンビニの棚を冷静に眺めてみると、その物凄い数に驚かされるスロ雑誌の数々。“スロマンガ”を含めるとラック一つ埋っちゃうくらいあるんじゃないでしょうか?“手引き”、“タイガー”は言うに及ばず、“スロバカ”やら“必笑本”やら“スロ真似”...もはや“ブーム”と言って良いでしょう。とはいうものの、どの雑誌を見ても大した差は無いんですよね。人気機種の“ゲーム性”の説明や“効率的な打ち方”、“ロム解析”、“実戦データ”...ETS。“手引き”、“スロバカ”のスタイルを踏襲した、いやコピーしたといっても差し支えない内容に昨今の寒みぃブームと同様、聊か辟易する今日この頃。まぁ、この手の“紛い物”は遅かれ早かれ淘汰されると思うんだけどね。
勿論、スロ雑誌に“勝つ為のエッセンス”を求めている方々は各々の“情報”を吟味できる、という観点からは有用なんでしょうが、生憎私はその限りじゃないので...“出玉”以外のエンターテインメントを提言する雑誌の登場を切に望みます。
それにしても、たかだか480円の情報で“儲けよう”なんて、世の中舐め過ぎてるよね。
それはさて置き、昨今、というか従来からスロ雑誌全般に言える事。それは、
広告の内容が相も変わらず低俗だということ。少なくとも“Q2”、“伝言”系や“消費者金融”系(“攻略会社”系など、もってのほか。“良心の呵責”を感じる感覚が無いんでしょうな。)の広告を落して下さい。見苦しいです。「その広告料のお陰で“480円”という価格で出せるんじゃねーか!」と反論されそうですが、別に良いじゃん。1,000円でも“内容”が伴えば。
見苦しいといえば、スロ雑誌に登場する“ライター”諸氏。“手引き”の方々はいかにもフツー(少なくとも私はそう思う)なんでその限りではない(“後発”では“タイガー”のカトイチ氏が良好)が、“スロバカ”や“スロ真似”...みんなアルゼ顔やサミー顔ばかり。特に最近、よせば良いのに性懲りも無く“復活”してくれた“カス”。“ヘタクソなお前達のお陰で俺はオイシイ思いができる”とのたまわった貴様には、一刻も早く消え失せてくれる事を祈って止みません。

《3rd GIMMICK:Bモノ人生》
「今時ノーマル機をセコセコ打っても、所詮はどんぐりの背比べ。それより、Bモノの出玉のいい店を見付けて上手く立ち回った方が断然喰えますよ。...」まぁ、出りゃそれでいい、出りゃ面白い。爆裂出玉は最高だ!解らないでもないが、ちょっと待って欲しい。“B”ってなんだかんだ言っても所詮、“違法”機。 “イケナイ”事なんですよ。最近ビスカス系を筆頭に再び“市民権”を得ているようだけど、どうなんでしょ。“ウラウラなんとやら”とか...
この国は紛れも無く法治国家です。電車内で高校生がタバコを吸おうが暴力を振るおうが、補導・逮捕されこそすれ顔写真が出ないのは、やっぱりそれは、法に守られているからです。Bは、それはそれで固有の“面白さ”があるのは認めますが、だからといって“肯定”するのはやはり“間違ってる”。というか、“違法”であるというその事自体より、“違法”という事に非常に鈍感である事にある種の恐怖を覚えます。“愛好家”の皆さんしかり、それを煽るバカスロ雑誌しかり...
“必要悪”だ、と言う向きが大勢を占める現状も分かってます。だけど、“悪法も法なり”なんです。勘違いもいい加減にしないと、決して“明るい未来”は訪れないでしょう。この業界にとっても、“ジャンキー”さん達にとっても。まぁ、万が一“B”が合法化されたとしても、私はセコセコ打ってるでしょうけどね。

《4th GIMMICK:『取り敢えずBIG』》
皆さんもご存知のように、 “獣”がリリースされて以来、老舗、新参問わず、どのメーカーも出す台出す台“TYPE-獣”な機械ばかり。“芸が無い”と言うには余りに稚拙。というか、ハッキリ申し上げて“アタマ悪い”としか思えない昨今、ちょっと気になる事が有りマス。それは、“BIGボーナスが全然BIGじゃ無くなってしまった”事。以前の機種のような“777”の“威厳”が無くなったような...別に“昔は良かった”と手垢のついた愚痴をこぼすつもりは毛頭無いけど、“777(スリーセブン)”を揃えた時の感動というか、達成感というか、そんな感覚、今の機種には皆無でしょ?BIGを引くのが本来の“目的”でなくて、“その後”に期待できる“メイン・イベント”へのきっかけというか、“入口”というか...
“多様なゲーム性”(最近は,その“多様なゲーム性”が画一的なのが大問題なんだが...)はそれはそれで必要以上に否定はしないけど、“パチスロ本来の醍醐味”から“7を揃える時の快感”が消え失せたら回胴遊技機は、“単なるコインの出る箱”以下の何物でもないんじゃないでしょうか? もっとも、“コインさえ出れば良い”、“ゼニさえ稼げれば良い”といったゼニスロッターの諸兄には全く理解できない事かもしれないけどね。 『取り敢えず...』の後には“ビール”という単語だけにして欲しい今日この頃です。

《5th GIMMICK:"Show the flag"》
某D誌今月号、Sプロの“レピシ”の冒頭。この数行に“不具合”の一件について“正当な見解”が凝縮されています。例えば、“病原性○○菌が混入された”と報道された食品を“安全宣言”がなされたからといって、すぐ口にしますか?私は食べません。まだ、“何が残っているか”分からないから。もとより、“絶対に有ってはならない事”なのに、何ゆえ皆、それほどまでに“寛容”なのか理解できません。未だに“プレイヤー”に対する謝罪も無いんだよ。“安全宣言”といっても、ショボイ“板”を差し込んだだけなんだよ。抜いちまえば、イチコロでしょ?たかだかそんな“対策”だけで“平静”に戻る事こそ、かなり“異常”だと思うんだけど。 そもそも、“一般常識”が通用しないのか、“メーカー”、ホール、“プレイヤー”、“メディア/マスコミ”...
「それでも、サミーは好きですか?」、私は“排除”します。
「それでも、サミー台を掲載しますか?」、そんな“提灯記事満載雑誌”に480円も払う必要はないでしょう。
今回の一件で、サミーにとって、“客”はプレイヤーでは無いと明言された以上、“メーカー〜ホール〜雑誌〜プレイヤー/読者”という“共存関係”は存在し得ない事を痛感しました。有難う、サミー。
で 、“雑誌”はどっちに付くんだい?“広告収入が減るから”、辺り障りの無い記事で誤魔化すのでしょうか?その広告料も、元を正せば“プレイヤー”である読者の身銭なんだよ。5流メーカーに“寄生”する5流雑誌に甘んじるか、“孤高の”1流雑誌を目指すか...どこぞの大統領じゃないが「サミーを“擁護”するものは、サミーと見なす」である。
Show the flag! この際だから、ハッキリさせよう。
Show the flag! メーカーに付くのか、読者に付くのか。
Show the flag! “読者”もサミーなら、“排除”も止む無し。
“肥えた豚になるより痩せたソクラテスたれ”、私の座右の銘です。

《6th GIMMICK:×××x×〜Thanks formy friends》

×××x×を知ってるかい ×××××液笑機
『完全ハズレ目』 引いちゃえば 一撃必殺20000枚!(嘘)

100連チャン 100連チャン 100連チャン 100連チャン......

『高確中ザリ』見る為に エサ代費やし 5万両
単発上等 望むとこ 2択で一撃2000枚!(本当)

100連チャン 100連チャン 100連チャン 100連チャン......

××××××を知ってるかい お寒い会社の社長だぜ
マトモなパチスロ作れずに 激低 キャラスロ 出しまくり

100連チャン 100連チャン 100連チャン 100連チャン......

 

《7th GIMMICK:リバイバル・ブーム》
4ペケ、チャレンジ、リノ、禁パル、ラス、アヲジソと、猫も杓子も“リバイバル・ブーム”の昨今、“当時”を知る者としては聊か辟易です。まぁ、今スロを打っている世代にとっては、“復活”なんてどーでも良い事なんだろうけどね。“先代”のゲーム性を今の規定の枠組みで再現しようとする試みはそれはそれで、大いに結構な事だけど、どうもピンと来ない。
絵柄が、デカ過ぎるんだな、結局のところ。
4ペケは別にしても(それでも、“ユニバ7”はデカい)、後は一見したところで、似ても似つかないでしょ?“やる”んだったら、旧筐体も復刻して欲しかった。(再検定が必要?)MAXBETなんて要らないからさぁ〜。絵柄も、当時のままに復刻してこそ、“復活”でしょ?
ベンハーを打つ度に、いつもそう思います。まぁ、入れる店なんて無いだろうけど。
《8th GIMMICK:プロお断り》
個人的には、恨みもつらみもない。“個人”としては物凄く良い人なのかもしれない。が、“『パチ屋の中の落し物』を拾い歩いているだけ乞食”が何でこんなに偉そうな口が叩けるのか、理解出来ない。“スロで喰う”ことがそんなに偉い事なのか、凄い事なのか・・・
“これ一本で食っていく・・・”聞こえは良いのかも知れないが、要は社会復帰できないだけの“無能力者”。“言われなくても分かっているわい!”といわれそうだが、敢えて言おう。キミのような“ウザプロ”に“ウザガキ連中”云々言う資格は全く無いという事を。いやしかし、何が悲しくてこのような“半人前”(納税と勤労の義務を怠っているという意味で)の人間を取り上げるんでしょうねぇ。“必勝”を標榜する手前“勝ち組”の考え方や立ち回りを読者に伝えたいのかもしれないが・・・これ以上“ウザプロ予備軍”を増やすような真似は勘弁して欲しい今日この頃です。
《9th GIMMICK:No more bet》
いきなりではありますが、アラジンAは面白い。(大汗;別に勝たせてもらっているから言う訳ではないし、サミーから幾らか貰っているからでもない。(アタリマエ)。
寛大な皆さんは、そんなに目くじら立てないと思いますが、AC突入までのプロセス、2種類の高確率状態、演出グループの振り分け、高確AC確率が1/20の絶妙さ、“魔性の旋律”・・・
ただ、獣の時も思ったんだけど、何で皆が皆「A」が出る前に、BETボタンを叩くのかな?
何が悲しくてアラジン(獣)で「最も楽しい時間」を“一刻も早く終わらそうとする”のかな?

勿体無いじゃん。少なくとも私はそう思います。“ホッパーから出てくるコイン”にしか価値を見出せない“心の貧しい”人達の気持ちも解からない訳ではないけど。ヒドイ奴などは、演出を蹴飛ばしてAC消化(文字通り“消化”だ)してるものね。
そんな人達には左チェリを蹴って、“魔人スクロール”が「チェ・3・チェ・7・チェ・A・チェ」が出た時の感動なんて、どうでも良い事なんだろうな。繰り返すけど、勿体無いよ。
今月の“最大”でG君が述べていたけど(アレは極端かもしれないが)、獣(今なら激低王か)で1G(1Gor2G)“増やさないと損をする”って思考しか出来ない事自体が、ある意味“損”だと思います。
取り敢えず、アラジンはドット演出を堪能して下さい。ゲージュツだよ、アレは。
《10th GIMMICK:Screamin' for Reel God》
ストック?あんなモノ、“ゲーム性”じゃねぇよ・・・
“波を演出”?バカも休み々々言え・・・
ちょっと、乱暴な言い回しですが、コレが本音。昨今花盛りのST機。“自分で引いたフラグを揃えられない”事自体、別にどうでも良いのです。許せないのは、“確率の神様との語らい”を否定した事。そう、“確率の女神様をレイプした”事。0G連、1G連、そりゃ、ゼニが入るから“嬉しい”。私だって“嬉しい”。色々買えるから。だけど、それだけ。ゼニが欲しい時は“乞食打ち”もするが、そこには、“遊戯機”の“遊”は存在しない訳で・・・多少の“振り分け”はあるにせよ、予め決められたシナリオをなぞっているだけ。そのどこが、“面白い”のか、“ドラマ”があるのか・・・まぁ、最近はBBLを打っていたりするので、“どこにアツくなって欲しい”というメーカーの狙いは解かるんだけど、明らかに“別モノのアツさ”なんですよね。“期待感の濃淡”が有り過ぎるんですわ。よく言えば“メリハリがある”といえるんだろうが、モノには加減というものがある訳で・・・ネオプラにストック・・・要らないよね。それこそ、RTで“ジリリン”を再現させる程度で丁度良かった、と思うんだけど。
《11th GIMMICK:ネヲプラブーム》
今や、雑誌は勿論、右も左もエセプラ、もとい、ネヲプラブーム。まだ、半年近く有りますが、敢えて申し上げましょう。今年の“ジャーナル”最下位候補筆頭だと。
理由は簡単。スープラを凌駕している点が皆無だから。
“ELがキレイ”だ?アタリマエ。11年も経てば、そのくらい技術レベルが上がっていて当然。評価の対象外。要は、“スロとしての面白さ”の面で、どのくらい進歩したか、という事。“21のセルの中”に“神”を宿してこそ、“プラネット”。完全確率の中で見せる“煌き”があったからこそ、土星は輝いていた訳で、“予め決められた波”の中で泳ぐのは、カエルだけで十分。出目をイヤというほど遮る演出を以って、“これが面白い”と思う輩は、どうかしている。“時代はこういうゲーム性を求めているのだから仕方が無い”、“こういうモノと思えば結構イケてる”という向きも少なくない、というか大勢を占める。が、こと、“プラネット”に関しては、“仕方が無い”という妥協は許されないし、“こういうモノ”であってはイケナイ。ノッカー音?女将に行けば、ナンボでも聞けるよ。
《12th GIMMICK:ブルジョワマシーン》
さて皆さん、「ガラポン」というのをご存知でしょうか?
そう、よく商店街等の“福引”に使うアレです。

さて、想像して下さい。
今、「ガラポン」の中には、ドル箱8箱分(16,384個)の玉が入っています。
内訳は、“1等”の金色の玉が2つ、“2等”の白い玉が4つ、残りは全て赤い玉、即ち“ハズレ”が入っています。
“1等”は10万円、“2等”は3万円。
1回引くのに50円掛かります。

こう考えると、NGを打つ人って、随分お金持ちなんだなぁ〜、と思います。
というか、“引けるイメージ”が湧く人ってある種の“特殊技能”の持ち主とすら思えます。
《13th GIMMICK:“泣きのスロ”》
今回は、音楽の話。私のスロの勝ち金の一部はCD(特にメタル系)に費やすんですけど、最近良く行くCDショップでは、所謂“ネオクラシック系”、“パワメロ系”が良く売れているようで、メインのスペースには、最近の情報にトンと疎くなった私にとって、見た事も聴いた事もないバンドがズラーと並んでいます。今月は比較的勝ちに恵まれたので色々チャレンジしてみたんですが・・・確かに、“師匠”イングヴェイやHELLOWEEN、Blind Guardianらの影響を彷彿させる曲展開やメロディラインで昔の“B級”バンドとは比べもにならないくらいテクニックもあって耳に馴染むデキなんですが・・・心に“沁みる”モノがないというか・・・
そんななかで、元Y&Tのデイブ・メニケッティの新作は派手な曲は無いものの、10ウン年前に聞きまくったY&Tの世界が濃縮された渾身の一枚。チョーキングやビブラートだけで感動させる“泣きのギター”プレイに“コレだよ、やっぱり”と思わず頷く今日この頃。
現在のスロも正にそんな感じ。意図的なストックで波を演出したり、リーチ目を出してみせても“生音”が聞こえてこないから、心に響かない。液晶やらドットやらで派手な演出をされても、所詮エフェクターやサンプリングマシーンで出した“音”。まぁ、今の音楽も、サンプリングがアタリマエになってしるし、ソレなしでは語れないのが現実なんだけど、“それって、音楽?”っという感覚も拭い去れないんです。
そんな中、ロック様は“生音”(出目)が実に良いし、エフェクター(ドットナビや効果音)も、その“生音”に絶妙な味付けをしているんですわ。久々に、というかプレ以来の“泣きのスロ”。
音楽の世界では、数年前に“UNPLUGED”がブームになったけど、スロの業界にも変なエフェクトをせず、“生音”だけをプレイヤーを唸らせる“UNPLUGED”ブームの到来を期待したり・・・
《14th GIMMICK:“天国のスロ屋”》
今年最後の当コーナーは、今年ちょっと感動した事を述べたいと思います。
私もテレビで見たので、ご存知の方も沢山いらっしゃるかと思いますが、“天国の本屋”(松久淳+田中渉/著 出版社/かまくら春秋社)という本があって、とある本屋の店主がその内容に痛く感動し、店頭で大プッシュしたそうです。来る日も来る日も店頭の一番目立つ所に、自作のPOPまで立てて宣伝したそうです。仕舞いには、別の出版社のセールスマンにも「これは凄く良い本だから・・・」と半ば強制して読ませ始める始末。すると、今度はそのセールスマンが自社の出版物でもないのに、“天国の本屋”を別の本屋に薦め始め、とうとう“天国の本屋”は過去に類を見ないロングセラーとなったそうです。これは、その本屋の店主、出版社のセールスマンがそもそも、「本が大好き」という方々だったからこそ起こり得た“奇跡”だったのでしょう。
翻って、昨今のスロ業界はどうでしょう?ホールの営業トップ、メーカーの開発者、セールスマン、スロマスコミ・・・「貴方達、本当にスロットが好きなの?」と思いたくもなります。勿論、私も会社組織の一員ですから、好きでも無い事をやらなければならない事もあります。仕事ですから。でも、自分なりの“正義”に背く様な真似していないつもりです。(まぁ、そんなことはどうでも良いことですが・・・(苦笑))
しかしながら、そんな中、“ハローサンタ”が売れています。バックオーダーを含めると、5,000以上売れているとの話も聞きます。ストック機ではありますが、明らかに従来とは異なる“期待感”を売りにした台です。タイヨーというメーカーは1号機、ハイアップからの古参メーカーですが、ご存知の通り、ここの数年(失礼ながら)“鳴かず飛ばず”で、ホールからの“信頼度”はサミー、アルゼ,、山佐はもとより、ネット、オリンピアなどとも到底太刀打ち出来ません。それでも、従来の爆裂AT/ストック機偏向の昨今に不安を感じた(?)ホールからのオーダーを着実に獲得し、そこそこのスマッシュヒットになりつつあります。
先日、1月にサンタを導入することになった“女将”と話す機会があって、その時仰っていました。「○○の部長さんが『良い機械だから絶対入れた方が良い』って言ってた」と。この業界もまだまだ捨てたものじゃないのかもしれません。
《15th GIMMICK:「回すだけならハムスターでもできる・・・」多言暴言支離滅裂・・・怒らないでね。》
“本家”“ジャーナル”がツマらない。というより、“物足りない”、“期待ハズレ”という表現の方が相応しい。別にリトルロックがどうだとか、ゴッドがどうだとか、という“表面的な”部分に対して自分の見解と違った事に憤っている、といった次元の話ではなく。各ライター諸氏の“感想文”の羅列の範疇を出ていないというか、確固たるスロットの“イデア像”が見えてこない。「今年はコレが面白かったです」以上のモノが見受けられなかった(気がします)。その“面白い”という基準も、個人的には今ひとつピンと来ない。“ジャーナル”を標榜する以上は、「来年は、かくあるべし」という提言が欲しかった。また、「投票率」が半数程度の台を“評価”するのは如何なものか?「一票の格差」を是正する手立てを講じて欲しかった、と思うのは私だけでは無かったと思う。
誤解しないで頂きたい。別に“出目スロット”であれば、何が何でも諸手を挙げて礼賛する訳ではないのです。私は現に、猛獣王に“9点”を付けています。目の前で展開されているのは“液晶演出”のハズなのに、頭の中ではしっかりドットが動いている・・・。そのサブリミナルな“ツボ”の突き方にメーカー側のセンス、凄みを感じたから。最近のスロって、多種多様なギミックに相反して“娯楽性・遊戯性”、“オリジナリティ”に乏しい台ばかり・・・そこが問題。液晶やドットの演出はヴァラエティに富んでいるけれど、“リールとの絡み”という点からすると非常に大味で画一的。そこをどうして中途半端な突き方しかしないんだろう?“回胴機”なのだから、「先ずリールありき・・・」、「パチスロのシマにこれ以上“非回胴機”を侵食させてはいけない・・・」という当然の見識を表に出さないのか?リールに“コインを払い出す機能しか無い”台を評価する感覚が理解できない。パチスロ雑誌としてのアティテュードを微塵も感じさせない向きには、大いに危機感を覚えます。“ギミック至上主義”、“出玉性能至上主義”に一石を投じる、“1リール21コマの可能性”を追求し、“オリジナリティのある期待感の創造”を啓蒙する、本来あるべき、業界人の出現を心待ちにする今日この頃。とはいいながら、益々若年化するライター陣に問題があるのか?勿論、“時代”にはその時代の志向があって然るべきであると思うし、若年層の柔軟な“スロとの付き合い方”は十分参考に値すると思います。しかしながら、こと“ジャーナル”となると“経験値”の高さを感じさせる文章こそ、読み応えがある訳で、ちょっと残念です。(こけ・・・もとい、塾長のそれは、もはや“芸風”なんで最高でしたが。)
話は変わって、現在、「アントニオ猪木(R)という名のパチスロ機」がそれこそ、怒涛の勢いでホールを石鹸、否、席巻しています。ここ数ヶ月は同機種で話題は持ちきりでしょう、多分。しかしながら、打った感じとして、所謂“スロ記事”は1ヶ月でネタ切れになるでしょうから(笑)、そこで、ひとつ提言というかお願い。今や氏は“「ダー!」のおじさん”として名を馳せていますが、是非とも、氏の往年の“経歴”についても言及頂きたい。ストロング小林、ビル・ロビンソンとの死闘、タイガー・ジェット・シンとの因縁、今では当たり前になった異種格闘技戦、ルスカ戦で見せた伝説の“バックドロップ3連発”・・・何故“アリ”キックなのか、何故“ダー!”なのか・・・そういうキャラクターに対する見識一つで、“味わい方”も変わってくると思いますが、如何でしょう。
《16th GIMMICK:「用心棒」》
ロデオ最新作の“旋風の用心棒”。設置当初、どういう訳だが同タイトルのDVDが無料配布されていました。一般公開もする様子もないし・・・ロデオの社長が金正日よろしく映画好きなのか、はたまたサラ金が余りにも売れてしまったので、税金対策なのか、何はともあれ、観てみよう・・・。村田雄浩はさすがに上手い。内容的にはかなりクサい部分はあるにせよ、十分楽しめました。“タダより高いものは無い”と良く言いますが、個人的にはその範疇で無かったです。もっとも、これだけ作ったのに、何故モノラル・・・。こういう所が、実機にも当てはまるのは洒落としては上出来だが、チト困る。そんな中、「じゃぁ、こっちと見比べてみるか・・・」と“原案”である「用心棒」のDVDを購入・・・凄いです。40年前の映画で、撮影技術(画質も含めて)も現在とは比べ物にならない位チープですが、画面に映る三船敏郎演じる“桑畑三十路”の存在感たるや・・・こけ師には悪いが、“猪木”を軽く超えてます。「スゲー、カッコイイ!」の一言。これだけで、三杯メシが食えます。東野英二郎(初代“水戸黄門”で有名)との掛け合いも見事。仲代達矢のファッションセンスがギリギリな所も・・・。“10秒で10人斬る殺陣”も凄いが、単なるチャンバラ映画を超越した娯楽作品になっているのは、“主役”が凄いから。今のスロの“主役”って一体何だ?まぁ、とにもかくにも、6,000円と昨今の“ハリウッド・プライス”に慣れた諸兄には、高い出費かもしれませんが、是非。“本物”は全然、格が違います。
《17th GIMMICK:“個人ぐるみ”》
スペックAの「メールキャラバン」には、多数の方のご支援、ご強力を頂戴し、本当に感謝のしようもありません。また、“P−世界”のランキングも、この僅少な設置ながら35位と健闘しております。設置の方はまだまだ伸びる余地があると信じておりますし、ランキングも演歌歌手のように、地味ですが上がっていけば、全国各ホール様の目に留まる機会が増えると思います。
さて、そんなこんなで、キャンペーンを始めて既に一ヶ月が経ちました。こういうものは、何かと表面に出るのにラグがありますので、そろそろ、また新たな展開が見られると思っております。
今回のキャンペーンは、私、東京三太@回胴堕天使が、「本物のパチスロ」の良さを啓蒙する“ラストチャンス”と考え、自ら企画、行動しているものです。「きっと、メーカーから何か貰っているに違いない」と邪推する向きも少なくありませんが、労いのメールこそ頂きましたが、その他金品等、一切の授受はございません。この際ですから、はっきり申し上げておきます。
「じゃぁ、何でこんな事するのか、メーカーがリリースした台を打っていれば良いじゃないか」、というご意見も少なからず頂きました。
プレリュード2・・・もう既に4年が経とうとしていますが、あの時の皆でメインリールの出目、スベリに一喜一憂した、パチスロ本来のゲーム性を取り戻したい。その一念ほかありません。
ちょっと話は逸れますが、「ファイナルファンタジー(FF)」をご存じない方はいらっしゃらないと思います。「ドラクエ」と双璧をなすRPGの傑作ですね。私も、「X」は狂ったようにプレイしました。当時、いや現在を以ってしても、最高峰のグラフィック、サウンド技術、豪華声優陣の導入など、その魅力は枚挙に暇が無いほど挙げられます。しかし、FF(X)が何千万人もの支持を受けたのは、「それら」が無くてもアイデア溢れるシナリオ、と斬新なゲームシステムだけで、十分、いや十二分に“最高峰RPG”に相応しい出来栄えだったからに違いありません。
翻って、現在の“パチスロ”って一体何でしょう?AT、ストック、豪華な液晶(パネル)演出、著名キャラクターとのタイアップ、過去の“名機”の掘り起こし・・・、それらを取ったら何が残ってます?

今回のキャンペーンで幾つかのホール様から「こうした組織ぐるみの活動、煽動は控えて頂きたい」とのお返事を頂きました。繰り返すようですが、これはあくまで私の“個人ぐるみ”(とは、昔、某証券会社の社長が国会の証人喚問で言ったっけ・・・)の発想、行動です。賛同するか否かは、拙サイトをご覧になる方々の意思に委ねています。むしろ、大手「メーカー」が“鳴り物入り”で最新機種をリリースする→「パチスロ」雑誌が先を争うように、特集記事、解析を掲載する→全国の各ホールは大した試打もせず、「大手」、「話題性」に屈して安易な導入を繰り返す→スロッターはそれらを、「パチスロ雑誌」の言いなりに打つ・・・この思慮深さのカケラも無い循環の方が、よっぽど組織的ではないでしょうか。片腹痛いです。
「ナビに従ってリールを止めれば15枚獲得!」、チンパンジーの知能テストじゃないんですから、そろそろ止めません?
《18th GIMMICK:X》
「スピードが出過ぎるのでリコールしたら、今度はバックの方が速かった」。
自動車メーカーなら、一発で信頼度失墜。それでも、なお“大手”として“威風堂々”と君臨できる・・・どうかしている、この業界。世間一般の常識が通用しない、と言ってしまえばそれまでだが、今や株式公開企業である。東証一部、二部上場企業も少なくない。株主(って誰だ?)利益を最優先するのが、企業としてあるべき姿と言ってしまえば立派だが、コーポレートガバナンスどこ吹く旋風である。語るに落ちるとは正にこの事。
さて、今回の一件、失礼な言い方かもしれないが、トチ狂ったホールには良い教訓になったと思う。そろそろ、頭を冷やして、地に足をつけたホール運営をして下さい。
かたや、スロ雑誌はどんな“総括”をするのだろう?また、お決まりの「・・・プレイヤーの判断に委ねる」で、お茶を濁すのか・・・。いい加減にしなさい。
「アルゼの機種は当面掲載しません」。
私なら、速攻でこう書きます。
広告が取れない?部数が減る?別にいいじゃん。それで潰れるなら、全然OK。パチスロで商売するのは一向に構わないが、パチスロ、プレイヤー(読者)を食い物にするような真似はいい加減止めなさい。
《19th GIMMICK:NO GIMMICK(堕天使の戯言)》
一体、何の為の板なのか?「出た!」→「サクラだろ?」、「出してねぇ!」→「じゃぁ、行かなければイイ」。この繰り返しに、何の意味がある?「店の参考に」と、店に意見を述べたら、傍から「来ないで下さい」。「否定する事」が敵対していると履き違えている輩の多い事。先ずは、「受け入れる」事が、大人への第一歩。>何だかんだで、「全部打っている」。リリース前の“予想”が外れる事、稀少。“経験”は、至る所で役に立つ。「ネガティブな思考法こそ、最もポジティブな方法論である」と語った、リッチー・ブラックモアは流石。>人の家に入り込んで挨拶もせず、そのまま立ち去るとは、これを“荒らし”と呼ばずして何と言う?今風の洒落にしては、程度が低い。>その上、影でコソコソ、「個人名」を晒すキミこそ、名誉毀損、民法(第723条)違反。オレのせいで設置が伸びない?取り敢えず、メーカーからは感謝こそされ、抗議を受けた事実無し。要立証。やっぱりそれでも、民法違反。取り敢えず、名乗るべし。“匿名”のキミと私とでは、“ステージ”が違い過ぎる。話にならない。>「打たせて貰っている」という感覚でもあるのか?プレイヤーこそ、ヒエラルキーの頂点に立つ存在。無条件に「偉い」。「偉そうに」ではなく、「偉い」。「嫌なら打つな」、本末転倒。打ちたいモノを作るよう訴える、プレイヤー、最終消費者の当然の権利。自ら放棄するほど、運命論者ではない。“待てば海路の日和有り”、この業界、それほど成熟度は高くない。>スロに何を求める?「娯楽」(断じて「ギャンブル」に非ず。法的には「遊戯」と定義。「本音と建前の使い分け」は大切なれど、お上に逆らうのは賢明に非ず。皆、お上の掌の上で踊っている道化師に過ぎず)である以上、自己の効用の極大化が最終命題。個々の効用は無差別に存在、此れ真理。にも拘らず、似たり寄ったりの液笑機に吸っとく。最大多数の最大効用が資本主義の至上命題だが、その割には思慮深さが希薄。>効用が無差別である以上、明確なテーマが無い限り「板」が機能しないのは必然。一体何の為の板なのか・・・。
《20th GIMMICK:“NO STANDING STILL”》

 DEAMER DREAMER 目を開け
 夢が叶ったのさ
 これで終わりじゃないさ これからさ
 光を浴びるまで

拙サイトをご覧頂いてる方では、多分レト氏と某WOLF氏しかご存知ないであろう(笑)、44MAGNUMの名曲、“NO STANDING STILL”の一節。今の私の気持ちを端的に言い表しています。
「ご好評にお応えして、増台!」というのは、決して珍しくないですが、「ここまで言われちゃ、入れるしかないでしょ!」と、全く実績、知名度も低いスペックAを導入させる。こんな“ボトム・アップ”的な導入って、正直、聞いた事がありません。“打ちたい台を導入させる”、プレイヤーにとって正に“夢”。しかも、「マ●パル」よりも多い導入台数。少々、「エライ事になったな・・・」とも。しかし、また、俄然ヤル気が出てきた、という方が強いです。皆さん、打ちに行ってね。こうなったからには、トコトン、最後まで・・・。

 立ち止まるな 急いで潜り抜け
 そう地の果てへ 辿り着くまで
 力尽きるまで
《21st GIMMICK:我が生涯に一片の悔い無し?》
噂には上がっていましたが、どうやら本当に“北斗の拳”が出るらしい。しかもサミーから・・・。何でも新筐体で色々な機能満載だとか・・・。実際にプレイする前から苦言を垂れる私のもどうかしているが、何かと礼賛する向きもどうかしている。色々な所で述べているが、この“メーカー”少なくとも私達が“パチスロ”と呼んでいる類の機械を過去にリリースした実績ナッシング。というか、“技術力”無し。あるのは“生産力”と“販売力”のみ。もうこれ以上“パチスロ”を破壊する行為は止めて欲しい。私達の“パチスロ”に対する思い入れも、“北斗の拳”に対する思い入れも木っ端微塵に破壊するつもりなんでしょうな。流石、“回胴アル○イダ”サミー。“スロテロリズム”とでも呼べば良いでしょうか?“テロリスト”ならインリン・オブ・ジョイトイで十分なんだが・・・。(苦笑)
そういえば、“Fiels”がオリンピーの“GOLD”ブランドの販売を始めるとか。しかも第一弾の機種名が“黄金神”・・・ナイス。(苦笑)肝心のゲーム性は、“神”というより猪木っぽいが、取り敢えず打ってみたくはなります。(汗;「エジプシャン・モチーフ」のジンクスは、克服できるのかな?(無理で笑)
とっととロデオ(サミー)と袂を分かった方が、有り難いんだけど・・・。というか、スペックA、売って下さい。(苦笑)
で、早速、今日、サミーのサイトに正式公開になったようだが、「バトルボーナス」がどーたらこーたら書いてあるが、相変わらず曖昧極まりない。結局の所、レジのストックでAT時に放出をさせるようなゲーム性ですか・・・。ハッキリそう書けば良いのに・・・。取り敢えず、一通り見た限りでは、期待感まるで無し。「パチスロ」と言う以前に“北斗の拳”が前面に出てしまう時点でアウト。「どうやって面白いパチスロを作ろうか」というより「どうすれば、客の興味を惹き打たせることができるか」しか考えていないのが見え隠れする。要するに打算の産物。「パチスロ」としてではなく、「北斗の拳」としてスロのシマに入れる手法が、許せない。それが今の“正攻法”、“主流”であるとすれば、甘んじて“異端者”、“反主流”の烙印を受けましょう。ただ、“正義”は譲れないけどね。
「我が生涯に一片の悔い無し」と言いたい所だが・・・。
《22nd GIMMICK:Take me out to the ballgame・・・》
今年のタイガーズは読売のようだ。>“応援”する気持ちは解からんでもないが、たまには野球を観よう。>“プロ野球ファン”は“野球ファン”なのか?良く解からない。永遠の謎。>桑田真澄が提唱した“球音を楽しむ日”こそ、“野球ファン”を増やす唯一の処方箋。>日テレは“日本シリーズ実況”の中継であって、“実況中継”ではない。>たまにはNHKもイイな、と思う自分も気が付けば3●歳。そろそろ老後を考えよう。>松井稼頭央選手には、デビルレイズとかバックスのようなエクスパンションに行って欲しい。>勿論、松井秀喜は凄いと思うが・・・。>話は変わるが、“丸ちゃん”で無くなった丸山茂樹には期待してイイのか?>
めげるな、田臥勇太!
《23rd GIMMICK:Dude, Where's our slot machine?》
昨年に続いて、今年の締めも本の話題を。ここの所通勤時に読んでいる本が『アホでマヌケなアメリカ白人』の著者で、映画『Bowling for Columbine』の監督でもあり、今年のアカデミー賞の授賞式で"President Bush, shame on you!"と絶叫したマイケル・ムーアの『おい、ブッシュ、世界を返せ!』(原題:"Dude, Where's my country?")という本。既に読んだ方もいらっしゃるかも知れませんが。内容はというと、現合衆国大統領(とその閣僚等)が、いかに自分達(その中には“支持者”である富裕層も含まれる)の利益優先に、民衆(中産階級以下の市民)を食い物にしているかが、皮肉たっぷりに述べられています。私が通っている英会話の米国人講師(複数人)も"I agree most of them.(殆ど賛同できる内容だ)"と言っていたので、かなりの部分“事実”なんでしょう。ホント、ヒデー国です。どっかの島国の内閣と官僚とは極悪さ加減のスケールが違い過ぎます。あ、別に感想文を書くつもりでは・・・。で、その中で彼は、前著の印税が今年度の減税で浮いた部分について、その使い道(ブッシュ政権打倒の為には、誰に献金すべきか)をネットで募集しているんです。(終盤には、「この程度するだけ」であのインチキ大統領の再選を阻む事ができる(!)とも述べています。ホント、良く出版できたな。)いや〜、ここまで徹底していると、尊敬に値します。
翻って(更にスケールが違い過ぎるが)スロ業界。一部の“悪徳メーカー”が自らの私腹を肥やさんが為に、ロクデモないシロモノを市場に流し、そのツケは全てプレイヤーに回される、“悪の循環”。儲かるのは、メーカー(というか、その経営者)だけ。実はホールだって“迷惑”しているのかも知れない。(少なくとも、お客に対して「心苦しい」と思っているホール経営者、店長はかなりいらっしゃいます)そんな流れを、変えられるのはやっぱりプレイヤーなんですよね。別にコンシューマリズム(消費者本位主義)をかざす訳じゃないですけど。
「吉宗が有るからイイ!」、「今更、純A-400なんか、打てない」。勿論、そういう意見もあっても良いんですよ。要は、“ボール”がプレイヤーの側にない(と思われる)事。「プレイヤーの志向を考慮してリリースしている」とメーカーは言いいますが、果たしてそうでしょうか?スペックAは確かに(現在は)“マニアック”な範疇に入る機種なのかも知れません。だからといって、「長いものに巻かれる」必然もない訳です。とにもかくにも、上述の彼とは次元、スケールが違い過ぎますが、「自分の持っている権利の許す限り」今後も“行動”していきたいと思っています。来年もご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
《24th GIMMICK:Dame Dame Taikutsu 打法?》
勿論、どう打とうとアンタ方の勝手だけど、敢えて言わせてもらうよ。毎回チェリー狙ってハサミ打って何が面白いの?「ボーナスフラグの察知が早い」?「取りこぼしが勿体無い」?じゃぁ、コンドルでもタコでもバーサスでも打っていればイイよ。そもそも、そういう機種だから。ひょっとして、知らないのかな?スペックAはカウンターのリセットが無いんだよ。打っていれば気付くと思うけど、チェリ/ベルの確率って、BIG確率より遥かに低いんだよ。細かい数値言えないけど。それでも毎回チェリ狙って・・・。“無知”でないとすれば、相当に心が貧しいというか何というか・・・。「ボーナスフラグの察知が早い分、コインは得をするハズだ」。ハイハイ、その通りです。アンタ方の言う通りですよ。でも、それってコインにして何枚よ?ハズシミス1回で吹っ飛んじゃうよ、そんなの。「リーチ目を覚えるのが面倒」?じゃぁ、打たないでいいよ。別に、アンタ方に打ってもらいたくて入れてもらったんじゃないから。スペックAは正に「リーチ目を覚えて楽しむ」台だから。一体全体、いつから“積極的に本来のゲーム性をブチ壊す”打ち方が礼賛されるようになったのか・・・。老婆心ながら言うと、あんな、コインを貪る様な打ち方、今更流行らないよ。というか、傍から見ていて格好悪いし見苦しい。一昔の言い方をすれば、「イケてない」。今日も台が泣いている・・・。
《25th GIMMICK:“時代”から完全に取り残された老兵の戯言・・・。(その1)》
「多分、5年くらい前に設置されていたら『超』がつくほどの人気者になっていたと思います。」
4年前に“プレリュード2”という機種が設置されていました。全然“人気者”になれませんでした。
もう少し、過去の歴史を紐解いた方が宜しいと存じます。

「しかし、今は時代が時代、どうしても物足りなさが・・・。」
確かに出玉性能的には物足りないかもしれませんが、私は“ホァ!ホァ!”だけの“チンパンジーの知能テスト”の方が遥かに物足りなく、アクビが出ます。

「・・・流れに逆らうことが最善とは決して思えないのも、また本音です。」
おっしゃる事は良く解ります。ただ、私はその“流れ”に追従、迎合する方が遥かに安易で、愚劣だと思うのですが、如何でしょう?

“オリジナリティ”に着目すると、リニアとスペックAほど、他機種と比べ“異彩”を放っていた機種は無かったと思うのは、私の思い過ごしでしょうか?

いずれにせよ、貴方がレビューされなかったら、今年も“不遇台”行きする所でした。感謝しています。(本当)
《26th GIMMICK:“時代”から完全に取り残された老兵の戯言・・・。(その2)》
『また、「投票率」が半数程度の台を“評価”するのは如何なものか?「一票の格差」を是正する手立てを講じて欲しかった、と思うのは私だけでは無かったと思う』。(“15th GIMMICK”より抜粋)
その「一票の格差」で今年は2位になったり、“猪木”に勝っちゃたりして・・・皮肉ですな。(苦笑)
と申しますか、“残りの方々”は一体何をされていたんだか・・・。「今更戻れない・・・」別に、貴方に戻って欲しいとは思っていません。ただ、“最低限の努め”は果たして欲しかったなぁ、と儚くも期待していた自分が今更ながらに情け無いだけです。まぁいいや、今度は貴方方が“取り残される番”だから。
「・・・なるようにしかならない」。確かにそうかもしれないけれども、“努力”する事は無意味ではないし、否定される事ではないでしょう。やっぱり、貴方方には任せられませんわ。だから、足を引っ張らないで下さいね。

唯我独尊、我田引水、典型的B型人間、堕天使の戯言でした。(そうとは、微塵Zも思っていませんがね。(爆!))
《27th GIMMICK:“型破り”》
「スーパー歌舞伎」で有名な市川猿之助丈は、そのスーパー歌舞伎というジャンルについて、かつて、こう説明されていました。
「型破りというのは、既にある型を勉強し、良いところは採り、時代に合わせて変えるべきところは変える。本来の型を知って学んで認めて、だからこそ型破りなんです。型を勉強もしない認めもしない、知りもしないで勝手なことをやるのは、それは型破りではなくて、型なしです。そういうことをすると、型なし(形無し)になっちゃうんです。」

「型破り」だったからこそ、リニアは“2位”になった。決して“まぐれ”でも何でも無い。オーイズミには、これからも、「型」を踏襲した機種は勿論、「型破り」な機種をどんどんリリースして欲しいと思う今日この頃。残りの“メーカー”は・・・一部を除いて「型なし」だからね。「他社bP」がキングキャメル?悪い冗談も程々にして欲しいですな。ヽ(´ー`)ノ
《28th GIMMICK:“みなし機”問題について》
“日本プロスポーツ大賞・内閣総理大臣杯”に松井秀喜?お国のトップが、かように大バカ(決して、政治家としての技量、力量、人格面を称している訳ではないので、悪しからず)だからではないですが、7月施工の改正風営法も、「パチスロを知らないお上が作ったのに違いない」のかもしれません。多分、そうでしょう。でも、これは「決定」事項らしいので、覆る事はまずないでしょう。(そろそろ官報に載る頃かな?)“回胴式遊技機”なんかより、自衛隊のイラク派遣、景気回復の方が国家として重要なのは、流石に小学生でも解るでしょう。いちいち、“パチスロ・ファン”などの言い分なんて聞いている余裕などない事くらい理解しましょうよ。残念だけど、それが世の中。「嫌なら打たなければいい」。“法律で保障された娯楽”である以上、これに返す言葉など存在し得ないんです。皆様も、後悔しないうちに、「打てる内に打っておいた方が良い」かも知れませんね。
ただ、私的にはどうも先を争って、旧台を打つ気になれないんですよ。勿論、“女将”や錦糸町のベンハーは打ちに行くとは思いますが。
それよりも、「やるべき事があるんじゃないか」。そう思うんです。
あくまで“感覚的に”ですけど、2号機、3号機は勿論、初代ジャグラーを初めとした初期の4号機。設置台数的には1割程度かな、と思っています。グリンピーが28%ですから、そんなに間違ってはいないと思います。勿論、対象となる店舗件数の全国パーラー総数のかなりの割合になるとは思いますが。私としては、その“1割”に、各メーカーがどのような機種を充ててくるかに注視(監視)、要望した方が建設的ではないかな、と思っています。やはり、初代ジャグラーが有ったシマには、限りなくジャグラーに近い機種を、サンダーだったら、サンダーに近い台を、というか、各メーカー(“リミッター”を付けただけの)“リイシュー機”をリリースすべきかと。やっぱり、今日までジャグラーやサンダー、ニューパルを打っていた年配のプレイヤーは、「今更“新しい台”は打てない」んですよ。“明日”もジャグラー、サンダーが打ちたい。いずれ私達も年寄りになる訳ですから、そうした方々の“居場所”を取り上げるような真似だけは阻止しないと。あと半年足らず。「できる事」ってそんなにないと思いますが、如何でしょう?
《29th GIMMICK:この漫画が凄い!》
“北斗の拳”がまた俄かに人気らしい。コンビニでは、フィギュア付きの別冊も出ているようで。これも“ホクトノケン効果”なのでしょうか。否、そんなことは間違っても有り得ないが・・・。
そのコンビニで、先日『この漫画が凄い!』(“このミス”のパクリですな)なる雑誌が目に止まったので、ペラペラ・・・。なかなか、ジャンル分けも考えられている上、選の方も押さえるべき所は押さえている、といった感じで好感が持てました。勿論、“北斗の拳”は私も好きです。“ホクトノケン”は“キング・オブ・愚台”、最低だけどね。“拳王”というより、“愚王”だ。(w
まぁ、取り敢えず、下記の3作品をご覧になる事をお勧めします。個人的には、“北斗の拳”より好きです。漫喫で読むのだったら、先ずはこれから。どれも、比較的入手し易い(まず、置いてある)と思うので、興味の有るかは是非。

○『マカロニほうれん荘』(秋田書店:少年チャンピオン連載):他の追随を許さない、圧倒的なシュールさと疾走感。少なくとも、25年は先を行っていたギャグ漫画のマスターピース・・・いや、“異端児”か。(汗;何せ、「次のコマの予想がつかない」。そのアヴァンギャルドな展開力に平伏すのみ・・・。彗星のように現れ、そして消えていった、著者鴨川つばめ氏は、今・・・。読んでない方は是非。多分、、相当にショックを受ける事受け合い。

○『傷だらけの天使たち』(小学館:ヤングサンデー連載):“コージ苑”と並び称される4コマ漫画の金字塔。随所に出没する“ヘヴィ・メタ”ネタが理解できれば、面白さも5倍増し。というか、著者の喜国雅彦氏は未だに某鋼鉄音楽専門誌、“B!”で連載してるし・・・。

○『がんばれ元気』(小学館:少年サンデー連載):御大小山ゆう大先生の初期の代表作。勿論、ボクシング漫画には、“アレ”や“一歩”も有りますが、私はコレ。執筆前から、ストーリー、エンディングまで練り上げていたとしか思えない構成、展開の完成度の高さに、読み終わった後に気が付いた。連載当初は間違えなく“アレ”と比較されざるを得なかった時代にもかかわらず、エンディングまで辿り着いたのは、“アレ”とは全く異なるベクトルで主人公を描写し続けた事か。とにもかくにも、ラストの関拳児との一戦からエンディングまでは圧巻。漫喫に1日居れば読破できる量なので、是非、1巻から最後まで一気に読みたい名作。エンディングの清々しさに全てが救われます。
《30th GIMMICK:非常識的回胴業界》
ここ数回の“手引き”誌をご覧の方は既にお気付きかと思いますが、「CR猛獣王」の広告。何アレ?少なくとも“パチスロ雑誌”を標榜しているのであれば、アレは無いでしょう。(消費者金融、出会い系のソレより、いや攻略会社系と同等に愚劣です。)解り易く例えてみると、“洋楽専門誌”に「モー娘。」や「GLAY」の広告が載っている・・・と申し上げれば良いでしょうか。サミー。スロッター、いやパチスロを舐めているだろ。また、それをヘイコラ何度も載せる白夜。読者を舐めてるだろ。「広告有っての“商業誌”・・・」。じゃぁ何か?広告主は読者よりエラい、という訳か?雑誌ってのは、先ずお金を払って読む読者がいるから、広告が付くんじゃないのか?広告主の御用提灯記事の為に出している訳では無かろうに。(まさか・・・)最低限、“守るべき所”は守って欲しいね。でなければ、“パチスロ・ファン”まで馬鹿呼ばわりされるから。「いや〜、所詮、広告が載るから480円なんだし・・・」とお考えになられる、一部の方。コレは極めて“非常識”な事なのです。ご理解下さい・・・。少なくとも、拙サイトをご覧頂いている方々は、お分かり頂けると確信しておりますが。あ、“非常識”はサミーの十八番か。自ら“宣言”してるし・・・。(w)

某所での某“スロバカ”誌(“手引き”ではないです)のヘタレがメーカーに「もっと、中身のある機械を作って下さい云々・・・」。“中押しK●K手順”だの“ハサミ打ち手順”だの、その“中身”を木っ端微塵にブチ壊す貴様らに言われたくねぇ。“解析”という荒業を用いて台の寿命を積極的に縮めている貴様らに「新台のリリースが早過ぎる」とは、良く言えたモンだ。貴様らのアタマの“中身”をなんとかしろ。もっとも、そうして台の循環を早めるのがメーカー常套手段なんだけどね。
文句が有るのなら、反論して下さいな。オレは逃げも隠れもしないから。

とにもかくにも、スペックAのハサミ打ちは止めましょう。(w)
「出されたラーメンを口にする前に、コショウをバンバンにかける」ような行為ですから。
「丹精込めて作った大吟醸をイキナリ燗にする」ような行為ですから。
いずれ、不味いラーメンしか出さなくなるのは必然でしょ?
“杜氏”が蔵で泣いていますよ、ホント。
《31st GIMMICK:“オルタナ・マシン”》
最近、専ら話題の“みなし機”問題。各メーカー、撤去を余儀なくされる台に変わってどのような機種を投入するか腐心されているようです。その中で、先手を打ったキタックと山佐。「GOGOジャグラーV」に「ピカ吾郎2」。正に「我が意を得たり」。ちょっとだけ見直したぜ、山佐!(w)そう、それでイイのです。撤去されたシマに相応しいのは俄仕込みの“後継機”、“継承機”などではなく、“オルタナ(alternative:代替)機”なんですよ。「何も付けない、何も引かない」。操作性や視認性を向上させる程度の変更は有って当然でしょう。また、“花●”や“●ンダー”、“●ニー”のオルタナ機もきっと用意(少なくとも試作は)されていると思います。だからこそ、この2機種には、大いに期待したいです。1台でも多くの“代替”ができるよう、願って止みません。そのように、“然るべき”対応、対策を考えている、講じているメーカーもあれば、そうでないメーカーも・・・。言わずと知れた、最大手サミー。ここ数年の“サミースペック”機の“代替”ってできないよね?詰まる所、コイツらは銭だけをプレイヤーから吸い取るだけ吸い取って、「何も残していない」という事。最大手にしては、オマヌケ過ぎて、横っ腹が痛いです。(w)
《32nd GIMMICK:心の豊かなスロッター》
「(所謂)“DDT打法”がどうして“心が貧しい”のか」という質問を頂いたので、その回答というか、自分なりの見解を述べたいと思います。(予め申し上げておきますが、別に私の考えが「100%正しい」なんて、これっぽっちも思っていません。流石にそこまで自信家ではありません。(苦笑)「一つの意見」として捉えて下さい。)
勿論、勝負事ですから勝つ事は大切です。それは、否定しません。私だって勝てば嬉しいし、負ければヘコみます。皆、大切なお金を使っている訳ですから。でも、スペックAと対峙すると、どうしてもN.N.S.S.で打たないと気が済まない、と申しますか、「申し訳ない気がする」のです。(もっとも、高確と判断した時にベルくらいは狙いますが・・・。)「開発者はどんな気持ちでスペックAを作ったのだろう」、「プレイヤーにどんな楽しみ方をして欲しいんだろう」。そう考えると、“作り手の意思”を無視してまで効率性に拘る事が出来ないのです。非常に失礼に思えてならないのです。若いスロッターの皆さんがスペックAのような台を打った事が無い、リーチ目の発掘の仕方が分からないのは十分理解しているつもりです。(と申しますか、グリンピース・タワー店で、何人かの若いプレイヤーの方を“レクチャー”して、その事、現状の“酷さ”を痛感しました。)
でも、「スペックAを作った人は、どのように楽しんで欲しいんだろう」。そのように考えるくらいの“心のゆとり”は持って欲しいのです。“遊技機”なのですから。
チェリーの確率が激低な事くらい、一時間も打てば、お分かりになりますよね?カウンターがあって、ノーリセットである事くらい、有る程度打ち込めばお分かりになりますよね?
未だに「チョリ落としハサミ」打ちをされていらっしゃる方を見かけると、そうした“心のゆとり”の無さ、余裕の無さ(=“心の貧しさ”)が垣間見られて、非常に残念でなりません。

今日、地元のバラエティ・コーナーでスペックAを打ちました。隣は吉宗のシマ。その吉宗を打つお姉さん、吉宗の“売り”であるはずの液晶演出を、ことごとくキャンセルされていました。流鏑馬は勿論、“天国ゾーン(〜193G)”で“負けるかコラ!”が出ようが、“宙太”が出ようが、爺が白目を向こうが、バンバン、キャンセル。要するに、彼女には「当たる事が全て」であり、折角の“演出”も“意味を持たない”んですね。別に、ご自分のお金を使って“プレイ”(?)されているのですから、「余計なお世話」というのは分かっています。
しかしながら、あれだけ作り込んだ演出、“アツい瞬間”を“無視”されるのは「如何なものか」、そう思うんです。もう少し、「作り手の立場に立つ」くらいの“心のゆとり”は持って欲しい、そう思うんです。
「じゃぁ、キサマの“ジャーナル”はなんだ!」と、聞こえてきそうですが、“プレイヤーの立場に立った”機種はそれなりの評価はしているつもりです。(吉宗が“最下位”なのは、演出以上に“取り返しのつかない”部分が大き過ぎるので、酷評させて頂きましたが・・・(汗;。)

(スペックAにおける白7上段ハサミ打ちを見て)「開発者としては泣けてくる瞬間でもあります。左1コマ以外の20コマ分のリーチ目を作ったのがなんだったのかと・・・」。
プレイヤーにも最低限の“心のゆとり”は必要だと思います。“遊技機”なのですから。
《33rd GIMMICK:“ホクトノケン2”》
もはや悪夢である。いや、夢であって欲しい。そう思う今日この頃である。「ホクトノケン」、何でも「ニューパル」の23万台を遥かに凌駕する40万台に迫る出荷だとか・・・。漸く、ホールによって稼動に差が出てきたとはいえ、まだまだこの隆盛は続くような気配ですな。しかし、これで「本当にイイの?」
考えてみて欲しい。「ホクトノケン」が“北斗の拳”でなく、“ゴレンジャー”や“キカイダー”だったとしたら、ここまでの導入、稼動は有り得なかった。実際、似たようなゲーム性を持つ「ワンタッチャブル」、もう客が飛んでるよね。そう、「ホクトノケン」は“北斗の拳”である事がこの機種の“キモ”と言うか、“全て”。それは、「トキの動き」や「レイの拳」で悶絶し、「我が生涯に一片の悔い無し!」に涙する・・・、これを見ても明らか。明らかに、プレイヤーの頭の中から“メインリール”、“回胴”が存在しない。というか、「パチスロ」という感覚すらないんじゃないかな?まぁ、そんな事は、サミーに限らず今に始まった事では無いのでどーでも良い事なのだが。(いや、良くないな。)
それよりも、問題なのは、パチスロ業界最大のヒットが「“北斗の拳”をモチーフに使った事」であるという事実。どう考えても、これは忌々しい。少なくとも、「情けない」と思う。いや、そう思わない感覚が理解できない。しかし、こんなに、30万も40万も入れて本当に大丈夫なのか?ホールによっては、「地下ホール50台、全台“ホクトノケン”!」なんて触れ込みで増台している、一時期の「獣王」や「サラ金」、「ゴッド」の様相を呈している店も見受けられるが・・・。まだ、そのような噂は聞いていないし、実際に「全く無い」のかもしれないが、“ネタ”とか“不具合”とか発覚したどうするのか?現に、このメーカー、「高確フラッシュ」とか、「コピー騒動」など“前科”・・・もとい“実績”がある訳で・・・。「“シン”、“ザウザー”ステージでの“高確”判別」とかあっても、何ら不思議ではないでしょ?(凄い大問題だけど・・・(苦笑))まぁ、設置するホールからしてみれば「将来の不確定な“リスク”より現在の“稼動”」なんでしょうけど。目を覚ましましょうよ、賢明な“パチスロファン”の皆さん。
昨日「CR力道山」を見た。何だか、メインリールの無い“パチスロ”を作りそうな勢いですな。死んでいいよ。いや、お願いだから死んでくれ、サミー。
《34th GIMMICK:俺って変か?》
先日、知人のライブから帰宅中の新宿。“本店”の“目安箱”へ投函すべくルミネ口からの階段を降りる私。側から聞こえてくる“兄蔵”氏のベースの調べ・・・。やっぱり、この人は素晴らしい。数多く存在する新宿のストリート・ミュージシャンの中で、私が唯一CD即買いしたミュージシャン。タピングを駆使したテクニックもさることながら、曲も抜群に良いです。お勧めします。
さて、そんな中、目前には“署名”を募る集団が・・・。そう、例の“3人”を助けて欲しい、という署名。皆、快く応じているようで、私も署名を促される。「何で?」って尋ねたら、間髪置かず怪訝そうな顔をされてしまった。確かに“3人”は私なんかよりも遥かに高い志をもって、“かの地”へ赴いたのでしょう。それは敬意を表しますし、純粋に“助けてあげたい”と思いますよ。勿論、私だって鬼じゃない。
でも、“かの地”に行くということはどういう事か、“覚悟”はしていたんだよね。本人達もその家族も。で、実際“起こってしまう”と、すわ「助けて下さい」の一点張り。マスコミも一斉に「政府は何をやっているんだ」の大合唱。気持ちは解らなくはないが、その前に、言う事あるんじゃないの。「自分達の認識が甘過ぎました」って。正直そう思った。話は逸れるが、この国の外交官にイスラム教徒って何人いるんだろう?別に改宗した所でどうなるものか、「?」な部分もあるが、世界最大の宗教を理解せずに、“外交”とは・・・凄く国益を損ねていると思うんだけど。
ちょっと前の「回転扉」の話題。勿論、女性や老人はその限りではないのだろうけど、「回転扉」はある意味“都市”の象徴。対して子供は“自然”の象徴。「子供のそのような行為は想定していなかった」というメーカーの反応は、ある意味当然に思えた。“都市化”は徹底的に“自然”を排除するものだから。何百万も人達が養老孟司氏の著作を読んでいるはずなのに、そのような論評を一度も聞けなかったのは報道管制でもしいているのかとでも錯覚しそうになった。反省すべきはメーカーだけでなく、そうした“都市化”を志向する我々“大人”全員に有るんじゃないのか。少なくとも、私はそう思います。あっ、この現象こそが“バカの壁”なのか。
《35th GIMMICK:漸く出たか“みなし機”本》
「この業界はまるで反省や総括をしない」と以前から述べてきましたが、そんな声が聞こえたのかどうか分かりかねますが、所謂“みなし機”問題をメインに扱った“パチンコ&パチスロニッポン3 さらば名機たち”(白夜書房刊)というムック本が先日全国の書店で発売になりました。意気込みは非常に買いたいところですが・・・。何故“書店売り”にしたのでしょうか?コンビニには置いていないです。“ホクトノケン”別冊は腐るほど置いてあるのに。約20件余りのコンビニ、書店を探して漸く見つけました。その探索難易度は“スロッター王”以上といって良いでしょう(白夜書房を通じての通販もあるようですが・・・)。しかも1500円。ガイドなら3冊買ってお釣りがきます。内容が内容だけになかなか広告が取りにくかったのかもしれませんが、「より多くのファンに知ってもらう」という趣旨ならば、ページ数を減らして、もっと安く仕上げ、コンビニ売りにすべきではなかったでしょうか。、「本気度」がちょっと感じられません。内容はというと、新規定について非常に分かり易く説明されているページもあって勉強になります。しかしながら、“必勝ガイド”編集員と“誌上プロ”のページは余計ですね。自分達で煽れるだけ煽っておいて「『これはバブルだから長くは続かない』という意識は常にありましたね」とは・・・。気付いていたのなら「諭す」という意識が何故起こらないのか不思議でなりません。“マスコミ”という感覚が皆無なのでしょうね、きっと。正直申し上げてページの無駄です。唯一の“読み所”は、94ページからの「覇珍古(パチンコ)ファンをなめるな!」というアニマルかつみ氏が座長(司会?)を務められている座談会。剣7会長やグリンピース花木課長など面識の有る方もいらして、非常に興味深く読ませて頂きました。中でも、「パチンコ・パチスロ・ファンの為の団体を作ろう」、といった思想は非常に素晴らしく、個人的にも賛同したいところです。ただ、一点だけ申し上げると、そうした“非営利団体”は財政面など現実じみたことを申し上げる前に、メーカー、ホールとの“独立性”を如何に保つか。これが一番難しいのではないでしょうか。既存の雑誌媒体は何らかの形でメーカー、ホールと利益を共有している訳です。道は非常に険しいですが、期待したいです。
《36th GIMMICK:“鉄拳”》
(鉄拳風味で)こんなパチスロが有ったら怖い・・・。

・ボーナスフラグより、2チェの方が偉い。

・皆、液晶しか見ていない。

・“バトル”に勝てば、ボーナスだ。

・目押しが要らない。

・ボーナスフラグを引いても無意味だ。

・リールが無い。

ホント、怖い世の中になりましたな。
《37th GIMMICK:K−1の“K”は・・・》
確かに、レベルは高いですよ。それは間違いない。でもね・・・
フランソワ・ボタ、レイ・マーサー、シャノン・ブリッグス、ビンス・フィリップス・・・近々、ワシリー・ジロフも出るらしいですが・・・。
「K−1vsボクシング」?
「K−1最強」?
別に、そんな子供じみたコピーに腹を立てるほど若くは無いですが、何だかね。
一言で言ってしまえば、道場六三郎に中華料理を作らせて「旨い旨い」と喜んでいるようで、辟易です。
負けても良いから、ボクシングで勝負した方が、チケット代に見合ったパフォーマンスが見られると思うんですがね。(汗;
さて、9月はラス・ベガスに行こうかと、本気で考える今日この頃・・・。
《38th GIMMICK:新リーグ構想》
さて、俄かに盛り上がっている(?)「合併」、「1リーグ」。そもそも、ファンなんて無視無視なのは既に織り込み済みじゃなかったのでしょうか?世の「プロ野球ファン」の皆様は。冬のマスターズリーグの方が数万倍面白いし、その上「理念」も有るし。
まぁ、皆様を怒らせるつもりは毛頭ないのですが、そんな「昭和」的な「護送船団経営」がこの時代に通用すると思う方がどうかしていますよ。「プレーに集中できない選手が可哀相・・・」、はぁ?「プロ」に向かって投げかける言葉としては、甚だしく失礼かと。(裏を返せば、「プレーに集中したい」という選手は、およそ「プロ」とは言えないのですが・・・。)
そこで、「讀賣嫌い」な私がちょっと考えてみました。「新リーグ構想」。
(シャレ半分、本気半分なんで怒らないでね。)
取り敢えず、全チームJリーグ傘下にしちゃいましょう。(w)「トップス広島」のように自治体、地元民を挙げて支持すれば、盛り上がるし、底辺の拡大に繋がるし、「応援してみるか」という層も老若男女、出てくると思うけど。(そういえば、カープは未加入だね。(爆!))
そこで、問題になるのが現在の選手の高額年俸ですが・・・。
そういう選手の受け皿として、新たな新リーグを発足させます。
名付けて「ヨミウリーグ」(w)。
チームは4チーム。
「讀賣ジャイアンツ東日本」、「讀賣ジャイアンツ西日本」、「讀賣ジャイアンツ九州」、「讀賣ナベツネ−ズ」。
こうすれば、いつも「ジャイアンツ」は勝つし、「讀賣嫌い」はJリーグを応援すれば良い。讀賣ファン、アンチ讀賣も大満足です。
そうすると、Jリーグのレベルの低下が懸念されますが、「ヨミウリーグ」への「トレードマネー」でメジャーリーガーでも、トリプルAレベルの選手を獲得するから大丈夫。カープみたいにカリブ諸国の有能な人材を育てメジャーへ売り込めば経営も安泰。
あながち非現実的じゃないと思うのですが、如何でしょう?
まぁ、「讀賣」色の無い球界があれば、イイだけなんですけどね。
《39th GIMMICK:NHKしか観ない季節》
さて、いよいよあと2週間に迫ったアテネオリンピック。最近はどのニュース番組でも↓と並んで触れられる事が多くなりました。どのチャンネルを回しても、メダルの数の皮算用していますが・・・そんな事どうでも良いのですけどね。別に日本人ではなくても感動は与えてくれるし、世界最高峰の“業”は肌の色、言葉を超越して美しいモノです。
だから、私はこの季節、天下の公共放送NHKしか見ない。地上波はともかく、BSなら、射撃も飛び込みも、ウエイトリフティングもハンドボールもやってくれるし。こういう「マイナー」な競技を観ると、「やっぱりオリンピックだな〜」と思えます。野球やサッカー、バレーボールなんてのはいつでも見られるし、半ば「芸能人」のような選手を今更観てもねぇ。
個人的には、ウエイトリフティングとボートをじっくり見たいんだけど、今回は何分くらい放映してくれるのでしょうか?期待したい所です。
《40th GIMMICK:A Cowboy from hell has gone to heaven.》
ちょっと、自宅のCD箱をひっくり返して・・・もう、14年も経つんだね。まだ、就職前で塾講師のバイトをやっていた頃だ。勿論、インディーの頃から定評があったし、実際ビニール盤も持っていた。でも、「あの時」の衝撃は・・・。死ぬほど聴きまくったな。ミドル・レンジを思いっきり削って、「音ヤセ」限界までゲインを上げたサウンド。それでいて、「芯」はしっかり残っていた、“Cowboys from hell”。確かに、より技巧的で速いヤツもいるが、あそこまでこのフィールドでタレント、センスを感じさせたのは、後にも先にもちょっといない。最新作も勿論、発売日に買った。曲云々言う以前に、彼のトーンに触れたかったから。漸くこれから円熟していく時だったのに・・・。

ジョン・レノンが凶弾に倒れて24年も経つのだから、これからも変わらないだろう。
「『銃』が悪いのではなく、それを扱う『人間』が悪い」という屁理屈をまたもや支持したCrazyな国家だからこそ、誤解を恐れず敢えて言わせて貰う。

「何故、彼である必要が有ったのか?」

もう、新しいトーン、才能、センスに触れる事は出来ない。
もう、Washburnの“Stealth”から音が出る事はない。

あれだけ攻撃的、衝動的なサウンドなのに、悲しくて涙が止まらない。

“ダイムバッグ”・ダレル・ランス・アボット、享年38歳。
Rest In Piece

何で、彼なの?
《41st GIMMICK:カイジ》
読みましたよ、黙示録と破戒録。
圧倒的に凄かった。面白かった。

「遠藤さん・・・・・・!」

「ぐっ・・・・!」

「わかれよっ・・・・・・!わかってくれよ・・・・・・!」
「迷ったら・・・・・・・・望みだろ・・・・・・!」

「望みに進むのが気持ちのいい人生ってもんだろっ・・・・・・!仮に地の底に沈もうともだっ・・・・!」
(カイジ破戒録 第111話「誓約」より抜粋)

凄い勇気を貰いました。

「オレの未来を塞ぎ続けてきた・・・・この鬼峰を・・・今年こそ・・・越えるっ・・・・!」

ロデヲ、ありがとう。(藁)
《42nd GIMMICK:原点回帰〜ジャパメタ・ナイト》
今日は、拙サイトの住人(?)EX.WOLFさん参加のJill's Projectの「レコ発記念ライブ」ということで、目黒「ライブ・ステーション」まで行ってきましたよ。
「今迄」とは明らかに違う、有る意味非常に「懐かしい」客層。
個人的には、「CD1枚分のマテリアルでワンマン?」と、色々な意味で、少々不安だったのですが、ハコは満員。
開演時間を10分ほど過ぎて、暗転。、アルバム・タイトルトラック「Last Contract」のSEが流れ、終了と共に、「Reach out for something」でスタート。
流石に、「バンド」ではなく、「Project」の初ライブということで、各メンバー、少々緊張気味だったようですが、そこは、歴戦のミュージシャン。踏んできた修羅場の数が違います。Project発起人の岡垣さんも余裕のKey捌き。ギターの“Burny”日下部さんのプレイにも熱が入ります。というか、上手過ぎ。皆さん「先生」を職業としているだけあって、プレイの安定度がもはや「Project」の範疇を超えています。シャッフルやリズム隊泣かせの楽曲が多い中、「パチスロ先生」(藁)EX.WOLFさんも大奮闘。
「ゲスト・タイム」には、ジミヘン「Little Wing」やパープルの「Hush」といった往年の名曲が飛び出し、自分の「原点」を想い出しました。
アンコールでは、新曲を披露。これが、また私好みの曲だったり・・・サントラ、買いますか。
ラストもやっぱりシャッフル(藁)、「Black Night」。
ゲストのサラリーマン風情(汗;の元Presenceの西川さんの熱唱で大いに盛り上がったエンディング。

終わってみれば、別段目立ったソロ・パートも無いのに、2時間以上のセット。当初の不安は全くの杞憂に終わり、ベテランの底力を再確認したライブでした。

80年代「L.A.メタル〜スラッシュ」、「90年代グランジ〜オルタナ〜ネオクラ〜スピメロ」も良いですが、70年代「様式美」、「ベテランのノスタルジック」を超えた「普遍性」を顧みるのも決して無駄な事では無いと思いますが、若い皆さんは、如何でしょう。

「原点回帰」、スロだって、やっぱり出目とリール制御という「様式美」が・・・。(結局は、ソレかい!藁)
《43rd GIMMICK:久々のノーギミ》
>歴史的にどうであれ、少なくとも彼らは
直接的に痛んだ訳じゃない。どこかの知事じゃないが、「民度が低い」に禿同。>心配しなくても閣僚の参拝はあと30年も経てば確実になくなりますから。>すっかり聞かなくなった、ライブドアvsフジサンケイ(と敢えて言う)。結局、「企業価値とは何か」という定義をしっかりしないままに終わってしまった。株価、純資産総額、当期純利益、キャッシュフロー・・・色々あるが論点を明確にしない議論は生産性ゼロということだけは教えてくれたような気がする。>ボウリング〜宴会、ゴルフに慰安旅行・・・犠牲者遺族の憤りは解らないでもないが、それを言ってしまえば、警察官、消防士は非番の日に自宅待機しかできなくなってしまう。極論だけど。ただ、少なくとも言える事は、救出作業で最も障害だったのは、現場上空を飛び交う無数の報道用ヘリが撒き散らす爆音だったという事実だけだ。マスコミとは、かくも一方的なものである。公共性・公益性など、彼らが考える10兆分の1もない。>「がんばれ新潟」のポスターの横に「MAX大震祭 マグニチュード4・5・6」イベントポスターを掲示する地元「キャプ店」の無思慮さ加減、程度の低さに卒倒。これだから、いつまで経って5流業界呼ばわりされるんだよ。>そんなこんなで自宅隣、「元プレステ」、リニュしてなかなかやる気があるようだが・・・山佐の機械がフブの3台だけなんですけど。(藁)>競泳の日本選手権、各選手のプロ意識にビックリ。古橋廣之進って意外にリベラルなのかもしれない。>で、長谷川穂積選手、圧倒的な練習量に裏打ちされたスピードと冷静さに感服。千里馬さんは、素晴らしい選手を育てましたね。>「タイトルマッチはカネで買えるんです」と申し上げた高山選手、真価が問われるのは次戦以降かと。>やっぱり、ジェームズ・トニーは天才。
《44th GIMMICK:「ヘビメタさん」》
既に、メタル・ファンの中では話題になっている“テレビ史上初・ヘビメタ専門バラエティー”「ヘビメタさん」(テレビ東京:毎週火曜25:00〜)が面白い。何が面白いって、「メタルを解っている連中」が確信犯的に「ヘビメタ」と一刀両断的に言い放ってしまっている潔さが素晴らしい。「B!」誌にややもすると読み取れるある種の「マニアの為だけの閉塞感」が全く以って皆無。テレビの持つ大衆性を非常に上手く使っていて、新鮮味すら感じさせます。MCに熊田曜子を起用した点も◎。(汗;硬軟取り混ぜたゲストも「バラエティ」を意識したものだろうが、当初の目論見には無かったであろう、マーティ・フリードマン(ex.Megadeth)の起用が、この番組の「芯」を支えていますね。「メタル魂 in Japan」で繰り出されるマーティの音楽性、「引き出し」の多彩さに感服。流石、メガバンドのリード・ギターを10年張っていただけあります。随所に光る彼の流暢な日本語の妙味も、良いスパイスになっています。その他、「エアメタル」、「鋼鉄カラオケ」、「リフ番長決定戦」など見所満載DEATH!メタル・ファンもそうでない方も是非!

しかし・・・第5回放送分、若き日のマーティが弾きまくる「Hanger 18」のPV紹介の後、感想を聞かれた熊田曜子・・・。
熊曜:「・・・こうやって見せてもらうと、多分、今迄凄い失礼な事をいっぱい言ってきたんだろうと・・・」(場内笑)
鮎貝健(MC):「じゃあ、改めて聞くんだけど、この人とエディ(・ヴァン・ヘイレン)どっちが好き?」
熊曜:(間髪入れず)
「やっぱエディ!」(藁)
マーティ、頑張れ・・・。

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