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先のリーグ戦でのまだらの紐の分析をしようと思います。今回はちょっと違うことを意識したので、その辺も合わせて解説します。
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素材協力:Zaji&Hojiの空中庭園様 |
土地数 | 周回距離 | 周回R数 | 周回・砦ボーナス | 1歩の価値 | 1ダイスの価値 | 40Rまでの獲得魔力 | |
コロッセウム2 | 32 | 28 | 7 | 600 | 21.4 | 85.7 | 3428 |
まだらの紐 | 28 | 24 | 6 | 600 | 25.0 | 100.0 | 4000 |
コロッセウム2と比較しても獲得魔力が大きく、【パーミッション】が採用されやすいマップ形状のため、【トレスパス】が強いです。そのため、過剰に入ってくる魔力をどのように運用するのかが勝負の肝となります。素直に土地のレベルアップを行うのか、高コストのクリーチャーを多く展開するのか、スペルを重視するのか、様々な選択肢が存在します。
また、分岐が多いため、高額領地は回避しやすいのにも関わらず、落とせる土地にはほぼ確実に踏み込むことができます。自分が相手のレベル4、レベル5を落としたとしても、第三者から侵略されて奪われるケースが多く、無暗に侵略するのは好ましくありません。
なお、1人当たりの土地数は7と標準的なため、ランドトランス戦術も有効な選択肢です。ただ、ラントラそのものはあくまで魔力獲得のための一手段に過ぎないため、通常行われる回数(レベル4を1回、レベル5を1回)よりも、減らすことも可能です。
次にメインとなるカードについて解説します。
またもや最有力候補の収入スペルです。ちなみに、【トレスパス】がどの程度強いかを表すのに、「周回ボーナスの平均値」を「平均周回ラウンド数」で割ったトレスパス指数なるものを計算しています。コロッセウム2は「57」でしたが、まだらの紐は「67」なので、コロッセウム2よりもまだらの紐の方が、【トレスパス】が強いと言えます。
【トレスパス】で容易にレベルアップが可能なので、【フェーム】の機能時間帯を早くすることができます。
分岐が多いため、目的とする属性の分岐を優先して周回することができます。ただ、属性が被った時には高額領地を踏みこむ危険性も高くなり、何らかの対策は必要です。【地形変化系スペル】も頻繁に使えるので、そこまでして連鎖を伸ばす必要は無いかも知れません。もちろん、強いのは事実ですので、2~3枚は採用したいです。
魔力が過剰に入ってくるので、地変も気兼ねなく使えます。達成アクションを止めたり、侵略したりと使い道は豊富なので、3枚以上は入れたいです。
【トレスパス】が強いので、【ドレインマジック】も効果を発揮しやすいのですが、魔力を吸ったとしてもまた【トレスパス】で魔力が入ってくるので、このマップでは対策手段としては今ひとつの印象を受けます。
高額領地を狙って落とせるスペルの一つです。特殊能力で守るタイプのクリーチャーは総じてHPが低く、【パラライザー】に弱いです。増資を躊躇わせるので遅延効果も期待できます。対策手段としてはHPの高いクリーチャーを配置すれば問題ありません。
Creature | 19 | Item | 5 | Spell | 26 |
アーマードラゴン | 2 | ザ ハンド | 1 | アップヒーバル | 3 |
リビングミラー | 2 | フュージョン | 2 | エグザイル | 1 |
アベンジャー | 4 | ロングボウ | 2 | セフト | 2 |
ガスクラウド | 3 | トレスパス | 4 | ||
ケットシー | 2 | ドレインマジック | 1 | ||
トケビ | 1 | パーミッション | 2 | ||
バーナックル | 2 | フェーム | 3 | ||
バーバリアン | 1 | ヘイスト | 3 | ||
バロウワイト | 2 | ホープ | 3 | ||
ホーリーワード8 | 2 | ||||
リンカネーション | 2 |
高額領地が林立しやすいので【バロウワイト】を採用しています。ただし、ほとんどのケースでは【カウンターアムル】を持たれると機能しないため、【フュージョン】でこれを補うような形にしました。【グレムリントゥース】でも同じようなことができるのですが、逆に言うと【グレムリントゥース】を使わねばならず、カードの枚数から言えばマイナスになってしまいます。これが【フュージョン】なら、相手は【カウンターアムル】よりも【リビングミラー】を使わなければなりません(ミラーを使えば、確実に領地を守れるため)。つまり、【グレムリントゥース】と比較したときに、相手にアイテムの使用を強要させるという点で、カードリソースの差において【フュージョン】の方が優れていると言えます。
サーガになってから、【リビングミラー】の登場で【フュージョン】はあまり使われなくなってしまいました。しかし、直接攻撃が強力なクリーチャーと組み合わせることでアイテムの2択を強要することができます。これは侵略を考えるときには重要なことです。侵略ブックでは、アイテム枠を多く取り【クラッシャー】などでアイテムを削るようなスタイルを取ります。これは「アイテムカードの供給量の差でクリーチャー戦闘を押し切り、レベル1土地を多く制圧する」ためです。要は物量作戦というわけですね。
しかし、アイテムの2択を迫れるようにすれば、相手がどういうアイテムを持っていても、確定で機能するとは言えないので、土地の安定度を極端に下げることができるのです。つまり「カード相性の差でアドバンテージを取る」ということになり、駆け引きが生まれます。
同様のことは【ボーパルソード】と【フュージョン】をどちらも手札に持ち歩くことでもできますが、逆言うと相手に2択を迫るために、自分も手札を圧迫しなければならず、本末転倒になってしまいます。クリーチャー単体の直接攻撃が強力(高ST、即死、呪い効果)であれば、【ボーパルソード】分のアイテム枠を圧縮できます。
同様のことを考えたブックがあるので、リンクを貼っておきます。「【ボルカニックドラゴン】にスクロール攻撃をさせ、アイテムで通常攻撃との2択を迫る」というコンセプトです。パラライザー耐性など、色々と調整不足なので、誰か完成させてください。
ブック名:恐龍症
試合結果については、宇宙一リーグオンライン第4節をご覧ください。
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