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制御

カルドセプト リボルト戦術論 6-2 属性石の運用

1 どの属性石を買うべきか

 シンプルに言えば「ブックの色が被った属性石を買うべき」の一言に尽きます。ブックの色の土地を確保して、その色を地変・レベルアップすれば属性石の価値は上がります。そして、レベルアップする人数が多ければ多いほど価値が上がりやすいのは自明の理です。
 基本的に自分のブックの色以外の属性石の価値は、購入することでしか上げられません。もちろん無理やり対象の土地を取って、色があっていない土地をレベルアップすることはできます。しかしリボルトでは、強力な侵略力を持つクリーチャーが多いことや、【ウォーロックディスク】の影響で、地形効果を得ていない土地のレベルを上げることには大きなリスクを伴います。こうした環境も、ブックの色と同じ属性石の価値をあげる追い風となっています。

2 属性石トランス

 宝石屋を通過する際に必ず意識するべきことは「属性石トランス」です。属性石は4種類の価格設定がなされており、手持ち魔力の調整が容易です。
 大量に宝石を買って即売り、属性石購入後土地をレベルアップして領地売却をする、など幅広い使い方ができます。宝石屋の手前まで来たら、自分のターンの終わりに宝石の価値やレベルアップ出来る土地などを確認し、属性石トランスができないか確認しておくと良いでしょう。

3 領地を少しずつレベルアップして価値を高める

領地を少しずつレベルアップする

 自分のブックと同じ属性の石を持っている場合には、基本的にレベルアップは少しずつした方が価値が高くなります。(この項では「段階的レベルアップ」と呼ぶこととします)
 例えば、レベル1→5とした場合は、属性石の価値は40G上がります。これをレベル1→2→3→4→5と(段階的レベルアップ)した場合には、属性石の価値は100G上がります。例えば、属性石を10個持っていたならば、これは600Gの差が生じます。
 レベルの上げ方によって多少の違いはありますが、シンプルに「こまめにレベルを上げたほうが属性石の価値の上がり幅が大きい」ことは覚えておきましょう。

不屈クリーチャーとダウン解除

 段階的レベルアップをするためには、好きなタイミングで領地指示を行えるようにすることが望ましいです。そのために、不屈クリーチャーをブックに複数枚採用することが、合理的なブック構築と言えます。
 また、【マジカルリープ】などでゲートに着地し、積極的にダウン解除したり、【リストア】や【ハイパーアクティブ】などのスペルを利用しても、同じようなことができます。

領地指示機会が逼迫する

 段階的レベルアップをするためには、複数回の領地指示機会が必要です。そのため、普段行っている「クリーチャーを配置する機会」、「自力地形変化する機会」、「侵略する機会」が逼迫してきます。
 特に侵略に関しては、土地のレベルがすぐに上がってくることも踏まえると、気軽にレベル1を踏んで侵略する機会が減ります。ブック構築段階から侵略をどの程度見込むかを考慮しなければなりません。ただし、侵略すること自体が無意味な訳ではないので「侵略することと少しづつレベルアップすること、どちらが得か」を判断する必要があります。

4 ランドトランス戦術への移行

 段階的レベルアップを行いつつ、周回を重ねると、ある程度の土地が取れ、連鎖を築くことができます。この段階に移行できれば、段階的レベルアップを行うよりも、ランドトランス戦術からの増資に踏み切った方が、目標魔力の達成に近づくでしょう。
 どのタイミングで行動方針を変更するかは検討する必要がありますが、4連鎖以上を作れているのなら、十分に可能でしょう。

5 達成のためのレベルアップ

 段階的レベルアップにより属性石は200G以上の価値になることも珍しくありません。属性が被ったならば、300Gも見えてくるでしょう。仮に属性石が200Gの場合、6個持っていれば1200Gとなり、レベル5を1つ作るだけの魔力が手に入ることになります。土地が安定しているのなら、さっさと売り払って、土地レベルを上げてしまいましょう。
 宝石屋はゲーム終盤に何度も立ち寄ることはできません。多くの場合、レベル5を作った後は、立ち寄ることはないでしょう。上のケースで属性石を10個持っているのなら、800G以上の魔力を抱えることになりますが、全て売り払うべきです。【ドレインマジック】などの危険性はありますが、レベル5を作っても目標魔力に届かない場合のために、レベル4を再増資するだけの魔力を抱えておくことは必要なことです。
 属性石はあくまでも手段であり、肝心なのは誰よりも早く目標魔力を達成し、ゲートへ向かうことです。

6 属性石の弱点=価値上昇に時間がかかる

 前述の通り属性石の価値は上がりやすいものですが、それには時間がかかります。レベルを少しづつあげるのにも複数の領地指示機会が必要ですし、基本的に地形変化も1ターンに1~2回しかできません。属性石の価値はじわじわと上がるものなのです。
 1ターンでの最大上げ幅は(【ホームグラウンド】や【フラットランド】等のレアケースを除くと)レベル2→5、あるいはレベル3→5にした時の60Gです。該当属性の属性石を10個持っていると600G分得することになりますが、達成の決め手にするには弱い数字です。
 前作までの護符の爆発力を引きずっていると、この弱点を見落としがちです。護符は50枚買って3連鎖のレベル5を作ると1300G程度も価値が上がり、強力な達成の決め手として扱うことができました。護符と比較すると、属性石は1ターンで素早く価値を上げて一気に達成を目指すような使い方は難しくなっています。ブックと色の合っていない連鎖を組んでそこの護符を買ってレベルアップする、という前作までは有効だったテクニックも時間がかかりすぎて実行は難しくなっています。