ゴールドグース
道具アイテム コスト:0 レアリティ:N
使用クリーチャーが破壊されると使用者にMHP×10Gを与える
アイテムの中では異色の存在であるゴールドグース。一般的に戦闘ではクリーチャーの生存が優先されますが、ゴールドグースはそれを逆手にとります。ここではそんなゴールドグースの特徴を明らかにします。
大量の魔力を獲得
ゴールドグースにより瞬間的に得られる魔力は非常に大きいです。クリーチャーの平均HPを40とすると、1回で400Gもの魔力を得ることになります。これは
周回ボーナスに匹敵する魔力です。序盤にこれだけの魔力を得られれば圧倒的な優位に立てるでしょう。特に聖堂のあるマップでは価値の低い間に護符を大量に購入できるため、試合の主導権を握る事すら可能です。
これを考えると、下手に相手の領地に侵略して、ゴールドグースを使われるのは避けたいところです。よって
低レベル領地戦闘を抑止する効果があります。追加的な特徴として、スペルターン、クリーチャーターンなどの使用機会資源を消費しないことが挙げられます。相手のクリーチャーターンを利用して魔力を得るため、自分のターンで「ホーリーワードXで移動し、領地のレベルをアップする」といったプレイングが可能です。
クリーチャーとの組み合わせ
自分の領地を失う事を考えると、拠点で使っても嬉しくありません。なるべくレベルの低い領地――レベル1の領地で使うべきでしょう。また、ゴールドグースを使うならHPの高いクリーチャーが良いです。
ここで問題があります。レベル1領地で破壊されにくい(スチームギアに対抗できる)クリーチャーを使っていてはゴールドグースを使う機会が発生しません。そうかと言って、レベル1領地で排除されやすいクリーチャーを使えば、今度は土地が不安定になってしまいます。
そこで、レベル1の土地に配置されやすく、そこそこは土地を守れるがレベルを上げる予定の無いクリーチャーが要求されます。この要件に合うのが無属性クリーチャーです。結局、低コストながらHPもSTも高い
スチームギアが有効である、という結論になります。
これとは逆に、敵の領地に止まった際にクリーチャーに特攻してグースを使うならば、専用のクリーチャーが必要です。これは、スチームギアのHPが高いので、反撃で倒されにくいためです。
ゴーレム、
ビジョン、
アルマジロ、
コーンフォークなどは、スチームギアと比較して倒されやすく有効です。
投入枚数と手札の消耗
ゴールドグースを何枚ブックに投入するのか?これはよく考えなければなりません。序盤から確実に使うのであれば最低でも2枚――できれば3枚以上は欲しいです。これはカードをどのタイミングで引いてくるか分からない上に、常に有効に機能するとは言えないからです。ホーリーワードXのように使用機会を選ばないカードもありますが、ゴールドグースが機能するのは中盤までです。2枚程度では、終盤まで引かない可能性も十分に考えられます。この
機能率の低さは常に意識する必要があります。
一方で、終盤にゴールドグースを引いた場合のことも考える必要があります。敵領地に突っ込むなら上記のクリーチャーが良いでしょう。これらを採用しないのであれば、生贄に使うのも一つの方法です。個人的にお薦めなのがスパルトイです。スパルトイは使用機会を選ばない上に、スケルトンそのものも排除されやすく、ゴールドグースの機能率を高めてくれます。
また、当然ながらクリーチャーとアイテムと、最低でも2枚のカードを消費するので手札の消耗には気を付けなければなりません。ドロースペル等で調整するのが良いでしょう。
対策
ゴールドグースを持った特攻を防ぐためには、配置するクリーチャーのSTを無闇に上げてはいけません。カルドセプトでは強いことが有効とは限らないのです。
ワーボアは侵略時に力を発揮し、防御時はゴールドグースを防ぐ働きがあります。
スタンダードな方法としてはシャッター、グレムリンアムル、スティンクボトルで破壊する選択肢もあります。ドレインマジックで相手の魔力を吸い取るのも有効でしょう。
ややトリッキーな方法では、ルナティックヘアによる能力値置換があります。ルナティックヘアは相手のSTとMHPの数値を入れ替えてしまうため、相手のSTが0ならMHPを0にしてしまいます。これならばゴールドグースが事実上機能しません。ルナティックヘアはサキュバスリングとの即死コンボがあり、非常に低コストで圧力をかけられます。反面、成功条件は厳しい部分があるので注意が必要です。
他には、バサルトアイドルで能力を封じる方法もあります。バサルトアイドルは戦闘結果に多大な影響を与えるアイドルであり、状況によっては目の敵にされますが、使い方次第では自分のクリーチャーの戦闘力を一方的に高める事も可能です。ゴールドグースの使用が予想されるマップでは、選択肢の一つに上がるでしょう。