歩いていると都市の仕掛けたチープなトラップにいとも簡単にひっかかってしまう。こちらから隙を見計らってまんまんと盗み取ろうとしたはずが…、見事に裏をかかれていることに気づく。

 なかなか素性をあかさない、ネタを見せない都市の掌中で弄ばれるように右往左往してしまう。

 チープなトラップを飛び越えて"したり顔"で渡りきるよりはその仕掛けにまんまんとはまりながら歩くことも一つの方法である。もしかすると気づかすに見落としてきたトラップの方が多かったのかもしれない…。

 「それはそれは、希少な心がけですね…。それではつぎなるトラップをお楽しみ下さい。」と見つめられてしまった。
 しまった…。またしてもまんまと術中にはまってしまったような気がする。


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