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日本語の意味として考えると、「妨害」と「干渉」ではあまり差がありません。ここでは本来の意味に拘らず、このページの用法として「妨害」と「干渉」を定義します。
収支=与えた損害÷敵プレイヤー数-支出+収入
収支計算の式において
収入が0のものが「妨害」
収入が1以上のものが「干渉」
です。
収支の評価を上げる為には、与えた損害を高めることも必要ですが、収入部分を伸ばした方が効率が良いと言えます。これはプレイヤーの人数に左右されないためです。4人対戦の場合では、収支評価の基本は収入であり、与えた損害はあまり影響を及ぼしません。そこで、相手に損害を与えつつも、自分が伸びる余地を持つ行動の方が、単純に相手にデメリットを与える行動よりも、はるかに効果的なはずです。本サイトでは、これを「干渉」と呼び、「妨害」と区別します。では、効果的な「妨害」や「干渉」には、どういったものがあるのでしょうか?
レベル5の土地に【コメット】を使う(収支は280)
相手が護符を100枚持っているときに【コラプション】を使う(収支は243)
上のような妨害であれば、きちんと効果が見込めるため、【マナ】や【フェーム】と比較しても遜色ありません。このような状況にも関わらず使わないのであれば、そもそもそのカードをブックに入れる必要性は皆無でしょう。もっとも、妨害に値しない程に順位が低い相手であったり、特殊な条件があればこの限りではありませんが。
ただし、これらのカードを使う状況は限定されるため、ブックに入れて必ず役に立つ保証はありません。しばしば「保険」と称されますが、まさしく現実の保険と同じです。保険が役に立つような状況というのは、あまり好ましい状況ではなく、本来は保険に頼らないでやり過ごすのが最善のはずです。
もし、効果が見込めない状況でこれらのカードを引いてきた場合には、次のような対処方法があります。
「効果が見込めない状況=相手の行動を抑制している」と言えます。例えば、【コメット】なら安易にレベル5の領地を作らせませんし、【コラプション】であれば大量の護符を持ち歩かせません。これらのスペルは1回の威力が大きいので相手の行動を制限する効果があるからです。その意味では機会の妨害としての側面を持っています。こうした手札に持っているだけで相手の行動に影響を与えることを保持効果と呼びます。妨害スペルは必ずしも使う必要は無いのです。
一見、冗談のようですが有効な手段です。生贄にするカードは何でも構わないのですから、使う当ての無いカードを選ぶのは当然でしょう。【アーマードラゴン】や【リフュージ】、【スパルトイ】などはブックに組み込みやすいと思われます。あまり多くしてしまうとブックが破綻するので程々に。
極端な場合を除き「引いたら即打ち」ぐらいの感覚で使ってしまいます。手札に温存するのとは異なり、実際に使っているので相手は警戒を強めます。「何枚入っているのか」「今後も使うのか」と疑心暗鬼になるので、相手のプレイングは非常に難しくなるでしょう。ただし、こちらも相応のコストを払わねばなりませんし、同様にシビアなプレイングを要求されます。相手に無視されて自由に行動されると対処方法が無いことも。ブック構築段階で練りこむ必要があるので、初心者にはお薦めできません。
以上のような妨害カードの扱い方を考えると、【地形変化スペル】や【テレキネシス】による連鎖切断がいかに強力か、お分かりになると思います。通常は自分にプラスに働くように使え、いざとなれば妨害カードとしても効果を発揮する、という使い勝手の良さがこれらのカードの魅力です。
ドレインマジック
単体瞬間スペル コスト:80 レアリティ:S
使用者は、対象敵セプターから、そのセプターの持つ魔力の30%を奪う
【ペイン】や【アイボリーアイドル】など、現魔力への妨害手段は複数ありますが、干渉手段は【ドレインマジック】と【ランドドレイン】以外に存在しません。クリーチャーによる現魔力への干渉は成功率が低く、対象も選びにくいため、使用機会が最も安定するのが【ドレインマジック】でしょう。また、【ランドドレイン】は【ドレインマジック】の機能時間帯が限られる「広いマップ」で真価を発揮します。
対象の魔力 | 400 | 600 | 800 | 1000 |
2人対戦 | 160 | 280 | 400 | 520 |
3人対戦 | 100 | 190 | 280 | 370 |
4人対戦 | 80 | 160 | 240 | 320 |
4人対戦時でも、相手の魔力が600以上のときに使用すれば、3周目の【マナ】以上の効果が見込めます。600ぐらいであれば、周回ボーナス直後や通行料収入により簡単に貯まりますから、使用機会も多いでしょう。相手が800G以上持っていれば、レベル3での【フェーム】を上回ります。機能するのは中盤以降ですが、このカード1枚でゲームの展開を引っくり返すことは難しく、切り札としては機能しません。
【ドレインマジック】は魔力干渉以外の使い方以外にも、相手に圧力をかけ土地や護符に魔力を使わせて、全員の手持ち魔力を低く抑える働きがあります。【ドレインマジック】を3、4枚入れることでこの環境を作り出すことが出来ます。この場合、土地に投資した魔力を侵略で回収したり、【コラプション】などを仕込んでおいたりと、一工夫が必要です。採用する枚数によって働き方が違ってくるカードと言えます。通常は1、2枚を牽制用に採用するのが妥当でしょう。
対象の領地数(奪取魔力) | 4(80) | 6(120) | 8(160) | 10(200) |
2人対戦 | 100 | 160 | 220 | 280 |
3人対戦 | 87 | 140 | 193 | 247 |
4人対戦 | 80 | 130 | 180 | 230 |
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